InfoPrint Manager が PSF DSS プリンターのリソースアクセスを提供する方法

InfoPrint Manager ではデフォルトで、すべてのリソース許可を -r--r--r-- に設定することにより、すべてのユーザーがリソースにアクセスできます。リソースにアクセスしようとするプログラムのインスタンスは、デフォルトユーザーの ID (ipm1)、または 1 次グループに設定されている sys グループの許可ユーザーの ID で作成されます。

PSF DSS プリンターは、ジョブを実行依頼したユーザーのユーザー ID を基にしてリソースアクセスを制限します。そのユーザーIDにはローカルIDを定義しておきます。 定義されていないと、InfoPrintは匿名リソースアクセス(リソースへのアクセスに最低限必要なアクセス許可-r--r--r--を要求する)を使用します。

ユーザー ID が以下の場合に、PSF DSS リソースのアクセスが認可されます。

  1. ローカル(ローカルファイル/etc/passwd内)に存在し、systemグループのメンバーである。
  2. そのリソースを所有している。
  3. グループ許可を使用してリソースにアクセスできる。
  4. グローバルアクセスが対象のリソースを許可しているためにそのリソースにアクセスできる。
上記のチェック項目のどれにも当てはまらない場合、そのユーザー ID はリソースにアクセスできず、リソースが見つからなかったことを示すエラーメッセージが InfoPrint Manager によって発行されます。