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TotalFlow Production Manager

TotalFlow Production Manager

1 RICOH TotalFlow Production Manager™

TotalFlow Production Managerにより、包括的なユーザーインターフェースによって印刷環境を一元的に管理できます。

このインフォメーションセンターには、TotalFlow Production Managerとその使い方についての学習に役立つトピックがあります。ほとんどの情報は、PDF形式とHTML形式の両方を用意しています。

注意: PDF版を新しいタブで開くには、下記のリストでPDFのリンクをクリックしてください。

HTML形式のトピックやPDFをこのタブで開くには、以下の操作を行います。

  • 目次から読みたいトピックを探し、タイトルをクリックします。
  • 下記のリストで、HTMLリンクをクリックしてください。

TotalFlow Production Managerには、以下の使用説明書とヘルプが用意されています。

  • セットアップガイド PDF HTML

  • ユーザーガイドPDF HTML

  • クイックスタートガイド PDF

  • ソフトウェアライセンス契約HTML

1.1 セットアップガイド

1.1.1 はじめに

1.1.1.1 おことわり

本製品の作動不良による損害、文書やデータの消失による損害、その他本製品および使用説明書の使用または使用不能により生じた損害については、法令上賠償責任が認められる場合を除き、当社は一切その責任を負えませんのであらかじめご了承ください。

大切な文書やデータは、コピー(複製)をとってください。お客様が操作をミスした場合は、あるいは本製品に異常が生じた場合は、文書やデータが消失することがあります。また、コンピューターウイルス、ワーム、その他の有害なソフトウエア等に対する予防措置は、お客様の責任で講じてください。

お客様が本製品を使用して作成した文書やデータを運用した結果について、当社は一切その責任を負えませんのであらかじめご了承ください。

1.1.1.2 本書についてのご注意

  • ソフトウェアの改良変更等により、本書のイラストや記載事項が一部異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。
  • 本書の一部または全部を無断で複写、複製、改変、引用、転載することはできません。

1.1.1.3 使用説明書とヘルプの紹介

本製品には、使用説明書・ヘルプが用意されています。
使用説明書

以下の種類の使用説明書があります。

  • セットアップガイド(冊子/PDF)

    本製品のセットアップ方法、起動方法を説明しています。

  • クイックスタートガイド(冊子)

    アプリケーションにログインする方法、基本的な設定方法、ユーザーガイドの印刷方法を説明しています。

  • ユーザーガイド(HTML/PDF)

    本製品の機能概要、基本的な操作方法を説明しています。

PDF形式の使用説明書をご覧になるには、Adobe Acrobat Reader/Adobe Readerが必要です。HTML形式の使用説明書はWebブラウザーでご覧になれます。

ヘルプ

多くの画面にあるヘルプには、特定のタスク設定に関する情報があります。本書では、このヘルプをフィールドヘルプと呼んでいます。

また、操作画面のヘルプメニューからHTML形式のユーザーガイドに直接アクセスできます。

1.1.1.4 使用説明書とヘルプの読みかた

1.1.1.4.1 正しくお使いいただくために

使用説明書には、製品の正しい使い方や使用上の注意について記載しています。ご使用の前に、使用説明書を最後までよくお読みの上、正しくお使いください。また、使用説明書は、すぐに利用できるように保管してください。

1.1.1.4.2 使用説明書とヘルプの利用方法

使用説明書とヘルプは、お使いになる目的に応じてご利用ください。
本製品のインストールと起動方法を知りたいとき
セットアップガイドをご覧ください。
RICOH TotalFlow Production Managerを開始するとき
クイックスタートガイドをご覧ください。
本製品の機能と基本操作について知りたいとき
ユーザーガイドをご覧ください。
画面上の設定を知りたいとき
画面上のフィールドヘルプをご覧ください。
使用説明書の表示方法(セットアップガイドとユーザーガイド)

以下の方法を使用し、使用説明書(HTML/PDF)を表示します。

HTML形式とPDF形式の使用説明書の内容は同じです。

  • HTML形式のユーザーガイドを表示するには、以下のいずれかを行います。
    • TotalFlow Production Managerの操作画面の右にあるヘルプボタン(ヘルプ)の ヘルプをクリックします。
    • TotalFlow Production Managerにログインしていない場合は、WebブラウザーにURLのhttp://hostname:15888/help/index.jspを入力します。TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターの名前はhostnameです。
    HTMLユーザーイド
  • PDF形式の使用説明書を表示するには、スタートをクリックし、 すべてのプログラムから RICOH TotalFlow Production Managerを選択し、 セットアップガイドまたは ユーザーガイドをクリックします。
PDFユーザーガイド
フィールドヘルプの表示方法
  • ページの操作画面の項目の上にカーソルを移動すると(クリックなし)、その項目のヘルプがフィールド内に表示されます。
    ジョブ移動のヘルプボタン
  • プロパティーのフィールドヘルプを表示するには、ヘルプをクリックします。フィールドヘルプで、ヘルプをクリックし、HTML形式のユーザーガイドに関連するページを表示します。
バルーンヘルプ

1.1.1.4.3 マークについて

本書で使われているマークには次のような意味があります。
重要:
機能をご利用になるときに留意していただきたい項目を記載しています。必ずお読みください。
注意:
機能についての補足項目、操作を誤ったときの対処方法などを記載しています。
角括弧はキー、メニュー、メニュー項目、ウィンドウ、フィールドラベル、設定、ボタンの名前を示します。また、コマンド名と新しい用語も示します。
{} 画面のメッセージと他の要素で、中括弧はプログラムによって固有の情報に置き換えられる変数を示します。
... 省略記号は続きがあることを示します。

1.1.1.5 商標

Adobe、Adobeロゴ、Acrobat、Adobe PDFロゴ、DistillerおよびReaderはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他すべての商標は、該当する所有者の財産です。本製品では、次のように著作権を表⽰しています。©Copyright 1984–2023 Adobe Systems Incorporated and its licensors. All rights reserved.

Eclipse OpenJ9の使用説明書は、次の著作権の対象です。Copyright © 2017, 2021 IBM Corp.

Enfocus PitStop ServerはEnfocus BVBAの商標です。EnfocusはEskoの子会社です。

Fieryは、Electronics for Imaging, Inc.の米国および他の国における商標です。EFIは、Electronics for Imaging, Inc.の米国および他の国における商標です。

Firefoxは、Mozilla Foundationの登録商標です。

Google、Chromeは、Google Inc.の商標です。

IBM、IBMロゴ、およびibm.comは、International Business Machines Corp.の商標または登録商標で、世界中の多くの国および地域で登録されています。その他の製品名およびサービス名は、IBMまたはその他の会社の商標である場合があります。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle およびその関連会社の登録商標です。

MarcomCentralおよびFusionProは、MarcomCentral®、株式会社リコーの登録商標です。

Microsoft、Windows、Windows Server、Microsoft Edgeは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Windowsオペレーティングシステムの正式名称は、以下のとおりです。

  • Windows 10
    • Microsoft® Windows 10 Pro
    • Microsoft® Windows 10 Enterprise
  • Windows 11:
    • Microsoft ®Windows 11 Pro
    • Microsoft® Windows 11 Enterprise
  • Windows Server 2016:
    • Microsoft®Windows Server® 2016 Standard
  • Windows Server 2019
    • Microsoft®Windows Server® 2019 Standard
    • Microsoft®Windows Server® 2019 Essentials
  • Windows Server 2022:
    • Microsoft®Windows Server® 2022 Standard
    • Microsoft®Windows Server® 2022Essentials

OpenJDKは、Oracle America, Inc.の商標です。Java and OpenJDK、Oracle Corporationおよび/またはその関連会社の商標または登録商標です。Copyright Oracle America, Inc.

PostgreSQL Database Management System(以前はPostgres、Postgres95として知られる)はCybertec – The PostgreSQL Database Companyの商標です。

RICOH TotalFlow Prepは、株式会社リコーの米国およびその他の国における商標です。

AppleおよびSafariは、米国その他の国々で登録されたApple, Inc.の商標です。

本製品の許可申請におけるライセンス管理は、以下の著作権に基づきます:

Sentinel® RMS
Copyright 1989–2022 Thales Group 
All rights reserved.

Sentinel® Caffe ™
Copyright 2008–2022 Thales Group
All rights reserved.

Sentinel® EMS
Copyright 2008–2022 Thales Group
All rights reserved.

その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。当社では、このような商標に関する一切の権利を否認します。

1.1.2 インストールの前に

1.1.2.1 RICOH TotalFlow Production Managerの概要

RICOH TotalFlow Production Managerを使用すると、単一のブラウザー操作画面から個別のIPアドレスやホスト名を持つ最大15台のプリンターで印刷処理を管理できます。TotalFlow Production Managerはサーバーとしてインストールされ、操作画面はクライアントとして動作します。

TotalFlow Production Managerでは、プリンターに割り当てたジョブや印刷ジョブを一元管理できます。ユーザーは受信中、処理中、完了済みジョブを追跡して印刷直前になるまでジョブチケットを編集できます。TotalFlow Production Managerを使用すると、簡単にジョブの印刷順序や出力プリンターを変更または再印刷できます。

TotalFlow Prepを使用すると、編集、面付け、ページ配置変更などの前処理タスクを実行できます。TotalFlow PrepTotalFlow Production Managerにジョブチケット付きのジョブを送信します。TotalFlow PrepTotalFlow Production Managerでシームレスに作業を行い、ジョブを作成し、前処理設定を適用して、最適なプリンターに送信します。

TotalFlow Production Managerは、ホットフォルダーを使用したジョブ送信にも対応しています。ファイル転送用LPDプロトコルを使用すると、別のシステムからジョブを送信できます。

プリンターへのネットワーク通信を使用すると、簡単にプリンターとジョブの状態を確認できます。

1.1.2.2 セットアップの前に

TotalFlow Production Managerの設定の流れと動作環境を説明します。

セットアップをはじめる前に、よくお読みください。

1.1.2.2.1 セットアップの流れ

TotalFlow Production Managerのセットアップは、以下の順序で行ってください。
手順1 動作環境を確認します。 コンピューターの要件
手順2 製品アップデートに使用するファイルをインストールする場合は、データをバックアップします。 データをバックアップする
新しいオペレーティングシステムに移行する場合は、移行の手順に従ってください。 新しいオペレーティングシステムに移行する
手順3 TotalFlow Production Managerをインストールします。 TotalFlow Production Manager をインストールする
手順4 LPDプロトコルを使用してTotalFlow Production Managerにジョブを送信する場合は、TotalFlow Production ManagerがインストールされているシステムでほかのLPDサーバーを無効にします。 LPDサーバーを無効にする
手順5 LPDプロトコルを使用してジョブを送信する場合は、LPRクライアントをインストールします。 LPRクライアントをインストールする
手順6 FTPを使用してTotalFlow Production Managerにジョブを送信する場合は、FTPサーバーをインストールして設定します。 . http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc771012(v=ws.10).aspx でMicrosoft TechNet LibraryのSet Up FTP in IIS 7トピックの指示に従います。
手順7 TotalFlow PM PDF Print Driverを使用してTotalFlow Production Managerにジョブを送信する場合は、TotalFlow PM PDF Print Driverをインストールして設定します。 TotalFlow PM PDF Print Driver をインストールして設定する
手順8 恒久ライセンスをインストールします。体験版ライセンスの有効期限が切れるまで、いつでもインストールできます。 恒久ライセンスをインストールする
手順9 Webブラウザーをインストールし、TotalFlow Production Managerにアクセスするシステムを設定します。 クライアントコンピューターを設定する
手順10 TotalFlow Production Manager にログインします。 TotalFlow Production Manager にログインする
手順11 TotalFlow Production Managerを設定します。 TotalFlow Production Manager を設定するTotalFlow Production ManagerクイックスタートガイドTotalFlow Production Managerユーザーガイドも参照してください。

1.1.2.2.2 コンピューターの要件

TotalFlow Production Managerをお使いいただくには、以下の環境が必要です。セットアップの前に確認してください。

TotalFlow Production Managerをインストールするコンピューターの動作環境は、以下のとおりです。

項目 詳細
コンピューター
  • CPU:2.5 GHzクアッドコア以上
  • メインメモリー8 GB
ハードディスク
  • システムドライブ: 10 GBの空き容量
  • プリンター(1~5台): 100 GBの空き容量
  • プリンター(6~15台): 200 GBの空き容量
    注意:
  1. TotalFlow Production Managerはハードディスクの空き容量を確認しないため、少ない容量でもTotalFlow Production Managerをインストールして起動できる場合があります。その場合は、ハードディスクが満杯になったときにWindowsまたはデータベースのエラーメッセージが表示されます。
  2. プリンターは個別のプリンターIPまたはホスト名です。
オペレーティングシステム(日本語版) 以下のいずれかが必要です。
  • Windows Server 2016 Standard(64ビット)
  • Windows Server 2019 Standard (64ビット)
  • Windows Server 2019 Essentials (64ビット)
  • Windows Server 2022 Standard(64ビット)
  • Windows 10 EnterpriseまたはProfessional (64ビット)
  • Windows 11 EnterpriseまたはProfessional (64ビット)
ファイルシステム NTFSまたはReFSを推奨
TCP/IPとUDPポート
  • TotalFlow Production Managerの操作画面: 15080、15009、15505、80
  • ユーザーガイドHTML形式: 15888
  • LPDサーバー: 515
  • FTPサーバー: 20、21
  • PDF/JDFおよびPostscript: 80、8010、9100、9101、9102、9103
  • SMTP: 25
  • Printer Connector: 15509, 15580, 15505
  • TotalFlow Prep: 17080
  • CommPoint: 55555
  • PitStopサーバー: 139、445
  • PostgreSQLデータベース: 55559
  • UDP: 523
ファイアウォールがポートをブロックする場合は、ポートを開いてください。これらのポートを例外として追加するには、使用しているファイアーウォールの使用説明書を参照してください。
Webブラウザー 以下のいずれかが必要です。
  • Mozilla Firefox 116(補足2参照)
  • Google Chrome 116(補足2参照)
  • Microsoft Edge
    注意:
  1. 特定のオペレーティングシステムで使用可能なブラウザーについては、クライアントコンピューターを設定するを参照してください。
  2. ブラウザーはTotalFlow Production Manager 4.3.7でテストされた最新バージョンですが、以降のバージョンも使用できます。

TotalFlow Production Managerにアクセスするコンピューターの環境は、以下のとおりです。

項目 詳細
オペレーティングシステム 以下のいずれかが必要です。
  • Windows Server 2016 Standard(64ビット)
  • Windows Server 2019 Standard (64ビット)
  • Windows Server 2019 Essentials (64ビット)
  • Windows Server 2022 Standard(64ビット)
  • Windows 10 EnterpriseまたはProfessional (32ビットまたは64ビット)
  • Windows 11 EnterpriseまたはProfessional (32ビットまたは64ビット)
  • OS X 10.11 El Capitan
  • macOS 10.12 Sierra
  • macOS 10.13 High Sierra
ディスプレイ 1280 × 800ピクセル以上、1,670万色以上
Webブラウザー 以下のいずれかが必要です。

Microsoft Windows OSの場合

  • Mozilla Firefox 116(補足2参照)
  • Google Chrome 116(補足2参照)
  • Microsoft Edge

対応言語
  • オランダ語
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • 日本語
  • スペイン語
    注意:
  1. 特定のオペレーティングシステムで使用可能なブラウザーについては、クライアントコンピューターを設定するを参照してください。
  2. ブラウザーはTotalFlow Production Manager 4.3.7でテストされた最新バージョンですが、以降のバージョンも使用できます。

1.1.3 インストール

1.1.3.1 データをバックアップする

aiwbackupプログラムを使用し、TotalFlow Production Manager設定のコピーをアーカイブしたり、データバックアップをするためのプログラムのアンインストールを許可したりできます。バックアップしたコピーを使用すると、設定をリストアできます。
    重要:
  • TotalFlow Production Managerのプログラムでバックアップしたデータは別のバージョンではリストアできません。
  • aiwbackupプログラムはTotalFlow Production Managerを自動で停止します。別のバックアッププログラムを使用する場合は、はじめにTotalFlow Production Managerを停止してください。
  • aiwbackupを使用してバックアップするデータをリストアするためにaiwrestoreを使用できます。またはTotalFlow Production Managerインストーラーのリストア手順に従ってください。

アンインストール処理中にデータバックアップを実行するには、データのバックアップダイアログウィンドウの はいをクリックしてから、データを保管するアーカイブ先とジョブを含めるかどうかを指定します。

コマンドラインからTotalFlow Production Managerデータをバックアップするには、以下の操作を行います。

  1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. 言語表示を最適化するには、フォントをMS ゴシック に設定します。
    1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
      ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
    2. コマンドラインアイコン()を右クリックし、 プロパティーをクリックします。
    3. フォントダイアログで、MS ゴシック を選択し、デフォルトのフォントを変更してから、 OKをクリックして新しい設定を保存します。
  3. 新しいコマンドプロンプトウィンドウを開きます。
    Windows Server 2008以降のWindowsバージョンで、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
  4. 目的に応じて、次のコマンドから1つ入力します。
    • システムデータ、制御ファイル、ジョブ、入力ファイル、ジョブファイル(スプールディレクトリーのジョブ情報があるファイルと入力ファイルのコピー)を保存するには、次のコマンドを入力します。
      installation_drive:\installation_folder\bin\aiwbackup.bat

      バックアップデータのデフォルトの保存先はインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipです。

    • ジョブやジョブファイル以外のシステムデータ、制御ファイルなどを保存するには、次のコマンドを入力します。
      installation_drive:\installation_folder\bin\aiwbackup.bat -r

      重要: TotalFlow Production Managerをバックアップするときに-rオプションを使用した場合は、システムをリストアするときにも使用してください。

      • aiwbackupでは、-rオプションはジョブまたはジョブファイルを保存しません。
      • aiwrestoreでは、-rオプションはジョブをリストアしません。
    • バックアップデータを保存するアーカイブ名と保存先を指定するには、以下の操作を⾏います。
      installation_drive:\Installation_folder\bin\aiwbackup.bat -r -f archive_name.zip
    -fオプションは、リストアされたデータを含むアーカイブの名前と場所を指定します。

    確認メッセージが表示されます。

  5. バックアップを続行するには、Enterを押します。

    バックアップするファイルの数とサイズに応じて完了までに数分かかる場合があります。バックアップが進行中に、コマンドプロンプトウィンドウにステータス更新の一部が表示されます。完了した後に、指定したフォルダーのバックアップファイル、またはデフォルトのバックアップ先のインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipが表示されます。

1.1.3.2 TotalFlow Production Managerをインストールする

TotalFlow Production Managerをインストールするには、TotalFlow Production Managerインストールメディアが必要です。
TotalFlow Production Managerをインストールするには、以下の操作を行います。
  1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. TotalFlow Production Managerの64ビットインストールメディアをドライブに挿入します。
    注意: エラーメッセージのJava VMをロード中にWindowsエラー216が発生しましたを受信した場合は、インストールプログラムはシステムと互換性がありません。
    自動でインストールが開始されます。開始しない場合は、DVDルートディレクトリーのsetupTFPM_64.exeを起動します。
  3. ユーザーアカウント制御ダイアログが表示されます。 OKをクリックします。

    TotalFlow Production Managerの起動画面が表示されます。

    起動画面

  4. インストーラーの言語を選択し、OKをクリックします。

    概要のダイアログが表示されます。

  5. 次へをクリックします。

    インストーラーはシステムに前提条件プログラムがインストールされていることを確認します。これには数秒かかる場合があります。終了すると、使用許諾契約ダイアログが表示されます。

  6. 使用許諾契約ダイアログで、以下の操作を行います。
    1. 使用許諾契約書を読みます。
    2. 使用許諾契約書の条項に同意するをクリックします。
    3. 次へをクリックします。
  7. インストールフォルダーを選択ダイアログで、以下の操作を行います。
    インストールフォルダーを選択ダイアログ
    1. インストールフォルダーのデフォルト値を変更するには、選択をクリックします。TotalFlow Production Managerをインストールするフォルダーを選択し、 OKをクリックします。
        注意:
      1. デフォルトのインストール先フォルダーに設定後、インストーラーによって、C:\Program Files\RICOH\TotalFlow PMフォルダーが作成されます。
      2. installation_drive:\aiw\aiw1と呼ばれる別のフォルダーが作成されます。TotalFlow Production Managerで使用するファイル(スプールファイル、制御ファイル、トレースファイルなど)がその場所に保存されます。
    2. インストールをクリックします。

    インストールの進行状況バーを見ることができます。インストールには数分かかる場合があります。

  8. この時点で恒久ライセンスをインストールするには、今すぐ恒久ライセンスをインストールするを選択し、開いているダイアログにライセンス情報を入力します。Windowsの[スタート]メニューから、恒久ライセンスを後でインストールすることもできます。
  9. 次へをクリックします。
  10. インストール中にWindowsセキュリティーの警告ダイアログが表示された場合は、 ブロックの解除をクリックします。
  11. TotalFlow Production Managerが起動中は データリストアダイアログが表示されます。前回のインストールでバックアップファイルに保存したTotalFlow Production Managerのデータをリストアするには、以下の操作を行います。
    1. データをリストアするを選択します。
    2. 選択をクリックします。
    3. バックアップファイルを選択し、開くをクリックします。
      バックアップファイルは任意のフォルダーに保存できます。インストールドライブ:\インストールフォルダー\binを推奨します。デフォルトのバックアップファイル名はaiw-backupYYYYMMDDhhmm.zipです。
  12. 次へをクリックします。

    インストール完了ダイアログが表示されます。

  13. この時点でTotalFlow Production Managerインターフェースを開かない場合は、 TotalFlow Production Manager操作画面を今すぐ開くのチェックを外します。
  14. 完了をクリックします。

1.1.3.3 LPDサーバーを無効にする

LPDプロトコルを使用してTotalFlow Production Managerにジョブを送信する場合は、TotalFlow Production ManagerがインストールされているシステムでほかのLPDサーバーを無効にしてください。TotalFlow Production Managerサーバーには、LPDサーバーが含まれます。1度に実行できるLPDサーバーは1つです。

ほかのLPDサーバーを無効にするには、以下の操作を行います。

  1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. Windowsのコントロールパネルの表示を 大きいアイコンまたは クラシック表示に設定します。
  3. 管理ツールサービスの順にダブルクリックします。
  4. 以下のサービスを確認します。
    • TCP/IP Print Server(LPDSVC)
    • ラインプリンターデーモンサービス(LPD)
    • Windowsサービスとして実行するサードパーティー製LPDサーバー
  5. これらのサービスを確認した場合は、ダブルクリックしてプロパティーダイアログウィンドウを表示します。 スタートアップ種類リストで、 手動または 無効モードを選択し、 OKをクリックしてダイアログを閉じます。
    LPDサービスプロパティーダイアログ
    注意: 使用しているオペレーティングシステム によっては、これらのサービスが見つからない場合があります。すべてのWindowsシステムでインストールとアクティベートされていません。
  6. Windowsサービスとして実行していないサードパーティー製のLPDサーバーをインストールしている場合は、製品の使用説明書を参照してください。

1.1.3.4 LPRクライアントをインストールする

TotalFlow Production ManagerからPDFと別のデータ形式の両方を印刷するパススループリンターにジョブを送信するには、TotalFlow Production ManagerがインストールされているシステムにLPRクライアントをインストールします。LPDプロトコルを使用し、TotalFlow Production Managerにジョブを送信するシステムにもLPRクライアントをインストールします。
    注意:
  • 多くの異なるLPRクライアントが使用できます。この手順では、Windowsオペレーティングシステムで対応するLPRクライアントのインストール方法を説明します。
  • この手順では、LPRクライアントのWindows Server 2012へのインストール方法が示されます。別のWindowsバージョンを使用する場合は、操作は多少異なります。
  1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. C:¥Windows¥SysWOW64lpr.exeを確認します。ファイルが存在した場合は、中止します。
    LPRクライアントはインストールされています。
  3. C:¥Windows¥System32lpr.exeを確認します。ファイルが存在した場合は、手順5に移動します。
  4. lpr.exeが見つからない場合は、LPRポートモニターの機能をインストールします。LPRポートモニター機能をインストールするには、 以下の操作を⾏います。
    1. 管理をクリックします。
    2. 役割と機能の追加をクリックします。
    3. 機能に達するまで[次へ]をクリックします。
    4. LPRポートモニターにチェックを付け、 次へをクリックします。
    5. インストールをクリックします。
  5. C:¥Windows¥System32からC:¥Windows¥SysWOW64に次のファイルをコピーします。
    • lpr.exe
    • lprhelp.dll
    • lprmon.dll
    • lprmonui.dll

1.1.3.5 恒久ライセンスをインストールする

TotalFlow Production Managerインストーラーで体験版ライセンスとしてインストールします。体験版ライセンスではTotalFlow Production Managerを60日間体験できます。体験版ライセンスの期限が切れてからTotalFlow Production Managerを継続して使用するには、恒久ライセンスをインストールします。

TotalFlow Production Managerのインストールが完了するとすぐに恒久ライセンスをインストールできます。体験版ライセンスの有効期限が切れるまで待つ必要はありません。

TotalFlow Production Manager恒久ライセンスをインストールするには、リコーから受信した資格ID(EID)が記載されているメールが必要です。

以下の追加ライセンスを同梱してTotalFlow Production Managerを購入できます。

拡張ワークフロー
プリフライト、他のデータストリームからPDFへの変換など、詳細アクティビティーを使用できます。このオプションは体験版にも含まれます。
強化プリフライトコンポーネント
カスタムプリフライトプロファイルとアクションリストを使用できます。
高度な面付け
複雑なレイアウト、バーコード、マーク、バナーシートを含む出力ファイルを作成できます。このオプションは体験版にも含まれます。
TotalFlow Production Managerのいずれかのバージョンを選択した場合、それぞれのライセンスキーを購入する必要があります。
    重要:
  1. 追加のコンポーネントを購入する場合は、最大15台までTotalFlow Production Managerで使用するプリンター数を増やすことができます。
  2. 強化プリフライトコンポーネントが実装されたTotalFlow Production Managerをインストールする前に、基本プリフライトコンポーネントを実装するTotalFlow Production Manager を使用していた場合は、ブラウザーのキャッシュを消去してください。最新バージョンのグラフィックインターフェースが正しく表示されるように行ってください。

TotalFlow Production Managerをインストールしたコンピューターで、以下の操作を行います。
  1. Windowsのツールバーで、スタートをクリックし、 すべてのプログラムから RICOH TotalFlow Production Managerをクリックします。
  2. License Managerを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
    ライセンスアプリケーションが表示されます。
  3. ヘルプをクリックします。
    デフォルトのブラウザーが開き、ライセンスキーの生成に関する説明が記載されたライセンスアプリケーションヘルプページが表示されます。
    注意: Microsoft Edgeがデフォルトのブラウザーとして設定され、ビルトインの管理者アカウントでログオンしている場合は、エラーが発生します。別のブラウザーをデフォルトとして設定するか、別の管理者権限のあるアカウントを使用してください。
  4. ライセンスアプリケーションのヘルプの指示に従います。
    注意: TotalFlow Prroduction Managerのライセンスを削除または転送する場合は、プリンターコネクターのインストールフォルダーにあるライセンスの取り消しと転送に関する説明書をお読みください。通常、この説明書はC:\Program Files\RICOH\Printer Connector\docsに保存されます。

1.1.3.6 上位バージョンにアップグレードする

TotalFlow Production Managerがインストールされている場合は、既存のソフトウェアをアンインストールせずに上位のバージョンにアップグレードできます。
TotalFlow Production Managerの上位バージョンをインストールするには、TotalFlow Production Managerインストールメディアが必要です。

TotalFlow Production Managerのアップグレードが完了するとすぐに恒久ライセンスをインストールできます。体験版ライセンスの有効期限が切れるまで待つ必要はありません。

    重要:
  • TotalFlow Production Managerを4.3にアップグレードするときに、現在使用中のバージョンが3.1より古い場合は、最初に3.1にアップグレードしてから4.3にアップグレードします。
  • 新しいオペレーティングシステムに移行し、現在使用中のバージョンが3.1より古い場合は、最初に3.1にアップグレードしてから4.3にアップグレードします。新しいオペレーティングシステムへの移行セクションの手順に従います。
TotalFlow Production Managerをインストールしたコンピューターで、以下の操作を行います。
  1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. TotalFlow Production Managerのインストールメディアをドライブに挿入します。
    自動でインストールが開始されます。開始しない場合は、DVDルートディレクトリーのsetupTFPM_64.exeを起動します。
  3. TotalFlow Production Managerの起動画面が表示されます。
    起動画面
  4. インストーラーの言語を選択し、OKをクリックします。

    概要のダイアログが表示されます。

  5. インストールをクリックします。

    インストーラーはシステムに前提条件プログラムがインストールされていることを確認します。これには数分かかる場合があります。

    使用許諾契約ダイアログが表示されます。

  6. 使用許諾契約ダイアログで、以下の操作を行います。
    1. 使用許諾契約書を読みます。
    2. 使用許諾契約書の条項に同意するをクリックします。
    3. 次へをクリックします。
  7. データのバックアップダイアログで、 はいを選択します。
    バックアップ用フォルダーパネルが表示されます。バックアップデータのアーカイブを保存するディレクトリーを選択または入力し、 次へをクリックします。
    重要: いずれかの理由でアップグレード処理が失敗した場合は、移行スクリプトmigrateReload.batを使用し、データをリストアします。スクリプトを実行するには、新しいオペレーティングシステムに移行するの手順に従います。

    データを正常にリストアするには、TotalFlow Production Managerのクリーンインストールでスクリプトを実行します。

  8. 旧バージョンのTotalFlow Production Managerがインストールされていることと、新バージョンをインストールするかどうかの確認画面が表示されます。 はいをクリックします。

    TotalFlow Production Managerの新しいバージョンがインストールされ、アクティブ化されます。

  9. インストール中にWindowsセキュリティーの警告ダイアログが表示された場合は、 ブロックの解除をクリックします。
  10. 次へをクリックします。

    インストール完了ダイアログが表示されます。

  11. 完了をクリックします。
    注意:
  1. 新しいインストールまたはアップグレード前に毎回ブラウザーのキャッシュを消去することを推奨します。
  2. 32ビット版オペレーティングシステムには64ビット版をインストールできません。

1.1.3.7 新しいオペレーティングシステムに移行する

オペレーティングシステムを変更する場合は、現在のコンピューターにデータをバックアップし、新しいコンピューターで復旧できます。32ビットのオペレーティングシステムから64ビットのオペレーティングシステムに任意のデータをリストアもできます。
    重要:
  • 以下の移行手順を必ずお読みください。手順に従わない場合は、処理中に重要なデータが失われる可能性があります。
  • 現在のTotalFlow Production Managerが3.1以前のバージョンである場合は、3.1にアップグレードします。
  • 言語表示を最適化するには、フォントをMS ゴシック に設定します。フォント変更については、データをバックアップするの手順2を参照してください。

移行方法を実行する前に、以下の操作を行います。

  1. TotalFlow Production Manager 4.2のバージョンを移行先のコンピューターにインストールします。移行が完了する前に、新しくインストールしたシステムでアクションを実行しないでください。
  2. 移行先のコンピューターのTFPMインストールフォルダー\binフォルダーから現在のコンピューターに以下のファイルをコピーします。
    • migrateData.plmigrateUnload.bat: 任意の場所にコピーできます。
    • getLocaleMsg.pl:TFPM_INSTALL_FOLDER\binにコピーしてください。このファイルの旧バージョンに上書きするかどうかを確認するメッセージが表示されます。はいをクリックします。

