サービスポリシーをワークフローに関連付ける

サービスポリシーを、1つ以上のワークフローに関連付けることができます。サービスポリシーは、そのワークフローを使用するすべてのジョブの計画チェックポイントとSLA締め切りを計算します。ワークフローには、それぞれ1つのサービスポリシーを関連付けることができます。SLAデッドラインを使用したジョブのパフォーマンスを計測するには、ワークフローのSLAターゲットステップも特定する必要があります。

複数のサービスポリシーが1つのワークフローに適用される場合は、追加のワークフローの作成が必要になることがあります。例えば、2つのサービスポリシー(1つはクライアントABCからのジョブ用、もう1つはクライアントXYZからのジョブ用)を作成し、両方のクライアントでワークフローPDFを使用する場合は、別に PDFワークフローを作成します。このワークフローは、関連付けられたサービスポリシーを除き、同一のプロパティーを持つことができます。例えば、2つのワークフロー PDF.ABCPDF.XYZを指定できます。

ワークフローに関連付けられたサービスポリシーを変更すると、RICOH ProcessDirectorでは、新しいサービスポリシーを使用して、システムに到着する新しいジョブにチェックポイントおよび締め切りが設定されます。 再処理アクションを使用して最初のステップからジョブを再処理しない限り、既存のジョブに対して新しいサービスポリシーは使用されません。

非サービス期間を削除すると、その非サービス期間を使用してジョブが設定されている場合でも、すでにシステム内にあるジョブのチェックポイントおよび締切時刻は変更されません。チェックポイント時刻をリセットするには、ジョブを最初から再処理する必要があります。

ワークフローまたは許可ユーザーによってジョブの調整済み到着時刻プロパティーが変更されると、そのジョブのチェックポイントがRICOH ProcessDirectorによって再計算されます。サービスポリシーによって、次のように、チェックポイントおよび締め切りが変更される場合があります。

  • サービスポリシーでカットオフ調整方法が指定されており、開始時刻が、古い調整済み到着時刻より遅く、新しい調整済み到着時刻より早い場合は、古い調整済み到着時刻の日から、新しい調整済み到着時刻の日にチェックポイントが変更されます。
  • サービスポリシーでカットオフ調整方法が指定されており、開始時刻が、古い調整済み到着時刻と新しい調整済み到着時刻の両方より遅い場合は、チェックポイントは変更されません。
  • サービスポリシーが締め切り計算方法として 経過時間を指定している場合、調整された到着時刻からSLA締め切りが再計算されます。
  • サービスポリシーが締め切り計算方法として 特定の時間を指定している場合、SLA締め切りは再計算されません。

サービスポリシーをワークフローに関連付けるには、次の手順に従います。
  1. ワークフロータブをクリックします。
  2. オプション: ワークフローの名前を右クリックし、無効を選択します。
    編集中にワークフローを無効にしないと、このワークフローを使用するジョブは引き続きステップ内を進みます。保存するときに、ワークフローが一時的に無効になり、その後再度有効になります。ワークフローで処理されているジョブでエラーが発生する可能性があります。
  3. ワークフローの名前を右クリックし、プロパティーを選択します。
  4. サービスポリシープロパティーで、サービスポリシーを選択します。
  5. SLA目標ステッププロパティーで、SLAの最終目標を表すステップを選択します。
    例えば、SLAが特定の時刻までにジョブを印刷することに依存している場合、PrintJobsステップを選択します。SLAが、印刷された出力を挿入のために別の部門に納入することに依存している場合、DeliverToInserterという手動ステップを作成し、そのステップをSLA目標ステップとして選択できます。
  6. OKをクリックします。
  7. ワークフローを保存し、使用可能にします。