InfoPrint Select for Linuxをインストールしてアップグレードする
InfoPrint Select client for Linuxには、非LDAP InfoPrint Selectクライアントと、LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントの2つのバージョンがあります。LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントと非LDAP InfoPrint Selectクライアントは、別の.rpmパッケージに含まれています。LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントがジョブを実行依頼するには、LDAP認証が必要です。InfoPrint Selectクライアントからジョブ実行依頼を実行するには、LDAPサーバーの認証が必要です。InfoPrint SelectクライアントのLDAPバージョンをインストールする場合、(非LDAPバージョンをアンインストールして再インストールする場合を除き)非LDAPバージョンに切り替えることはできません。
PAM/SSO環境で非LDAP InfoPrint Selectクライアントを使用している場合、LDAP (PAM)/Active Directoryシステム認証セッションから取り込まれるLDAPユーザーは、InfoPrint Managerユーザー関連の属性に使用されます。
InfoPrint Selectクライアントをインストールする前に、システムに以下の前提条件がインストールされていることを確認してください。
- libatk-1.0.so.0
- libc.so.6
- libc.so.6(GLIBC_2.0)
- libc.so.6(GLIBC_2.1)
- libc.so.6(GLIBC_2.1.3)
- libc.so.6(GLIBC_2.2)
- libdl.so.2
- libgcc_s.so.1
- libgcc_s.so.1(GCC_3.0)
- libgdk_pixbuf-2.0.so.0
- libgdk-x11-2.0.so.0
- libglib-2.0.so.0
- libgmodule-2.0.so.0
- libgobject-2.0.so.0
- libgtk-x11-2.0.so.0
- liblber-2.4.so.2
- libldap-2.4.so.2
- libm.so.6
- libpango-1.0.so.0
- libpangox-1.0.so.0
- libpangoxft-1.0.so.0
- libpthread.so.0
- libpthread.so.0(GLIBC_2.0)
- libpthread.so.0(GLIBC_2.1)
- libpthread.so.0(GLIBC_2.1.1)
- librt.so.1
- libstdc++.so.6
- libstdc++.so.6(CXXABI_1.2)
- libstdc++.so.6(GLIBCPP_3.2)
InfoPrint Selectクライアントをインストールする
- ターミナルからの操作は、以下のとおりです。
-
- InfoPrint Manager: Common ClientsISOファイルからインストールするには、以下の操作を行います。
- InfoPrint Manager: Common ClientsISOファイルをマウントします。
- インストールするInfoPrint Selectクライアントのバージョンのインストーラーパッケージを一時的な場所にコピーします。例:
/tmp
- コマンドターミナルを開きます。
- 以下を入力して、非LDAP InfoPrint Selectクライアントパッケージをインストールします。
sudo rpm -i ipr-select-4.12.m-n.x86_64.rpm
または以下を入力して、LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントパッケージをインストールします。sudo rpm -i ipr-select-ldap-4.12.m-n.x86_64.rpm
ここで、m および n は、サービス更新レベルを表します。 - 非LDAP InfoPrint Selectクライアントをそれ以前のバージョンからアップグレードするには、次を実行します。
sudo rpm -U ipr-select-4.12.m-n.x86_64.rpm
LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントをそれ以前のバージョンからアップグレードするには、次を実行します。sudo rpm -U ipr-select-ldap-4.12.m-n.x86_64.rpm
ここで、mおよびnはサービス更新レベルを表します。
- Webからインストールする場合は、以下を行います。
- 非LDAP InfoPrint Selectクライアントパッケージ、またはLDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントパッケージをダウンロードします。
- 以下を入力して、非LDAP InfoPrint Selectクライアントパッケージをインストールします。
sudo rpm -i ipr-select-4.12.m-n.x86_64.rpm
または以下を入力して、LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントパッケージをインストールします。sudo rpm -i ipr-select-ldap-4.12.m-n.x86_64.rpm
ここで、m および n は、サービス更新レベルを表します。 - 非LDAP InfoPrint Selectクライアントをそれ以前のバージョンからアップグレードするには、次を実行します。
rpm -U ipr-select-4.12.m-n.x86_64.rpm
LDAPが使用可能なInfoPrint Selectクライアントをそれ以前のバージョンからアップグレードするには、次を実行します。rpm -U ipr-select-ldap-4.12.m-n.x86_64.rpm
ここで、mおよびnはサービス更新レベルを表します。
- InfoPrint Manager: Common ClientsISOファイルからインストールするには、以下の操作を行います。
これらの環境変数が反映されるには、非 LDAP Linux コマンド行クライアントで設定され、InfoPrint Select クライアントと共にインストールされる必要があります。インストールプロセスによって、環境変数を設定するための2つのシェル構成ファイル(ipr-cmd.csh
とipr-cmd.sh
)が/etc/profile.d
ディレクトリーに置かれます。これらのファイルを編集して、次の値を入力します。
- PDHOST
- InfoPrint Managerサーバーがあるホストの名前です。
- PD_SOCKET
- InfoPrint ManagerサーバーのポートのTCP/IPソケット番号です。デフォルトソケットは6874です。システムのセットアップ内容が特に異なっていない場合、またはホスト上で複数の InfoPrint Manager サーバーが稼働していない場合は、6874 を使用してください。
- PDPRINTER(オプション)
- 使用するInfoPrint Managerサーバーのデフォルト論理宛先です。コマンド行で論理宛先を指定しない場合は、コマンドはこの値を使用します。
- 重要:
- CUPS(Common Unix Printing System)Web インターフェースバージョン 1.1.x を使用する場合は、次のコマンドを使用して、手動で
/usr/lib/cups/backend/selpms
権限を 755 に設定します。chmod 755 /usr/lib/cups/backend/selpms
- KDE ライブラリーを使用する場合は、コンピューターに kdelibs 3.5.7 以降がインストールされていることを確認します。