この製品のインストールパッケージのscriptsディレクトリーに移行スクリプトがあります。

データを新しいオペレーティングシステムに移行するには、以下の操作を行います。

  1. 現在のコンピューターで、以下の方法でデータをバックアップします。
    1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. migrateUnload.batファイルを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
    3. スクリプトによって生成されたmigrateData.zipファイルを移行先のコンピューターからアクセスできる場所に保存します。
  2. 現在のコンピューターのライセンスを取り消します。ライセンスを取り消すには、サービス担当者に連絡してください。
  3. 移行先のコンピューターで、以下の方法でデータをリストアします。
    1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. バックアップ手順中に生成されたmigrateData.zipTFPMのインストールフォルダー\binフォルダーにコピーします。
    3. migrateReload.batを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
  4. 移行が完了した後に、コンピューターを再起動します。
  5. 移行先のコンピューターで、ライセンスアプリケーションを実行します。詳しくは、恒久ライセンスをインストールするを参照してください。
    注意:
  1. サーバーを停止できません。手動で停止してください。というメッセージが表示された場合は、.batスクリプトで開いたコマンドプロンプトで、RICOH TotalFlow PMサービスに移動し、手動で停止します。その後に、スクリプトを再実行します。
  2. 対応する移行については、TotalFlow Production ManagerのReadmeファイルを参照してください。
  3. TotalFlow Production ManagerがすでにインストールされているコンピューターをWindows 10にオペレーティングシステムを更新した場合は、更新が完了したらコンピューターを再起動し、TotalFlow Production Managerにログインしてください。

1.1.4 インストールの後に

1.1.4.1 クライアントコンピューターを設定する

ネットワークに接続したWindowsコンピューターからTotalFlow Production Managerの操作画面にアクセスできます。各システムでWebブラウザーをインストールして設定してください。TotalFlow Production Managerをインストールしたシステムで画面にアクセスする場合もブラウザーをインストールしてください。TotalFlow Production Managerをインストールするコンピューターにデフォルトのブラウザーを設定していることを確認してください。

以下のシステムに次のブラウザーをインストールできます。

  Windows 11 Windows 10
Microsoft Edge はい はい
Mozilla Firefox 116(補足参照) はい はい
Chrome 116(補足参照) はい はい
  Windows Server 2016 Windows Server 2019 Windows Server 2022
Microsoft Edge いいえ いいえ いいえ
Mozilla Firefox 116(補足参照) はい はい はい
Chrome 116(補足参照) はい はい はい
注意: ブラウザーはTotalFlow Production Manager 4.3.7でテストされた最新バージョンですが、以降のバージョンも使用できます。

1.1.4.1.1 Mozilla Firefoxを設定する

Mozilla FirefoxでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
注意: この手順では、Windows 11でMozilla Firefox 116を設定する方法を説明します。FirefoxまたはWindowsのバージョンによって内容は多少異なります。

Mozilla Firefoxを設定するには、以下の操作を行います。

  1. Firefoxを開きます。
  2. 次のコマンドをアドレスバーに入力します。
    about:config
  3. Enterを押します。
    警告メッセージが表示されます。
  4. リスクを承認して続行をクリックします。

    詳細設定ページが表示されます。

  5. 検索バーに「javascript.enabled」と入力します。
  6. javascript.enabledの値が trueであることを確認します。
  7. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
    1. 右上のアプリケーションを開くメニューアイコンをクリックし、メニューから 設定を選択します。
    2. 全般ページで、言語と表示 言語まで下にスクロールします。
    3. ページを表示する優先言語を選択の横の 選択ボタンをクリックします。

      ウェブページの言語設定ダイアログが表示されます。

    4. 目的の言語がリストにない場合は、追加する言語を選択をクリックし、言語を選択して、 追加をクリックします。
    5. 任意の言語を選択し、言語がリストの1番上に移動するまで上へをクリックします。
      TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
      • オランダ語
      • 英語
      • フランス語
      • ドイツ語
      • イタリア語
      • 日本語
      • スペイン語
        注意:
      • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
      • 英語(英国)[en-GB]や英語(米国)[en-US]のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
    6. OKをクリックします。
  8. プライバシーとセキュリティページで、 履歴まで下にスクロールします。
  9. Firefox にの横にある矢印をクリックし、 記憶させる履歴を詳細設定するを選択します。
  10. オプションリストで表示したページとダウンロードの履歴を残すを選択します。

1.1.4.1.2 Google Chromeを設定する

Google ChromeでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
注意: ここでは、Windows 11でGoogle Chrome 116を設定する方法を説明します。WindowsまたはChromeのバージョンによって内容は多少異なります。

Google Chromeを設定するには、以下の操作を行います。

  1. Google Chromeをカスタマイズして管理をクリックし、 設定をクリックします。

    設定ページが表示されます。

  2. プライバシーとセキュリティタブを開きます。
  3. サードパーティーCookieをクリックします。
  4. サードパーティ Cookie の試用が許可されますまで下にスクロールし、 追加をクリックします。
  5. http://hostname:15080/TFPMと入力します。
  6. プライバシーとセキュリティタブに戻り、 サイト設定をクリックします。
  7. JavaScriptをクリックし、 サイトが JavaScript を使用できるようにするを選択します。
  8. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
    1. 設定ページで、 言語タブを開きます。

      優先言語ダイアログが表示されます。

    2. 言語の追加をクリックします。
    3. リストから使用する言語を選択し、追加をクリックします。
      TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
      • オランダ語
      • 英語
      • フランス語
      • ドイツ語
      • イタリア語
      • 日本語
      • スペイン語
        注意:
      • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
      • 英語(英国と米国)のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
      追加した言語は、優先言語リストに表示されます。
    4. 任意の言語を選択し、その他のアクションをクリックします。
    5. Google Chromeをこの言語で表示オプションを選択し、 再起動をクリックします。

1.1.4.1.3 Microsoft Edgeを設定する

Microsoft EdgeでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
注意: この手順では、Windows11でMicrosoft Edgeを設定する方法を説明します。WindowsまたはEdgeのバージョンによって内容は多少異なります。

Microsoft Edgeを設定するには、以下の操作を行います。

  1. 設定とその他、設定とその他アイコン、 設定の順にクリックします。
  2. ページ左上の設定メニューアイコン をクリックします。
  3. Cookie とサイトのアクセス許可を選択します。
  4. 保存されたCookieとデータの下にある Cookieとサイトデータの管理と削除をクリックします。
  5. 許可セクションで、 追加をクリックします。
    サイトの追加ダイアログが開きます。
  6. http://hostname:15080/TFPMと入力します。
  7. このサイトにサードパーティーのCookieを含めるオプションを選択します。
  8. 追加をクリックします。
  9. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
    1. ページ左上の設定メニューアイコン をクリックします。
    2. 言語タブを選択します。

      優先する言語ダイアログが表示されます。

    3. 言語の追加をクリックします。
    4. リストから使用する言語を選択し、追加をクリックします。
      TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
      • オランダ語
      • 英語
      • フランス語
      • ドイツ語
      • イタリア語
      • 日本語
      • スペイン語
        注意:
      • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
      • 英語(英国と米国)のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
      追加した言語は、優先する言語リストに表示されます。
    5. 任意の言語を選択し、その他のアクションをクリックします。
    6. この言語でMicrosoft Edgeを表示オプションを選択し、 再起動をクリックします。

1.1.4.2 TotalFlow Production Managerにログインする

TotalFlow Production Managerにログインするには、以下の操作を行います。
  1. ブラウザーウィンドウを開きます。
  2. ブラウザーのアドレスバーに、以下のURLを入力します。hostnameTotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターのホスト名またはIPアドレスです。
    http://hostname:15080/TFPM
  3. ブラウザーの情報バーにセキュリティメッセージが表示された場合は、情報バーを閉じて続行します。

    TotalFlow Production Managerのログインダイアログが表示されます。

    ログインダイアログ

  4. ユーザー名フィールドにユーザー名を入力します。
    TotalFlow Production Managerから提供されるユーザー名はAdminです。ユーザー名は大文字と小文字が区別されます。
  5. パスワードフィールドにパスワードを入力します。
    Adminユーザーのパスワードはpasswordがデフォルト値です。パスワードは大文字と小文字が区別されます。
  6. ログインをクリックします。
  7. TotalFlow Production Managerに初回にログインする場合やパスワードの有効期限が切れている場合は、次の手順でパスワードを変更します。
    無効なパスワードのログインダイアログ
    1. 現在のパスワードフィールドに古いパスワードを入力します。
    2. 新しいパスワードを新しいパスワードフィールドと パスワードを確認フィールドに入力します。
      パスワードの入力範囲は8~32バイト以内です。大文字と小文字が区別されます。次の文字は使用できません。
      • '(アポストロフィー)
      • <(小なり記号)
      • =(等号記号)
      • >(大なり記号)
      • `(アクサングラーブ)
      • |(バーティカルバー)
      • ~(チルダ)
      • ${(ドル記号と左中括弧)
      • DEL(削除キー)
      • 印刷不可能な文字
    3. 変更をクリックします。

1.1.4.3 TotalFlow Production Managerを開始/停止する

TotalFlow Production ManagerはWindowsサービスとして実行します。インストールされたときとWindowsを起動するたびに自動的に開始されます。TotalFlow Production Managerを停止して再起動する場合は、Windowsの サービスダイアログで行います。
    注意:
  • TotalFlow Production Managerを停止または再起動する前に、TotalFlow Production Managerの操作画面を終了する必要はありません。

TotalFlow Production Managerを停止と再起動するには、以下の操作を行います。

  1. コントロールパネルに移動します。
  2. コントロールパネルの表示を 大きいアイコンまたは 小さいアイコンに設定します。
  3. 管理ツールをダブルクリックします。

    管理ツールフォルダーが表示されます。

  4. サービスをダブルクリックします。

    サービスダイアログが表示されます。

  5. 拡張タブをクリックします。
  6. サービスのリストでRICOH TotalFlow Production Managerを選択します。

    TotalFlow Production Managerで実行できるアクションが表示されます。

  7. 以下のいずれかを行います。
    • TotalFlow Production Managerを停止するには、 サービスの停止をクリックします。
    • TotalFlow Production Managerを再起動するには、 再起動をクリックします。

1.1.4.4 TotalFlow Production Managerを設定する

TotalFlow Production Managerにログイン後に、設定してください。このトピックでは、設定プロセスの概要を説明します。基本設定の方法は、TotalFlow Production Managerクイックスタートガイドを参照してください。設定については、TotalFlow Production Managerユーザーガイドを参照してください。

TotalFlow Production Managerを使用するには、ワークフロープリンターが必要です。

ワークフローは受信したジョブをTotalFlow Production Managerプリンターに送信します。ワークフローは、以下のジョブ送信方法でジョブを受信します。

TotalFlowアプリケーション
次のプログラムからTotalFlow Production Managerのワークフローにジョブを送信できます。
  • RICOH TotalFlow Prep
  • RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission
  • RICOH TotalFlow PM PDF Print Driver
ホットフォルダー
ワークフローのホットフォルダーとしてフォルダーを指定できます。ファイルコピーやFTPを使用し、ホットフォルダーに印刷ファイルをコピーできます。
LPD
LPDプロトコルを使用し、ワークフローに印刷ファイルを送信できます。
MarcomCentral Web to Printシステム
MarcomCentral接続を使用して注文を作成できます。TotalFlow Production Managerは、接続したMarcomCentralストアから注文を自動的に受け取り、要求通りに注文を処理し、状況更新、配送伝票、請求書、決済を作成します。

TotalFlow Production Managerのプリンター機器を表すプリンターを作成します。プリンターはワークフローから受信したジョブをプリンター機器に送信します。プリンター機器を表すために作成するプリンター種類は処理能力によって異なります。

プリンター機器を示すためにTotalFlow Production Managerに作成するプリンターの種類は機器の処理能力によって異なります。

ジョブチケットプリンター
ジョブチケットプリンターはジョブチケットに対応するプリンター機器に関連付けられます。ジョブチケットプリンターに割り当てたジョブのジョブチケットを編集すると、ジョブオプションを指定できます。

ジョブチケットプリンターに関連付けたTotalFlow Production Managerワークフローでは次のプログラムからジョブを受信できます。

  • RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission
  • RICOH TotalFlow Prep
  • RICOH TotalFlow PM PDF Print Driver
  • MarcomCentral Web to Printシステムのような外部オンラインアプリケーション
ホットフォルダー、またはラインプリンターデーモン(LPD)プロトコルを使用する印刷コマンドからもジョブを受信できます。ジョブチケットプリンターはプリンター機器と直接通信し、印刷中のジョブの状況を取得できます。

パススループリンター
パススループリンターはPCL、PostScript、PDFなどのさまざまな形式のジョブを印刷する機器に関連付けできます。パススループリンターに割り当てられたジョブにはジョブチケットがありません。パススループリンターに関連付けられたTotalFlow Production Managerワークフローは、ホットフォルダーやLPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。パススループリンターはジョブ状況をレポートできません。

パススループリンターはRICOH TotalFlow Production Manager Job Submissionからジョブを受信できます。

以下の図は、ワークフローからTotalFlow Production Managerプリンター、プリンター機器の順に送信されるジョブフローを説明しています。

ワークフロー、プリンター、およびプリンターデバイス

簡単な設定を作成してテストするには、以下の操作を行います。

  1. 出力プリンター機器を表すプリンターを設定します。
  2. ジョブ送信方法が使用できるようにワークフローを設定します。
  3. プリンターにワークフローを関連付けます。
  4. 適切なジョブ送信方法でワークフローにジョブを送信します。
  5. プリンター機器の出力を確認します。

1.1.4.5 TotalFlow Production Manager サーバーで HTTPS 接続を有効にする

TotalFlow Production Managerでトランスポートレイヤーセキュリティー(TLS)をアクティベートし、既存のデジタル証明書にリンクできます。
TLSを有効にするには、以下の手順に従います。
  1. 管理者権限を持つユーザーとして、TotalFlow Production Managerサーバーにログインします。
  2. インストールパッケージでhttps.batファイルを確認します。
  3. https.batを右クリックして 管理者として実行を選択します。
  4. 指示に従って設定を完了します。
  5. TotalFlow Production Manager Windowsサービスを再起動します。

1.1.4.6 TotalFlow Production Manager サーバーで HTTPS 接続を無効にする

TotalFlow Production Manager サーバーで HTTPS 接続を無効にするには、次の手順を実行します。
  1. 管理者権限を持つユーザーとして、TotalFlow Production Managerサーバーにログインします。
  2. インストールパッケージでhttps.batファイルを確認します。
  3. https.batを右クリックして 管理者として実行を選択します。
  4. HTTPSがすでに有効になっており、無効にするかどうかを確認するメッセージが表示されます。無効にするをクリックします。
  5. TotalFlow Production Manager Windowsサービスを再起動します。

1.1.4.7 TotalFlow Production Manager をアンインストールする

TotalFlow Production Managerをアンインストールするには、Windowsの プログラムと機能ユーティリティーを使用します。

TotalFlow Production Manager をアンインストールするには、次の手順に従います。

  1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. コントロールパネルに移動します。
  3. コントロールパネルの表示を 大きいアイコンまたは クラシック表示に設定します。
  4. プログラムと機能をダブルクリックします。

    プログラムと機能ダイアログが表示されます。

  5. RICOH TotalFlow Production Managerを選択し、 アンインストール/変更をクリックします。

    TotalFlow Production Managerの起動画面が表示後、 データのバックアップダイアログが表示されます。

  6. 以下のいずれかを行います。
    • TotalFlow Production Managerをバックアップします。
      1. はいを選択し、 次へをクリックします。

        ジョブをバックアップダイアログが表示されます。

      2. バックアップファイルにジョブを含めるにははい、除外するには いいえを選択し、 次へをクリックします。

        バックアップ用フォルダーダイアログが表示されます。

      3. 選択をクリックします。バックアップファイルを保存するフォルダーを選択し、 OKをクリックします。任意のフォルダーを選択できます。インストールドライブ:\インストールフォルダー\binを推奨します。
      4. 次へをクリックします。

        バックアップファイルが作成されます。デフォルトのファイル名はaiw-backupYYYYMMDDhhmm.zipです。

    • バックアップせずにアンインストールするには、いいえを選択し、 次へをクリックします。

    TotalFlow Production Managerのアンインストールダイアログが表示されます。

  7. アンインストールをクリックします。

    アンインストール完了ダイアログが表示されます。

  8. Windowsを再起動します。
    • Windowsをすぐに再起動するには、今すぐ再起動するを選択します。
    • Windowsをあとで再起動するには、後で再起動するを選択します。
  9. 完了をクリックします。
    注意: 再起動した後に、アンインストールの処理中に追加の操作が実行されます。コンピューターは停止しないでください。

1.1.4.8 データをリストアする

aiwbackupプログラムを使用してTotalFlow Production Managerをバックアップした場合は、TotalFlow Production Managerインストーラーでaiwrestoreプログラムまたはリストア手順を使用すると、バックアップのアーカイブで保存した設定に戻ります。
    重要:
  • TotalFlow Production Managerのプログラムでバックアップしたデータは別のバージョンではリストアできません。
  • aiwrestoreプログラムはTotalFlow Production Managerを自動で停止します。別のリストアプログラムを使用する場合は、はじめにTotalFlow Production Managerを停止してください。
  • TotalFlow Production Managerの体験版または基本バージョンでデータをリストアする場合は、このバージョンで許可されている最大のプリンター台数を超過しないようにしてください。プリンター台数を超過する場合は、プリンターはリストアされても、有効にすることができません。

TotalFlow Production Managerデータをリストアするには、以下の操作を行います。

  1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. TotalFlow Production Managerを再インストールします。
  3. 言語表示を最適化するには、フォントをMS ゴシック に設定します。
    1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
      ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
    2. コマンドラインアイコン()を右クリックし、 プロパティーをクリックします。
    3. フォントダイアログで、MS ゴシック を選択し、デフォルトのフォントを変更してから、 OKをクリックして新しい設定を保存します。
  4. 新しいコマンドプロンプトウィンドウを開きます。
    コマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、管理者として実行をクリックします。
  5. 目的に応じて、次のコマンドから1つ入力します。
    • システムデータ、制御ファイル、ジョブ、入力ファイル、ジョブファイル(入力ファイルのコピーなどのジョブ情報を含むスプールディレクトリーのファイル)をリストアするには、次のコマンドを入力します。
      installation_drive:\installation_folder\bin\aiwrestore.bat

      バックアップデータのデフォルトの保存先はインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipです。

    • ジョブやジョブファイル以外のシステムデータ、制御ファイルなどをリストアするには、次のコマンドを入力します。
      installation_drive:\installation_folder\bin\aiwrestore.bat -r

      重要: TotalFlow Production Managerをバックアップしたときに-rオプションを使用した場合は、システムをリストアするときにも使用してください。

      • aiwbackupでは、-rオプションはジョブまたはジョブファイルを保存しません。
      • aiwrestoreでは、-rオプションはジョブをリストアしません。
    • データをリストアするアーカイブ名とリストア先を指定するには、以下の操作を⾏います。
      inatallation_drive:\installation_folder\bin\aiwrestore.bat -r -f /
      drive_name:\folder_name\archive_name.zip
    -fオプションは、リストアされたデータを含むアーカイブの名前と場所を指定します。

    確認メッセージが表示されます。

  6. リストアを続行するには、Enterを押します。

    リストアが完了した後に、リストアの成功メッセージが表示されます。

1.1.5 ドライバーをインストールして設定する

1.1.5.1 TotalFlow PM PDF Print Driverをインストールして設定する

TotalFlow PM PDF Print Driverを使用すると、WindowsまたはMacオペレーティングシステムからTotalFlow Production Managerにジョブを送信できます。各システムでTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールして設定してください。

対応ブラウザーのTotalFlow Production Managerの操作画面からTotalFlow PM PDF Print Driverをダウンロードできます。また、TotalFlow Production ManagerインストールパッケージからTotalFlow PM PDF Print Driverアプリケーション実行ファイルを実行できます。

TotalFlow PM PDF Print DriverTotalFlow Production Managerに対応するバージョンのオペレーティングシステムにインストールできます。

    重要:
  • 必ずTotalFlow Production Managerパッケージに同梱されているTotalFlow PM PDF Print Driverバージョンを使用してください。
  • TotalFlow PM PDF Print Driver はHTTPSでは実行されません。HTTPSで実行するようにTotalFlow Production Managerサーバーを設定した場合、TotalFlow PM PDF Print Driverを使用する際に同じツールを使用してHTTPに戻します。

1.1.5.1.1 Mac OS XでTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールして設定する

TotalFlow PM PDF Print Driverをインストールするには、OS X Mavericks (v10.9)以上が必要です。また、インストールするシステムの管理者権限が必要です。
以下の手順で、TotalFlow Production Manager画面からTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールします。
  1. 管理者としてMac OSにログインします。
  2. 対応ブラウザーでTotalFlow Production Managerを開きます。
  3. メニューバーの右側で[管理者ツール]アイコン(管理者ツール)をクリックします。
  4. 表示されたオプションのリストで、ドライバーのダウンロード...を選択します。
  5. ドライバーアーカイブをコンピューターに保存します。
  6. ダウンロード RICOHに移動し、TotalFlow PM PDF Print Driverアイコンを右クリックします。
  7. 表示されるメニューで開くを選択します。
    インストーラーが起動します。
  8. インストーラーの実行手順に従います。
  9. インストーラーの言語を選択し、OKをクリックします。

    概要ダイアログが表示されます。

  10. 次へをクリックします。
  11. 使用許諾契約ダイアログで、以下の操作を行います。
    1. 使用許諾契約書を読みます。
    2. 使用許諾契約の条項に同意しますをクリックします。
    3. 次へをクリックします。
  12. ユーザーと会社ダイアログで、以下の操作を行います。
    1. ユーザー名フィールドに名前を入力します。
    2. 会社名フィールドに会社名を入力します。
    3. 次へをクリックします。
  13. サーバーIP/ホスト名を設定ダイアログで、ジョブの送信先にするTotalFlow Production ManagerサーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
  14. プリインストールサマリーの情報を確認し、 インストールをクリックします。

    TotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされます。

ジョブの送信先にするTotalFlow Production ManagerサーバーのIPアドレスまたはホスト名アドレスを変更するには、以下の操作を行います。
  1. アプリケーションフォルダーに移動します。
  2. TotalFlow PM PDF Print DriverのIPアドレスを変更するアプリケーションを開きます。
  3. 設定タブの サーバーの変更フィールドで新しいIP/ホスト名を入力します。
    サーバーIPを変更ダイアログ
  4. 新しいサーバーへの接続が確立されていることを確認するには、テスト接続または OKをクリックします。接続が有効である場合は、新しいIPアドレス/ホスト名が保存されます。
  5. アプリケーションを終了するには、キャンセルをクリックします。
重要: 管理者権限を持つユーザーのみがTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールできますが、サーバーのIPアドレス/ホスト名はどのユーザーでも変更できます。

ユーザーがTotalFlow Production ManagerサーバーのIPアドレス/ホスト名を変更した場合は、再度変更しないかぎり、TotalFlow PM PDF Print Driverのすべてのユーザーは新しい印刷サーバーにジョブを送信します。

TotalFlow Production ManagerのインストールパッケージからTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールするには、以下の操作を行います。

  1. TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターで、TotalFlow Production Managerインストールパッケージを開きます。
  2. ドライバーフォルダーを開きます。
  3. 使用しているコンピューターにRICOH_TotalFlow_PM_PDF_Print_Driver_4_x_x_MacOSX.zipのアーカイブをコピーします。
  4. アーカイブファイルを抽出してドライバーインストールを実行します。

1.1.5.1.2 WindowsでTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールして設定する

TotalFlow PM PDF Print Driverをインストールするには、Windowsの管理者権限が必要です。
TotalFlow Production Manager画面からTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールするには、次の手順を実行します。
  1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. 対応ブラウザーでTotalFlow Production Managerを開きます。
  3. メニューバーの右側で[管理者ツール]アイコン(管理者ツール)をクリックします。
  4. 表示されたオプションリストで、ドライバーのダウンロードを選択します。
  5. ドライバーインストールファイルをコンピューターに保存します。
  6. TotalFlow PM PDF Print Driverインストールファイルをダブルクリックします。
    インストーラーが起動します。
  7. インストーラーの実行手順に従います。
  8. インストーラーの言語を選択し、OKをクリックします。
    言語選択ダイアログ

    概要ダイアログが表示されます。

  9. 次へをクリックします。
  10. 使用許諾契約ダイアログで、以下の操作を行います。
    1. 使用許諾契約書を読みます。
    2. 使用許諾契約書の条項に同意するをクリックします。
    3. 次へをクリックします。
  11. インストールフォルダーの選択ダイアログで、ドライバーのインストール先フォルダーのフルパス名を入力します。
  12. 次へをクリックします。
  13. プリンター名ダイアログで、TotalFlow PM PDF Print Driverに関連付けたプリンターの名前を入力します。
  14. プリインストールサマリーの情報を確認し、 インストールをクリックします。
  15. システムを再起動します。

    TotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされます。

  16. ほかのユーザーが作業できるように新しく作成したプリンターを設定します。
    1. Windowsのスタートメニューで、コントロールパネル すべてのコントロールパネル項目 デバイスとプリンターに移動します。
    2. プリンター領域で作成したプリンターを右クリックし、表示されたオプションリストで プリンタープロパティーを選択します。
    3. グループまたはユーザー名すべてのユーザーを選択するか、 追加をクリックし、特定のユーザーに権限を付与します。
    4. 権限に付与する権限の 許可にチェックを付けます。
    5. OKをクリックします。
      注意:
    1. ユーザーはTotalFlow PM PDF Print Driverのインストーラーを再実行して複数のプリンターを作成できます。ほかのユーザーにジョブを送信したり、文書とプリンターを管理できるようにするには、所有者が各権限を付与してください。
    2. 各ユーザーは印刷環境設定ダイアログウィンドウで独自の設定を指定してください。一人のユーザーが設定した印刷環境設定によって、別のユーザーの設定が変更されることはありません。サーバーのフォルダーを参照
  17. インストーラーをもう一度実行しなくても、同じドライバーを使用して任意で必要数のみプリンターを追加できます。これを実行するには、以下の操作を行います。
    1. Windowsのスタートページで、プリンターとスキャナープリンターまたはスキャナーの追加の順でクリックします。
    2. プリンターが一覧にない場合をクリックします。
    3. ローカル プリンターまたはネットワーク プリンターを手動設定で追加するを選択します。
    4. 次へをクリックします。
    5. 既存のポートを使用を選択します。
    6. 次へをクリックします。
    7. メーカー領域で リコーを選択します。
    8. プリンター領域で リコーTotalFlow PM PDF Print Driverを選択します。
    9. 次へをクリックします。
    10. 現在インストールされているドライバを使う(推奨)を選択します。
    11. 次へをクリックします。
    12. 新しいプリンター名を入力し、次へをクリックします。
    13. 新しいプリンターがインストールされるまでウィザードの次のステップに従います。
    注意: 上の手順では、Windows 10を説明しています。Windowsのバージョンによって内容は多少異なります。

TotalFlow Production ManagerのインストールパッケージからTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールするには、以下の操作を行います。

  1. TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターで、TotalFlow Production Managerインストールパッケージを開きます。
  2. ドライバーフォルダーを開きます。
  3. RICOH_TotalFlow_PM_PDF_Print_Driver_4_x_x_Windows_x64またはRICOH_TotalFlow_PM_PDF_Print_Driver_4_x_x_Windows_x86アーカイブをコンピューターにコピーします。
    注意: 4_x_xは現在のドライバーのバージョン番号です。
  4. アーカイブファイルを抽出してドライバーインストールを実行します。

1.1.5.1.2.1 TotalFlow PM PDF Print Driverを上位バージョンにアップグレードする

WindowsでTotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされている場合は、既存のソフトウェアをアンインストールせずに上位のバージョンにアップグレードできます。
TotalFlow PM PDF Print Driverの上位バージョンをインストールするには、以下のオプションから1つ選択します。
  • TotalFlow Production Managerの画面からTotalFlow PM PDF Print Driverをダウンロードします。
  • TotalFlow Production ManagerインストールパッケージからTotalFlow PM PDF Print Driver実行ファイルを実行できます。
TotalFlow Production Managerの画面からTotalFlow PM PDF Print Driverの上位バージョンをインストールするには、TotalFlow PM PDF Print Driverをインストールしたコンピューターでこの手順を実行します。
  1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. 対応ブラウザーでTotalFlow Production Managerを開きます。
  3. メニューバーの右側で、[管理者ツール]アイコン(管理者アイコン)をクリックしします。
  4. 表示されたオプションのリストで、ドライバーのダウンロード...を選択します。
    旧バージョンのTotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされていることと、新バージョンをインストールするかどうかの確認画面が表示されます。
  5. はいをクリックします。

    TotalFlow PM PDF Print Driverの新しいバージョンがインストールされてアクティベートされます。以前のバージョンのすべての設定があります。

TotalFlow Production ManagerのインストールパッケージからTotalFlow PM PDF Print Driverの上位バージョンををインストールするには、以下の操作を行います。

  1. TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターで、TotalFlow Production Managerインストールパッケージを開きます。
  2. ドライバーフォルダーを開きます。
  3. RICOH_TotalFlow_PM_PDF_Print_Driver_4_x_x_Windows_x64またはRICOH_TotalFlow_PM_PDF_Print_Driver_4_x_x_Windows_x86アーカイブをコンピューターにコピーします。
    注意: 4_x_xは現在のドライバーのバージョン番号です。
  4. アーカイブファイルを抽出してドライバーインストールを実行します。

1.1.5.2 TotalFlow PM PDF Print Driver をアンインストールする

1.1.5.2.1 Mac OS XからTotalFlow PM PDF Print Driverをアンインストールする

Mac OS XからTotalFlow PM PDF Print Driverをアンインストールするには、以下の操作を行います。
  1. 管理者としてMac OSにログインします。
  2. アプリケーションでドライバーインストールフォルダーに移動し、 RICOH TotalFlow PM PDF Print Driverの削除アイコンをクリックします。
    RICOH TotalFlow PM PDF Print Driverのアンインストールダイアログウィンドウが表示されます。
  3. アンインストールをクリックします。
  4. アンインストールを許可するユーザー名とパスワードを入力し、OKをクリックします。
  5. 完了をクリックし、アプリケーションを終了します。

1.1.5.2.2 WindowsからTotalFlow PM PDF Print Driverをアンインストールする

WindowsからTotalFlow PM PDF Print Driverをアンインストールするには、以下の操作を行います。
  1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. スタートページで、コントロールパネル プログラムと機能をクリックします。
  3. TotalFlow PM PDF Print Driverを右クリックし、 アンインストール/変更をクリックします。
    TotalFlow PM PDFプリントドライバーのアンインストールダイアログウィンドウが表示されます。
  4. インストールプロセスが完了するまで次へをクリックします。
  5. 完了をクリックし、アプリケーションを終了してシステムを再起動します。

1.2 ユーザーガイド

1.2.1 はじめに

1.2.1.1 おことわり

本製品の作動不良による損害、文書やデータの消失による損害、その他本製品および使用説明書の使用または使用不能により生じた損害については、法令上賠償責任が認められる場合を除き、当社は一切その責任を負えませんのであらかじめご了承ください。

大切な文書やデータは、コピー(複製)をとってください。お客様が操作をミスした場合は、あるいは本製品に異常が生じた場合は、文書やデータが消失することがあります。また、コンピューターウイルス、ワーム、その他の有害なソフトウエア等に対する予防措置は、お客様の責任で講じてください。

お客様が本製品を使用して作成した文書やデータを運用した結果について、当社は一切その責任を負えませんのであらかじめご了承ください。

1.2.1.2 本書についてのご注意

  • ソフトウェアの改良変更等により、本書のイラストや記載事項が一部異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。
  • 本書の一部または全部を無断で複写、複製、改変、引用、転載することはできません。

1.2.1.3 使用説明書とヘルプの紹介

本製品には、使用説明書・ヘルプが用意されています。
使用説明書

以下の種類の使用説明書があります。

  • セットアップガイド(冊子/PDF)

    本製品のセットアップ方法、起動方法を説明しています。

  • クイックスタートガイド(冊子)

    アプリケーションにログインする方法、基本的な設定方法、ユーザーガイドの印刷方法を説明しています。

  • ユーザーガイド(HTML/PDF)

    本製品の機能概要、基本的な操作方法を説明しています。

PDF形式の使用説明書をご覧になるには、Adobe Acrobat Reader/Adobe Readerが必要です。HTML形式の使用説明書はWebブラウザーでご覧になれます。

ヘルプ

多くの画面にあるヘルプには、特定のタスク設定に関する情報があります。本書では、このヘルプをフィールドヘルプと呼んでいます。

また、操作画面のヘルプメニューからHTML形式のユーザーガイドに直接アクセスできます。

1.2.1.4 使用説明書とヘルプの読みかた

1.2.1.4.1 正しくお使いいただくために

使用説明書には、製品の正しい使い方や使用上の注意について記載しています。ご使用の前に、使用説明書を最後までよくお読みの上、正しくお使いください。また、使用説明書は、すぐに利用できるように保管してください。

1.2.1.4.2 使用説明書とヘルプの利用方法

使用説明書とヘルプは、お使いになる目的に応じてご利用ください。
本製品のインストールと起動方法を知りたいとき
セットアップガイドをご覧ください。
RICOH TotalFlow Production Managerを開始するとき
クイックスタートガイドをご覧ください。
本製品の機能と基本操作について知りたいとき
ユーザーガイドをご覧ください。
画面上の設定を知りたいとき
画面上のフィールドヘルプをご覧ください。
使用説明書の表示方法(セットアップガイドとユーザーガイド)

以下の方法を使用し、使用説明書(HTML/PDF)を表示します。

HTML形式とPDF形式の使用説明書の内容は同じです。

  • HTML形式のユーザーガイドを表示するには、以下のいずれかを行います。
    • TotalFlow Production Managerの操作画面の右にあるヘルプボタン(ヘルプ)の ヘルプをクリックします。
    • TotalFlow Production Managerにログインしていない場合は、WebブラウザーにURLのhttp://hostname:15888/help/index.jspを入力します。TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターの名前はhostnameです。
    HTMLユーザーイド
  • PDF形式の使用説明書を表示するには、スタートをクリックし、 すべてのプログラムから RICOH TotalFlow Production Managerを選択し、 セットアップガイドまたは ユーザーガイドをクリックします。
PDFユーザーガイド
フィールドヘルプの表示方法
  • ページの操作画面の項目の上にカーソルを移動すると(クリックなし)、その項目のヘルプがフィールド内に表示されます。
    ジョブ移動のヘルプボタン
  • プロパティーのフィールドヘルプを表示するには、ヘルプをクリックします。フィールドヘルプで、ヘルプをクリックし、HTML形式のユーザーガイドに関連するページを表示します。
バルーンヘルプ

1.2.1.4.3 マークについて

本書で使われているマークには次のような意味があります。
重要:
機能をご利用になるときに留意していただきたい項目を記載しています。必ずお読みください。
注意:
機能についての補足項目、操作を誤ったときの対処方法などを記載しています。
角括弧はキー、メニュー、メニュー項目、ウィンドウ、フィールドラベル、設定、ボタンの名前を示します。また、コマンド名と新しい用語も示します。
{} 画面のメッセージと他の要素で、中括弧はプログラムによって固有の情報に置き換えられる変数を示します。
... 省略記号は続きがあることを示します。

1.2.1.5 商標

Adobe、Adobeロゴ、Acrobat、Adobe PDFロゴ、DistillerおよびReaderはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他すべての商標は、該当する所有者の財産です。本製品では、次のように著作権を表⽰しています。©Copyright 1984–2023 Adobe Systems Incorporated and its licensors. All rights reserved.

