子ジョブをグループ化する

ホットフォルダー入力装置は、バッチ方式を使用するよう構成されている場合、子ジョブを生成できます。LPD 入力装置は、印刷コマンドで複数の入力ファイルを受け取ることができます。しかし、親サーバーがLinuxのLPD入力装置では、複数の子を持つ親ジョブは作成できません。結果として、入力ファイルごとに、1つの親ジョブと1つの子ジョブが作成されます。AFP サポート機能がインストールされている場合、Download 入力装置は、Download for z/OS および AFP Download Plus から受け取る複数データセットのジョブから子ジョブを作成するか、ジョブを単一のジョブにマージできます。
どちらの方法で作成された子ジョブも、互いに独立しており、特定の順序で処理されることはありません。これらのジョブを従属ジョブのグループとして扱うために、子ジョブがワークフローを通過するときに、それらを 1 つにまとめるワークフローおよび入力装置を構成できます。

この機能をサポートするため、RICOH ProcessDirector には WaitForGroupステップテンプレートが用意されています。

子ジョブをグループ化するには、次の手順に従います。

  1. ワークフロータブをクリックします。
  2. 子ワークフローとして使用するワークフローを作成または更新します。
  3. グループ内のジョブすべてを必要とする処理ステップがある場合 (ジョブのグループが手動による処理を必要としているなど) は、WaitForGroup ステップテンプレートに基づくステップを組み込んでください。このステップは、グループ内のすべてのジョブを必要とするステップの直前に置いてください。
    たとえば、この手順をPrintJobsステップの直前に配置します。RICOH ProcessDirectorは、 グループ内のすべてのジョブが前のステップを完了するまで、ジョブを次のステップに移動しません。必要に応じて、いくつでも WaitForGroup ステップを組み込むことができます。
  4. ワークフローを保存し、使用可能にします。
  5. メインタブをクリックします。
  6. 入力装置ポートレットで、このタスクに使用する入力装置の名前をクリックします。
  7. 左側にあるすべてのタブを表示をクリックして、ノートブックを完全に開きます。
  8. ワークフロープロパティーを ParentNoPrint に設定します。
  9. 子ワークフロープロパティーを、 WaitForGroup ステップテンプレートに基づくステップが組み込まれているワークフローに設定します。
  10. 実行依頼ステッププロパティーを SubmitInputFiles に設定します。
  11. 入力装置がホットフォルダー装置である場合は、バッチ方式プロパティーを なし以外の値に設定し、必要に応じて他のプロパティーにも値を設定します。
  12. 拡張域にあるパターンプロパティーの値が、ジョブの要件を満たしていることを確認してください。
  13. OKをクリックします。
    注意: 入力装置が使用可能で接続されている場合は、その入力装置を使用不可にして切断するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
  14. 入力装置を選択して使用可能をクリックし、次にもう一度その入力装置を選択して 接続をクリックします。
SubmitInputFiles のステップが子ジョブを作成するとき、プロセスグループ ID およびグループ内のジョブの位置を表す番号を割り当てます。特定のプロセスグループに属するすべてのジョブを表示するには、いずれかの子ジョブを選択し、アクション グループ グループの表示の順にクリックします。RICOH ProcessDirectorは、ジョブテーブルを更新して、選択したジョブと同じグループのメンバーであるすべてのジョブを表示します。このアクションは、従来のユーザーインターフェースの場合にのみ使用可能です。

グループ内の 1 つ以上のジョブに対して実行するアクションが選択されると、RICOH ProcessDirector は、他のファイルも同様にグループに組み込むよう指示します。

また、アクション グループ グループから除去でジョブをグループから除去し、アクション グループ グループに追加でジョブをグループに追加することもできます。このアクションは、従来のユーザーインターフェースの場合にのみ使用可能です。