カスタムステップ(変換)オブジェクトを作成してデータを変換し、小さいファイルだけを印刷する

変換で、ジョブの処理を終了する場合と、戻りデータを印刷する場合があるときには、条件付き変換終了を作成できます。たとえば、一部の文書は変換して保管しますが、他の文書の印刷用に変換して戻すことがあります。変換のタスクが正常に完了してから印刷用データを戻していないときに示す戻りコードを定義できます。

以下の例では、受信されたJPEGジョブおよびTIFFジョブがシステムに入ると、実宛先によってpics2gif変換がアクティブにされます。ジョブは、GIFフォーマットに変換されてから、InfoPrint Managerの外部のアプリケーションによってインターネットにアップロードされます。変換されたGIFファイルが3 KB未満のときは、校正刷りプリンターで印刷するためにInfoPrint Managerに戻されます。インストール全体の経費節減のため、3 KBを超える変換済みGIFファイルは印刷されません。変換で変換済みファイルのサイズが確認され、ジョブが大きすぎて印刷できない場合は、戻りコード5が送信されます。

InfoPrint Manager Web アドミニストレーションインターフェースから条件付き終了変換としてデータストリーム変換オブジェクトを定義するには、以下の操作を行います。

  1. InfoPrint Manager Web アドミニストレーションインターフェースを使用し、InfoPrint Manager サーバーに接続します。
  2. 左側のオブジェクトパネルで、サーバータブをクリックします。
  3. メニューアイコン()をクリックし、カスタムステップ(変換)... を選択します。
  4. 右上の新規ボタンをクリックします。
  5. 新規カスタムステップの作成(変換)ダイアログで、次の図に示すフィールドに入力します。これらの値は、JPEGおよびTIFFの両方の入力データをGIF出力に変換して、変換が印刷のためにInfoPrint Managerに戻ることなく正常に完了した場合には、戻りコード5を戻す変換を作成します。
    変換オプションフィールドで、一連の置換変数を使用し、変換シーケンス用の特別オプションを提供できます。この例では、InfoPrint Managerサーバーがジョブを処理する実宛先の名前を渡すように、この変換オブジェクトは、標準入力(%i)と標準出力(%o)以外に%qフラグを使用します。

    [新規カスタムステップの作成(変換)]ダイアログ:条件付きで終了する変換を定義します

    [新規カスタムステップの作成(変換)]ダイアログ:Windowsサーバーで戻りコードを出して条件付きで終了する変換を定義します
  6. OKをクリックします。
    InfoPrint Managerは、名前フィールドで指定した名前で変換オブジェクトを保存します。この変換値を確認するには、サーバータブでメニューアイコン()をクリックし、カスタムステップ(変換)...オプションを選択します。