Eclipse OpenJ9の使用説明書は、次の著作権の対象です。Copyright © 2017, 2021 IBM Corp.

Enfocus PitStop ServerはEnfocus BVBAの商標です。EnfocusはEskoの子会社です。

Fieryは、Electronics for Imaging, Inc.の米国および他の国における商標です。EFIは、Electronics for Imaging, Inc.の米国および他の国における商標です。

Firefoxは、Mozilla Foundationの登録商標です。

Google、Chromeは、Google Inc.の商標です。

IBM、IBMロゴ、およびibm.comは、International Business Machines Corp.の商標または登録商標で、世界中の多くの国および地域で登録されています。その他の製品名およびサービス名は、IBMまたはその他の会社の商標である場合があります。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle およびその関連会社の登録商標です。

MarcomCentralおよびFusionProは、MarcomCentral®、株式会社リコーの登録商標です。

Microsoft、Windows、Windows Server、Microsoft Edgeは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Windowsオペレーティングシステムの正式名称は、以下のとおりです。

  • Windows 10
    • Microsoft® Windows 10 Pro
    • Microsoft® Windows 10 Enterprise
  • Windows 11:
    • Microsoft ®Windows 11 Pro
    • Microsoft® Windows 11 Enterprise
  • Windows Server 2016:
    • Microsoft®Windows Server® 2016 Standard
  • Windows Server 2019
    • Microsoft®Windows Server® 2019 Standard
    • Microsoft®Windows Server® 2019 Essentials
  • Windows Server 2022:
    • Microsoft®Windows Server® 2022 Standard
    • Microsoft®Windows Server® 2022Essentials

OpenJDKは、Oracle America, Inc.の商標です。Java and OpenJDK、Oracle Corporationおよび/またはその関連会社の商標または登録商標です。Copyright Oracle America, Inc.

PostgreSQL Database Management System(以前はPostgres、Postgres95として知られる)はCybertec – The PostgreSQL Database Companyの商標です。

RICOH TotalFlow Prepは、株式会社リコーの米国およびその他の国における商標です。

AppleおよびSafariは、米国その他の国々で登録されたApple, Inc.の商標です。

本製品の許可申請におけるライセンス管理は、以下の著作権に基づきます:

Sentinel® RMS
Copyright 1989–2022 Thales Group 
All rights reserved.

Sentinel® Caffe ™
Copyright 2008–2022 Thales Group
All rights reserved.

Sentinel® EMS
Copyright 2008–2022 Thales Group
All rights reserved.

その他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。当社では、このような商標に関する一切の権利を否認します。

1.2.2 RICOH TotalFlow Production Manager

TotalFlow Production Managerは操作画面から印刷環境を一元管理できるWebベースのアプリケーションです。

この使用説明書には、管理者とオペレーターがTotalFlow Production Managerを使用するときに必要な情報が記載されています。

1.2.2.1 製品の概要

RICOH TotalFlow Production Managerを使用すると、単一のブラウザー操作画面から個別のIPアドレスやホスト名を持つ最大15台のプリンターで印刷処理を管理できます。TotalFlow Production Managerはサーバーとしてインストールされ、操作画面はクライアントとして動作します。
主な製品の機能

TotalFlow Production Managerでは、プリンターに割り当てたジョブや印刷ジョブを一元管理できます。ユーザーは受信中、処理中、完了済みジョブを追跡して印刷直前になるまでジョブチケットを編集できます。TotalFlow Production Managerを使用すると、簡単にジョブの印刷順序や出力プリンターを変更または再印刷できます。

TotalFlow Prepを使用すると、編集、面付け、ページ配置変更などの前処理タスクを実行できます。TotalFlow PrepTotalFlow Production Managerにジョブチケット付きのジョブを送信します。TotalFlow PrepTotalFlow Production Managerでシームレスに作業を行い、ジョブを作成し、前処理設定を適用して、最適なプリンターに送信します。

TotalFlow Production Managerは、ホットフォルダーを使用したジョブ送信にも対応しています。ファイル転送用LPDプロトコルを使用すると、別のシステムからジョブを送信できます。

プリンターへのネットワーク通信を使用すると、簡単にプリンターとジョブの状態を確認できます。

以下の図では、TotalFlow Production Managerを通過するジョブフローを説明しています。ジョブはジョブ属性を割り当てるワークフローに送信されます。たとえば、ワークフロー1でボンド紙、ワークフロー2で再生紙を指定してジョブを印刷するとします。ワークフローにプリンターを関連付けている場合は、TotalFlow Production Managerは自動的にそのプリンターにジョブを割り当てます。ワークフロー4にはプリンターを関連付けていないため、ジョブチケットプリンターまたはパススループリンターにオペレーターが手動でジョブを移動します。

ジョブフロー

1.2.2.1.1 システムオブジェクト

TotalFlow Production Managerは、サーバー、プリンター、プリンタープール、ワークフロー、用紙、ユーザー、ジョブ、アクティビティー、レポートで構成されています。これらはシステムオブジェクトと呼びます。各システムオブジェクトには詳細な属性を設定できます。属性はプロパティーと呼びます。

1.2.2.1.1.1 サーバー

TotalFlow Production ManagerサーバーをWindowsコンピューターにインストールします。TotalFlow Production Managerではそのサーバーを Systemと呼びます。

サーバーの役割は、以下のとおりです。

  • ワークフローがジョブを受信してからプリンターで印刷されるまでのジョブ処理を管理します。
  • オンラインバージョンの使用説明書を管理します。
  • システム設定を管理します。

1.2.2.1.1.2 プリンター

プリンターTotalFlow Production Managerで作成し、プリンター機器に関連付けます。プリンターはワークフローから受信したジョブをプリンター機器に送信します。

プリンター機器を示すためにTotalFlow Production Managerに作成するプリンターの種類は機器の処理能力によって異なります。

ジョブチケットプリンター
ジョブチケットプリンターはジョブチケットに対応するプリンター機器に関連付けられます。ジョブチケットプリンターに割り当てたジョブのジョブチケットを編集すると、ジョブオプションを指定できます。

ジョブチケットプリンターに関連付けたTotalFlow Production Managerワークフローでは次のプログラムからジョブを受信できます。

  • RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission
  • RICOH TotalFlow Prep
  • RICOH TotalFlow PM PDF Print Driver
  • MarcomCentral Web to Printシステムのような外部オンラインアプリケーション
ホットフォルダー、またはラインプリンターデーモン(LPD)プロトコルを使用する印刷コマンドからもジョブを受信できます。ジョブチケットプリンターはプリンター機器と直接通信し、印刷中のジョブの状況を取得できます。

パススループリンター
パススループリンターはPCL、PostScript、PDFなどのさまざまな形式のジョブを印刷する機器に関連付けできます。パススループリンターに割り当てられたジョブにはジョブチケットがありません。パススループリンターに関連付けられたTotalFlow Production Managerワークフローは、ホットフォルダーやLPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。パススループリンターはジョブ状況をレポートできません。

パススループリンターはRICOH TotalFlow Production Manager Job Submissionからジョブを受信できます。

1.2.2.1.1.3 ワークフロー

ワークフローはジョブを受信し、TotalFlow Production Managerのプリンターまたはプリンタープールに送信します。

ワークフローではジョブが進む一連のアクティビティーが定義されます。

1.2.2.1.1.4 プリンタープール

プリンタープールは効率的に連携するためのプリンターのグループです。プリンタープールにジョブを送信すると、TotalFlow Production Managerは最速で印刷できるプリンターにジョブを割り当てます。

部数分割オプション

ジョブをより速く印刷するには、部数分割機能を使用します。新しいプリンタープールを作成するときは、部数分割オプションを はいに、 コピー分割しきい値を部数分割の開始前にジョブが持つことが可能な最大部数に設定します。ジョブはプリンタープールにあるすべてのプリンターに分割されるので、部数全体が最速で印刷されます。

1.2.2.1.1.5 接続

接続により、TotalFlow Production ManagerがMarcomCentral Web to Printシステムのような外部オンラインアプリケーションからジョブを受信できます。

製品注文の種類に基づいて、接続を使用して処理規則を指定することもできます。

1.2.2.1.1.6 用紙

用紙とは、ジョブが印刷される封筒、フォーム、ラベル紙、または透明シートなどの用紙種類の総称です。TotalFlow Production Managerは各プリンターの給紙トレイの用紙を管理し、この情報を使用して特定用紙を必要とするジョブを、その用紙を使用するプリンターに割り当てます。

1.2.2.1.1.8 ジョブ

ジョブTotalFlow Production Managerが処理するために受信または送信する入力ファイルです。

TotalFlow Production Managerは次の形式でジョブを印刷できます。

データ形式 ジョブチケットプリンター パススループリンター 補足
PCL はい はい ジョブチケットプリンターで扱うためには、PCLジョブをワークフローの変換ステップでPDFに変換してください。
PDF (Portable Document Format) はい はい ジョブチケットプリンターを使用すると、パススループリンターより多くのジョブオプションをプリンター機器から情報を取得できるため、多くの場合は、ジョブチケットプリンターでPDFジョブを印刷します。
PostScript はい はい ジョブチケットプリンターを扱うためには、PCLジョブをワークフローの変換ステップでPDFに変換してください。
RPCS いいえ はい 日本で販売されるプリンター機器のみRPCSに対応しています。
TIFF はい はい TotalFlow Production Managerは形式をPDFファイルに自動的に変換します。
PNG はい はい
JPEG はい はい

1.2.2.1.1.9 レポート

レポートにはジョブの印刷とプリンターの使用状況に関する情報があります。管理者は、この情報を使用すると、生産量の計画、生産効率性の測定や最適化、問題の特定ができます。

1.2.2.1.1.10 アクティビティー

アクティビティーにはジョブの作成や削除などを実行する特定のアクションがあります。また、デフォルトのジョブプロパティーも定義できます。

TotalFlow Production Managerではジョブ印刷に必要なすべてのアクティビティーを提供します。これらのアクティビティーをコピーまたは修正してカスタムアクティビティーを作成することもできます。

1.2.2.1.2 ジョブ送信方法

TotalFlow Production Managerには、別のTotalFlowアプリケーション、LPDプロトコル、FTP、またはその他のファイルコピー方式を使用してジョブを送信できます。

ジョブは定義したワークフローに送信されます。ワークフローはジョブを受信してジョブ処理を開始します。

対応しているジョブ送信方法は、以下のとおりです。

RICOH TotalFlow Production Managerからのクイック送信
TotalFlow Production Managerからクイック送信を使用すると、対応種類のファイルを送信エリアにドラッグ&ドロップしてジョブを入力できます。入力時に選択したTotalFlow Production Managerのワークフローにファイルが送信されます。
RICOH TotalFlow Prep
TotalFlow Prepを使用すると、文書の編集や構成を行い、文書を選択してジョブチケット付きジョブを作成して、TotalFlow Production Managerのワークフローに送信できます。
RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission
TotalFlow Production Manager Job Submissionを使用すると、文書を選択してジョブチケット付きジョブを作成し、TotalFlow Production Managerのワークフローにジョブを送信できます。
RICOH TotalFlow PM PDF Print Driver
TotalFlow PM PDF Print Driverを使用すると、対応オペレーティングシステムから文書をTotalFlow Production Managerサーバーに送信後、TotalFlow Production Manager Job Submissionを使用してジョブをTotalFlow Production Managerのワークフローに送信できます。
ホットフォルダー
FTPクライアントまたは任意のファイルコピー方式を使用すると、ホットフォルダーに印刷ファイルをコピーまたは移動できます。ホットフォルダーにジョブをコピーや移動すると、ホットフォルダーに関連付けたワークフローは自動でジョブを受信して処理を開始します。
LPDプロトコル
LPRポート、lprコマンド、LPDプロトコルを使用する別のコマンドを使用すると、ワークフローにジョブを送信できます。ワークフローにジョブを送信するには、コマンドに送信先のワークフローの名前を指定します。たとえば、ワークフローの名前はlprコマンドの-Pオプションの値になります。
MarcomCentral Web to Printシステム
MarcomCentral接続を使用して注文を作成できます。TotalFlow Production Managerは、接続したMarcomCentralストアから注文を自動的に受け取り、要求通りに注文を処理し、状況更新、配送伝票、請求書、決済を作成します。

1.2.2.1.3 プロパティー

TotalFlow Production Managerはプロパティーを使用し、ワークフロー、プリンター、ジョブなどのすべてのオブジェクトの属性を定義します。

TotalFlow Production Managerの操作画面は各プロパティーに概要を表示します。概要は有効な値や各プロパティーの意味について説明しています。

各プロパティーは、以下のとおりです。

サーバープロパティー
サーバープロパティーはTotalFlow Production Managerシステムの高いレベルの属性の一部を定義します。たとえば、サーバープロパティーはユーザーのパスワード変更回数を制御します。

管理者は最初にシステムを設定するときにインストールで要求されるサーバープロパティーを設定します。 TotalFlow Production Manager画面の サーバーポッドからサーバープロパティーにアクセスして設定や変更ができます。

プリンタープロパティー
ネットワーク上の位置とプリンターの割り当て属性を定義します。割り当て属性はプリンターにジョブを割り当てるために使用します。
ワークフロープロパティー
ワークフロープロパティーはワークフローの属性を定義します。

ワークフローを作成するときは、管理者がワークフロープロパティーを設定します。たとえば、ワークフロープロパティーを使用すると、ワークフローにジョブを送信する方法を制御できます。

接続プロパティー
接続プロパティーは、接続の詳細を定義します。

管理者は作成時に接続トークンと他のプロパティーを入力します。たとえば、管理者は注文トークンを使用し、対応するTotalFlow Production Managerジョブの処理情報を含むMarcomCentral注文IDを識別できます。

用紙プロパティー
高さ、幅、坪量などの用紙の属性を定義します。
ユーザープロパティー
システムの使用が許可されたユーザーの属性を定義します。

TotalFlow Production Managerは定義済みの管理者権限ユーザーを提供します。そのユーザーの権限の追加や属性の変更はできません。管理者は初回の設定中にユーザーに権限を割り当てます。権限はユーザーがアクセスするTotalFlow Production Managerの機能の範囲を制御します。

ジョブプロパティー
ジョブプロパティーはジョブの属性を定義します。ワークフローは受信する入力ファイルからジョブ属性を作成します。

ジョブプロパティーはジョブの処理と印刷に関するすべての状況を制御します。たとえば、ジョブプロパティーで以下の操作を行うことができます。

  • 印刷を開始する前にジョブを一時停止します。
  • すべてのジョブ処理を完了後、一定期間ジョブを保存します。
ジョブプロパティーは、ジョブがジョブチケットまたは印刷コマンドのいずれかで送信されるときに設定されます。TotalFlow Production Managerにより管理者とオペレーターはジョブごとにジョブプロパティーの値を変更または上書きすることもできます。

1.2.2.2 TotalFlow Production Managerの操作画面

TotalFlow Production Managerの操作画面とは、権限を持つユーザーがネットワークに接続可能なWindowsやMacからアクセスできるWebブラウザーを使用した操作画面です。

TotalFlow Production Managerのシステムで使用できるブラウザーは、以下のとおりです。

  Windows 11 Windows 10
Microsoft Edge はい はい
Mozilla Firefox 116(補足参照) はい はい
Chrome 116(補足参照) はい はい
  Windows Server 2016 Windows Server 2019 Windows Server 2022
Microsoft Edge いいえ いいえ いいえ
Mozilla Firefox 116(補足参照) はい はい はい
Chrome 116(補足参照) はい はい はい
注意: ブラウザーはTotalFlow Production Manager 4.3.7でテストされた最新バージョンですが、以降のバージョンも使用できます。

TotalFlow Production Managerの操作画面は各ユーザーが各管理を行うことができるページで構成されています。オペレーターは 操作ページで、受信中、処理中、完了したジョブを管理します。 キューページでは、印刷キューを管理し、プリンターにジョブを割り当てます。管理者は 設定ページでユーザー、用紙の作成または編集や、サーバープロパティーを設定します。 操作ページを使用し、プリンター、ワークフロー、プリンタープールを作成します。各ページを表示するには、メニューバーのボタンをクリックします。

重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。

各ページのポッドを使用すると、ジョブ、プリンター、ワークフローを操作できます。

操作画面には管理者がログインするときに表示される画面のすべての画像が表示されます。オペレーターとモニターは一部のタスクを実行できないため、これらのコントロールを表示できません。
操作画面
  1. メニューバーTotalFlow Production Managerの操作画面の各ページの上部にあります。
  2. ページを表示するには、メニューバーのボタンをクリックします。この例では、 設定ページを説明しています。左に サーバーポッド、 ユーザーポッド、 接続ポッドが、右に 用紙ポッドがあります。各ポッドには、サーバー、ユーザー、用紙の情報の一覧が表示されます。

1.2.2.2.1 メニューバー

TotalFlow Production Managerの操作画面の上部にはすべてのページで使用可能なメニューバーがあります。
ユーザーインターフェイスのメニューバー領域

メニューバーを使用すると、以下の操作ができます。

  • 使用可能なページを切り替えます。たとえば、メニューバーの左で、操作キュー設定または レポートをクリックします。
    重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
  • 操作ページでタブを切り替えます。 操作をクリックし、タブ名を選択します。
  • TotalFlow Production Managerからユーザーをログアウトします。メニューバーの右側で[管理者ツール]アイコン(管理者ツール)をクリックし、 ログアウトをクリックします。
  • ログインユーザーのパスワードを変更します。メニューバーの右側で[管理者ツール]アイコン(管理者ツール)をクリックし、 パスワードを変更...をクリックします。
  • TotalFlow PM PDF Print Driverをダウンロードします。メニューバーの右側で[管理者ツール]アイコン(管理者ツール)、 ドライバーをダウンロード...の順にクリックします。
  • オンライン版のTotalFlow Production Managerユーザーガイドを表示します。メニューバーの右側で[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)、 ヘルプの順にクリックします。
  • バージョン番号、体験版ライセンスと恒久ライセンスのどちらがインストールされているか、体験版ライセンスの場合は期限が切れるまでの日数などのTotalFlow Production Managerのインストール情報を表示します。メニューバーの右側で[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)、 バージョン情報の順にクリックします。

1.2.2.2.2 操作ページ

TotalFlow Production Managerの操作画面の 操作ページでは、管理者、オペレーター、モニターがTotalFlow Production Managerのルートを監視、受信中、処理中、完了済みジョブを追跡、ジョブを処理するプリンターやワークフローの状況を表示できる主要な機能を提供します。管理者は、新しいプリンター、ワークフロー、プリンタープールを作成することもできます。

オペレーターと管理者は、ワークフローとプリンターを管理できます。管理者とオペレーターは操作ページと キューページの両方でプリンターにジョブを割り当て、印刷するまでジョブチケットを編集できます。

操作ページには オブジェクトポッド、 全てのジョブポッド、 システムサマリーポッドがあります。 オブジェクトポッドで、これらのタブを切り替えることができます。

  • プリンター
  • ワークフロー
  • プリンタープール
  • 接続

全てのジョブポッドでは、TotalFlow Production Managerが受け取ったすべてのジョブを参照できます。

システムサマリーポッドを表示するには、ポッドの設定アイコン( 全てのジョブ)をクリックし、 システムサマリーを選択します。現在のフェーズに基づいたジョブの概要を参照でき、 全てのジョブポッドの新しいタブにジョブのグループを表示できます。

重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
操作画面の処理ページ

オブジェクトに対するアクションを実行するには、オブジェクトを選択し、タブの上部でオプションのいずれかを選択します。または、ポッドの上部でさらに表示をクリックし、アクションを選択します。オブジェクトを右クリックし、メニューからオプションを選択することもできます。

1.2.2.2.2.1 プリンタータブ

プリンタータブを使用し、TotalFlow Production Managerで定義されたプリンターに関する情報を確認します。
プリンターポッド

操作ページで、管理者はプリンターを追加または削除できます。オペレーターと管理者は、プリンターで関連付けられたジョブを有効化、無効化、表示するなどのアクションを実行できます。

プリンタータブには、プリンター名とその状況が表示されます。

1.2.2.2.2.2 ワークフロータブ

ワークフロータブを使用し、TotalFlow Production Managerで定義されたワークフローに関する情報を確認します。
ワークフローポッド

オペレーターと管理者は、ワークフローで有効または無効にするなどのアクションを実行できます。操作ページで、管理者はワークフローを追加または削除できます。

ワークフロータブには、ワークフロー名とその状況が表示されます。

1.2.2.2.2.3 プリンタープールタブ

プリンタープールタブを使用し、TotalFlow Production Managerで作成されたプリンタープールに関する情報を確認します。
プリンタープールタブ

管理者は、プロパティーの作成、削除、または変更などのプリンタープールに対するアクションを実行できます。オペレーターはプロパティーとログを表示したり、ジョブをプリンタープールに割り当てることができます。

プリンタープールタブには、プール名と関連付けられたプリンターが表示されます。

1.2.2.2.2.4 接続タブ

接続タブを使用すると、TotalFlow Production ManagerがMarcomCentral Web to Print印刷システムのような外部入力アプリケーションから注文を受け取れるようになります。
プリンタープールタブ

管理者は、プロパティーの作成、削除、または変更などの接続に対するアクションを実行できます。オペレーターはプロパティーとログを表示できます。

接続タブには接続名、関連付けられたワークフロー、状況が表示されます。

1.2.2.2.2.5 全てのジョブポッド

全てのジョブポッドには、TotalFlow Production Managerのジョブが表示されます。
ジョブポッド

オペレーターと管理者は、特定のジョブに関する情報を表示したり、ジョブを一時停止、再開、再印刷などのアクションを実行できます。

操作ページで、 全てのジョブポッドをフィルタリングし、表示されるプロパティーのいずれかのジョブのみを表示できます。

全てのジョブポッドに表示されるデフォルトのジョブプロパティーは、以下のとおりです。

  • 名前-ジョブ名を指定します。
  • ID-ジョブに割り当てたID番号を示します。
  • 現在のフェーズ-ジョブが到達した処理フェーズを示します。
  • 進行状況-印刷処理中のジョブの位置を示します。
  • 状態-処理またはエラーなどのジョブの現在の状態を示します。
  • ユーザー名-ジョブを送信したユーザー名を示します。表示名は、ジョブ送信方法またはプラットフォームに基づき、異なる場合があります。
  • 合計シート数-プリンターにジョブをスケジュールするために計算された値を示します。
    注意: この値はジョブプロパティーエディターで設定されたジョブプロパティーに基づいて推定されおり、別のプリンターコントローラーでは異なることがあります。
  • データ送信日時-ワークフローがジョブを作成した日時を示します。
  • 納期-ジョブの納期日と、納期日までの日数を指定します。

さらにプロパティーを追加するには、ツールアイコン(詳細アイコン)、 列を管理...の順にクリックします。

ジョブ状態インジケーターは、ジョブの現在のフェーズと進捗状況を示します。

  • 手動進行状況カテゴリー:
    停止済み
    TotalFlow Prep待機中
    TotalFlow Prep動作中
    未割り当て
    承認を待機中
    オペレーターアクションを待機中
    パスワードを待機中
    注文完了待ち
  • エラー進行状況カテゴリー:
    エラー
  • 未確定進行状況カテゴリー:
    割り当て済み
    完了
    キュー実行済み
    保存済み
    未割り当て保留でまたは無効なプリンターに割り当て済み
    待機中
  • 処理中進行状況カテゴリー:
    作成中
    印刷中
    処理中
    スプール中
    プリンターで保留済み
    プリンターで一時停止
    プリンターで停止済み

システムサマリーポッドを表示するには、 全てのジョブポッドの設定アイコン()をクリックし、 システムサマリーを選択します。現在のフェーズに基づいたジョブの概要を参照でき、 全てのジョブポッドの新しいタブにジョブのグループを表示できます。

システム概要ポッド

タブのジョブの表示を変更するには、タブを開き、ツールアイコン(ツールアイコン)をクリックし、必要に応じてジョブをグループ化するか、ポッド行を選択します。

ジョブのプレビューを参照するには、ツールアイコン(ツールアイコン)をクリックし、 ジョブプレビューを選択します。

ジョブポッド

ジョブを選択すると、ポッドの右にプレビューが表示されます。

1.2.2.2.3 キューページ

TotalFlow Production Manager 画面の キューページで、管理者、オペレーター、モニターは各プリンターのキューを確認できます。

管理者とオペレーターはあるプリンターから別のプリンターにジョブを移動したり、キュー内でジョブの順番を変更できます。管理者とオペレーターはキューページと 操作ページの両方でプリンターにジョブを割り当て、印刷するまでジョブチケットを編集できます。

キューページには、 キューポッド、 手動ジョブポッド、 システムサマリーポッドがあります。 手動ジョブポッドは、手動フェーズ進捗状況でジョブを表示するためにフィルタリングされます。プリンターに表示されたジョブを割り当てます。

重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
操作画面のキューページ

1.2.2.2.3.1 キューポッド

キューポッドには、プリンターとプリンターに割り当てたジョブが表示されます。また、用紙交換アクションや特殊な指示も表示されます。
キューポッド

キューポッドの左側にはプリンターが表示されます。 プリンターの状況ダイアログを開くには、プリンターエリアを右クリックし、 状況...をクリックします。

右側には各プリンターのジョブのキューが表示されます。ジョブは希望する印刷順序で配列されます。キューのジョブの位置を変更するには、ジョブを新しい位置にドラッグします。

ジョブにカーソルを置くと、ジョブ名、ジョブID、状態、現在のアクティビティー、シート数、印刷部数が表示されます。

ジョブをダブルクリックすると、ジョブの状況を示すダイアログが開きます。

部数またはジョブプロパティーの変更、保留、移動、削除などの他のアクションを実行するには、ジョブを右クリックします。

[オペレーター]フラグ(オペレーターフラグ)はジョブにオペレーターへの指示があることを示します。指示を表示するには、オペレーターフラグをクリックします。印刷せずに 特殊な指示ダイアログを閉じるとフラグが赤になります。

[保留ジョブ]フラグ(保留ジョブフラグ)は、ジョブを一定の時間まで保留することを示します。印刷用にリリースする時間を表示するには、ジョブをダブルクリックします。

[用紙交換]アイコン(用紙交換アイコン)は、プリンターにセットした用紙の交換が必要なことを示します。用紙交換の指示を表示するには、アイコンをダブルクリックします。

1.2.2.2.4 設定ページ

TotalFlow Production Manager設定操作画面のページを使用すると、管理者は、ユーザー、用紙のプロパティーの作成や変更ができます。管理者はサーバープロパティーの設定もできます。

設定ページには、管理者のみ表示と変更ができるオブジェクトの サーバーポッド、 用紙ポッド、 ユーザーポッドがあります。

  • ポッドを開くには、設定、ポッドの名前の順にクリックします。すでに開いたポッドのコピーを開くことはできません。
  • ポッドを閉じるには、右上にある[終了]アイコン(終了)をクリックします。
重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
操作画面の設定ページ

1.2.2.2.4.1 サーバーポッド

サーバーポッドには、TotalFlow Production Managerのサーバーが表示されます。TotalFlow Production Managerシステムのサーバーは1つです。
サーバーポッド

管理者は、サーバーポッドを使用すると、TotalFlow Production Managerの情報の確認や変更ができます。

サーバーポッドで、サーバー名でサーバーを特定します。この名前は Systemとなり、変更できません。

1.2.2.2.4.2 用紙ポッド

用紙ポッドには、定義された用紙が表示されます。
用紙ポッド

管理者は、用紙に関する情報を表示して変更できます。用紙の追加や削除もできます。

用紙ポッドには、用紙名と選択した用紙プロパティーが表形式で表示されます。

選択を変更するには、ツールアイコン(ツールアイコン)、 列を管理...の順にクリックします。

1.2.2.2.4.3 ユーザーポッド

ユーザーポッドには、TotalFlow Production Managerのユーザーがリストに表示されます。
ユーザーポッド

管理者は、ユーザーを追加や削除、ユーザー権限を変更、ほかのユーザーのパスワードを変更できます。

ユーザーポッドには、ユーザー名と選択したユーザープロパティーが表示されます。選択を変更するには、ツールアイコン(ツールアイコン)、 列を管理...の順にクリックします。

1.2.2.2.4.4 接続ポッド

接続ポッドでは、接続の作成が可能になり、TotalFlow Production Managerにすでに作成された接続が表示されます。
ユーザーポッド

管理者は、接続の追加や削除、プロパティーの変更、ログの参照ができます。オペレーターはプロパティーとログを表示できます。

接続ポッドには接続名が表示されます。

1.2.2.2.5 レポートページ

TotalFlow Production Managerの操作画面の レポートページを使用すると、管理者は、TotalFlow Production Managerの標準レポートを表示してカスタムレポートを作成できます。

