JDF

バッチ方式がJDFの場合、ホットフォルダー入力装置またはSFTP入力装置は(ジョブチケットの内容に基づいて)1つまたは複数のファイルをグループとして実行依頼します。

ホットフォルダーまたはSFTP入力装置は、そのジョブを構成するすべてのファイルのリストが含まれているジョブチケットを検索します。ホットフォルダーまたはSFTP入力装置がジョブチケットを見つけたときは、そのチケットを読み取って全てのファイルを検索し、全てのファイルを見つけるとすぐにそれを単一のジョブとして実行依頼します。ジョブチケットで指定された順序にしたがって、各ファイルが印刷します。

ジョブチケットのファイル名は、JDF パターンプロパティーで指定されたパターンと一致する必要があります。デフォルトのパターンは、拡張子が .jdf のファイルと一致します。

ジョブチケットのファイルのリストは、たとえば次のようになります。

myfile1.pdf
myfile2.pdf
myfile3.pdf
another.pdf

また、ジョブチケットにはジョブのプロパティーを設定するための情報が含まれることがあります。

[JDF]バッチ方式を使用する場合、次のように入力装置プロパティーを設定します。

  • ワークフロー:ParentNoPrint
  • 子ワークフロー:ジョブの印刷ファイルに適したワークフローです。
  • 実行依頼ステップ:SubmitInputFiles
  • .zipファイルの作成:このプロパティーが はいの場合、 データパターンプロパティーに設定された値と一致するすべての入力ファイルが含まれるZIPファイルが生成され、1つのジョブとして実行依頼されます。この値が [いいえ]の場合、すべての入力ファイルが子ジョブとして実行依頼されます。ジョブチケットが異なる入力ファイルに対して別々の設定を指定していて、 .zip ファイルの作成プロパティーが はいの場合、ジョブチケットの最初の入力ファイル名に対する設定がすべての入力ファイルに使用されます。
  • JDFパターン:ジョブチケットのファイル名と部分的にでも一致するパターンです。

    HotFolderJDF 以外のすべての入力装置に対して、デフォルト値はヌルです。HotFolderJDF の場合、この値は正規表現 .*\jdf$ になります。

  • データパターン:印刷ファイルのファイル名と部分的にでも一致するパターンです。ホットフォルダーまたはSFTP入力装置の場合、デフォルト値は.*$の正規表現です。このパターンは、すべてのファイル名と一致します。