初期設定ファイル経由でフォント置換を指定する

ジョブがジョブに付属するインラインが含まれていないフォントやプリンターに常駐しないフォントを要求する場合があります。InfoPrint Managerがジョブが要求するフォントを検出できない場合は、ジョブが失敗することがあります。フォントがないためにジョブが失敗するのを避けるには、Courierフォントに置き換えるPostScriptコマンドを発行し、ジョブが確実に印刷を行うようにします。

このタスクを実行するには、以下の操作を行います。

  1. コマンド行から、InfoPrint Manager AIX または InfoPrint Manager for Linux サーバー上の /var/psf/ps2afp2 ディレクトリーにある UserInit ファイルにアクセスします。デフォルトの3160d.cfg PostScriptデーモン構成ファイル以外の構成ファイルを使用している場合は、どのデーモンが使用されているかを確認し、そのデーモンの初期設定ファイルを変更してください。
  2. 任意のエディターを使用し、ファイルを編集します。
  3. 以下をUserInitファイルに追加することで、欠落しているフォントがCourierフォントに置き換えられ、ジョブを印刷できるようにします。
    %!
    turnFontSubstitutionOn
    注意: ジョブでインラインではないフォントやプリンターに常駐していないフォントで印刷不可にする場合は、以下の変更をUserInitファイルに入力します。
    %!
    turnFontSubstitutionOff
  4. ファイルを保存して閉じます。

注意: InfoPrintでは、InfoPrint Manager AIXまたはInfoPrint Manager for Linuxサーバー上の/usr/lpp/psf/ps2afpディレクトリーに、サンプル(UserInitファイル、font.subs.onfont.subs.off)が用意されています。

デスクトップのテキストエディターを使用すると、font.subs.onまたはfont.subs.offファイルの名前を変更し、このUserInitファイルをインストールで使用できます。

ジョブと一緒にインラインに含まれていないか、プリンターに常駐していないフォントをジョブが要求した場合に、Courier フォントを置換せず、そのジョブが印刷されるようにするには、フォントを埋め込むか、フォントを RIP マシンで使用可能にする必要があります。必要なフォントが使用可能でない場合は、選択機構によって、必要なフォントに最もよく一致するフォントが検索されます。

次のデーモンを使用し、すべてのジョブに使用されるデーモン構成ファイルでpragmaをセットアップできます。

pragma pdf2psOptions=abortiffontmiss=yes