レポートページには、使用可能なレポートとレポートから保存したファイルがリストに表示されるポッドや選択したレポート内容を表示するポッドがあります。

ヘッダーバーのツールアイコンを使用して、レポートポッドを開いたり、閉じたり、展開できます。

重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
操作画面のレポートページ

1.2.2.2.5.1 レポートポッド

レポートポッドでは、TotalFlow Production Managerレポートがリストに表示されます。
レポートポッド

管理者は、表示するレポートを選択し、作成したレポートを削除できます。

レポートポッドには、各レポート名、説明、時間範囲が表形式で表示されます。

1.2.2.2.5.2 レポート名ポッド

レポート名ポッドには、表形式の レポートポッドで選択したレポートの内容が表示されます。
レポート名ポッド

管理者はレポートの内容を表示する時間範囲を設定してレポートのコピーを保存できます。

1.2.2.3 ジョブプロパティーエディターダイアログ

ジョブプロパティーエディターダイアログは、プリンターに送信するジョブを設定および表示できるセクションで構成されています。 ジョブプロパティーエディターダイアログは印刷するジョブの設定に必要なすべての情報を提供します。最終印刷がどう見えるか確認できるようにすべての変更がリアルタイムで表示されます。

ジョブプロパティーエディターダイアログを開くには、ジョブを選択し、編集アイコンをクリックします。

ユーザーインターフェースの要素は、次のとおりです。 メインページ

  1. タイトルバー
  2. 表示領域
  3. アクションバー

1.2.2.3.1 表示モード

ダイアログのビュー領域には、ジョブとジョブに関する情報を表示するためのさまざまなオプションがあります。

ビューを表示をクリックすると、ビューセクション全体を表示します。

セクションの右上にあるアイコンを使用し、表の説明に従ってビューを変更します。

アイコン ビュー名 概要
シートビュー シートビュー ページとして読む順番にジョブを表示します。
ブックビュー 見開きビュー ジョブを見開きで表示します。
ジョブ概要ビュー ジョブサマリー ジョブの全設定を要約します。以下の設定はHTMLファイルとしてエクスポートできます。
オプションを表示 オプションを表示 ページ番号、合紙、原点を表示します。

1.2.2.3.1.1 見開きビュー

見開きビュー見開き表示アイコン)は、ジョブを表示領域の中央に見開きで表示します。ページをめくると、印刷が必要なジョブの変更をリアルタイムで確認できます。
見開きビュー

ページをめくるには、シート端、または以下のアイコンをクリックします。

アイコン 名前
前のページへ 前のページへ
次のページへ 次のページへ

1,000シート以上の大きな印刷ジョブでは、最初の1,000シートのみが表示されます。ジョブの総ページ数のうち、セットされたページ数を確認できます。例外ページはページ範囲がセットされた場合にのみ表示されます。

重要: 印刷面や用紙サイズなどのオプションの一部が設定されていないときは、このビューは使用できません。

1.2.2.3.1.2 シートビュー

シートビューシートビューアイコン)は、ジョブのページを読む順に複数のページを表示します。
シートビュー

右下のズームオプションを使用して、ズームレベルを設定できます。ズームレベルを使用すると、より詳細な画像やすべてのページの概要を拡大または縮小できます。幅に合わせるオプションを使用すると、現在のシートのみを表示して幅に合わせて拡大します。100%の最大ズームレベルは96 dpiです。

重要: 印刷面や用紙サイズなどのオプションの一部が設定されていないときは、このビューは使用できません。

1.2.2.3.1.3 ジョブサマリー

ジョブサマリービュー(ジョブ設定を表示アイコン)は現在のジョブプロパティーの概要を表示します。
ジョブ概要

このビューには現在のセクションを開くリンクがあり、編集が必要な設定を簡単に見つけることができます。セクションの右上にあるエクスポートボタン( ジョブサマリー)をクリックして、サマリーをHTMLファイルにエクスポートすることもできます。HTMLファイルはエディターの外部から開いて印刷できます。

セクション見出しでグループ化された設定が一覧表示されます。

値のいずれかに赤い三角形が表示される場合、プリンターは現在の選択項目に対応していません。有効な選択に変更する必要があります。

1.2.2.3.1.4 オプションを表示

オプションを表示メニューでは、特定のビューに表示する要素を選択できます。

このメニューは見開きビューシートビューでのみ使用可能です。

ジョブ内のページのページ番号、合紙、原点、有効化されている折りオプションをオンまたはオフにできます。

ページ番号オプションは、シートのページごとに印刷ファイルのページに対応する番号を表示します。これらの数字は印刷されません。インターフェースでのみ表示されます。

合紙オプションは、ジョブに挿入されたすべての合紙を表示します。 合紙オプションにチェックが付いていない場合は、合紙は表示されず、挿入枚数にも含まれませんが、印刷は行われます。

原点画像位置揃え回転角度印刷位置調整の開始点を表します。 画像位置揃え回転角度印刷位置調整に行ったすべての調整は、その原点に基づいています。 原点はシートごとに該当する場所に表示されます。

矢印をクリックして折りを設定オプションでは、 折りの種類観音折り以外の特定の値に設定されている場合はいつでも、ページを 見開きビューに折りたたんで表示します。シートの端にある矢印をクリックすることで、各ページを広げたり折りたたんだりできます。 矢印をクリックして折りを設定オプションはデフォルトで選択されています。

    注意:
  • 場合によって、矢印をクリックして折りを設定オプションは無効になることがあります。 矢印をクリックして折りを設定を有効にするには、 例外ページを削除して 面付け値を変更するか、または 用紙をタブのない短辺送りの用紙に変更します。
  • ジョブのすべてのページで折り線を引けない場合は、矢印をクリックして折りを設定を有効にできません。

1.2.3 サンプルタスクを実行する

この章では、TotalFlow Production Managerで実行できる複雑な操作の例を説明します。

1.2.3.1 メール通知を作成/修正する

このセクションでは、プリンターとジョブのメール通知を作成します。また、プリンター通知を修正します。

1.2.3.1.1 プリンター通知を作成/修正する

この例では、プリンターの操作が必要なときにオペレーターに送信するメール通知を作成します。2番目のオペレーターにメール通知を送信するように修正します。オペレーターが合理的な時間内に特定のプリンターの問題を解決できない場合に自分に送信する別のメール通知も作成します。
  1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. プリンタータブで、設定アイコン(設定)、 通知...の順にクリックします。

    プリンター通知ダイアログが表示されます。

  4. 新規をクリックします。
    通知を追加ダイアログが表示されます。
    新しいジョブ通知の作成ダイアログ
  5. 名前フィールドを編集し、操作が必要であることを伝えます。
  6. 種類リストで、 プリンター操作が(x)分間必要ですを選択します。

    ダイアログが、以下のように変更します。

    新しいプリンター通知の作成ダイアログ
  7. 受信者(コンマ区切り)フィールドに、operator1@mycompany.comと入力します。
  8. 適用先フィールドで、 全てのプリンターが選択されていることを確認します。
  9. プリンターで次の時間(分)以上操作が必要ですフィールドに1と入力します。
  10. OKをクリックします。
    これで最初のプリンター通知を作成しました。
  11. 通知に別のオペレーターのメールアドレスを追加します。
  12. 作成した通知を選択し、編集をクリックします。
    通知を編集ダイアログが表示されます。
  13. 受信者(コンマ区切り)フィールドをoperator1@mycompany.com,operator2@mycompany.comになるように編集します。
    メールアドレスはコンマで区切ります。
  14. OKをクリックします。
  15. ここで、特定のプリンターに同じような通知を作成します。今回は、オペレーターが問題を解決できない場合に自分にメールを送信します。プリンター通知ダイアログを開き、 新規をクリックします。
  16. 名前フィールドにオペレーターがプリンターの問題を解決できない場合と入力します。
  17. 種類リストで、 プリンター操作が(x)分間必要ですを選択します。
  18. 受信者(コンマ区切り)フィールドでme@mycompany.comを入力します。
  19. 適用先フィールドでプリンターを選択します。
  20. プリンターで次の時間(分)以上操作が必要ですフィールドに30と入力します。
  21. OKをクリックします。

1.2.3.1.2 ワークフロー通知を作成/修正する

この例では、ワークフローの操作が必要なときにオペレーターに送信するメール通知を作成します。
  1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. ワークフロータブで、設定アイコン(設定)、 通知...の順にクリックします。

    ワークフロー通知ダイアログが表示されます。

  4. 新規をクリックします。
    通知を追加ダイアログが表示されます。
    ワークフロー通知の作成ダイアログ
  5. 名前フィールドを編集します。
  6. 種類リストで、 ジョブはアクティビティー(x)に入りましたを選択します。

    ダイアログが、以下のように変更します。

    新しいワークフロー通知の作成ダイアログ
  7. 受信者(コンマ区切り)フィールドで、通知の送信先のメールアドレスを入力します。
    メールアドレスはコンマで区切ります。
  8. 適用先フィールドで 任意のプリンターを選択します。
  9. ジョブがアクティビティーに入ったときに通知を送信印刷アクティビティーを選択します。
  10. OKをクリックします。
    これで最初のワークフロー通知を作成しました。
  11. 通知を修正するには、上記の手順1~3に従い、通知...ダイアログを開きます。
  12. 作成する通知を選択し、編集をクリックします。

    通知を編集ダイアログが表示されます。

    ワークフロー通知の管理ダイアログ

  13. 必要に応じてフィールドを編集します。
  14. OKをクリックして変更を保存します。

1.2.3.1.3 ジョブ通知を作成/修正する

この例では、複数の片面ジョブを印刷するようにジョブプロパティー値が変更されたときに送信する通知メールを作成します。すべてのジョブ通知はすべてのジョブに適用されます。
  1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 全てのジョブタブで、設定アイコン(設定)、 通知...の順にクリックします。

    ジョブ通知ダイアログが表示されます。

  4. 新規をクリックします。
    通知を追加ダイアログが表示されます。
    ワークフロー通知の作成ダイアログ
  5. 名前フィールドに「片面ジョブで複数部数」と入力します。
  6. 種類リストで、 ジョブ属性値が変更されましたを選択します。
  7. 受信者(コンマ区切り)フィールドでme@mycompany.comを入力します。
  8. プロパティーリストで、 片面/両面を選択します。
  9. 比較リストで、 次の値に等しいを選択します。
  10. リストで、 おもて面(片面)を選択します。
  11. [追加]ボタン(追加)をクリックします。

    プロパティー比較のフィールドが表示されます。

  12. 2番目のプロパティーリストで、 部数を選択します。
  13. 2番目の比較リストで、 次の値より大きいを選択します。
  14. 2番目のフィールドに1を入力します。
    2番目のプロパティー条件のセット
  15. 新しい通知を保存するには、OKをクリックします。
    ジョブ通知ダイアログに通知が表示されます。
    ジョブ通知ダイアログ

    名前と送信先のメールアドレスを変更することで、ジョブ通知を管理できます。メールアドレスはコンマで区切ります。

  16. 既存の通知を修正するには、その通知を選択し、編集をクリックします。
  17. 通知名と受信者メールを変更してからOKをクリックして変更を保存します。
  18. 新しい通知を作成するには、新規ボタンまたは コピーボタンを使用します。表示されるダイアログフィールドを編集し、変更を保存します。
  19. 通知を削除するには、その通知を選択し、削除をクリックします。
ジョブのプロパティーが変更されるたびに、TotalFlow Production Manager片面/両面部数の値を確認します。両方の条件がtrue(片面ジョブで複数部数)の場合は、メール通知が送信されます。

1.2.4 設定

TotalFlow Production Managerの設定作業には、用紙やユーザーを追加したり設定するだけでなく、サーバープロパティーの設定のような高度な作業もあります。

1.2.4.1 プリンターを作成する

プリンターとは、TotalFlow Production Managerからジョブを受信する環境にあるプリンター機器を表します。最大15個までのIPアドレスでプリンター機器を示すプリンターを作成できます。複数のプリンターで同じプリンター機器を表すことができるため、15個以上のプリンターを作成できます。

以下の種類のプリンターがTotalFlow Production Managerのジョブを受信できます。

プリンター機器を示すためにTotalFlow Production Managerに作成するプリンターの種類は機器の処理能力によって異なります。

ジョブチケットプリンター
ジョブチケットプリンターはジョブチケットに対応するプリンター機器に関連付けられます。ジョブチケットプリンターに割り当てたジョブのジョブチケットを編集すると、ジョブオプションを指定できます。

ジョブチケットプリンターに関連付けたTotalFlow Production Managerワークフローでは次のプログラムからジョブを受信できます。

  • RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission
  • RICOH TotalFlow Prep
  • RICOH TotalFlow PM PDF Print Driver
  • MarcomCentral Web to Printシステムのような外部オンラインアプリケーション
ホットフォルダー、またはラインプリンターデーモン(LPD)プロトコルを使用する印刷コマンドからもジョブを受信できます。ジョブチケットプリンターはプリンター機器と直接通信し、印刷中のジョブの状況を取得できます。

パススループリンター
パススループリンターはPCL、PostScript、PDFなどのさまざまな形式のジョブを印刷する機器に関連付けできます。パススループリンターに割り当てられたジョブにはジョブチケットがありません。パススループリンターに関連付けられたTotalFlow Production Managerワークフローは、ホットフォルダーやLPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。パススループリンターはジョブ状況をレポートできません。

パススループリンターはRICOH TotalFlow Production Manager Job Submissionからジョブを受信できます。

TotalFlow Production Manager割り当てプロパティーで、両方の種類のプリンターにジョブを割り当てます。すべてのジョブの割り当てプロパティー値がプリンターの割り当てプロパティー値と一致する場合は、プリンターにジョブを割り当てることができます。

ジョブプロパティー プリンタープロパティー
お客様 お客様名
用紙設定名前エディターの 用紙ページの ジョブのプロパティー 用紙設定(プリンターの給紙トレイまたは用紙交換をスケジュールした用紙の 名前
ステープル/製本 ステープル
パンチ パンチ
折りの種類 折り
カラー/白黒 カラーモード
合計シート数 対応するジョブの合計シート数
要求済みプリンター 要求済みプリンター

注意: 同じプリンター機器を表すプリンターを作成した場合は、以下の競合が発生する場合があります。
  • キューポッドの各プリンターにカスタムキューがあるため、プリンター機器のすべてのキューが確認できない。
  • 期待した順序でジョブが印刷されない。
  • 1つのプリンターに割り当てられたジョブが別のプリンターに割り当てられたヘッダーページと本文の間に印刷される。
  • ジョブチケットプリンターとパススループリンターが同じプリンター機器を表す場合で、パススループリンターが大きいジョブを処理しているときにジョブチケットプリンターに割り当てられたジョブの状況が表示できない。
これらの競合を回避するには、一度に1つのプリンターのみを有効にしてください。

1.2.4.1.1 ジョブチケットプリンターを作成する

ジョブチケットプリンターはPDFに対応するプリンター機器と関連付けできます。PostScriptとPCLジョブはワークフローステップでPDF形式に変換した場合に印刷できます。

ジョブチケットプリンターに割り当てられているジョブのジョブチケットを編集できます。ジョブチケットプリンターに関連付けたTotalFlow Production ManagerワークフローはTotalFlow Prep、ホットフォルダー、LPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。ジョブチケットプリンターはプリンター機器と直接通信し、印刷中のジョブの状況を取得できます。

プリンターコントローラーオプションを使用するプリンター機器を表すジョブチケットプリンターには、TotalFlow Production Managerでプリンター割り当てプロパティーが自動的に設定され、プリンターが作成されるとすぐに用紙マップが作成されます。

TotalFlow Production Managerを使用すると、Windowsシステムに接続済みプリンターを追加し、Windows V4印刷サブシステムと互換性のあるプリンタードライバーを使用できます

    重要:
  • Windows V4印刷デバイスの追加は新しい機能で、現在はプレビューバージョンとしてのみ提供されています。制限事項と可能な解決策については、Readmeファイルを参照してください。
  • プリンターを登録する前に、コンピューターとプリンターの両方をネットワークに正しく接続してください。ネットワークにプリンターを接続する方法は、プリンターの使用説明書を参照してください。
  • Windows V4プリンターを使用できるようにするには、Windows V4印刷サブシステムと互換性のあるプリンタードライバーをインストールしてください。

ジョブチケットプリンターを作成するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 以下のいずれかを行います。
    新しいプリンターを作成するには、以下の操作を行います。
    1. 画面の左側のオブジェクトポッドで、プリンターをクリックします。
    2. 新規をクリックし、 ジョブチケットプリンター...を選択します。

      ジョブチケットプリンターを作成ダイアログが表示されます。

      ジョブチケットプリンターダイアログの作成:一般ページ

    既存のプリンターをコピーするには、以下の操作を行います。
    1. プリンタータブでプリンターを選択し、 さらに表示コピー...の順にクリックします。
    2. または、プリンターを右クリックし、コピー...を選択します。

      プリンターをコピーダイアログが表示されます。

      名前以外のプロパティー値は新しいプリンターでは選択したプリンターのプロパティーと同じ値になります。

  4. ダイアログの各ページで、調整が必要な必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。
    ページを変更するには、ナビゲーションバーのページ名をクリックします。
    1. プリンター種類でオプションの1つを選択します。
      • 対応しているリコー機器のうちの1つを表すプリンターを作成する場合は、標準を選択します。これは、デフォルトのオプションです。
      • 標準では対応していない機器を表すPostScriptプリンターを作成する場合は、カスタムを選択します。
      • Windows V4印刷サブシステムと互換性のあるプリンタードライバーを使用するWindowsシステムに接続済みプリンターを追加する場合は、Windows(機能プレビュー)を選択します。
    2. カスタムプリンターをTotalFlow Production Managerで使用可能にするには、カスタムプリンター定義ファイルをインポートしてください。カスタムプリンター定義ファイルをインポートするには、 インポートをクリックします。カスタムプリンター定義ファイルのインポートについては、 カスタムプリンター定義のインポートツール を使用するを参照してください
    3. カスタムを選択した場合は、表示されたリストのプリンターの1つを選択してから、 設定をクリックします。
      インストール可能なオプションダイアログが表示されます。そこで選択したプリンターモデル機器の機能を選択できます。これらのオプションは、TotalFlow Production Managerプリンターで使用可能になります。インストール可能なオプションの使用については、を使用するを参照してください。
      重要: TotalFlow Production ManagerがHTTPSで開かれた場合、他のページにHTTPでロードすることを許可しないセキュリティー制限があるため、インストール可能なオプションダイアログを使用できない可能性があります。この場合は、HTTPに戻してインストール可能なオプションを設定してから、再度HTTPSを有効にします。
    4. Windows(機能プレビュー)を選択した場合は、プリンターリストから追加するWindowsプリンターを選択します。

      プリンターリストには、Windows V4印刷サブシステムと互換性のあるプリンタードライバーを使用するWindowsシステムで利用可能なプリンターが含まれます。

      設定オプションは、プリンターを保存した後でのみ利用できます。プリンターを設定するには、以下の⼿順に従います。

      1. メニューバーで、操作をクリックします。
      2. プリンタータブで、 さらに表示プロパティー...の順にクリックします。または、プリンター名を右クリックし プロパティー...を選択します。 ジョブチケットプリンターのプロパティーダイアログが表示されます。
      3. 設定をクリックします。 RICOH Windowsプリンターマッピングダイアログが表示されます。
      4. RICOH Windowsプリンターマッピングダイアログで、プリンターで利用できる設定のマッピングを設定します。

        このプリンターモデルでは、デフォルトのマッピングセットがすでに利用できます。

        詳しくは、 RICOH Windowsプリンターマッピング画面のヘルプボタン()をクリックします。

    5. アプリケーションとプリンター間の通信に使用するプリンター言語を指定します。
    6. 同じプリンター機器を表すプリンターを作成する場合は、各プリンターのTCP/IPアドレスまたはホスト名プロパティーに同じ値を指定します。
      1つのプリンターにTCP/IPアドレスを指定し、別のプリンターに完全修飾ホスト名を指定すると、両方が同じアドレスに行き着いてもTotalFlow Production Managerは2つのIPアドレスとして認識します。
    7. TCP/IPポートプロパティーの値を指定します。
      • プリンター言語がPostScriptに設定されたときは、デフォルトポート番号は9100です。EFI Fieryコントローラーオプションを使用するプリンター機器には、以下のポート番号を指定できます。
        9101
        直接キューにジョブを送信します。ジョブは送信した順序で印刷されます。TotalFlow Production Managerはほとんどのプリンターのジョブ状況を判定できません。複数の部数をソートする機能はありません。
        9102
        印刷キューにジョブを送信します。ジョブは送信した順序で印刷されない場合があります。TotalFlow Production Managerはジョブ状況を判定できます。複数の部数をソートする機能があります。このポートを推奨します。
        9103
        保留キューにジョブを送信します。印刷するには、プリンター操作画面でオペレーターがジョブの保留を解除してください。
      • プリンター言語がPDF/JDFに設定される場合は、表示されるデフォルトは8010 / 80です。

        8010はPDF/JDFを使用するプリンターデバイスのネットワークインターフェースであり、80は、TotalFlowプリントサーバーのコントローラーを使用する機器専用です。

    8. プリンターの処理能力に関する更新情報を受け取るために、プリンター機能を有効にするトグルは有効のままにします。
    9. プリンターが再起動前に設定された状態を維持できるようにするには、再起動後プリンターの状態を維持を選択します。
    10. ワークフローセクションで、 ワークフローを作成終了時にワークフローを編集の順に選択します。これで、新しいプリンター用のワークフローを作成し、ダイアログを閉じるとそのプロパティーを編集できます。
    11. スケジューリングページで、プリンター割り当てプロパティーを設定します。
    12. セット済み用紙で、以下のいずれかを選択します。
      • いいえを選択すると、プリンター給紙トレイのいずれにもジョブで必要な用紙がセットされていない場合のみ、プリンターにジョブをスケジュールします。
      • はいを選択すると、プリンター給紙トレイのいずれかにジョブで必要な用紙がセットされた場合のみ、プリンターにジョブをスケジュールします。
      注意: いずれの場合も、ジョブで要求された用紙がプリンターに対応する用紙リストにあることが必要です。
    13. 用紙で、プリンターで必要な用紙種類を選択します。
    14. 拡張ページで、デフォルトでは、TotalFlow Production Managerサーバーをインストールしたときに選択した言語で区切り紙(バナーページ)が印刷されます。別の言語で区切り紙を印刷するには、 メッセージ言語プロパティーを設定します。
    15. 区切り紙用給紙トレイでトレイリストから区切りページ用の給紙トレイを選択します。
      プリンター言語がJDFに設定されている場合は、未使用タブが排紙される排紙トレイも選択できます。
    16. ジョブチケットを検証トグルを使用して、印刷前にジョブチケットを検証するかどうかを指定します。
      このオプションは、以前検証されていないジョブチケットに特に使用されます。
    17. ジョブ区切り紙セクションで、ジョブページの前とまたは後に特別な指示を印刷するかどうかを指定します。

      注意: ジョブに排紙トレイを選択した場合は、区切り紙にも同じ排紙トレイを設定します。

      ジョブの仕上げ設定によって、ジョブと同じ排紙トレイに一部の区切り紙を排紙しない場合があります。これは、ジョブの排紙トレイに次のいずれかを設定したときに発生します。

      • 中とじトレイ
      • トリマートレイ
      • リング製本機トレイ
      • くるみ製本機左下トレイ
      • 折り機トレイ
      この場合は、プリンターが区切り紙の排紙先を決定します。通常、 フィニッシャーシフトトレイに排紙されます。

    18. SNMPで、プリンターコントローラーのプロパティーと同じ値を設定します。
      プリンタープロパティー EFI Fieryプリンターコントローラー リコープリンターコントローラー TotalFlow Print Serverプリンターコントローラー
      コミュニティー名 コミュニティー名読み取み コミュニティー名プリンタープロパティーには読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。 コミュニティー名には読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。
      ユーザー名 非セキュアユーザー名(低セキュリティー) アカウント名(ユーザー) ユーザー

      複数の値を指定できます。リストの値にユーザー名プリンタープロパティーを設定します。

      セキュアユーザー名(中または高セキュリティー)
      中セキュリティーパスワード

      パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。

      ユーザー認証パスワード 認証パスワード(ユーザー) パスワード

      TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。中レベルのセキュリティーには、 中セキュリティーパスワードプロパティーでユーザーが指定した値を ユーザー名プロパティーに設定し、 パスワードの最大文字数プロパティーは設定しないでください。

      パスワードの最大文字数

      パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。

      ユーザープライバシーパスワード 暗号化パスワード パスワード

      TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。最高レベルのセキュリティーには、 ユーザー名プロパティーでユーザーが指定した値を 中セキュリティーパスワードおよび パスワードの最大文字数プロパティーに設定します。

      セキュリティーレベル セキュリティーレベル    
      認証種類 ユーザー認証種類 認証アルゴリズム セキュリティー
      プライバシー種類 です。このフィールドは必須です。 なし以外の値を指定します。 プライバシー種類なしの場合は、SNMPはプリンターに接続できません。 ユーザープライバシータイプ   暗号化SNMPダイアログ)
      コンテキスト名   コンテキスト名  
    ジョブチケットプリンターダイアログの作成:一般ページ
  5. OKをクリックします。
  6. プリンターを無効にするには、横にある[有効]ボタン(有効)をクリックします。

1.2.4.1.1.1 カスタムプリンター定義のインポートツールを使用する

カスタムプリンター定義のインポートツールを使用すると、地域のエキスパートにより作成されたカスタムプリンター定義ファイルをインポートおよび管理できます。これらのファイルは.gpzファイルという名前が付いています。プリンターコネクターにより、TotalFlow Production Managerで利用できるカスタムプリンター定義ファイルが作成されます。
カスタムプリンター定義ファイルを追加する前に、カスタムプリンター定義のインポートツールを起動してください。
カスタムプリンター定義のインポートツールを起動するには、次の手順に従います。
  1. TotalFlow Production Managerがインストールされているシステムで、スタートメニューを開きます。
  2. RICOH TotalFlow Production Managerカスタムプリンターツールの順にクリックします。
    デフォルトのブラウザーでカスタムプリンター定義のインポートツール画面が開きます。必要に応じてプリンター定義ファイルをインポートまたは削除します。
注意: プリンターコネクターとカスタムプリンター間の通信が制限されているため、TotalFlow Production Managerが受け取るジョブ状況と進行状況に関する情報は必ずしも正確でない場合があります。詳しくは、プリンター本体のジョブ状況を確認してください。

1.2.4.1.1.1.1 カスタムプリンター定義ファイルをインポートする

  1. をクリックします。 カスタムプリンター定義ファイルをインポート...ボタンは、画面の左上角にあります。
    開くダイアログボックスが表示されます。
  2. ダイアログボックスからgpzファイルを選択し、 開くをクリックします。
    gpzファイルはメインページの表に表示され、自動的に選択されます。このカスタムプリンター定義ファイルを使用して、TotalFlowアプリケーションにプリンターオブジェクトを作成できます。

    gpzファイルはメインページの表に表示されます。

1.2.4.1.1.1.2 カスタムプリンター定義ファイルを削除する

  1. メインページの表で、削除するカスタムプリンター定義ファイルを選択し、削除ボタン()をクリックします。
    警告メッセージが表示されます。
  2. はいをクリックします。
    選択したカスタムプリンター定義ファイルはPrinter Connectorから削除されます。
注意: カスタムプリンター定義ファイルを削除した後は、削除したカスタムプリンター定義ファイルを使用して新しいプリンターを作成することはできません。ただし、そのカスタムプリンター定義ファイルを使用して作成されたすべてのプリンターは正常に機能します。

1.2.4.1.1.2 を使用する

プリンターの機能に応じて、インストール可能なオプションを設定します。デバイス機能の詳細は、使用しているプリンターの使用説明書を参照してください。

インストール可能なオプションを設定するには、以下の操作を行います。

  1. プリンターで利用可能なオプションを選択します。
    エンジンはデフォルトで選択され、印刷を行うプリンターの主要部品を意味しています。
    装着可能なオプションには、パンチユニット、紙折りユニットオプション、中とじフィニッシャー、またはステープラーなどがあります。
  2. 変更を保存するには、OKをクリックします。
    プリンターの機能を変更するには、インストール可能なオプションパネルに戻り、必要に応じてオプションを選択します。

1.2.4.1.2 パススループリンターを作成する

パススループリンターはPCL、PostScript、PDFなどのさまざまな形式のジョブを印刷する機器に関連付けできます。

パススループリンターに割り当てられたジョブにはジョブチケットがありません。パススループリンターに関連付けられたTotalFlow Production Managerワークフローは、ホットフォルダーやLPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。パススループリンターはジョブ状況をレポートできません。

パススループリンターを作成するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 左側のオブジェクトポッドで、プリンターをクリックします。
  4. 以下のいずれかを行います。
    • 新しいパススループリンターを作成するには、
    1. 新規をクリックし、 パススルー...を選択します。

      パススループリンターを作成ダイアログが表示されます。

      パススループリンターを作成ダイアログ:一般ページ

    • 既存のプリンターをコピーするには、以下の操作を行います。
    1. プリンタータブでプリンターを右クリックします。
    2. コピー...を選択します。

      プリンターをコピーダイアログが表示されます。

      名前以外のプロパティー値は新しいプリンターでは選択したプリンターのプロパティーと同じ値になります。

  5. ダイアログの各ページで、必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。
    ページを変更するには、ナビゲーションバーのページ名をクリックします。
    1. 全般ページで、 コマンドプロパティー値はシステムで使用可能な印刷コマンドによって異なります。
      • Windows lprコマンドには、 コマンドプロンプトウィンドウを開き、lpr ?を入力します。
      • コマンドのサーバーオプションの値としてプリンターのホスト名またはIPアドレスを使用します。

        たとえば、Windows lprコマンドは-Sprinterオプションを使用し、LPDサービスを提供するサーバーを指定します。パススループリンターの場合は、これがプリンターになります。

      • コマンドのプリンターオプション値として印刷キューの名前を使用します。

        たとえば、Windows lprコマンドは-Pprinterオプションを使用し、印刷ファイルを送信するプリンターまたは印刷キューを指定します。パススループリンターの一般的な印刷キュー名はPASSです。

      • コマンドの部門オプション値として会社の部門名を使用します。

        たとえば、Windows lprコマンドは-Jdepartmentを使用し、印刷ジョブの責任を持つ管理会社を指定します。

      • getFileNameまたはgetAbsoluteFileNameコマンドを使用し、印刷ファイル名を指定します。
        1. 注意:
        2. 外部コマンドプロパティーでファイル名を指定するには、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。
        3. 外部コマンドプロパティーでジョブ属性を指定するには、コマンドでジョブ属性シンボルを使用するを参照してください。
      • パススループリンターは自動的にジョブプロパティー値を判別できないため、プリンターコマンドのオプションとしてプリンターに渡してください。
    2. プリンターが再起動前に設定された状態を維持できるようにするには、再起動後プリンターの状態を維持を選択します。
    3. スケジューリングページで、プリンター割り当てプロパティーを設定します。
    4. バックアップページで、作成中のプリンターが何らかの理由で停止した場合に代わりに使用する バックアッププリンターを選択します。
    5. リカバリーモードに移行する条件としてリカバリートリガーと、プリンターがリカバリーモードに移行するまでの待機時間を選択します。
    6. デフォルトでは、TotalFlow Production Managerサーバーをインストールしたときに選択した言語で区切り紙(バナーページ)が印刷されます。別の言語で区切り紙を印刷するには、 拡張ページの メッセージ言語プロパティーを設定します。
      パススループリンターを作成ダイアログ:カスタマイズページ
    7. 特殊な指示のコマンドプロパティーの値を設定してパススループリンターを有効にし、ジョブの前に特殊指示と区切り紙を印刷します。
      getOperInstコマンドを使用し、特殊指示名を指定します。詳しくは、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。
    8. SNMPで、プリンターコントローラーのプロパティーと同じ値を設定します。
      プリンタープロパティー EFI Fieryプリンターコントローラー リコープリンターコントローラー TotalFlow Print Serverプリンターコントローラー
      コミュニティー名 コミュニティー名読み取み コミュニティー名プリンタープロパティーには読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。 コミュニティー名には読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。
      ユーザー名 非セキュアユーザー名(低セキュリティー) アカウント名(ユーザー) ユーザー

