XML エレメントを文書プロパティーに変換するステップを追加する

ワークフローにApplyXSLTransformステップテンプレートに基づくステップを追加して、XMLエレメントとその属性をRICOH ProcessDirector文書プロパティーに変換できます。
文書プロパティーを操作するには、PDF Document Support機能またはAFP Support機能が必要です。
XML エレメントを文書プロパティーに変換するステップを追加するには、次の手順に従います。
  1. そのプロセスの入力になる XML ファイルを評価します。そのファイルに含まれる情報とその情報の編成について、理解していることを確認します。
    可能な場合は、その XML の提供者に XML Schema Definition (XSD) を要求します。
  2. RICOH ProcessDirector文書プロパティーの値を抽出するには、そのプロパティーの値を提供するXMLのエレメントと属性を識別します。
  3. XSLT ツール (Altova MapForce など) を使用して XSLT スタイルシートを作成します。
    XML エレメントは、プロパティー条件ファイルまたはその他のファイルの文書プロパティーに変換できます。
  4. ワークフロータブをクリックします。
  5. モデルとして使用するワークフローを右クリックし、コピーを選択します。
  6. ワークフローのコピーに名前を付け、必要なその他の値を入力または編集して、続行をクリックします。
  7. ワークフローに組み込まれているステップと、そこで設定されているデフォルト値を確認します。
  8. ワークフロー内の、XML エレメントを文書プロパティーに変換する場所を決定します。
    XML エレメントをプロパティー条件ファイルの文書プロパティーに変換する場合、そのファイルを使用するSetDocPropsFromConditionsステップの前に ApplyXSLTransformステップを配置します。
  9. ApplyXSLTransformステップをワークフローの適切な場所に追加し、ステッププロパティーの値を次のように設定します。
    • XML 入力ファイルプロパティーには、XML ファイルのディレクトリーパスと名前を指定します。
    • XSLT ファイルプロパティーには、そのステップのために定義した XSLT スタイルシートを指定します。
    • 出力ファイルプロパティーには、RICOH ProcessDirectorが作成するファイルのディレクトリーパスと名前を指定します。

      たとえば、RICOH ProcessDirectorがジョブのスプールディレクトリーにDocPropConditions.csvファイルを作成するとします。そのためには、${getFileName(DocPropConditions,csv,write)} と指定します。 SetDocPropsFromConditionsステップの プロパティー条件ファイルプロパティーには、${getFileName(DocPropConditions,csv,read)}と指定します。

  10. ワークフローを保存し、使用可能にします。