pjldetectコマンドを使用する

SNMPに対応していないプリンターの場合は、pjldetect コマンドを使用すると、プリンターがPJL 言語に対応しているかを検出できます。この情報は、プリンターに対して、wait-for-job-completiontrue に設定する場合に有効です。

pjldetectコマンドの形式は次のとおりです。

pjldetect ip-address port
ここで、ip-addressは使用するプリンターのインターネットプロトコルアドレスであり、portはPCLとPostScript印刷ジョブでそのプリンターが使用するTCP/IP ポートです。HP、InfoPrint、Ricoh のプリンターの場合、このポートは通常 9100 です。プリンターへの接続が確立できなかったメッセージを受け取った場合は、そのプリンターの構成マニュアルを確認してTCP/IP ポートを見つけます。

pjldetectを実行する場合は、プリンターがオンで、エラー状態のないオンラインになっている必要があります。エラー状態では印刷できません。pjldetectが完了すると、使用しているプリンターが正確なジョブの完了をサポートしているかを示すメッセージを受け取ります。ジョブの完了サポートを検出しようとするときに、エラーが発生したことを示すメッセージを受け取った場合、そのプリンターがオンラインであり、使用可能で、別のアプリケーションで使用していないことを確認してください。そのプリンターが正確なジョブ完了をサポートしていないメッセージを受け取った場合、そのプリンターには wait-for-job-completiontrue に設定することはできません。

そのプリンターが正確なジョブの完了をサポートしているメッセージを受け取った場合は、そのプリンターモデルを/usr/lpp/pd/bin/pjlprtrs.cfgファイルに追加できます。

注意: 使用しているプリンターがPJLをサポートしていない場合は、pjldetectを実行すると、多くの場合、一部のデータが印刷されて、ページが排紙されます。