      複数の値を指定できます。リストの値にユーザー名プリンタープロパティーを設定します。

      セキュアユーザー名(中または高セキュリティー)
      中セキュリティーパスワード

      パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。

      ユーザー認証パスワード 認証パスワード(ユーザー) パスワード

      TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。中レベルのセキュリティーには、 中セキュリティーパスワードプロパティーでユーザーが指定した値を ユーザー名プロパティーに設定し、 パスワードの最大文字数プロパティーは設定しないでください。

      パスワードの最大文字数

      パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。

      ユーザープライバシーパスワード 暗号化パスワード パスワード

      TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。最高レベルのセキュリティーには、 ユーザー名プロパティーでユーザーが指定した値を 中セキュリティーパスワードおよび パスワードの最大文字数プロパティーに設定します。

      セキュリティーレベル セキュリティーレベル    
      認証種類 ユーザー認証種類 認証アルゴリズム セキュリティー
      プライバシー種類 です。このフィールドは必須です。 なし以外の値を指定します。 プライバシー種類なしの場合は、SNMPはプリンターに接続できません。 ユーザープライバシータイプ   暗号化SNMPダイアログ)
      コンテキスト名   コンテキスト名  
    9. 同じプリンター機器を表すプリンターを作成する場合は、各プリンターのTCP/IPアドレスまたはホスト名プロパティーに同じ値を指定します。
    10. PS/PCLデータ置換ページで、必要に応じて置換ルールを設定します。

      この機能を使用すると、印刷ジョブを処理する前にPostScriptまたはPCLファイルからテキストを置換または削除できます。

      入力テキストには、プレーンテキスト、16進拡張表記、またはその組み合わせを入力できます。たとえば、データ置換値には\x1Bのような16進拡張表記を含めることができます。これは、16進コード1B(エスケープ)のある文字です。

      置換メソッドは文字列に指定値や正規表現がないか検索し、指定値が置換される新しい文字列を返します。このメソッドは元の文字列を変更しません。

      • 前に添付フィールドで、[参照]アイコン(参照アイコン)をクリックし、処理したファイルにヘッダーとして追加するテキストを含む、ファイルのフルパス名を入力します。
      • 後に添付フィールドで、[参照]アイコン(参照アイコン)をクリックし、処理したファイルにフッターとして追加するテキストを含む、ファイルのフルパス名を入力します。
      • 左のデータを置換(複数行)フィールドで、置換または削除する文字列を入力します。
      • 右のデータを置換(複数行)フィールドで、前の手順で入力した文字列を置換するテキストを入力します。

      注意: 添付するファイルがサーバーにない場合は、 アップロードボタン(アップロードファイル)を使用してTotalFlow Production Managerサーバーにファイルをアップロードします。

  6. OKをクリックします。
  7. 新しいパススループリンターを使用するには、[有効]ボタン(有効)をクリックします。
    注意: パススループリンターに関連付けられたワークフローにPDFに変換アクティビティーが含まれる場合は、データ置換を実行する前にPostScriptまたはPCLファイルがPDFに変換されます。 印刷アクティビティー中にデータ置換が実行されます。

1.2.4.1.3 データ置換ツールを使用するためにパススループリンターを設定する

PS/PCLファイルのデータ置換ツールを使用するためにパススループリンターを設定する方法の一例を紹介します。
PS/PCLファイルのデータ置換ツールを使用するために既存のパススループリンターを設定するには、次の手順に従います。
  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. プリンタータブで、設定するパススループリンターを選択します。
  4. さらに表示をクリックし、 プロパティー...を選択します。または、パススループリンターを右クリックし、 プロパティー...を選択します。
    パススループリンターのプロパティーダイアログが表示されます。
  5. PS/PCLデータ置換ページで、必要に応じて置換ルールを設定します。
    パススループリンターのプロパティーダイアログ:データ置換ページ
    • 前に添付フィールドで、[参照]アイコン(参照アイコン)を使用し、処理したファイルにヘッダーとして追加するテキストを含む、ファイルを選択します。

      必要なファイルがサーバーにない場合は、アップロードボタン(アップロードファイル)を使用してTotalFlow Production Managerサーバーにファイルをアップロードします。

    • 後に添付フィールドで、[参照]アイコン(参照アイコン)を使用し、処理したファイルにフッターとして追加するテキストを含む、ファイルを選択します。
      サーバー上のファイルを参照
    • OKをクリックします。
    • 送信するPSまたはPCLファイルの内容の置換や削除が必要な場合は、以下の操作を行います。
      • 左のデータを置換(複数行)フィールドで、置換または削除する文字列を入力します。
      • 右のデータを置換(複数行)フィールドで、前の手順で入力した文字列を置換するテキストを入力します。
  6. OKをクリックします。
  7. ワークフロータブで、設定するワークフローを選択し、 プロパティー...をクリックします。
  8. ワークフローのプロパティーダイアログで、 ホットフォルダーをジョブ送信種類として選択します。
    デフォルトのフォルダーパスを保持するか、[参照]オプション(参照アイコン)を使用して、サーバーの空のフォルダーを選択または作成し、このワークフローのホットフォルダーとして使用できます。
  9. パススループリンターとワークフローを有効にします。
  10. TotalFlow Production Managerがインストールされているサーバーで、ワークフローのホットフォルダーとして設定されたフォルダーにPSまたはPCLファイルをコピーします。
    このジョブは全てのジョブポッドのリストに表示され、PS/PCLファイルはデータ変更がすべて反映されて印刷されます。

    3ファイルが結合されて作成されたPS/PCLファイルは、サーバーの-installation_path/aiw/aiw1/spool/default/jobs_ID/jobs_ID.print.ps/pclで確認できます。

1.2.4.1.4 プリンターに区切り紙の印刷を設定する

TotalFlow Production Managerでは、ジョブの前後の区切り用紙(バナーページ)にジョブプロパティーの値を印刷できます。ジョブの最初のデータページの前に印刷するジョブ区切り紙は、ヘッダーシートとも呼ばれます。ジョブの最後のデータページの後に印刷するジョブ区切り紙は、後書きシートとも呼ばれます。
    注意:
  • パススループリンターではヘッダーシートまたは後書きシートを印刷できません。
  • 区切り紙を印刷するには、ジョブを作成するワークフローのジョブ区切り紙(前)部数または ジョブ区切り紙(後)部数プロパティーの値を1以上にしてください。

区切り紙を印刷するためにジョブチケットプリンターを設定するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 左側のオブジェクトポッドで、プリンターを選択します。
  4. プリンタータブで、プリンターを選択し、 さらに表示をクリックし、 プロパティー...を選択します。
  5. ジョブチケットプリンターのプロパティーダイアログで、 詳細をクリックします。
    プリンターのプロパティーダイアログ:ページのカスタマイズ
  6. オプション: 特定の用紙種類で区切り紙を印刷するには、リストから区切り紙用給紙トレイプロパティーの値を選択します。
    このトレイの用紙はジョブのすべての区切り紙(ヘッダーシート、後書きシート、特殊な指示付き区切り紙)の印刷に使用されます。
    区切り紙用給紙トレイが選択されていない場合は、すべてのジョブ区切り紙が普通紙A4またはLetterで印刷されます。
  7. プリンターを有効にし、ヘッダー/後書きシートを印刷するには、または はいに設定します。
  8. OKをクリックします。

1.2.4.1.5 バックアッププリンターを設定する

何らかの理由で印刷できないときに、TotalFlow Production Managerがプリンターに新しいジョブを割り当てることを停止し、プリンターが要求するバックアッププリンターにジョブの割り当てを開始するようにプリンターを設定できます。最初のプリンターで印刷待機中のジョブはバックアッププリンターに移動します。最初のプリンターに送信されているジョブは移動しません。プリンターが停止したときの印刷中ジョブは、バックアッププリンターに移動されます。

バックアッププリンターを設定するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. SNMP接続が機能することを確認します。SNMPの接続が切れたり無効になる場合は、TotalFlow Production Managerはプリンターからの情報を受信できません。
  3. メニューバーで、操作をクリックします。
  4. プリンターをクリックします。
  5. プリンタータブで、プリンターを選択し、 さらに表示プロパティー...の順にクリックします
  6. ジョブチケットプリンターのプロパティーダイアログで バックアップをクリックします。
    プリンタープロパティーダイアログ:バックアップページ
  7. このプリンターに割り当てられているジョブとこのプリンターを要求する新しいジョブが送信されるプリンターまたはプリンタープールの名前をバックアッププリンタープロパティーに設定します。
  8. リカバリートリガープロパティーを設定し、プリンターがリカバリーモードに入る条件を指定します。
    個別のエラーと警告や以下の条件を指定できます。
    任意のエラー
    エラーの条件があります。
    任意の警告
    警告の条件があります。
    プリンターに接続できません。
    ジョブを送信するときに、TotalFlow Production Managerがプリンターに接続できません。
    1. リカバリートリガーを追加するには、リカバリートリガーリストから選択します。
    2. リカバリートリガーを削除するには、リカバリートリガーリストから削除します。
  9. デフォルトでは、リカバリートリガーが始動した後に、プリンターがリカバリーモードになる前に15分間待機します。この間にドアが開いています。用紙量 少などの一時的な問題を修正できます。待機時間を変更するには、 リカバリー遅延(分)プロパティーの値を変更します。
  10. リカバリーシートを印刷オプションを有効にして、最初のジョブがリカバリーされる前に、バックアッププリンターが追加のシートを印刷できるようにします。リカバリーシートは、この後に印刷されるジョブがリカバリーされたジョブであることをオペレーターに通知します。
  11. OKをクリックします。
注意: バックアッププリンターの段階的なフローが発生したときにバックアッププリンターもリカバリーモードの場合は、リカバリートリガーは始動せずに最初のプリンターにジョブが残ります。

1.2.4.1.6 用紙を使用するためにプリンターを設定する

ジョブで指定された用紙に印刷されるように、TotalFlow Production Managerのプリンターと用紙を設定する方法を説明します。リコーとEFI Fieryのコントローラーオプションを使用するプリンターでは同じ手順になります。

以下の手順はTotalFlow Prepまたは他の外部アプリケーションから送信したジョブに適用されます。デフォルトでは、ホットフォルダーやlprコマンドを使用して送信したジョブには用紙プロパティーが指定されないので、受信とスケジューリングが自動的に実行されます。

TotalFlow Production Managerプリンターを設定してジョブを印刷するには、以下の操作を行います。

  1. TotalFlow Production Managerの用紙を正しく定義します。
    詳しくは、 TotalFlow Production Manager と他のプログラムの用紙を参照してください。
  2. 各ジョブチケットプリンターまたはパススループリンターの給紙トレイをマッピングしてプリンター機器にセットした用紙を表示します。
    1. 可能なときはデフォルト用紙を使用します。
      デフォルト用紙の名前はプリンターの用紙リストに一致させる必要はありません。たとえば、プリンター機器のトレイ1にセットした用紙が用紙リストで 標準になるとします。TotalFlow Production Managerには 標準というデフォルト用紙はありませんが、 A4という用紙があります。 標準A4は両方ともホワイト、A4サイズ、坪量80g/m2で、印刷済み紙、パンチ済み紙、凹凸紙、コート紙ではありません。この場合は、TotalFlow Production Managerプリンターの トレイ1A4用紙を指定します。
    2. デフォルト用紙を使用できない場合は、ユーザー設定紙を作成します。
      1. デフォルト用紙に最も近い用紙をコピーしてから、プロパティーを変更します。TotalFlow Prepまたは他の外部アプリケーションから送信したジョブと一致するすべてのプロパティーの値が確保されます。
      2. ユーザー設定紙に対応している用紙リストを使用する場合は、各プリンターの用紙種類のリストに用紙を追加します。
  3. TotalFlow Production Managerにジョブを送信する前に、外部アプリケーションのジョブチケットで要求された用紙プロパティーとTotalFlow Production Managerの用紙ライブラリーのプロパティーを比較します。ジョブチケットが要求するすべての用紙には、等しいプロパティー値があるTotalFlow Production Managerの用紙が必要です。ユーザー設定紙を使用するジョブを送信する場合は、ジョブチケットの用紙プロパティーにユーザー設定紙を指定したことを確認してください。
  4. TotalFlow Production Managerプリンターにジョブを送信するように設定するには、ジョブチケットで要求された各用紙名がプリンターの給紙トレイにマッピングした用紙名または用紙交換で指定した用紙名と一致することを確認します。
  5. プリンターにジョブの印刷を送信できない場合は、以下の操作を行います。
    1. ジョブを選択し、さらに表示をクリックし、 移動...を選択します。 ジョブを移動ダイアログで、対象プリンターにジョブを設定できない原因のプロパティーを確認します。
    2. 用紙プロパティーに問題がある場合は、ジョブによって要求された各用紙名がプリンターの給紙トレイのリストに表示されていることを確認します。

1.2.4.2 ワークフローを作成する

ワークフローはTotalFlow Production Managerがジョブの受信に使用するTotalFlow Production Managerのオブジェクトです。
ワークフローを作成するには、以下の操作を行います。
  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 左側のオブジェクトポッドのツールバーで、ワークフローをクリックします。
  4. 新しいワークフローを作成するには、以下の操作を行います。
  5. 新規をクリックします。
  6. 既存のワークフローをコピーするには、以下の操作を行います。
  7. ワークフロータブでワークフローを選択します。
  8. さらに表示をクリックします。
  9. コピー...を選択します。
    名前以外のプロパティー値は新しいワークフローでは選択したワークフローのプロパティーと同じ値になります。

    ワークフローを作成または ワークフローをコピーダイアログが表示されます。

  10. ダイアログの各ページで、調整が必要な必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。
  11. ワークフローで処理するジョブのカラーページまたは白黒ページ数に関する詳細情報を受け取るには、カラーページを数えるトグルを有効にします。 全てのジョブポッドに情報が表示されます。
  12. 外部アプリケーション経由でジョブを送信する場合は、全般タブで送信方法のいずれかまたは両方を選択します。
      注意:
    • LPDプロトコルを使用してジョブを受信する場合は、ワークフロー名を8バイト以下にします。使用する印刷コマンドに応じて、ワークフロー名と同じ名前で送信システムで印刷キューを作成してください。一部のシステムでは印刷キュー名が8バイトで途切れます。
    • ホットフォルダーでジョブを受信する場合は、TotalFlow Production Managerフォルダーパスに指定したディレクトリーを作成します。
    ワークフローの作成ダイアログ
  13. このワークフローで処理したすべてのジョブに区切り紙の印刷が必要な場合は、詳細ページの バナーページダイアログで適切な値を入力または選択します。
    ワークフローの作成ダイアログ:詳細ページ
  14. OKをクリックします。
  15. 新しいワークフローを使用するには、ワークフローが有効であることを確認します。
    注意: 全般タブの ホットフォルダー送信方法で切り替えた場合のみ、 ホットフォルダーの詳細を編集できます。
また、プリンターを作成するとき、新しいワークフローを作成できます。詳しくは、ジョブチケットプリンターを作成するを参照してください。

1.2.4.2.1 プリンターまたはプリンタープールをワークフローに関連付ける

プリンターまたはプリンタープールにジョブを割り当てるには、ワークフローを関連付けてください。オペレーターと管理者は、プリンターまたはプリンタープールをワークフローに関連付けることができます。

プリンターまたはプリンタープールをワークフローに関連付けるには、以下のいずれかを行います。

  • オペレーターと管理者は、以下を実行できます。
    1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ワークフローを選択し、さらに表示をクリックします。
    4. エディターとプロパティー...を選択します。
    5. プロパティータブの 全般ページで、 要求済みプリンターリストからプリンターまたはプリンタープールを選択します。
      ワークフローのプロパティーダイヤログ:全般ページ
    6. OKをクリックします。
    また、新しいプリンターを作成するとき、管理者はワークフローを割り当てることができます。ワークフローを新しいプリンターに割り当てるには、以下の操作を行います。
    1. ジョブチケットプリンターを作成ダイアログの ワークフローセクションで、 ワークフローを作成を選択します。
    2. 新しいプリンターを作成したワークフローに割り当てるには、終了時にワークフローを編集をクリックし、ワークフローの 要求済みプリンタープロパティーを編集します。
  • 管理者は、以下を実行できます。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ワークフローをクリックします。
    4. ワークフローを選択し、エディターとプロパティー...をクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    5. 印刷アクティビティーを右クリックし、 プロパティーを選択します。
    6. アクティビティーのプロパティージョブのデフォルト値ページ 印刷ダイアログで 要求済みプリンターリストからプリンターまたはプリンタープールを選択します。
      アクティビティーのプロパティーダイアログ:ジョブのデフォルト
    7. OKをクリックします。

1.2.4.2.2 ジョブプロパティーのワークフローデフォルト値と上書き値を設定する

オペレーターと管理者は、ワークフローにジョブプロパティーのデフォルト値と上書き値を関連付けることができます。

ワークフローがジョブを受信するときは、ジョブは値を持たないプロパティーにワークフローのデフォルト値を使用します。すべてのジョブプロパティーは、上書きを指定した場合ジョブチケット値の代わりにワークフローの上書き値を使用します。

重要: TotalFlow Prepから受信したジョブに上書き値を設定するときは注意してください。上書き値がこれらのアプリケーションに設定した値と競合する場合があります。
注意: ページ数プロパティーは例外です。TotalFlow Production Managerでジョブのページ数を決定できる場合は、上書き値を設定しても実際の数を使用します。

ジョブプロパティのワークフローデフォルトと上書きを設定するには、以下の操作を行います。

  1. ワークフロータブで、ワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...をクリックします。または、ワークフローをダブルクリックします。

    ワークフローダイアログが表示されます。

    ワークフローのプロパティーダイヤログ:全般ページ

  2. ワークフローのプロパティーダイアログで ジョブのデフォルトをクリックします。

    ワークフローのジョブデフォルトと上書きを設定ダイアログが表示されます。

    ワークフローのジョブデフォルトと上書きを設定ダイヤログ

    注意: TotalFlowアプリケーション経由でジョブを送信する場合は、ステープルオプションに設定されたプロパティーが 仕上げページと サブセットツールで一致することを確認してください。これでジョブで送信した仕上げオプションとワークフローが設定する仕上げオプションの競合を防ぎます。
  3. 別のプロパティーを表示するには、ページグラフィックをクリックします。
  4. プロパティーの情報を表示するには、以下の操作を行います。
    1. プロパティーにカーソルを置きます。
    2. プロパティー名の横の[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)をクリックします。
  5. 設定するプロパティーに値を入力または選択します。
  6. 設定した各プロパティーのアイコンをクリックし、デフォルトまたは上書きにします。アイコンはデフォルト値と上書き値の画像に切り替わります。
    • デフォルトは値がデフォルトであることを示します。
    • 上書きは値が上書きであることを示します。
  7. すべてのプロパティーに同じ値を設定するには、ダイアログの左下角のデフォルトまたは 上書きを選択します。
  8. OKをクリックします。

1.2.4.3 プリンタープールを作成する

プリンタープールは効率的に連携するためのプリンターのグループです。プリンタープールにジョブを送信すると、TotalFlow Production Managerは最速で印刷できるプリンターにジョブを割り当てます。

プリンタープールを作成するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 画面の左側のオブジェクトポッドで、プリンタープール新規...の順にクリックします。

    プリンタープールを作成ダイアログが表示されます。

    プリンタープールダイアログの作成

  4. 調整が必要な必須およびオプションのプロパティーに値を入力または選択します。
    1. プリンターをプリンタープールに追加するには、プリンターリストでプリンターを選択します。
      複数のプリンタープールに同じプリンターを追加できます。
    2. プリンターをプリンタープールから削除するには、プリンターを再度クリックします。
  5. 部数分割機能を使用すると、印刷処理速度を上げることができます。
    1. 部数分割オプションを はいに設定し、 部数分割機能を開始する前に、 コピー分割しきい値をジョブが持つことが可能な最大部数に設定します。
      プリンタープールのすべてのプリンターにジョブが小さく分割されて割り当てられるため、合計部数が最速で印刷されます。
  6. OKをクリックします。

1.2.4.3.1 プリンタープールの使用例

この手順では、異なる種類のプリンターでプリンタープールを使用するためのサンプルタスクを説明します。

1.2.4.3.1.1 部数分割オプションを使用してプリンタープールを設定する

TotalFlow Production Managerサーバーにパススループリンターとジョブチケットプリンターがあることを確認してください。
プリンタープールを作成し、中にパススループリンターとジョブチケットプリンターを追加します。

プリンタープールを作成するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 画面の左側のオブジェクトポッドで、プリンタープール新規の順にクリックします。

    プリンタープールを作成ダイアログが表示されます。

    プリンタープールダイアログの作成

  4. ジョブチケットプリンターとパススループリンターをプリンターリストから選択します。
  5. ジョブチケットプリンターを代表プリンターとして設定します。
  6. 部数分割オプションを有効にします。
  7. コピー分割しきい値を5に設定します。
  8. プリンタープールを作成するには、OKをクリックします。
    プリンタープールタブで新しく作成されたプリンタープールを確認できます。
  9. ワークフローを作成します。
  10. ワークフローの作成方法については、ワークフローを作成するを参照してください。
  11. ワークフローの名前を入力します。
  12. ジョブ送信種類としてホットフォルダーまたは LPDを選択します。
  13. 新しく作成されたプリンタープールを要求済みプリンターとして設定します。
  14. OKをクリックし、ワークフローを作成します。
  15. プリンタープールのプリンターとワークフローが有効であることを確認してください。
  16. 作成したワークフローを選択し、ワークフローのプロパティージョブのデフォルトの順にクリックします。
  17. 印刷方法/認証ページの 部数フィールドで、5より大きい部数を設定します。
    注意: これらの設定は上書き値として設定してください。
  18. TotalFlow Production Managerがインストールされているサーバーでは、ワークフローのホットフォルダーとして設定されたフォルダーにPS、PDF、またはPCLファイルをコピーします。
    注意: プリンタープールからすべてのプリンターで部数分割する場合は、すべてのプリンターに同じ処理能力が必要です。

    ジョブはプリンターの使用状況に応じてプリンター間で分割されます。代表プリンターがエラー状態か無効の場合は、すべてのジョブが2番目のプリンター、この場合は、パススループリンターで印刷されます。

    操作ページの 全てのジョブポッドでジョブを確認できます。

    作成した.PS、PCL、またはPDFファイルは、サーバーの-installation_path/aiw/aiw1/spool/default/jobs_ID/jobs_ID.print.psで確認できます。

1.2.4.3.1.2 ジョブチケットプリンターが無効のときにプリンタープールを使用する

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. TotalFlow Production Managerサーバーにパススループリンターとジョブチケットプリンターがあることを確認してください。
  4. プリンタープールを作成して、中にパススループリンターとジョブチケットプリンターを追加します。
  5. ジョブチケットプリンターを代表プリンターとして設定します。
  6. 部数分割オプションを いいえに設定します。
  7. プリンタープールを作成するには、OKをクリックします。
    プリンタープールタブで新しく作成されたプリンタープールを確認できます。
  8. 次にワークフローを作成します。
  9. メニューバーで、操作をクリックします。
  10. ワークフロータブで、 新規...をクリックします。

    ワークフローを作成ダイアログが表示されます。

  11. ワークフローのプロパティーをクリックします。
  12. 全般ページで、ワークフローの名前を入力します。
  13. ジョブ送信種類としてホットフォルダーまたは LPDを選択します。
  14. 新しく作成されたプリンタープールを要求済みプリンターとして設定します。
    ワークフローの作成ダイアログ
  15. OKをクリックし、ワークフローを作成します。
  16. プリンタープールのプリンターとワークフローが有効であることを確認してください。
  17. プリンタータブでは、プリンタープールに追加したジョブチケットプリンターを選択し、[無効]アイコン(無効)をクリックします。
  18. TotalFlow Production Managerがインストールされているサーバーでは、ワークフローのホットフォルダーとして設定されたフォルダーにPostScript、PDF、またはPCLファイルをコピーします。

    操作ページの 全てのジョブポッドでジョブを確認できます。ジョブチケットが無効であるため、ジョブはパススループリンターで印刷されます。

    作成したPostScript、PCL、またはPDFファイルは、サーバーの-installation_path/aiw/aiw1/spool/default/jobs_ID/jobs_ID.print.psで確認できます。

1.2.4.4 接続を作成する

ポータルを使用してオンライン印刷ショップでジョブを作成し、TotalFlow Production Manager接続を介してジョブをプリンターに割り当てることができます。
オンラインポータルからTotalFlow Production Managerがジョブを受け取るには、最初にTotalFlow Production Managerと印刷ショップポータル間で接続を確立してください。

また、ポータルにアクセスするためのユーザーアカウント、および印刷サービスプロバイダーから受け取る多数のトークンが必要です。

重要: TotalFlow Production Managerはシステムプロキシ設定を使用してMarcomCentralに接続します。プロキシの設定が正しいことを確認してください。

プロキシ設定をするには、サーバーのプロパティーダイアログを開きます。 詳細ページで、 HTTPプロキシフィールドと ポートフィールドを編集します。

接続を作成するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、設定をクリックします。
  3. 接続ポッドで 新規をクリックします。

    接続を作成ダイアログが表示されます。

    接続の作成ダイアログ

  4. 調整が必要な必須およびオプションのプロパティーに値を入力または選択します。
    1. 名前フィールドを編集します。
    2. ホスト環境に従って、使用しているサーバーの地域を地域のリストから選択します。
    3. 接続で利用可能な各サービスの印刷サービスプロバイダーから受け取ったトークン文字列を入力します。トークンは印刷ストアシステムを識別する固有の32文字のコードです。トークンを受け取るには、印刷ストアサービス担当者に連絡してください。選択した地域用のトークンであることを確認します。
      注文
      TotalFlow Production Managerは印刷ストアからジョブを受け取ることができます。
      ジョブチケット
      注文したジョブの詳細をストアから入手できます。
      製品
      接続したストアから利用可能な製品IDをダウンロードできます。製品IDは、ストアで注文できる固有の項目を識別します。IDに関連付けられていた製品テンプレートは、TotalFlow Production Managerでの必要な処理手順を提供します。
      配送伝票
      配送伝票を作成および更新します。
      請求書
      注文の請求書を作成します。
      決済
      注文決済を作成します。
      注意: 常に注文トークン、 製品トークン、 ジョブチケットトークンを提供してください。その他のトークンはオプションです。有効なトークンを提供しない場合、そのトークンに関連付けられたサービスはTotalFlow Production Managerワークフローのアクティビティーでは利用できません。
  5. 接続とインポートをテストをクリックします。
    接続が正しく設定されると、確認メッセージが表示されます。
  6. OKをクリックします。
  7. TotalFlow Production Managerとポータル間の通信を確保するには、接続が有効なことを確認します。接続を有効にするには、 接続タブで選択し、 有効にするをクリックします。
    接続が作成されると、接続を閲覧したり、操作ページの 接続タブでプロパティーを編集したりできます。

1.2.4.5 ジョブ送信を準備する

TotalFlow PrepまたはTotalFlow Production Manager Job Submissionを使用して、TotalFlow Production Managerにジョブを送信できます。また、クイック送信、外部接続、ホットフォルダー、LPDなどの方法も使用できます。使用する送信方法に関係なく、入力ファイルを受信するにはワークフローを作成してください。

1.2.4.5.1 ホットフォルダーを使用してジョブ送信を設定する

FTPやファイルコピーを使用してジョブを送信するには、ホットフォルダープロトコルを使用します。

ホットフォルダープロトコルを使用するワークフローを設定するには、以下の操作を行います。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. メニューバーで、操作をクリックします。
  3. 新しいワークフローを作成または既存のワークフローを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 全般ページで、 ジョブ送信種類プロパティーに ホットフォルダーを選択します。
      仮想プリンターダイアログ:一般ページ
    2. フォルダーパスフィールドにホットフォルダーのファイルパスを入力します。また、参照オプションを使用して、ホットフォルダーを選択することもできます。
      デフォルトのホットフォルダーは、install_drive:\aiw\aiw1\System\hfです。
        重要:
      • ワークフローがデフォルトパスとして作成された場合は、ホットフォルダーのファイルパスはinstall_drive:\aiw\aiw1\System\hf\hot_folder_nameになります。
      • ホットフォルダーのフルパス名を指定します。
      • ホットフォルダーは空にしてください。ファイルがある場合は、TotalFlow Production Managerは印刷を開始しようとします。
    3. FTPサーバーからホットフォルダーにファイルをコピーする場合は、以下の手順に従います。
      1. 詳細 ページの ホットフォルダー完了方法プロパティーを設定します。

        ワークフローの作成ダイアログ:詳細ページ

      2. トリガーファイル名を追加します。トリガーファイルは、入力ファイルと同じ名前である必要がありますが、拡張子は.trgです。トリガーファイルは、関連する入力ファイルが完全に送信されたことを示します。
      3. トリガーのデータプロパティーに印刷可能な入力ファイルを特定する複数の正規表現を設定します。複数の正規表現はコンマで区切ります。正規表現については、正規表現を参照してください。たとえば、PDFとPostScriptファイルを印刷するには、次の正規表現を入力します。

        .*[Pp][Dd][Ff]$,.*[Pp][Ss]$

  4. ワークフローが有効であることを確認します。
      注意:
    1. ホットフォルダーでジョブを送信すると、正確な先入先出順序でファイルが処理されます。
    2. 次の特殊文字は、ホットフォルダーを使用して送信したジョブ名前には含めることはできません。! " ; ' < = > \ ` ~ 特殊文字がある場合は、TotalFlow Production Managerはジョブを処理しますが、特殊文字を含まずにジョブの名前が表示されます。

1.2.4.5.1.1 トリガーのデータ

ワークフローが単一ジョブとして処理が必要な入力ファイルを特定するパターン一致文字列を指定します。

値は正規表現のコマンドを使用し、大文字と小文字を区別します。たとえば、.*PDF$、*PS$.*pdf$、.*ps$は異なるパターンを表します。複数のパターンはコンマで区切ります。間にスペースを入力しないでください。

長さ: 255バイト以内です。

制限:次の文字列は使用できません:${

デフォルト:.*$ この値はジョブデータがあるすべてのファイルを受信することを示します。

ワークフローの完了方法プロパティーが トリガーのときは、サーバーは トリガーパターンプロパティーの値と一致するトリガーファイルを確認します。 トリガーのデータプロパティーの値と一致するデータパターンを確認します。

1.2.4.5.1.2 トリガーパターン

トリガーファイルを特定する 1 つ以上のパターン一致文字列を指定します。トリガーファイルは、関連付けた入力ファイルを完全に送信したことを表示します。

トリガーファイル名と入力ファイル名は同じですが、拡張子が異なります。たとえば、入力機器にトリガーパターン一致文字列のデフォルトを使用すると、STMT406.PD の名前が付けられた入力ファイルは STMT406.trgの名前が付けられたトリガーファイルになります。値は正規表現のコマンドを使用し、大文字と小文字を区別します。複数のパターンはコンマで区切ります。間にスペースを入力しないでください。

長さ: 255バイト以内です。

制限:次の文字列は使用できません:${

デフォルト: .*\.trg$

トリガーファイルを使用するには、ワークフローの完了方法プロパティーを トリガーに設定します。

ワークフローの完了方法プロパティーが トリガーのときは、TotalFlow Production Managerトリガーパターンプロパティーの値と一致するトリガーファイルを確認します。 トリガーのデータプロパティーの値と一致するデータパターンを確認します。

入力ファイルには拡張子が必要です。拡張子がない場合、入力ファイルが存在してもトリガーファイルになりません。

トリガーファイルに中身は不要です。

1.2.4.5.1.3 完了方法

TotalFlow Production Managerが入力ファイルの送信完了を判断する方法を指定します。ワークフローはこの値を使用し、ファイル全体の受信を完了して処理を開始できる時間を判断します。

