PSF/MVSとInfoPrint Manager for Linuxの両方の複数データセットサポートの説明

Download for z/OSで単一ユニットとしてジョブの複数のデータセットの印刷処理に対応するには、以下を実行します。

  • 特別のDownload for z/OSユーザー出口15プログラム(apsux15m)をMVSにインストールします。
  • AIXLinuxでオプションを使用してmvsprsdデーモンを始動します。

AFP Download Plusで単一ユニットとしてジョブの複数のデータセットの印刷処理に対応するには、以下を実行します。

  • AFP Download PlusをAPAR OA15317とともにインストールします。
  • 制御ステートメントデータセットのdataset-groupingパラメーターを「はい」に設定します。
  • Linux-n 1オプションを使用してmvsprsdデーモンを始動します。

Download for z/OSのPSF for で提供されているサンプルユーザー出口15プログラム(apsux15mz/OS)には、1つのパラメーターが追加され、このパラメーターによって、複数データセットジョブに属すデータセットが識別され、特定のデータセットがジョブの中の最初か、次か、最後のデータセットかが示されます。

-n 1オプションは、1つの子プロセスを作成することで、mvsprsdデーモンが正しい順序でデータセットを受信したことを確認します。複数の子プロセスが作成された場合は、Download for z/OSは、複数データセットの1つのジョブから複数のデータセットを同時に送信する場合があります。2番目のデータセットが最初のデータセットよりも短い場合は、最初のデータセットよりも前に受け取られて、印刷順序が乱れたり、最初のデータセットが印刷されていない状態になることがあります。

注意: Download for z/OSを使用して複数データセットサポートを有効に設定し、複数のMVS Download FSAの構成が必要な場合は、InfoPrint Managerサーバーにジョブを実行依頼している各Download FSAにmvsprsdデーモンが1つ必要です。この作業をしていない状態で、2つのDownload for z/OS FSAシステムが同時にジョブを送信すると、ジョブデータセットが混合し、エラーまたは誤った出力が生成される場合があります。この制限は、AFP Download Plusには適用されません。複数のAFP Download Plus FSAを複数データセットで使用可能にできます。また、複数のFSAで1つのmvsprsdデーモンを使用できます。