条件文を使用する

条件付きステートメントは、データセットに追加のカテゴリを作成できる数式です。条件が満たされると、新しいカテゴリは、データセット自体を変更せずにウィジェットに追加されます。
たとえば、定義した条件に従って特定の値のみを計算する場合は、条件付きステートメントを使用して、対象の値のみを含めることができます。条件文をいくつか使用して、基準を評価し、ウィジェットに関連する結果のみを表示できます。
注意: 条件付きステートメントは、測定値と集計値のみに対応し、数値が返されます。
IF
IF(Boolean_expression, <numeric expression 1>, <numeric expression 2>)

IF関数はブール式を評価します。式がtrueの場合、numeric expression 1が返されます。式がfalseの場合、numeric expression 2が返されます。

例:

IF(SUM([Total Printed Sheets]) < 10, 0, SUM([Total Printed Sheets]) )

入れ子になったIFステートメントもサポートされています。

例:

IF(SUM([Total Printed Impressions]) < 100, 1, (IF(SUM([Total Printed Impressions]) < 1000, 2, 3) ) )

isNull
ISNULL(<numeric expression>)

isNull関数は、式にデータが含まれていない場合はtrue、またはNullを返します。これは条件文の内部の状態として使用できます。

例:

IF(ISNULL(SUM([Total Printed Impressions])), 0, SUM([Total Printed Impressions]) )

CASE
CASE
WHEN Boolean_expression THEN <result_expression>
[ ... ]
[ ELSE <else_result_expression> ]
END

CASE関数はブール式を評価します。式がtrueの場合、対応するresult_expressionが返されます。一致するものが見つからない場合は、else_result_expressionが返されます。デフォルトが返されず、値が一致しない場合は、Nullが返されます。

例:

CASE
WHEN COUNT([Job ID]) < 100 THEN 1
WHEN COUNT([Job ID]) < 1000 THEN 2
ELSE 3
END