値:

ファイルオープン:ワークフローは書き込み操作用入力ファイルを開くことができるときに送信が完了したと判断します。

なし:定義された方法はファイル送信完了を判断する方法を使用しません。ワークフローは入力ファイルを検出するとすぐに送信を完了します。

トリガー:ワークフローは入力ファイルのトリガーファイルを受信したときに転送が完了したと判断します。 トリガーパターンプロパティーはワークフローがトリガーファイルを認識する方法を管理します。トリガーファイルは、異なる拡張子で入力ファイルと同じ名前が必要です。

FTPサーバーからホットフォルダーにコピーしたファイルには完了方法プロパティーに サイズを確認または トリガーに設定します。

注意: ファイルは正確な先入先出順序で処理されます。

1.2.4.5.1.4 ファイル種類

このオプションを使用すると、ホットフォルダーは文書ファイル(PDF、PS、PCL、または画像)とジョブチケットファイルのペアからジョブを作成します。
オプション:
  • 文書(デフォルト)

    文書ファイルごとにジョブを作成します。

  • 文書とJDFファイル

    文書ファイルとジョブチケットファイルのペアからジョブを作成します。

使用上の注意:
  • ジョブチケットには文書ファイルへの参照を追加してください。文書ファイルへの参照は次のようになります。FileSpec URL="documentFileName" infoprint:NPage="1"/
  • ジョブチケットファイルには有効なTotalFlow JDFファイルを使用してください。JDFファイルをロードおよび保存できるTotalFlow Production Manager Job Submissionアプリケーションを使用し、ジョブチケットファイルを作成または編集することを推奨します。

1.2.4.5.1.5 マージ方法

ホットフォルダーでPDFファイルをマージするために使用する方法を指定します。
値:
なし(デフォルト)
マージは完了していません。
固定番号をマージ
マージツールは、定義された数のPDFファイルが送信されるまで待機し、定義された数のPDFファイルのみをマージします。
ポーリング間隔でマージ
マージツールは、ポーリング時にホットフォルダーの内のPDFファイルをチェックし、すべての有効なPDFファイルをマージします。
終了ファイルを使用
マージツールは、EndFileを受信するまで待機し、終了ファイルの前に送信されたホットフォルダー内のPDFファイルをマージします。PDFファイルのバッチ、EndFile、最後に別のPDFファイルのバッチが送信され、ポーリングがトリガーの存在を確認すると、最初のバッチ用に定義された完了方法に従って完了したファイルのみを取得します。

1.2.4.5.1.6 マージ番号

マージ方法として固定番号をマージを選択した場合、ホットフォルダーでマージするPDFファイルの数を指定します。

1.2.4.5.2 LPDを使用してジョブを送信するように設定する

LPDプロトコルを使用してTotalFlow Production Managerにジョブを送信する前に、ジョブを受信するワークフローの設定とTotalFlow Production Managerにジョブを送信するホストの定義が必要です。ホストに設定が必要な場合もあります。
LPDプロトコルを設定するには、以下の操作を行います。
  1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
  2. TotalFlow Production Managerをインストールしたコンピューターで実行しているLPDサービスを停止します。
    LPDサービスには、Windowsのサービスとして実行しているLPDサービスとTCP/IP印刷サーバーがあります。
  3. 新しいワークフローを作成するか既存のワークフローを設定し、LPDジョブを受信します。
    LPDプロパティーの値に ジョブ送信種類を選択します。
    ワークフローの作成ダイアログ
  4. サーバーポッドで システムをクリックします。

    サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。

    サーバーのプロパティーダイアログ

  5. サーバープロパティーのLPDジョブの送信を許可したホスト名を設定し、LPDプロトコルでジョブを送信するホスト名またはIPアドレスを指定します。
    • ホスト名とIPアドレスはセミコロンで区切ります。
    • ホスト名とIPアドレスにはワイルドカードを使用できます(*.acmeproducts.com192.*など)。*は、すべてのホストがジョブを送信できることを意味します。数字、小数点、ワイルドカードのみを含む値はIPアドレスと見なされます。ワイルドカードとアルファベットを1文字以上含む値はホスト名と見なされます。空の値はホストがジョブを送信できないことを意味します。
    • デフォルトは*です。
    • ドメインネームサービス(DNS)を使用していない場合は、完全修飾ホスト名を使用してください。例:mathomhouse.micheldelving.org
  6. TotalFlow Production Managerでワークフローが有効であることを確認します。
    注意: ワークフローはlpqコマンドの応答で状態情報を返しません。
  7. 手順5で許可したホストシステムからジョブをTotalFlow Production Managerに送信します。エラーが発生した場合は、ホストシステムまたはTotalFlow Production Managerからのメッセージで認識できるエラーを修正します。

1.2.4.6 用紙を作成する

用紙とは、ジョブが印刷される封筒、フォーム、ラベル、または透明シートなどの用紙種類の総称です。TotalFlow Production Managerはジョブが必要とする用紙を使用するプリンターに各ジョブを割り当てます。

TotalFlow Production Managerでプリンター機器で定義されている用紙が自動的に作成される場合もあります。コントローラーオプションを使用するプリンター機器を使用すると、用紙リストの用紙をエクスポートしてTotalFlow Production Managerにインポートできます。用紙は手動でも作成できます。

1.2.4.6.1 TotalFlow Production Managerと他のプログラムの用紙

用紙は、TotalFlow Production Managerの用紙リスト、ジョブ送信アプリケーション、一部のプリンターの用紙リスト、給紙トレイ設定などのさまざまな場所で定義できます。これは、用紙名が同じ用紙に異なるプロパティーまたはプロパティーが同じ用紙に異なる用紙名を指定できることを意味します。このトピックでは、TotalFlow Production Managerがジョブで要求された用紙とプリンターの給紙トレイの用紙、またはプリンターの用紙リストの用紙とTotalFlow Production Managerの用紙リストの用紙が同じかどうかを判断する方法を説明しています。

用紙を一致させるために、TotalFlow Production Managerは次の順番で値を比較します。

  1. ジョブチケットの用紙IDで比較します。このIDは用紙の名前と比較されます。 名前と一致する用紙が見つからない場合は、比較を停止します。
  2. ジョブチケットに用紙IDがない場合は、用紙プロパティーで一致します。管理者はサーバープロパティーのカスタム一致オプションを設定し、比較する用紙プロパティーを指定できます。
  3. ジョブチケットの用紙名で比較します。サーバーのプロパティーダイアログの 詳細ページでに オプションの一致が失敗したとき、名前のみで一致させるチェックを付けた場合は、この値は用紙の 名前と比較されます。
  4. ジョブチケットにプロパティーの値が含まれない場合、TotalFlow Production Managerの用紙リストの値はプロパティーに一致すると見なされます。

ジョブに要求された用紙がTotalFlow Production Managerの定義済み用紙と一致しないときは、ジョブが 未割り当て進行状態のまま残り、用紙:用紙*を使用できるプリンターはありません」と同様のTotalFlow Production Manager待機理由に表示されます。ジョブログで定義済み用紙と一致しない要求済み用紙のプロパティーに関する情報を確認できます。ジョブを追加処理するには、用紙設定を修正し、定義済み用紙と一致させて再送信します。

TotalFlow Prepからジョブを送信する場合、TotalFlow Production Manager サーバーのポッドから用紙属性を比較するときにTotalFlow Production Managerが使用する属性と一致するオプションを選択できます。

チケットにページ例外がある場合、例外用の用紙情報はジョブプロパティーエディター例外ページセクションで閲覧できます。

1.2.4.6.2 自動で用紙を作成する

一部のプリンターでは、TotalFlow Production Managerでプリンターを作成するときにプリンター機器を表す用紙が自動的に作成されます。
重要: 別のプリンターの用紙リストに同じ用紙名の用紙がある場合、予期しない用紙プロパティー値の変更を回避するには、各プリンターのプロパティーが同様に定義されていることを確認してください。

    1.2.4.6.3 プリンター用紙リストをインポートする

    EFI Fieryコントローラーオプションのプリンター機器を使用すると、XMLファイル形式で用紙リストをエクスポートできます。TotalFlow Production Managerにリストをインポートすると、用紙を作成できます。
      注意:
    1. 用紙リストを自動的にインポートできる機器のリストを表示するには、Printer ConnectorのReadmeファイルを確認してください。
    2. プリンターでJDF/JMFインターフェースを有効にするには、適切なFJDFパッチをインストールしてから有効にしてください。
    3. プリンター用紙リストのエクスポートについては、プリンター機器の使用説明書を参照してください。

    用紙リストをインポートして作成した用紙のプロパティーに用紙リストと等しい属性の値が設定されます。

    用紙リスト属性 TotalFlow Production Manager用紙プロパティー 補足
    名前 名前 名前値に基づきます。200文字で切り捨てて無効な文字を省きます。
    重要: 次の文字列ではエラーが発生します。名前で使用しないでください。
    • 左中括弧とドル記号(${
    • 名前にはピリオドを使用できます。ただし、ピリオドのみの名前(.)または2つのピリオドの名前(..)は使用できません。
    印刷済み 印刷済み紙  
    概要 概要  

    種類

    種類詳細

    用紙種類  
    セット数 セット数  

    用紙サイズ

    標準用紙

    高さ

    単位

     
    坪量(g/m2) 坪量(g/m2)  
    穴の種類 パンチ済み紙  
    表面質感/テクスチャー 表面質感/テクスチャー  

    カラー名

    カスタムカラー名

    カラー  
    %(再生紙率) 古紙含有率(%)  
    コート コーティング(おもて面)  
    印刷可能面 印刷面  

    不透明度

    不透明レベル

    不透明度  

    注意: 用紙リストには、TotalFlow Production Managerと等しくない属性があります。TotalFlow Production Managerは等しくない属性を無視します。

    用紙リストをインポートするには、以下の操作を行います。

    1. TotalFlow Production Managerがインストールされているシステムで、Windowsのコマンドプロンプトを開きます。
    2. 日本語の環境では、フォントとコードページを設定します。
      1. コマンドプロンプト画面のタイトルバーを右クリックします。
      2. プロパティーフォントをクリックします。
      3. MS ゴシックを右クリックし、 OKをクリックします。
      4. 次のコマンドを入力し、現在のコードページを判断します。
        chcp
        デフォルトの日本語コードページは932 (Shft-JIS)です。
      5. コードページをUTF-8に変更するには次のコマンドを入力します。
        chcp 65001
      注意: Windowsコマンドプロンプトに数行の日本語メッセージが表示され、メッセージの最後の部分が繰り返されます。これはWindowsの問題です。
    3. install_path\binフォルダーにアクセスします。
      インストールパスTotalFlow Production Managerがインストールされているフォルダーです。
    4. 目的に応じて、次のコマンドから1つ入力します。
      • このシステムに用紙リストをインポートするには、次のコマンドを入力します。
        fieryImport.pl -f=file_path
      • リモートシステムに用紙リストをインポートするには、次のコマンドを入力します。
        fieryImport.pl -f=file_path -o=host_name -p=port_number
      ファイルパス
      プリンター用紙リストがエクスポートされたXMLファイルです。
      ホスト名
      TotalFlow Production Managerがインストールされているシステムのホスト名またはIPアドレスです。
      ポート番号
      TotalFlow Production Managerの操作画面で使用するポートです。HTTPプロトコルのデフォルトは15080、HTTPSプロトコルのデフォルト値は15443です
    5. コードページを変更した場合は、元に戻してください。たとえば、元のコードページが932だった場合は次のコマンドを入力します。
      chcp 932

      Printer Connectorを使用するプリンター機器を使用すると、Webブラウザー画面からプリンターの用紙リストを検索できます。

      TotalFlow Production Managerが用紙リストをインポートするようプリンターを設定するには、Printer Connectorの使用説明書を参照してください。

    1.2.4.6.4 手動で用紙を作成する

    TotalFlow Production Managerの用紙を手動で作成します。
    重要: 手動で作成した用紙はプリンター用紙リストとして扱われません。

    用紙を作成するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. 新しい用紙を作成するには、以下の操作を行います。
    4. 新規をクリックします。
    5. 既存の用紙をコピーするには、以下の操作を行います。
    6. 用紙ポッドで用紙を選択します。
    7. コピーをクリックします。
      新しい用紙は選択した用紙のプロパティーと同じ値になります(用紙名以外)。

      ユーザー設定紙を作成または 用紙をコピーダイアログが表示されます。

      カスタム用紙の作成ダイアログ

    8. ダイアログの各ページで、調整が必要な必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。
      ページを変更するには、左側のナビゲーションバーでページタブをクリックします。

      用紙がプリンターの用紙リストの用紙を表す場合は、正しい値については、用紙プロパティー値を参照してください。

    9. OKをクリックします。
      給紙トレイ設定ダイアログから、新しいフォルダーを作成することもできます。詳しくは、プリンターのトレイと用紙をマッピングするを参照してください。

    1.2.4.7 別のシステムにオブジェクトをコピーする

    TotalFlow Production Managerから別のシステムにオブジェクトを複製するには、元のシステムからエクスポートして新しいシステムにインポートでき、手動で再作成は不要です。管理者は、サーバー、プリンター、プリンタープール、用紙、ユーザー、レポート、ワークフロー、アクティビティー、通知をエクスポート/インポートできます。ジョブをエクスポートまたはインポートすることはできません。

    同じ種類の既存のオブジェクトと同じ名前のオブジェクトをインポートする場合は、既存のオブジェクトは新しいオブジェクトに上書きされます。

    別のシステムにオブジェクトをコピーするには、以下の操作を行います。
    1. コピー元のシステムで、次の操作を行います。
      1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
      2. メニューバーで、設定をクリックします。
      3. サーバーポッドで エクスポートをクリックします。

        クライアントシステムのファイルは自動的に保存されます。ファイルのデフォルト名はTotalFlow_Print_Manager_Export_yyyy_mm_dd_hh_mm_ss.xmlです。月、日、時間、分、秒が一桁の値のときは、ゼロの先頭子は付きません。

    2. コピー先のシステムで、以下の操作を行います。
      1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
      2. メニューバーで、設定をクリックします。
      3. サーバーポッドで インポートをクリックします。

        オブジェクトをインポートダイアログが表示されます。

        オブジェクトのインポートダイヤログ

      4. 参照をクリックし、エクスポートされたオブジェクトを含むXMLファイルを選択してから、ブラウザーに応じて 開くまたは 保存をクリックします。

        ファイルのオブジェクトが表示されます。デフォルトでは、すべて選択されています。

        オブジェクトのインポートダイヤログ

      5. インポートするオブジェクトを選択します。ファイルのオブジェクトの一部はすでにコンピューターにある場合があります。この場合、メッセージが表示され、これを通知します。
      6. OKをクリックします。
        オブジェクトはブラウザー設定で指定したダウンロード先に保存されます。
          注意:
        1. すべてのオブジェクトが正確にインポートされることを確認するには、ブラウザーのキャッシュを消去してください。
        2. カスタムプリンターをインポートまたは移行するときは、カスタムプリンター定義ファイルもインポートしていることを確認してください。

    1.2.4.8 サーバープロパティーを設定する

    サーバープロパティーは全体のTotalFlow Production Manager環境に適用されます。一部のプロパティーはTotalFlow Production Managerで作成したすべてのジョブに適用されます。それ以外のプロパティーはすべてのユーザーに適用されます。管理者のみがサーバープロパティーを設定できます。
    サーバープロパティーを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで Systemグラフィックをクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ

    4. 変更するプロパティーの値を入力または選択します。
    5. OKをクリックします。

    1.2.4.8.1 セキュリティーをセットアップする

    TotalFlow Production Managerのアクセスはユーザー名とパスワードで管理できます。

    1.2.4.8.1.1 ユーザー権限

    TotalFlow Production Managerのユーザーはジョブの条件に基いて権限レベルを持ちます。

    TotalFlow Production Managerには 管理者オペレーターモニターの権限があります。権限を持つユーザーが実行できるアクションは、以下のとおりです。

    操作 ページ/ポッド/オブジェクト 管理者 オペレーター モニター
    表示 操作ページ はい はい はい
    キューページ はい はい はい
    設定ページ はい はい いいえ
    レポートページ はい いいえ いいえ
    プロパティーとログの表示 プリンター はい はい いいえ
    プリンタープール はい はい いいえ
    ワークフロー はい はい いいえ
    サーバー はい いいえ いいえ
    用紙 はい はい いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    ジョブ はい はい いいえ
    アクティビティー はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    状況を表示 プリンター はい はい いいえ
    ジョブ はい はい いいえ
    読み取り/書き込みプロパティーを変更 プリンター はい はい いいえ
    プリンタープール はい いいえ いいえ
    ワークフロー はい はい いいえ
    サーバー はい いいえ いいえ
    用紙 はい はい いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    ジョブ はい はい いいえ
    アクティビティー はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    作成 プリンター はい いいえ いいえ
    プリンタープール はい いいえ いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    用紙 はい はい いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    レポート はい いいえ いいえ
    アクティビティー はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    削除 プリンター はい いいえ いいえ
    プリンタープール はい いいえ いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    用紙 はい はい いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    ジョブ はい はい いいえ
    レポート はい いいえ いいえ
    アクティビティー はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    エクスポート プリンター はい いいえ いいえ
    プリンタープール はい いいえ いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    用紙 はい いいえ いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    レポート はい いいえ いいえ
    通知 はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    インポート プリンター はい いいえ いいえ
    プリンタープール はい いいえ いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    用紙 はい いいえ いいえ
    ユーザー はい いいえ いいえ
    レポート はい いいえ いいえ
    通知 はい いいえ いいえ
    接続 はい いいえ いいえ
    通知を作成して編集 プリンター はい はい いいえ
    ワークフロー はい はい いいえ
    ジョブ はい はい いいえ
    有効 プリンター はい はい いいえ
    ワークフロー はい はい いいえ
    接続 はい はい いいえ
    無効 プリンター はい はい いいえ
    ワークフロー はい はい いいえ
    接続 はい はい いいえ
    ジョブプロパティーのデフォルトと上書きを設定 ワークフロー はい はい いいえ
    トレイと用紙のマッピング プリンター はい はい いいえ
    ジョブの表示 プリンター はい はい はい
    ジョブを送信 ワークフロー はい はい いいえ
    Webページを表示 プリンター はい はい いいえ
    用紙交換を作成 プリンター はい はい いいえ
    承認 ジョブ はい はい いいえ
    プリンターに移動 ジョブ はい はい いいえ
    印刷順序を変更 ジョブ はい はい いいえ
    一時停止 ジョブ はい はい いいえ
    却下 ジョブ はい はい いいえ
    再開 ジョブ はい はい いいえ
    保留 ジョブ はい はい いいえ
    マージ ジョブ はい はい いいえ
    注文の詳細を編集 ジョブ はい はい いいえ
    注文を完了 ジョブ はい はい いいえ
    ワークフローに割り当てる ジョブ はい はい いいえ
    再印刷 ジョブ はい はい いいえ
    再処理 ジョブ はい はい いいえ
    プリフライトレポートを表示 ジョブ はい はい いいえ
    パスワードを変更 ユーザー はい 自分のパスワードのみ 自分のパスワードのみ
    編集 ワークフロー はい いいえ いいえ
    接続 はい はい いいえ
    サーバーを参照 プリンター はい はい いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    ファイルをアップロード プリンター はい はい いいえ
    ワークフロー はい いいえ いいえ
    製品を更新 接続 はい はい いいえ

    1.2.4.8.1.2 ユーザーを作成する

    TotalFlow Production Managerでユーザーが操作するには、TotalFlow Production Managerのユーザー登録が必要です。Windowsのユーザー名とは区別されます。
    ユーザーを作成するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. ユーザーポッドで 新規をクリックします。

      ユーザーを作成ダイアログが表示されます。

      ユーザー作成ダイアログ

    4. プロパティーに値を入力または選択します。
      • ユーザー名は大文字と小文字が区別されます。
      • パスワードの入力範囲は8~32バイト以内です。大文字と小文字が区別されます。次の文字は使用できません。
        • '(アポストロフィー)
        • <(小なり記号)
        • =(等号記号)
        • >(大なり記号)
        • `(アクサングラーブ)
        • |(バーティカルバー)
        • ~(チルダ)
        • DEL(削除キー)
        • 印刷不可能な文字
    5. OKをクリックします。
    作成したユーザー名とパスワードをユーザーに通知します。ユーザーは初めてログインするときにパスワードを変更してください。

    ユーザーのアクティビティーログを表示するには、ユーザー名を右クリックするか、ユーザー名を選択して、さらに表示をクリックし、 ログ...を選択します。

    ユーザーのログを表示する
    表示されるパネルで必要に応じて表示オプションを設定します。

    1.2.4.8.1.3 パスワードの有効期間を設定する

    管理者は、システムのすべてのパスワードを使用できる期間を設定できます。この制限はすべてのユーザーに適用されます。
    パスワードの有効期間を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 Systemを選択し、 プロパティーをクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
    4. 詳細をクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログ:詳細ページ
    5. パスワードの最大有効期間フィールドにパスワードが使用できる日数を入力します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.4.8.1.4 自動ログアウト時間を設定する

    管理者は、ユーザーが操作せずにログインできる時間制限を設定できます。制限に到達したときは、ユーザーは自動的にログアウトされます。この制限はすべてのユーザーに適用されます。
    注意: 自動ログアウト時間を設定しても進行中のログインセッションのユーザーには影響しません。ユーザーがログアウトしてから再ログインすると適用されます。

    自動ログアウト時間を設定するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 システムプロパティーの順にクリックします
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
    4. 詳細をクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログ:詳細ページ
    5. 自動ログアウト時間設定(分)フィールドに、ユーザーが自動的にログアウトされるまでの時間を分単位で入力します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.4.8.1.5 パスワードを管理する

    TotalFlow Production Managerのシステムにアクセスして操作するには、TotalFlow Production Managerのユーザー名とパスワードが必要です。

    1.2.4.8.1.5.1 パスワードを変更する

    TotalFlow Production Managerで期限が切れるときにパスワードの変更を指示されます。パスワードは何回でも変更できます。

    パスワードを変更するには、以下の操作を行います。

    1. メニューバーの右にあるユーザー名パスワードを変更...の順にクリックします。
      ユーザー名はログインするときに使用するユーザーの名前です。

      ユーザーパスワードを変更ダイアログが表示されます。

      ユーザーパスワードの変更ダイアログ

    2. 現在のパスワードフィールドにパスワードを入力します。
    3. 新しいパスワードフィールドと 新しいパスワードを確認フィールドに新しいパスワードを入力します。
      パスワードの入力範囲は8~32バイト以内です。大文字と小文字が区別されます。次の文字は使用できません。
      • '(アポストロフィー)
      • <(小なり記号)
      • =(等号記号)
      • >(大なり記号)
      • `(アクサングラーブ)
      • |(バーティカルバー)
      • ~(チルダ)
      • ${(ドル記号と左中括弧)
      • DEL(削除キー)
      • 印刷不可能な文字
    4. OKをクリックします。

    1.2.4.8.1.5.2 別のユーザーのパスワードを変更する

    管理者は、別のユーザーのパスワードを変更できます。
    別のユーザーのパスワードを変更するには、以下の操作を行います。
    1. メニューバーで、設定をクリックします。
    2. ユーザーポッドで、パスワードを変更するユーザーを選択します。
    3. [ほかのアクション]アイコン(ほかのアクション)の パスワードをリセット...をクリックします。

      ユーザーパスワードをリセットダイアログが表示されます。

      ユーザーパスワードのリセットダイアログ

    4. 新しいパスワードフィールドと 新しいパスワードを確認フィールドに仮パスワードを入力します。
      パスワードの入力範囲は8~32バイト以内です。大文字と小文字が区別されます。次の文字は使用できません。
      • '(アポストロフィー)
      • <(小なり記号)
      • =(等号記号)
      • >(大なり記号)
      • `(アクサングラーブ)
      • |(バーティカルバー)
      • ~(チルダ)
      • ${(ドル記号と左中括弧)
      • DEL(削除キー)
      • 印刷不可能な文字
    5. OKをクリックします。
    6. 仮パスワードをユーザーに通知します。
      仮パスワードでログインすると、TotalFlow Production Managerはユーザーにパスワードの変更を指示します。

    1.2.4.8.1.6 LPDプロトコルの使用を制限する

    管理者は、LPDプロトコルでワークフローにジョブを送信するホストを制限できます。
    LPDプロトコルの使用を制限するには、以下の操作を行います。
    1. メニューバーで、操作をクリックします。
    2. サーバーポッドで システムをクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
      サーバーのプロパティーダイアログ
    3. サーバープロパティーのLPDジョブの送信を許可したホスト名を設定し、LPDプロトコルでジョブを送信するホスト名またはIPアドレスを指定します。
      • ホスト名とIPアドレスはセミコロンで区切ります。
      • ホスト名とIPアドレスにはワイルドカードを使用できます(*.acmeproducts.com192.*など)。*は、すべてのホストがジョブを送信できることを意味します。数字、小数点、ワイルドカードのみを含む値はIPアドレスと見なされます。ワイルドカードとアルファベットを1文字以上含む値はホスト名と見なされます。空の値はホストがジョブを送信できないことを意味します。
      • デフォルトは*です。
      • ドメインネームサービス(DNS)を使用していない場合は、完全修飾ホスト名を使用してください。例:mathomhouse.micheldelving.org
    4. OKをクリックします。

    1.2.4.8.2 メールサーバーをセットアップする

    簡易メール転送プロトコル(SMTP)サーバーを使用するようTotalFlow Production Managerを設定し、プリンター、ワークフロー、ジョブに発生するイベントの通知メールを送信できます。
    メールサーバーを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 System、プロパティーアイコン(プロパティー)の順にクリックします。
    4. 表示されたサーバーのプロパティーダイアログで、 メールをクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログの メールページが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ:メールページ

    5. このページでプロパティーに値を入力または選択します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.4.8.3 カラーマネジメントシステムを設定する

    デバイスによってカラー表示が異なるため、サーバーレベルで全般カラー設定を作成して別のデバイスにカラーを変換します。このアクションはプリフライトアクティビティー中に実行されます。このアクティビティーがあるワークフローでジョブを処理してください。これらの設定は処理したPDFファイルですべてのオブジェクトまたは個別に適用され、出力インテントなどのほかの設定を上書きしない限り、特定の種類のオブジェクトに適用されます。
    プリフライトカラーマネージメント環境設定を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 System、プロパティーアイコン(プロパティー)の順にクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
    4. プリフライトカラーマネージメントをクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログの プリフライトカラーマネージメントページが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ:カラーマネージメントページ

    5. 一般設定
    6. 表示された一般設定オプショングループをクリックします。
    7. カラーマネージメントを有効にするにチェックを付けます。チェックが付いていない場合は、 プリフライトカラーマネージメントは機能しません。
    8. 3つのカラーモデルにはインターナショナルカラーコンソーシアム(ICC)プロファイルを設定します。
      • グレー
      • RGB
      • CMYK
      サーバーのプロパティーダイアログ: ICCプロファイル
    9. ソースで入力ファイルの3つのカラーモデルそれぞれにICCプロファイルを選択します。以前に作成してサーバーに保存したICCプロファイルを使用する場合は、 参照オプションを使用して選択します。
    10. デバイスソフトウェアを使用してインストールした出力インテントプロファイルを適用する場合は、出力インテントを 選択したICCプロファイルに上書きするを選択します。
    11. 対象で出力プロファイルに異なるICCプロファイルを使用する場合は ソース以外の ICCプロファイルを使用を選択します。
    12. 出力ファイルの3つのカラーモデルそれぞれにICCプロファイルを選択します。以前に作成してサーバーに保存したICCプロファイルを使用する場合は、参照オプションを使用して選択します。
    13. デバイスソフトウェアを使用してインストールした出力インテントプロファイルを適用する場合は、出力インテントを 選択したICCプロファイルに上書きするを選択します。
    14. CMMエンジンフィールドで、カラーマネジメントモジュール(CMM)を選択します。CMMは、ICCプロファイル情報を使用して文書のカラーを変換させるためのモジュールです。
    15. レンダリングインテントオプションリストからレンダリング方法を選択します。
    16. 必要に応じて、黒点補正を使用オプションを選択します。一般的に、黒点補正オプションは陰影が多い画像に推奨されます。
    17. 画像
    18. カラーマネージメントを有効にするにチェックを付けます。
    19. 別のカラー設定が必要な場合は、必要に応じてプロパティーの値を入力または選択します。
    20. OKをクリックします。

    1.2.4.8.4 プリフライトアクティビティー用フォントを設定する

    TotalFlow Production Managerを設定すると、PDFファイルをプリフライトするときに特定のフォントを使用できます。TotalFlow Production Managerを設定する前に、サーバーにフォントフォルダーを保存します。
    プリフライトアクティビティー時に使用するフォントフォルダーを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 System、プロパティーアイコン(プロパティー)の順にクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
    4. フォントをクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログの フォントページが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ:メールページ

    5. 追加をクリックします。
    6. 表示されたダイアログで、PDFファイルのプリフライト時に使用するフォントフォルダーを選択するか、追加アイコン(フォルダー追加)を使用してフォルダーを作成します。
    7. OKをクリックします。

    1.2.4.8.5 PostScript変換オプションを設定する

    PostScriptファイルの印刷が必要な場合は、そのファイルがPDFファイルに変換されるようにTotalFlow Production Managerを設定できます。
    PostScript変換オプションを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 System、プロパティーアイコン(プロパティー)の順にクリックします。
      サーバーのプロパティーダイアログが表示されます。
    4. 変換をクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログの 変換ページが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ:変換

    5. このページでプロパティーに値を入力または選択します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.4.9 通知を作成する

    オペレーターと管理者はTotalFlow Production Managerを設定し、プリンター、ワークフロー、ジョブに発生したイベントの通知メールを送信できます。
    通知を作成する前に、電子メールの処理にSMTPサーバーを使用するようにTotalFlow Production Managerが設定されていることを確認します。

    通知を作成するには、以下の操作を行います。

    1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. プリンタータブ、 ワークフロータブまたは 全てのジョブポッドのツールバーで、設定アイコン(設定)、 通知...の順にクリックします。
      表示されるダイアログは、オブジェクトの種類によって異なります。以下の例は、プリンター通知ダイアログのページを示します。
    4. 新規をクリックします。

      通知を追加ダイアログが表示されます。

      新しいプリンター通知の作成ダイアログ

    5. フィールドに値を入力または選択します。
      ダイアログのその他のフィールドは選択した通知の種類によって異なります。
      1. プリンターやワークフローの特定またはすべてのオブジェクト種類に通知を適用するかを選択します。
        ジョブ通知はすべてのジョブに適用します。
      2. プロパティー値を変更したときの通知には、次の操作を行います。
        1. プロパティーで、プロパティー名を選択します。
        2. 比較で比較演算子を選択します。

          選択したジョブプロパティーの値によって演算子のリストは異なります。

          演算子 選択肢の値 日付や時間などの数値 その他の値
          次の値に等しい はい はい  
          次の値に等しくない はい    
          次の値より小さい   はい  
          次の値より大きい   はい  
          次の値を含む     はい
          次の値を含まない     はい
          未設定   はい はい

        3. に、一致させる値を入力または選択します。
        4. 別のプロパティーを選択するには、追加ボタンの(追加)をクリックします。プロパティー値の組み合わせは3つまで選択できます。

          重要: 通知 に複数の条件を設定した場合は、すべての条件を満たさないと、通知が送信されません。

        5. OKをクリックします。

    1.2.4.10 ログスケジュールを変更する

    初期設定では、古いログ情報は監査ファイルに移動し、古い監査ファイルは毎日午後 0 時から午前 2 時 59 分の間に削除されます。この時間は変更できます。

    ログには過去3日間に出力されたメッセージが含まれています。3日経過すると、install_drive:¥aiw¥aiw1¥audit\object_typeディレクトリーの監査ファイルにジョブ以外のオブジェクトのログ情報を移動します。ジョブのログはシステムに保存されます。ジョブを削除すると、ログ情報は監査ファイルに移動します。

