AFPへのデータ変換に関する機能/制約事項

バーコードサポート
変換では、バーコードに対応していません。
フォントサポート
希望する特性に最も一致するプロパティーでフォント索引にある最初のフォントが使用されます。圧縮または拡張されたフォントは通常、フォントストレッチプロパティーが選択された場合だけ使用されます。イタリック(italic)と斜字体(oblique)は、交換可能な同じフォントとして見なされて使用されます。

XML変換では、コードページ間での2バイト文字セット(DBCS)フォントの変換に対応しています。

XML変換では、コマンド行からOpenTypeフォントを処理できます。OpenTypeフォントについては、Using OpenType Fonts in an AFP System(G544-5876)を参照してください。

グラフィックサポート
以下のいずれかのAFPリソースにグラフィックデータを指定できます。
オーバーレイ
オーバーレイには、印刷時に可変データと合併できる、固定イメージデータ(線、網掛け、枠、ロゴなど)の集合があります。AFP出力ファイルは、リソースディレクトリーにあるオーバーレイの名前を参照します。オーバーレイは、出力ファイルに含まれずに、参照されるだけなので、XSL外部グラフィックフォーマット設定オブジェクトの中でイメージサイズを指定してください。例:
<fo:external-graphic src="overlay:corplogo" 
content-height="4in" content-width="2in"/>
ページセグメント
ページセグメントには、印刷時に可変データと合併できる、イメージデータ(バーコード、署名、ロゴ、または画像形式のアイコンなど)があります。AFP出力ファイルは、リソースディレクトリーにあるページセグメントの名前を参照します。ページセグメントは、出力ファイルに含まれずに、参照されるだけなので、XSL外部グラフィックフォーマット設定オブジェクトの中でイメージサイズを指定してください。例:
<fo:external-graphic src="pageseg:corpsign" content-height="4in
" content-width="2in"/>
IOCAオブジェクト
イメージオブジェクトコンテンツアーキテクチャー(IOCA)オブジェクトには、行や列に配置された一連の画素(ピクセル)と、ページ上のイメージが配置される具体的な場所があります。XML変換は、指定されたMO:DCA-Pファイルの最初のIOCAオブジェクトにアクセスし、AFP出力ファイルのインラインに配置します(MO:DCA-Pイメージデータだけサポート)。変換ではイメージから実際のサイズを取得するので、XSL外部グラフィックフォーマット設定オブジェクトの中にサイズの指定は不要です。外部グラフィックフォーマット設定オブジェクトを使用してサイズを指定すると、変換では、指定されたサイズにイメージをトリミングするか、または右下隅に空白を追加して、割り当てられたスペースの左上部分にイメージが表示されるようにします。以下にIOCAオブジェクトに指定したフォーマット設定オブジェクトの例を示します。
<fo:external-graphic src="myfile/image.afp"/>
MO:DCA-P 出力
変換の出力は、MO:DCA Interchange Set 1(IS/1)アーキテクチャーに準拠しています(Mixed Object Document Content Architecture Reference, SC31-6802参照)。