    監査ファイルは 28 日間システムに保存されてから自動で削除されます。

    監査ファイルにログ情報を移動または削除するときの時間を変更する方法は、以下のとおりです。

    1. Windows のコマンドプロンプトを開き、TotalFlow Production Manager がインストールされたフォルダーに移動します。
    2. 次のコマンドを入力します。
      changeAuditTime.pl start_time end_time
      start_time
      ログ情報の移動または削除ができるときの最も早い時間です。値は 0~23 以内の整数にしてください。
      終了時刻
      ログ情報の移動または削除ができるときの最も遅い時刻の開始時間です。この時間を過ぎてから 59 分間は移動と削除ができます。値は 0~23 以内の整数にしてください。
    たとえば、午後11時から午前0時59分の間にログ情報を移動および削除するには、次のコマンドを入力します。
    changeAuditTime.pl 23 0

    1.2.4.11 クライアントコンピューターを設定する

    TotalFlow Production Managerにアクセスする各コンピューターでこのセクションの操作を実行します。

    1.2.4.11.1 TotalFlow Production Managerへのログインを準備する

    TotalFlow Production Managerにユーザーがログインするには、以下の情報が必要です。
    Webブラウザー設定
    ユーザーはWindowsコンピューターのWebブラウザー画面からログインページにアクセスできます。ログインページにアクセスする前に、ユーザーはCookieやアクティブスクリプトなどのWebブラウザー設定のカスタマイズとAdobe Readerのインストールが必要です。
    ユーザーログイン名とパスワード
    作成したログイン名と仮パスワードをユーザーに通知します。ユーザーは初めてログインするときにパスワードを変更してください。
    TotalFlow Production Managerの操作画面のURL
    すべてのユーザーがTotalFlow Production Managerの操作画面のアクセスに使用するURLは、hostname:15080/TFPMです。TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターの名前はhostnameです。
    ログイン権限
    設定した権限に基いてユーザー操作が制限されています。TotalFlow Production Managerの操作画面で実行できる操作を各ユーザーに通知します。
    注意: HTML形式のユーザーガイドとそのアクセス方法に関してユーザーに通知してください。ユーザーガイドのURLは、hostname:15888/help/index.jspです。TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターの名前はhostnameです。TotalFlow Production Managerに現在ログインしていない場合でも、任意のネットワークからアドレスを使用すると、ユーザーガイドを開くことができます。

    1.2.4.11.1.1 Mozilla Firefoxを設定する

    Mozilla FirefoxでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
    注意: この手順では、Windows 11でMozilla Firefox 116を設定する方法を説明します。FirefoxまたはWindowsのバージョンによって内容は多少異なります。

    Mozilla Firefoxを設定するには、以下の操作を行います。

    1. Firefoxを開きます。
    2. 次のコマンドをアドレスバーに入力します。
      about:config
    3. Enterを押します。
      警告メッセージが表示されます。
    4. リスクを承認して続行をクリックします。

      詳細設定ページが表示されます。

    5. 検索バーに「javascript.enabled」と入力します。
    6. javascript.enabledの値が trueであることを確認します。
    7. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
      1. 右上のアプリケーションを開くメニューアイコンをクリックし、メニューから 設定を選択します。
      2. 全般ページで、言語と表示 言語まで下にスクロールします。
      3. ページを表示する優先言語を選択の横の 選択ボタンをクリックします。

        ウェブページの言語設定ダイアログが表示されます。

      4. 目的の言語がリストにない場合は、追加する言語を選択をクリックし、言語を選択して、 追加をクリックします。
      5. 任意の言語を選択し、言語がリストの1番上に移動するまで上へをクリックします。
        TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
        • オランダ語
        • 英語
        • フランス語
        • ドイツ語
        • イタリア語
        • 日本語
        • スペイン語
          注意:
        • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
        • 英語(英国)[en-GB]や英語(米国)[en-US]のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
      6. OKをクリックします。
    8. プライバシーとセキュリティページで、 履歴まで下にスクロールします。
    9. Firefox にの横にある矢印をクリックし、 記憶させる履歴を詳細設定するを選択します。
    10. オプションリストで表示したページとダウンロードの履歴を残すを選択します。

    1.2.4.11.1.2 Google Chromeを設定する

    Google ChromeでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
    注意: ここでは、Windows 11でGoogle Chrome 116を設定する方法を説明します。WindowsまたはChromeのバージョンによって内容は多少異なります。

    Google Chromeを設定するには、以下の操作を行います。

    1. Google Chromeをカスタマイズして管理をクリックし、 設定をクリックします。

      設定ページが表示されます。

    2. プライバシーとセキュリティタブを開きます。
    3. サードパーティーCookieをクリックします。
    4. サードパーティ Cookie の試用が許可されますまで下にスクロールし、 追加をクリックします。
    5. http://hostname:15080/TFPMと入力します。
    6. プライバシーとセキュリティタブに戻り、 サイト設定をクリックします。
    7. JavaScriptをクリックし、 サイトが JavaScript を使用できるようにするを選択します。
    8. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
      1. 設定ページで、 言語タブを開きます。

        優先言語ダイアログが表示されます。

      2. 言語の追加をクリックします。
      3. リストから使用する言語を選択し、追加をクリックします。
        TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
        • オランダ語
        • 英語
        • フランス語
        • ドイツ語
        • イタリア語
        • 日本語
        • スペイン語
          注意:
        • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
        • 英語(英国と米国)のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
        追加した言語は、優先言語リストに表示されます。
      4. 任意の言語を選択し、その他のアクションをクリックします。
      5. Google Chromeをこの言語で表示オプションを選択し、 再起動をクリックします。

    1.2.4.11.1.3 Microsoft Edgeを設定する

    Microsoft EdgeでTotalFlow Production Managerにアクセスするには、ブラウザーを設定してください。
    注意: この手順では、Windows11でMicrosoft Edgeを設定する方法を説明します。WindowsまたはEdgeのバージョンによって内容は多少異なります。

    Microsoft Edgeを設定するには、以下の操作を行います。

    1. 設定とその他、設定とその他アイコン、 設定の順にクリックします。
    2. ページ左上の設定メニューアイコン をクリックします。
    3. Cookie とサイトのアクセス許可を選択します。
    4. 保存されたCookieとデータの下にある Cookieとサイトデータの管理と削除をクリックします。
    5. 許可セクションで、 追加をクリックします。
      サイトの追加ダイアログが開きます。
    6. http://hostname:15080/TFPMと入力します。
    7. このサイトにサードパーティーのCookieを含めるオプションを選択します。
    8. 追加をクリックします。
    9. TotalFlow Production Managerの操作画面で使用する言語を変更するには、以下の操作を行います。
      1. ページ左上の設定メニューアイコン をクリックします。
      2. 言語タブを選択します。

        優先する言語ダイアログが表示されます。

      3. 言語の追加をクリックします。
      4. リストから使用する言語を選択し、追加をクリックします。
        TotalFlow Production Managerは次の言語に対応しています。
        • オランダ語
        • 英語
        • フランス語
        • ドイツ語
        • イタリア語
        • 日本語
        • スペイン語
          注意:
        • 未対応の言語をブラウザーの言語に設定した場合は、TotalFlow Production Managerはデフォルトの英語になります。
        • 英語(英国と米国)のように同じ言語で複数のロケールがある場合は、どれを選択しても問題ありません。
        追加した言語は、優先する言語リストに表示されます。
      5. 任意の言語を選択し、その他のアクションをクリックします。
      6. この言語でMicrosoft Edgeを表示オプションを選択し、 再起動をクリックします。

    1.2.4.11.2 操作画面をカスタマイズする

    TotalFlow Production Manager画面を使用すると、ポッドの内容を変更し、必要な情報のみを表示できます。

    1.2.4.11.2.1 オブジェクトをグループ化/ソートする

    ポッドのワークフロー、ジョブ、用紙、ユーザーをプロパティーごとにグループ化できます。グループはプロパティーまたは名前ごとにソートできます。たとえば、ジョブをお客様ごとにグループ化し、各お客様のジョブを進行状況ごとにソートできます。
    1. プリンターをグループ化するには、プリンタータブが開いていることを確認します。
      プール表示はプリンタープールでグループ化されています。
    2. オブジェクトをグループ化するには、タブのタイトルバーのツールアイコン(ツール)、 グループ化の順にクリックし、グループ化するプロパティーをクリックします。
      すべてのオブジェクトを1つにグループ化するには、ツールをクリックし、 グループ化すべての順にクリックします。
    3. タブでオブジェクトをソートするには、ソートする列の見出しをクリックします。ソート順を逆にするには、再度クリックします。

    1.2.4.11.2.2 オブジェクトプロパティーの表示を変更する

    全てのジョブ用紙ユーザーポッドでプロパティーの表示を変更します。

    プロパティーを変更するには、以下の操作を行います。

    1. ポッドのタイトルバーで、ツールアイコン(ツール)、 列を管理...の順にクリックします。

      列を管理ダイアログで、各オブジェクト種類の異なるプロパティーセットが表示されます。この例では、ジョブのプロパティーを説明します。

      詳細ダイアログの選択

    2. 必要に応じて、リストでプロパティーを追加、削除、または上下にドラッグします。
      プロパティーはリストの表示順に最大数まで表示されます。
    3. プロパティーのデフォルト表示に戻るには、デフォルトをリストアをクリックします。
    4. すべてのプロパティーを選択または未選択にするには、全て選択/選択しないにチェックを付けるか、外します。
    5. OKをクリックします。

    1.2.4.11.2.3 列の表示を変更する

    全てのジョブ用紙ユーザーポッドの列をカスタマイズできます。列幅の変更、列の追加、削除、並び替えを実施できます。
    • 列幅を変更するには、列見出しの区切り線を新しい位置にドラッグ&ドロップします。
    • ポッドビューから列を追加または削除するには、以下の操作を行います。
      1. ツールアイコン(ツール)、 列を管理...の順にクリックします。
      2. 列を管理ダイアログで、プロパティーを追加または削除します。
        選択した列の数にかかわらず、ポッドのリストに各プロパティーの列が表示されます。
    • 列を並び替えるには、以下のいずれかを行います。
      • 列を管理ダイアログで、プロパティーを上下に移動できます。リストで一番上のプロパティーは列の左にあります。
      • 新しい位置に列をドラッグ&ドロップします。

    1.2.4.11.2.4 ポッドにフィルターをかける

    フィルターを定義すると、プリンターワークフロー全てのジョブ用紙ユーザーポッドに表示されているオブジェクトを管理できます。

    たとえば、名前要求済みプリンター状況などの値で 全てのジョブポッドにフィルターをかけることができます。

    ユーザー定義フィルターを設定するには、以下の操作を行います。

    1. ポッドのタイトルバーで、検索アイコン(検索)の横のバー領域をクリックします。
    2. アイコンの横のテキストフィールドで、エントリをフィルタリングする値を入力します。

      ポッドにはプロパティーに値を入力したオブジェクトのみが表示されます。

      注意: ジョブは入力した文字列を含む値と一致します。たとえば、aaabcbcacabの文字列と一致します。
    3. フィルターを削除するには、フィルター定義エリアを閉じます。

    1.2.4.11.2.5 キューポッドを拡大縮小する

    キューポッドを拡大して次に印刷するジョブにフォーカスしたり、縮小して割り当て済みジョブのキュー全体を表示できます。
    キューポッドのサイズを変更するには、 キューポッドの右上の目盛調整アイコンのプラスまたはマイナスをクリックします。

    1.2.5 オブジェクトを管理する

    TotalFlow Production Managerでは、サーバー、ワークフロー、プリンター、プリンタープール、用紙、ユーザー、レポート、ワークフローアクティビティー、ジョブなど操作に必要なさまざまなオブジェクトを管理します。

    1.2.5.1 プロパティーを表示/変更する

    オブジェクトのプロパティーとは、オブジェクト名、用紙の長さや幅、ジョブのサイズ、優先順位や印刷部数、プリンターが対応する用紙や仕上げオプションなどの属性の総称です。

    管理者は、すべてのオブジェクトのプロパティー(サーバー、ワークフロー、プリンター、プリンタープール、用紙、アクティビティー、ジョブ)を表示でき、すべてのオブジェクトの読み取り/書き込みプロパティーを変更できます。オペレーターはプリンター、プリンタープール、ワークフロー、用紙、ジョブプロパティーを表示し、読み取り/書き込みプロパティーを変更できます。モニターはプリンター、プリンタープール、ワークフローを表示できますが、これらのオブジェクトのプロパティーは変更できません。

    注意: 自動で作成されたプリンターの用紙リストの用紙のプロパティーは変更できません。

    オブジェクトプロパティーを表示または変更するには、以下の操作を行います。

    1. オブジェクトポッドでオブジェクトを右クリックし、開いたオプションリストからプロパティー...を選択します。

      プロパティーダイアログが表示されます。この例では、 ジョブチケットプリンターのプロパティーダイアログについて説明しています。

      ジョブチケットプリンターのプロパティーダイアログ

    2. 別のプロパティーを表示するには、各ページをクリックします。
    3. プロパティーのフィールドヘルプ画面を表示するには、以下の操作を行います。
      1. プロパティーにカーソルを置きます。
      2. プロパティー名の横の[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)をクリックします。
    4. 変更するプロパティーに値を入力または選択します。
    5. OKをクリックします。
      プリンターとワークフローの更新は、TotalFlow Production Managerでプリンターやワークフローが無効になってから自動的に有効になります。

    1.2.5.2 状態を表示する

    オペレーターと管理者は、プリンター、ワークフロー、ジョブの状況を表示できます。
    • プリンターの状況情報には、有効であるかどうかと、最新メッセージ、給紙トレイ用紙残量などのSNMPで返された情報が含まれます。
    • ワークフローの状況情報には、有効状態や待機中の入力ファイル数が含まれます。
    • ジョブの場合、状況情報には、進捗状況、状態、エラーの有無が含まれます。割り当てられていない場合、待機理由の詳細も表示されます。
      注意: プリンターコマンドがリターンコードを返すまでパススループリンターに送信したジョブの印刷状況は表示されません。

    オブジェクトの状態を表示するには、以下の操作を行います。

    1. オブジェクトポッドで、以下のいずれかを行います。
      • プリンターとジョブ
        1. オブジェクトを選択し、さらに表示状況...の順にクリックします。また、オブジェクトを右クリックし、 状況...を選択して状況を確認することもできます。

          状況ダイアログが表示されます。この例では、 ジョブの状況ダイアログを説明しています。

          ジョブダイアログの状況

        2. 別の状況プロパティーを表示するには、ページ名をクリックします。
      • キューにあるジョブの状況も確認できます。
        1. メニューバーで、キューをクリックします。
        2. キューポッドで、ジョブアイコンをダブルクリックするか、ジョブアイコンを右クリックし、 状況...を選択します。
      • ワークフロー:
        1. ワークフローをダブルクリックし、エディターとプロパティー...を選択します。

          ワークフローダイアログが表示されます。

        2. プロパティーをクリックします。
          ワークフローダイアログのプロパティー:状態ページ
    2. ステータスプロパティーのいずれかに関する情報を表示するには、プロパティー名の横の[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)をクリックします。

    1.2.5.3 ログを表示する

    TotalFlow Production Managerの各オブジェクトには、プロパティー変更などの操作に関するメッセージログがあります。ジョブには、TotalFlow Production Managerの進行状況に関するメッセージログもあります。処理エラーが発生した場合は、エラーメッセージに詳細が表示されます。

    オペレーターと管理者は、ワークフロー、プリンター、ジョブのログを表示できます。管理者は、サーバー、用紙、ユーザーのログを表示できます。

    ログには、まだ削除されていないオブジェクトに対して発行されたメッセージがあります。ユーザーがオブジェクトを削除するときに、ログファイルがinstall_drive:¥aiw¥aiw1¥audit\object_typeディレクトリーに移動されます。

    ログにサイズ制限はありません。

    オブジェクトのログを表示するには、以下の操作を行います。

    1. オブジェクトポッドでオブジェクトを選択し、さらに表示ログ...の順にクリックします。

      オブジェクトのログが表示されます。過去3日間に出力されたメッセージが表示されます。この例では、ジョブのログを説明しています。

      ジョブログ

    2. メッセージの文字が途切れている場合は、メッセージにカーソルを置きます。
    3. メッセージ種類または別の列でソートするには、列見出しをクリックします。
      昇順にソートするには、1回クリックします。降順にソートするには、2回クリックします。
    4. ログの表示内容を変更するには、以下のフィールドを変更します。
      次の結果を表示
      デフォルトでは、TotalFlow Production Managerが過去3日間に出力したオブジェクトのメッセージが表示されます。別の期間を選択するには、このフィールドのリストと、関連付けられたラジオボタンを使用します。
      種類
      デフォルトでは、すべてのメッセージが表示されます。異なる種類の情報を選択するには、このフィールドのリストを使用します。
    5. ログをテキストファイルに保存するには、以下の操作を行います。
      1. エクスポートを選択します。

        オペレーティングシステムとブラウザー設定によっては、ダウンロード先の選択ダイアログが表示される場合があります。

      2. このダイアログが表示される場合は、ファイル名とログファイルの場所を指定します。
        ファイル種類には.csvを指定します。
        このダイアログが表示されない場合は、ログファイルがデフォルトのダウンロード先に保存されます。
      3. 保存をクリックします。
      注意: エクスポートしたログファイルを編集するには、UTF-8に対応するエディターを使用してください。

    1.2.5.4 ワークフローとプリンターを有効にする

    オブジェクトを有効にすると、TotalFlow Production Managerで使用可能になります。オペレーターと管理者は、ワークフローとプリンターを有効にすることができます。
    ワークフローが無効でも入力ファイルを受信できますが、TotalFlow Production Managerのジョブを作成や送信するには有効にしてください。
    オブジェクトを有効にするには、以下のいずれかを行います。
    • オブジェクトを選択し、その右側にある[有効]アイコン(有効)をクリックします。
    • オブジェクトを選択し、タブのツールバーにある[有効]ボタン(有効)をクリックします。
    • オブジェクトを右クリックし、表示されたオプションのリストで有効にするを選択します。

    1.2.5.5 ワークフローとプリンターを無効にする

    オブジェクトを無効にすると、TotalFlow Production Managerで使用できなくなります。オペレーターと管理者は、ワークフローとプリンターを無効にすることができます。

    ワークフローが無効でも入力ファイルを受信できますが、TotalFlow Production Managerのジョブを作成や送信するには有効にしてください。

    無効にしたプリンターに割り当てられているジョブは印刷されます。

    オブジェクトを無効にするには、以下のいずれかを行います。
    • オブジェクトを選択し、右側にある[無効]アイコン(無効)をクリックします。
    • オブジェクトを選択し、タブのツールバーにある[無効にする]ボタン(無効)をクリックします。
    • オブジェクトを右クリックし、表示されたオプションのリストで無効にするを選択します。

    1.2.5.6 通知を編集する

    オペレーターと管理者は、既存の通知の名前と送信先メールアドレスを変更できます。プリンターやワークフローでは、通知を適用するオブジェクトも変更できます。
    通知を編集するには、以下の操作を行います。
    1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. オブジェクトタブまたは全てのジョブポッドのツールバーで、設定アイコン(設定)、 通知...の順にクリックします。

      オブジェクトの通知を表示する表のダイアログが表示されます。

    4. 編集する通知を選択し、編集をクリックします。
      ダイアログのその他のフィールドは通知種類によって異なります。
    5. 変更するフィールドに新しい値を入力またはリストから選択します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.5.7 オブジェクトを削除する

    管理者は、不要になったワークフロー、プリンター、プリンタープール、用紙、ユーザー、アクティビティー、ジョブまたはレポートを削除できます。オペレーターはジョブを削除できます。

    ワークフローを削除する前に、ワークフローに送信したすべてのジョブを削除したことを確認します。ジョブがプリンターに移動しても、システムに残っている限り、ワークフローを削除できません。ホットフォルダーに関連付けていないワークフローを削除する場合は、ホットフォルダーも削除されますが、サーバーでは残されます。ホットフォルダーに入力ファイルがあると、ホットフォルダーは削除されません。

    プリンターまたはプリンタープールを削除する前に、以下を確認します。

    • プリンターまたはプリンタープールにジョブが送信されていません。
    • ワークフローのジョブプロパティーのデフォルトまたは上書き値はプリンターまたはプリンタープールを要求済みプリンターとして指定していません。

      重要:
    1. プリンターを削除すると、システムからプリンターが削除されます。新しいジョブがプリンターを要求できなくなりました。TotalFlow Production Managerは、既存のジョブに要求されたプリンタープロパティーの値を[未設定]に変更します。
    2. プリンタープールに属するプリンターを削除すると、プールからプリンターが削除されます。
    3. プリンタープールを削除しても、関連付けられたプリンターは削除されません。

    用紙を削除する前にプリンターの用紙マップまたは用紙交換に用紙が指定されていないことを確認してください。

    この用紙変更に基づいて割り当てたジョブは未割り当てになるか、別のプリンターに割り当てられます。

    ジョブを削除すると、すべての以降のジョブ処理を停止し、システムからジョブが削除されます。ジョブは任意の時間と処理中以外の状況で削除できます。

    ジョブを削除すると、関連する入力ファイルもシステムから削除されます。

    アクティビティーを削除する前に、ワークフローの一部ではないことを確認します。

    印刷中状態で少なくとも 50 パーセントが印刷されているジョブを削除する場合、プリンターはジョブを終了しますが、削除前に印刷されたジョブの一部に関する情報のみがジョブレポートに含まれます。

    印刷中または スプール中状態でジョブを削除する場合、それに関する更新情報を受信できません。

    オブジェクトを削除するには、以下の操作を行います。

    1. オブジェクトを右クリックし、削除...を選択します。

      確認メッセージが表示されます。

    2. はいをクリックします。

    用紙またはプリンターを削除すると、TotalFlow Production Managerは削除する既存のジョブの該当プロパティー値を 未設定に変更します。TotalFlow Production Managerで印刷前に削除したプリンターのジョブに別のプリンターを指定します。

    注意: 既存のジョブが使用するオブジェクトを削除しても印刷される場合があります。

    1.2.5.8 プリンターを管理する

    プロパティーの変更とログの表示以外に、このセクションの操作をプリンターで実行できます。

    1.2.5.8.1 プリンターのトレイと用紙をマッピングする

    用紙マップにはプリンターの給紙トレイと各トレイにセットした用紙が表示されます。オペレーターと管理者は、用紙マップを作成して更新できます。

    トレイ内容情報を送信するコントローラーを表すジョブチケットプリンターには、プリンターを作成した直後にTotalFlow Production Managerで自動的に用紙マップが作成されます。トレイ内容については、プリンターコネクターのreadmeファイルを参照してください。

    プリンターの用紙マップを作成または更新するには、以下の操作を行います。

    1. プリンターを選択し、さらに表示給紙トレイ設定...の順にクリックします。

      給紙トレイ設定ダイアログが表示されます。

      給紙トレイ設定ダイアログ
        注意:
      • プリンターがパススループリンターの場合は、用紙を手動でセットトグルは表示されません。
      • プリンターで定義された手動用紙がトレイにある場合、プリンターから受け取った用紙情報は表示されますが、用紙名は未設定であり、警告アイコン()は対応する用紙リストでその用紙が定義されていないことを示します。

    2. 用紙を手動でセットを有効にします。
    3. SNMPレポートがあるプリンターに設置した給紙トレイのみを表示するには、給紙トレイを手動で設定ボタンを無効に切り替えます。
    4. プリンターが対応するすべての給紙トレイを表示し、手動で設置した給紙トレイを指定するには、給紙トレイを手動で設定ボタンを有効に切り替えます。
    5. トレイ列でリストされた各給紙トレイについては、 用紙列の用紙名をクリックします。開いた表から、給紙トレイにセットした用紙を選択します。
    6. OKをクリックします。
    7. このビューから新しい手動用紙を作成し、プリンターの対応用紙リストにその用紙を追加し、給紙トレイ用紙としてセットすることもできます。
      給紙トレイに手動用紙を追加するには、以下のいずれかを行います。
      • 矢印をクリックして対応用紙リストを開き、用紙を選択してから、OKをクリックします。

        どの対応用紙も一致しない場合は、カスタムをクリックします。

      • 用紙を追加アイコン(用紙を追加)をクリックします。

        ユーザー設定紙を作成ダイアログが表示されます。

        カスタム用紙の作成ダイアログ

    8. ダイアログの各ページで、調整が必要な必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。
      ページを変更するには、左側のナビゲーションバーでページタブをクリックします。

    1.2.5.8.2 プリンターまたはプリンタープールに割り当てたジョブを表示する

    オペレーター、管理者、モニターは、プリンターに割り当てられているすべてのジョブを表示できます。
    プリンターまたはプリンタープールに割り当てたジョブを表示する全てのジョブポットを開くには、以下の操作を行います。
    1. メニューバーで、操作をクリックします。
    2. プリンターポッドでプリンターまたはプリンタープールを選択します。
    3. さらに表示をクリックし、 送信済みジョブを表示を選択します。 全てのジョブポッドで新しいタブが開き、選択したプリンターまたはプリンタープールに送信されたすべてのジョブが表示されます。

    1.2.5.8.3 プリンターのWebページを表示する

    オペレーターと管理者は、TotalFlow Production ManagerからプリンターのWebページに移動できます。Webページに表示される情報はプリンター機種によって異なります。
    プリンターのWebページを表示するには、以下の操作を行います。
    1. プリンタータブで、プリンターを選択します。
    2. さらに表示プリンターのWebページを表示...の順にクリックします。

    1.2.5.8.4 プリンターに用紙交換を作成する

    プリンターの用紙を交換するには、プリンターのキューに用紙交換を作成します。

    TotalFlow Production Managerはプリンターで使用する用紙に応じて用紙交換の前または後にジョブを割り当てます。用紙交換する前の用紙を使用するすべてのジョブが印刷されると、用紙交換を指示するメッセージが表示されます。

    オプションで、区切り紙に指示を印刷できます。

    特殊な指示を印刷するには、以下の操作を行います。

    • パススループリンターの特殊な指示のコマンドプロパティーに値が必要です。
    • 特定の用紙に特殊指示を印刷するには、プリンターの区切り紙用給紙トレイプロパティーに値が必要です。

    プリンターの用紙交換を作成するには、以下の操作を行います。

    1. メニューバーで、キューをクリックします。
    2. キューポッドで[用紙交換]アイコン(用紙交換)をクリックします。

      用紙変更指示ダイアログが表示されます。

      用紙を追加変更ダイアログ

    3. 名前「T4 LetterからA4」などの用紙交換名を入力します。
    4. プリンターリストから用紙変更を作成するプリンターを選択します。
    5. この用紙交換を適用するジョブキューで正確な位置を選択します。
    6. 給紙トレイを選択します。

      の列にリストが表示されます。

    7. テーブルの列で、矢印をダブルクリックして用紙リストを展開し、給紙トレイにセットする新しい用紙の名前を選択します。
    8. 光沢のある面を上にしてセットなどのオペレーターへのメッセージを メッセージを表示に入力します。
    9. オプション: オペレーターへのメッセージをPDFファイルで保存して区切り紙に印刷するには、区切り紙を印刷をクリックします。
      注意: プリンターがパススループリンターで特殊な指示のコマンドプロパティーに有効な印刷コマンドが設定されていない場合は、区切りページは印刷されません。
    10. OKをクリックします。
    ジョブのすぐ前でキューポッドに[オペレーター]フラグ(オペレーターフラグ)が付きます。フラグにカーソルを置くと、用紙交換指示が表示されます。オペレーターフラグをダブルクリックし、指示を編集します。
    用紙交換メッセージを確認するときは、用紙を交換して用紙マップを更新してください。用紙マップに新しい用紙が表示されたときは、用紙交換メッセージは削除されます。

    1.2.6 ジョブを操作する

    TotalFlow Production Managerの操作画面の 全てのジョブポッドと キューポッドを使用し、TotalFlow Production Managerのジョブと進行状況を管理できます。

    操作画面からは、さまざまなタスクを実行できます。

    1.2.6.1 TotalFlowアプリケーションからジョブを送信する

    TotalFlow アプリケーションを使用して、ジョブをワークフローに送信できます。各ジョブで、アプリケーションはジョブチケットを送信します。ジョブチケットには、ジョブプロパティーの設定に使用されるジョブに関する情報が含まれます。

    1.2.6.1.1 TotalFlow Production Managerからジョブを送信する

    クイック送信機能を使用し、TotalFlow Production Manager操作画面の 操作ページにファイルをドラッグ&ドロップすることで、ワークフローにPS、PCL、PDF、TIFF、PNG、またはJPEGファイルを送信できます。

    全てのジョブポッドのクイック送信でファイルをアップロードするには、次の手順に従います。

    1. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    2. TotalFlow Production Managerでワークフローを設定し、有効にします。
    3. 1つまたは複数のファイルを選択し、TotalFlow Production Manager 操作ページにファイルをドラッグ&ドロップします。
      許可されたファイルの種類と、ジョブを送信できるワークフローを示すメッセージが表示されます。
    4. 選択したワークフローフレームにファイルをドロップします。
      ワークフローが有効な場合、ジョブは送信され、全てのジョブポッドに表示されます。ワークフローが無効な場合、 クイック送信ダイアログが表示されます。
    5. 有効なワークフローを選択するか、有効にするアイコン(有効にする)をクリックし、選択したワークフローを有効にします。
    6. リストにさらに複数のファイルを追加するには、上記の手順3を繰り返します。

      ファイルはドラッグ&ドロップされた各ファイルのグループ内でアルファベット順にソートされます。ドラッグ&ドロップされた最新のファイルのセットが常に選択されます。

      未対応のファイル種類を選択すると、選択したファイルの一部が対応していません。対応するファイルで続行しますか?というメッセージが表示されます。

    7. OKをクリックします。
    8. 必要に応じて、ファイルを上下にドラッグ&ドロップして並べ替えることができます。
    9. リストからファイルの一部を削除するには、削除するファイルを選択し、[削除]アイコンをクリックします。
      ファイルを選択して削除アイコンにドラッグ&ドロップしても、ファイルを削除できます。
    10. ワークフローリストからワークフローを選択します。
      選択したワークフローが無効の場合は、有効アイコン(有効)をクリックするか、リストから別のワークフローを選択します。
    11. 送信をクリックします。
    12. ジョブが特定のワークフローに送信されると、全てのジョブポッドから別のワークフローまたはプリンター上にドラッグできます。

    1.2.6.1.2 RICOH TotalFlow Prepからジョブを送信する

    TotalFlow Prepを使用すると、ワークフローにジョブとジョブチケットを送信できます。
    TotalFlow PrepからTotalFlow Production Managerワークフローにジョブを送信するには、以下の操作を行います。
    1. ワークフローを設定し、TotalFlow Production Managerのジョブチケットプリンターに関連付けます。
    2. TotalFlow Prepでワークフローをプリンターとして登録します。
    3. TotalFlow Prepでジョブを作成します。
    4. メニューバーのプリンターメニューで、ワークフローを選択します。
    5. ジョブを編集します。
    6. 右側の設定領域で、印刷方法/認証をクリックし、 印刷モードを選択して、 標準印刷または 印刷の保留を選択します。
    7. 印刷ボタン(印刷ボタン)をクリックします。

    1.2.6.1.3 RICOH TotalFlow Production Manager Job Submissionからジョブを送信する

    TotalFlow Production Manager Job Submissionを使用すると、ワークフローにPDF、PostScript、PCL、TIFF、PNG、JPEGファイル、ジョブチケットを送信できます。
    TotalFlow Production Manager Job SubmissionからTotalFlow Production Managerワークフローにジョブを送信するには、以下の操作を行います。
    1. TotalFlow Production Managerでワークフローを設定し、有効にします。
    2. TotalFlow Production Managerメニューバーで ジョブを送信をクリックします。
    3. または、ワークフロータブで、以下の操作を行います。
      1. ワークフローを選択し、さらに表示をクリックして ジョブを送信を選択します。
      2. または、ワークフローを右クリックし、ジョブを送信を選択します。
      ブラウザーのタブまたはウインドウでTotalFlow Production Manager Job Submissionが開きます。ワークフローオプションメニューからTotalFlow Production Manager Job Submissionを開く場合は、ページの左上のワークフローリストでワークフロー名がすでに選択されています。
    4. このジョブの入力ファイルを指定します。入力ファイルを指定する方法は2つあります。
      • ファイルを選択する方法
      1. ファイルを追加アイコン(ファイルの追加)をクリックします。
      2. 1つまたは複数のファイルを選択し、開くを選択します。
        TotalFlow Production Manager Job Submissionに選択したファイルのプレビューが表示されます。さらにファイルを選択する場合は、最後に選択したファイルが表示されます。
      3. ファイルのリストを表示するには、下矢印をクリックします。
        特定のファイルのプレビューを表示するには、リストのファイル名をクリックします。
          注意:
        1. PDF、TIFF、PNG、JPEGファイルのプレビューを表示できます。PostScriptとPCLファイルのプレビューは表示できません。
        2. PostScript、PCL、TIFF、PNG、JPEG形式のジョブチケットにはデフォルトのジョブプロパティー設定が表示されます。
      • TotalFlow Production Manager Job Submissionウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップする方法
      1. 1つまたは複数のファイルを選択し、TotalFlow Production Manager Job Submissionウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップします。
      2. さらにファイルを追加するには、上記の1と2の手順を繰り返します。
      3. ジョブからファイルを削除するには、ジョブ名をクリックし、削除するファイルにカーソルを移動し、ファイル名の横のファイル削除アイコン()をクリックします。
      4. ファイルのプレビューを参照するには、ジョブ名をクリックし、プレビューするファイルにカーソルを移動し、ファイル名の横のファイルプレビューアイコン(ファイルをプレビュー)をクリックします。
    5. ジョブチケットを選択します。
      • 既存のジョブチケットを使用するには、メニューバーでジョブチケットリストを展開し、 1つ選択します。
      • ジョブチケットをアップロードするには、開く...を選択します。ジョブチケットを選択し、 開くをクリックします。
      • 新しいジョブチケットを作成するには、新規を選択します。
    6. オプション: 選択したジョブチケットを変更します。
      1. ジョブのプロパティーダイアログで、ジョブのプロパティーを変更します。
      2. TotalFlow Production Manager Job Submissionでジョブチケットを保存するには、 保存または 名前を付けて保存...をクリックします。
        重要: ジョブチケットは、使用しているコンピューターのブラウザーセッション専用でTotalFlow Production Manager Job Submissionに保存されます。セッション用または別のコンピューターのユーザーに送信して保存するには、ジョブチケットをダウンロードしてください。
      3. 使用しているシステムにジョブチケットをダウンロードするには、チケットをダウンロードをクリックします。
        注意:
      1. 同じジョブチケットを使用して複数のファイルを送信した場合は、すべての印刷済み文書がTotalFlow Production Manager Job Submissionのプレビューで開いた最終ファイルの用紙方向になります。
      2. ジョブの設定を変更する場合は、ページを更新する前にジョブを送信してください。変更しない場合は、設定の一部がリセットされる場合があります。
    7. ワークフロー:リストからワークフローを選択します。
    8. ワークフローが無効な場合は、有効アイコン(ワークフローを有効にする)をクリックします。
    9. 送信をクリックします。
      注意: 入力ファイルのサイズ、種類、形式を要件範囲内にしてください。要件については、TotalFlow Production ManagerのReadmeファイルの入力ファイルについてを参照してください。
      ワークフローが無効な場合、ジョブ送信状況警告が表示されます。
    10. 閉じるをクリックし、ワークフローを有効にするか、有効なワークフローを選択します。

    1.2.6.1.4 TotalFlow PM PDF Print Driverからジョブを送信する

    TotalFlow PM PDF Print Driverを使用すると、対応オペレーティングシステムのアプリケーションからTotalFlow Production Managerのワークフローにジョブとジョブチケットを送信できます。

    最初に対応オペレーティングシステムにTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールします。インストールについては、RICOHTotalFlow Production Managerセットアップガイドドライバーをインストールして設定するセクションを参照してください。

    操作画面からは、さまざまなタスクを実行できます。

    1.2.6.1.4.1 Mac OS XでRICOH TotalFlow PM PDF Print Driverからジョブを送信する

    TotalFlow PM PDF Print Driverを使用すると、Mac OS XのアプリケーションからTotalFlow Production Managerのワークフローにジョブとジョブチケットを送信できます。
      注意:
    • TotalFlow PM PDF Print DriverはHTTPS接続をサポートしていません。TotalFlow PM PDF Print Driverを設定してジョブを送信する前に、TotalFlow Production Managerの HTTPS を無効にしてください。
    TotalFlow PM PDF Print DriverからTotalFlow Production Managerワークフローにジョブを送信するには、以下の操作を行います。
    1. TotalFlow Production Managerでワークフローを設定し、有効にします。
    2. TotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされているコンピューターで、印刷する文書を開きます。
    3. 印刷ダイアログウィンドウで、 PDFをクリックし、開いたリストから TotalFlow PM Job Submissionに送信オプションを選択します。
      印刷ダイアログ
        注意:
      1. 一部のアプリケーションでは、システムのデフォルトの印刷ダイアログをカスタムダイアログで上書きします。つまり、一部のアプリケーションではPDFボタンがデフォルトのMac OS Xビューアと違って見える場合があります。この場合は、システムのデフォルト印刷ダイアログに切り替えるか、 プレビューを選択します。
      2. PDFリストにオプションを追加する方法は、Mac OS Xの使用説明書を参照してください。
      TotalFlow Production ManagerサーバーのTotalFlow Production Manager Job Submissionで文書が開きます。
    4. 必要に応じてジョブプロパティーを編集します。この表示からジョブプロパティーまたはジョブチケットを変更する方法は、RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission からジョブを送信するを参照してください。
      注意: Mac OS XでTotalFlow PM PDF Print Driverを使用して印刷するときは、印刷ダイアログから用紙サイズ情報が自動的に選択され、ジョブチケットに手動用紙として追加されます。この手動用紙設定を残すか、用紙リストから用紙を選択できます。手動用紙設定を確保する場合は、TotalFlow Production Managerプリンターを設定し、同じサイズの手動用紙に対応することを確認してプリンターの給紙トレイに用紙を追加します。
    5. 送信をクリックします。
    6. 閉じるをクリックしてセッションを終了します。

    1.2.6.1.4.2 WindowsでRICOH TotalFlow PM PDF Print Driverからジョブを送信する

    TotalFlow PM PDF Print Driverを使用すると、任意のアプリケーションからTotalFlow Production Managerのワークフローにジョブとジョブチケットを送信できます。
    最初にTotalFlow PM PDF Print Driverをインストールします。インストールについては、RICOH TotalFlow Production Managerセットアップガイドのドライバーをインストールして設定するセクションを参照してください。
      注意:
    • TotalFlow PM PDF Print DriverはHTTPS接続をサポートしていません。TotalFlow PM PDF Print Driverを設定してジョブを送信する前に、TotalFlow Production Managerの HTTPS を無効にしてください。
    • Microsoft Edgeを使用している場合に、プリンターのジョブプロパティーダイアログを有効にするには、以下を確認してください。
      • ブラウザーのセキュリティ設定で、セキュリティモードが 厳重になっていません。
    TotalFlow PM PDF Print DriverからTotalFlow Production Managerワークフローにジョブを送信するには、以下の操作を行います。
    1. TotalFlow Production Managerでワークフローを設定し、有効にします。
    2. TotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされたコンピューターで、TotalFlow Production ManagerサーバーのIP/ホスト名を入力し、TotalFlow Production Managerワークフローをドライバーに割り当てます。
      印刷環境設定
    3. ジョブプロパティーを設定...をクリックし、ドライバーに関連付けられたワークフローのジョブプロパティーダイアログを開きます。
      ワークフローのジョブプロパティー
    4. 必要に応じてワークフローのジョブプロパティーを設定し、OKをクリックします。
    5. 印刷環境設定ダイアログで、 OKをクリックします。
    6. TotalFlow PM PDF Print Driverがインストールされているコンピューターで、印刷する文書を開きます。
    7. 印刷ダイアログウィンドウで、ドライバーに関連付けたプリンターの名前を選択します。
      [印刷]ダイアログウィンドウ
      文書がTotalFlow Production Managerで開きます。
    8. 必要に応じてジョブプロパティーを編集します。
      注意: この表示からジョブプロパティーまたはジョブチケットを変更する方法は、RICOH TotalFlow Production Manager Job Submission からジョブを送信するを参照してください。

    1.2.6.2 外部接続からジョブを送信する

    外部ポータルを使用して、ジョブをワークフローに送信できます。

    1.2.6.2.1 MarcomCentralをTotalFlow Production Managerに接続する

    MarcomCentralを介してジョブをTotalFlow Production Managerに送信するには、TotalFlow Production Managerに接続するMarcomCentralを設定します。

    TotalFlow Production Managerに接続するMarcomCentralを設定するには、以下の操作を行います。

    1. MarcomCentralの製品設定で、自動ジョブチケットを有効にします。有効にしない場合、対応するTotalFlow Production Managerジョブは、理由を説明したメッセージが付いたエラー状態で作成されます。
    2. JobDirectの製品の場合は、自動ジョブチケット出力ファイルTotalFlow JDF with PDFに設定します。設定しない場合、対応するTotalFlow Production Managerジョブは、JDFを取得するときにタイムアウトが発生したというメッセージが付いたエラー状態で作成されます。
        注意:
      • JobDirectの製品のジョブチケット設定は、TotalFlow Production Managerで作成されたジョブのジョブチケット設定に自動的にマッピングされます。
      • 用紙情報とTotalFlow Production Managerカタログの用紙の一致については、 TotalFlow Production Manager と他のプログラムの用紙を参照してください。

    1.2.6.2.2 ワークフローを接続製品に関連付ける

    MarcomCentralのような外部接続を介してジョブをTotalFlow Production Managerに送信するには、ワークフローをジョブに割り当ててください。

    ワークフローを外部接続製品と関連付けるには、以下の操作を行います。

    1. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. 接続を選択し、さらに表示をクリックします。
    4. プロパティー...を選択します。
      接続を編集ダイアログが表示されます。
    5. ワークフローマップページで製品を選択し、 ワークフローを割り当てをクリックします。
      ワークフローのプロパティーダイヤログ:全般ページ
      注意: 製品に関連付けられたワークフローがない場合、ジョブはワークフローなしのエラー状態で作成されるため、ジョブをワークフローに割り当ててください。
    6. 関連付けられたPDFファイルまたはダウンロードURLがない静的製品には、PDFファイルを割り当ててください。PDFを製品に割り当てるには、その製品を選択し、PDFを割り当て...をクリックします。
        注意:
      • PDFファイルが MarcomCentralとTotalFlow Production Managerの両方に関連付けられている場合、ジョブは後者を使用します。
      • MarcomCentralまたはTotalFlow Production Managerのいずれの製品にも関連付けられたPDFがない場合、ジョブはエラー状態で作成され、TotalFlow Production Managerにエラーメッセージが表示されます。
      • 選択アイテムジョブには、選択アイテムシートと名付けられたPDFがTotalFlow Production Managerにより作成されます。PDFには注文の詳細と品目が含まれています。
      ファイルを参照が表示されます。
    7. ファイルを参照ダイアログで、サーバーからのPDFファイルを選択するか、またはWebブラウザーでTotalFlow Production Managerを使用しているコンピューターからファイルをアップロードします。
      PDFファイルの列に完全なファイルパスが表示されます。
    8. PDFファイルを削除するには、製品行を選択し、PDFを削除をクリックします。
    9. OKをクリックします。

    1.2.6.2.3 MarcomCentralのジョブを操作する

    注文のジョブに関連付けた製品テンプレートを元に、TotalFlow Production ManagerはMarcomCentralからの注文を自動的に受け取って処理します。

    MarcomCentralからの注文を送信する前に、TotalFlow Production Managerに接続が作成されていることを確認します。接続の作成については、接続を作成するを参照してください。また、 注文を完了アクティビティーを含むワークフローがあることも確認します。ワークフローアクティビティーの作成については、標準アクティビティーとカスタムアクティビティーを参照してください。

    MarcomCentralからのジョブを処理するには、以下の操作を行います。
    1. MarcomCentralストアで作成した注文が必要です。注文には複数のジョブを入れることできます。MarcomCentralストアでの注文作成については、MarcomCentralの使用説明書をお読みください。
      重要: MarcomCentralジョブが注文を完了アクティビティーに入ると、その状態は注文完了待ちに変更されます。注文を終了したあとでのみ、ジョブを完了するか、またはジョブを 保持アクティビティーに移動できます。
    2. TotalFlow Production Managerにオペレーターまたは管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    3. メニューバーで、操作をクリックします。
    4. 全てのジョブポッドでジョブを選択し、 さらに表示をクリックします。
    5. 注文詳細...を選択します。
      注文詳細ダイアログが表示されます。
    6. すべての注文の詳細を注意して確認します。注文の詳細が正しい場合は、閉じるをクリックします。
    7. 全てのジョブポッドでジョブを選択し、 さらに表示をクリックします。
    8. 注文を完了...を選択します。
      注文の全てのジョブが完了できていない場合、警告メッセージが表示されます。
    9. はいをクリックします。
      注文を完了ダイアログが表示されます。注文完了ダイアログには、注文完了の各項目のタブがあります。
    10. 注文の完了を実行するには、次の操作を完了してください。
      • 注文のため配送伝票を作成する
      • 請求書を作成する
      • 注文を決済する
      決済タブが表示され、注文の決済は支払い方法がクレジットカードの注文に対してのみ行われます。
    11. 各タブで必要なフィールドを編集し、OKをクリックします。

      重要:
      • TotalFlow Production Managerからは各品目の配送額を変更できません。配送伝票には、全体の注文額が含まれています。
      • 複数品目の注文には、TotalFlow Production Managerでは複数の配送伝票を作成できません。
      • 注文に異なる配送住所のある複数の品目が含まれている場合、TotalFlow Production Managerにより完了が許可されず、警告メッセージが表示されます。
      • TotalFlow Production Managerから請求書を作成する場合、デフォルトの品目値は変更できません。
      こうした場合には、MarcomCentralで完了を実行してください。

      注文番号ジョブ属性は 全てのジョブポッドに表示可能で、ジョブ属性によりジョブをグループ化するか、またはジョブを注文するか選択できます。

    1.2.6.2.4 MarcomCentral JobDirect注文の用紙設定を構成する

    この種類のジョブには、ファイルをアップロードし、メディアと仕上げオプションを選択します。価格は選択内容により異なります。

    JobDirect製品用にジョブをTotalFlow Production Managerに送信する場合のMarcomCentralの用紙設定方法と、MarcomCentralジョブをプリンターにスケジュールして印刷を可能にするためにTotalFlow Production Managerで行う用紙設定について説明します。

    1. ジョブの用紙を指定できる3つのMarcomCentral JobDirectフィールドを構成します。フィールドを構成すると、ライブラリーの値または製品のために特に定義された値を使用できるようになります。
      1. メディアサイズ
        ライブラリーを選択し、ライブラリーのメディアサイズリストを選択するか、作成します。各メディアサイズには、名前、ポータルで使用する単位で表示した幅と高さがあります。 メディアサイズリストは、ライブラリーの メディアサイズセクションで定義します。
      2. メディアカテゴリー
        ライブラリーを選択し、ライブラリーのメディアカテゴリーリストを選択するか、作成します。各メディアカテゴリーはテキスト名により定義されます。 メディアカテゴリーリストは、ライブラリーの テキストリストセクションで定義します。
      3. メディア種類
        ライブラリーを選択し、ライブラリーのメディア種類リストを選択するか、作成します。各メディアカテゴリーはテキスト名により定義されます。 メディア種類リストは、ライブラリーの テキストリストセクションで定義します。
    2. JobDirectメディア価格の一括操作を使用して、用紙価格設定を定義します。
    3. JDFメディアの一括操作を使用して、用紙JDF設定を定義します。
      各メディア種類の値には、設定可能なJDF用紙プロパティーが数多くあります。TotalFlow Production ManagerでJobDirect注文に設定できる用紙JDFプロパティーと、関連するプロパティーの完全なリストは、JobDirect注文用JDF用紙プロパティーを参照してください。
      印刷済み紙
      坪量
      メディア種類
      カラー
      穴の種類
      不透明度
      表面質感/テクスチャー
      おもて面コーティング
      メディア種類の詳細

    1.2.6.3 lpr 印刷コマンドを使用してジョブを送信する

    lpr印刷コマンドを使用したジョブの送信方法の一例を紹介します。
    ジョブを送信する前に、lpr コマンドが機能していることを確認してください。
    1. Windowsのコマンドプロンプトを開き、lprを入力します。lpr コマンドが利用できる場合は、使用状況の注記が表示されます。
    2. 使用状況の注記の代わりに、lpr コマンドが内部コマンドとして認識されていないことを示すメッセージが表示される場合は、次の手順に従います。
      1. スタートメニューで、コントロールパネル プログラム プログラムと機能 Windowsの機能の有効化または無効化をクリックします。
      2. Windowsの機能をオン/オフにするダイアログで、 印刷とドキュメントサービスオプションのリストを展開します。
      3. LPRポートモニターを選択します。

        Windowsの再起動は不要です。

    注意: 上記の手順はWindows 11の場合です。他のオペレーティングシステムによって内容は多少異なります。

    lpr 印刷コマンドでジョブを送信するには次の手順に従います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. パススループリンターにワークフローを関連付けます。
    4. ワークフローを選択し、さらに表示をクリックし、 エディターとプロパティー...をクリックします。
    5. ワークフローダイアログで プロパティーページを開きます。
    6. LPDをジョブ送信種類として選択します。
    7. 全てのジョブポッドで、ツールアイコン(ツールアイコン)、 列を管理...の順にクリックします。
      列を管理...ダイアログが表示されます。
      詳細ダイアログの選択
    8. 列を管理...ダイアログで 部門プロパティーを選択します。
    9. OKをクリックします。
    10. Windowsのコマンドプロンプトで、次の lpr 印刷コマンドラインを使用し、ファイルをワークフローに送信します。lpr —S serverName —P virtualPrinterName C:\PDF\FileName.pdf —J departmentName
      ジョブがTotalFlow Production Managerに到着したときは、 部門プロパティーは部門名の値に設定されます。

    1.2.6.4 TotalFlow Production Managerでジョブを確認する

    ワークフローで作成されたジョブがTotalFlow Production Managerに入ると、 全てのジョブポッドに表示されます。 試し印刷アクティビティーで処理された場合は、 印刷フェーズのジョブもまた キューポッドで 準備フェーズのジョブと同じように表示されます。

    システムでジョブを確認するには、以下の操作を行います。

    • ジョブの名前、ジョブID、他の情報がある場合は、以下のいずれかを行います。
      • 適切なプロパティーごとに全てのジョブポッドをソートします。
      • 適切なプロパティーごとに全てのジョブポッドをフィルターにかけます。
      • ジョブのIDまたは名前で、キューポッドを検索します。
    • ジョブが特定のプリンターまたはプリンタープールに割り当てられていることがわかっている場合は、操作ページで、ジョブが割り当てられているプリンターまたはプリンタープールを選択し、 さらに表示をクリックし、 送信済みジョブを表示オプションを選択します。

    1.2.6.4.1 キューポッドでジョブを検索する

    キューポッドの検索機能を使用すると、 準備印刷フェーズのジョブを確認できます。

    キューポッドでジョブの検索をするには、以下の操作を行います。

    1. キューポッドのタイトルバーで、[ジョブを検索]ボタン検索をクリックします。
    2. 検索フィールドで、ジョブを検索する値を入力します。検索は、ジョブ名、ジョブID、特殊な指示内のテキスト、プリンター名に適用されます。

      画面にはプロパティーに値を入力したオブジェクトのみがハイライト表示されます。

      注意: ジョブは入力した文字列を含む値と一致します。たとえば、aaabcbcacabの文字列と一致します。

    1.2.6.5 ジョブ情報を表示/変更する

    TotalFlow Production Manager で、状態、プロパティー、ログなどのジョブ情報を表示します。

    オペレーターと管理者はジョブ全体または選択ページのプロパティーを変更できます。

    1.2.6.5.1 ジョブ状況を表示する

    管理者は、必要に応じてジョブ状況を表示し、ジョブやプリンターのプロパティーを変更して一致させることができます。

    注意: プリンターとは、要求したプリンター、不一致プリンターのプリンタープール、または試し印刷が要求されたプリンターになります。

    ジョブの状況を表示するには、以下の操作を行います。

    1. 全てのジョブポッドで、ジョブを右クリックし、 状況...を選択します。

      ジョブの状況ダイアログが表示されます。

      ジョブ状況ダイアログ

    2. プロパティーのフィールドヘルプ画面を表示するには、以下の操作を行います。
      1. プロパティーにカーソルを置きます。
      2. プロパティー名の横の[ヘルプ]ボタン(ヘルプ)をクリックします。

      ジョブ状況で未割り当て待機理由一致するプリンターがありませんのときは、ダイアログは次のようになります。

      ジョブ状況ダイアログ

      全てのジョブポッドで 待機理由列に表示された文字にカーソルを置いても 待機理由の詳細を表示できます。

      ジョブがエラー状態にあるとき、ジョブが エラー状態に入った理由と問題を解決するためにとるべき操作を説明したメッセージが表示されます。

      ジョブ状況ダイアログ

    1.2.6.5.2 ジョブの部数を変更する

    ジョブのプロパティーダイアログから、また、 全てのジョブポッドから直接ジョブの部数を変更できます。
    ジョブの部数を素早く変更するには、次の手順に従います。
    1. 全てのジョブポッドでジョブを選択して、 さらに表示をクリックするか、そのジョブで右クリックします。
    2. 表示されたオプションリストで、部数...をクリックします。
      部数ダイアログが表示されます。
      ジョブの部数
    3. 部数フィールドに、ジョブの印刷部数を入力します。
    4. OKをクリックします。
      注意: 全てのジョブポッドでジョブに設定できる最大部数は9999です。最大32767部数を印刷できるようにするには、 部数ダイアログから ジョブのプロパティーの値を設定し、TotalFlowプリントサーバーデバイスに関連付けられたワークフローにジョブを送信します。

    1.2.6.5.3 ジョブプロパティーを表示する

    ジョブプロパティーセクションでは、印刷ジョブを設定できます。このセクションは、ジョブを微調整できるサブセクションに分割されています。

    ジョブプロパティーエディターを表示するには、以下の操作を行います。

    1. リストからジョブを選択します。
    2. 編集アイコン()をクリックし、エディターを開いてジョブのオプションを変更します。

    1.2.6.5.4 デフォルトと上書き

    ジョブが仮想プリンターに送信されたとき、ジョブは値を含まないプロパティーに仮想プリンターのデフォルト値を使用します。すべてのジョブプロパティーにジョブチケットの値ではなく仮想プリンターの上書き値を使用します。
    デフォルト値と上書き値を切り替えるには、以下の操作を行います。
    1. ジョブデフォルトと上書きを開きます。
    2. 特定の値を含む属性を選択します。ラベルの左側で、アイコン()が選択した値がデフォルト値であることを示します。
    3. 既存の値を選択した値に置き換えるには、デフォルト値と上書き値のアイコン()をクリックします。デフォルトや上書きアイコンが表示されているときには、上書きモードが有効です。
    変更した属性のデフォルト値として選択した値を使用します。値を設定していない場合は、アイコン()でデフォルトと上書きオプションが無効であることが表示されます。

    1.2.6.5.5 複数のジョブを編集する

    選択したすべてのジョブに同じ設定を適用したり、削除したりすることができます。
    ポートレットで複数のジョブが選択されていることを確認します。
    ジョブプロパティーエディターにある複数のジョブを編集するには、以下の操作を行います。
    1. 編集アイコン( )をクリックし、 ジョブプロパティーエディターを開きます。
    2. 全ての選択されたジョブに設定を適用するには、設定を変更し、横にあるチェックボックスを選択します。
    3. 全てのジョブに適用された設定を削除するには、横にあるチェックボックスをオフにします。
    変更を加えたら、ジョブを含むポートレットで確認してください。

    1.2.6.5.6 ジョブプロパティーを変更する

    ジョブのプロパティーを変更できます。

    ジョブプロパティーセクションには、以下の設定があります。

    • 基本設定
    • 印刷方法/認証 設定
    • レイアウト 設定
    • 用紙 設定
    • 余白/トンボ 設定
      注意: 余白/トンボ設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    • 仕上げ 設定
    • 例外ページ 設定
    • 表紙 設定
    • シート 設定
    • カラー 設定
      注意: カラー設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    • 印刷品質 設定
      注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    • スペシャルカラー 設定
      注意: スペシャルカラー設定は スペシャルカラー拡張キットが取り付けられているときにのみ使用可能です。
    • スタンプ印字 設定
      注意: スタンプ印字設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.1 ジョブオプションを変更する

    このセクションでは、印刷ジョブに関する基本情報を表示して編集できます。
    ジョブオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、ジョブをカスタマイズします。

    1.2.6.5.6.1.1 ジョブオプションを設定する

    ジョブの基本情報を編集できます。
    ジョブオプションを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 部数フィールドに印刷部数を入力します。
    3. 印刷するページを指定するには、単一ページ、コンマ区切りの複数ページ、またはページ範囲をページ範囲フィールドに入力します。
      注意: このフィールドは、プリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    4. 印刷モードリストからオプションを1つ選択し、印刷、保留、またはその両方を選択します。
      注意: この値はプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。
    5. ジョブ情報グループを展開します。
    6. ジョブ名フィールドにジョブ名を入力します。
    7. ユーザーコードフィールドが使用可能な場合は、コードを入力します。このコードは請求書の作成と追跡のために使用します。
    8. 納期リストから 期限日を選択することでジョブの印刷日時を設定します。
    9. ジョブを作成するユーザーを指定するには、ユーザー名フィールドに名前を入力するか、リストから登録済みのユーザーを選択します。
    10. ジョブを所有するユーザーを指定するには、お客様フィールドに名前を入力します。
    11. バナーページをジョブに追加するには、バナーページ情報フィールドでバナーに印刷する情報を編集します。
    12. ジョブ処理に追加指示の指定が必要な場合は、特殊な指示フィールドを使用します。
    13. 備考1および 備考2フィールドで、ジョブの詳細情報を追加します。
    14. 概要フィールドで、ジョブを説明するテキストを入力します。

    1.2.6.5.6.1.2 バリアブルデータ設定を編集する

    バリアブルデータ印刷データ形式を使用すると、レコードを含むカスタム文書を印刷できます。
    バリアブルデータ設定を編集するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. バリアブルデータ設定に移動してセクションを開きます。
    3. PDFファイルを含むジョブのオブジェクトをキャッシュに保存し、再利用するかどうかを指定するには、PDFジョブオブジェクトのキャッシュリストから値を選択します。

    1.2.6.5.6.1.3 ジョブの優先度を設定する

    ジョブの優先度を指定します。
    ジョブの優先度を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 詳細設定優先度に移動します。
    3. 必要に応じてチェックを付け、優先度入力欄を有効にします。
    4. ジョブの優先度を最高にする場合は100、最低にする場合は1を入力します。

    1.2.6.5.6.1.4 ジョブ保存オプションを設定する

    ジョブを保存するかどうかを指定し、保存する場合は保存期間を指定します。
    ジョブを保存するかどうか、またはジョブの保存方法を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 下にスクロールし、保存の下にある 詳細設定に移動します。
    3. 現在のジョブで保存を[しない]にするには、リストから しないを選択します。
    4. ジョブを保存するには、無期限に保存を選択します。
    5. 印刷後に指定期間ジョブを保存するには、指定期間まで保存を選択し、ジョブを保存する日数と時間を設定します。

    1.2.6.5.6.1.5 フォントを置換する

    フォントが見つからない場合はそのフォントの置換を選択できます。
    フォントを置き換えるには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 下にスクロールし、詳細設定に移動します。
    3. フォント置換リストから するを選択します。

    1.2.6.5.6.1.6 1つのページ範囲に異なる面付けを設定する

    ページ範囲に対して異なる面付けを選択することができます。
    特定のページの範囲にのみ異なる面付けを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 印刷方法/認証に移動します。
    2. ページ範囲フィールドでページ範囲を設定します。
    3. 下にスクロールし、詳細設定に移動します。
    4. 選択したページを再フローリストから ページ範囲面付けを選択します。

    1.2.6.5.6.1.7 プリンタープリセットを選択する

    ジョブの印刷に使用するプリンタープリセットを指定します。
    プリンター設定のパラメーターを選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 下にスクロールし、詳細設定に移動します。
    3. プリンタープリセットに移動します。
    4. プリンタープリセットの設定をリストから選択します。
    5. プリンタープリセット値を使用して印刷するには、任意を選択します。

    1.2.6.5.6.1.8 プリンター機能を選択する

    ジョブの印刷に使用するプリンター機能を指定します。
    プリンター機能を選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. 下にスクロールし、詳細設定に移動します。
    3. プリンター機能に移動します。
    4. プリンター機能をリストから選択します。

    1.2.6.5.6.1.9 Postflightオプションを選択する

    印刷済みジョブで期待どおりのカラー出力を達成できない理由が分かります。
    Postflightオプションを選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷方法/認証をクリックします。
    2. Postflightに移動します。
    3. リストからオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.2 レイアウト設定を編集する

    このセクションでは、印刷ジョブでページをレイアウトする方法を指定できます。
    レイアウトオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、レイアウト設定を編集します。

    1.2.6.5.6.2.1 無線とじ/中とじレイアウトを設定する

    原稿のページを冊子スタイルで印刷することもできます。
    無線とじ/中とじレイアウトの種類を指定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. 無線とじ/中とじセクションに移動します。
    3. 面付けの値を 中とじに設定します。

    1.2.6.5.6.2.2 ギャングアップレイアウトを設定する

    ギャングアップレイアウトを使用すると、複数ページを統合できます。
    ギャングアップレイアウトの種類を指定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. ギャングアップセクションに移動します。
    3. 面付けの値を リピートまたは スピードに設定します。
    4. シート当たりのページ数の値を 2以上に設定します。

    1.2.6.5.6.2.3 画像自動回転設定を変更する

    シートの向きに対する画像の回転を手動で変更することができます。
    自動回転の設定を変更するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. 通常セクションに移動します。
    3. 自動回転に移動し、 しないを選択して画像の回転を手動で変更します。
        注意:
      • 自動回転オプションを使用すると、画像の長辺をシートまたはページの長辺と揃えます。画像とシートの向きが異なる場合、画像の上端または左端が ひらき方向と自動的に一致します。
      • 自動回転オプションが無効の場合、 シート当たりのページ数に移動し、値を 1に設定します。

    1.2.6.5.6.2.4 印刷面を選択する

    両面設定、およびうら面に印刷するとき場合にめくるページの端を指定します。
    印刷面を選択するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、 印刷面に移動します。
    3. 片面のみを印刷するには、おもて面(片面)を選択します。
    4. 用紙のうら面にのみ印刷するには、方向設定に応じて、 うら面(片面)
      注意: この値はプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。
    5. 用紙の両面に印刷する場合は、方向設定に応じて、 .

    1.2.6.5.6.2.5 ページ方向を変更する

    ジョブのページのレイアウトタイプを選択できます。
    タテからヨコのレイアウトにページ方向を変更するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、 方向に移動します。
    3. リストからヨコを選択します。
    重要: 選択する方向は印刷ファイルのページ方向と一致させてください。印刷ファイルに結合レイアウトがある場合は、ページ数が一番多い方向と一致するように設定してください。仮想プリンターに送信するジョブの方向は仮想プリンターと同じ方向にしてください。同じ方向にしない場合は、ジョブが期待どおりに印刷されない場合があります。

    たとえば、印刷ファイルが10ページで構成され、そのうち7ページがタテ、3ページがヨコそのうち7ページがタテ、3ページがヨコ場合、方向をタテに設定し、多数のページの方向と一致させてください。

    1.2.6.5.6.2.6 ひらき方向を選択する

    シートを開く方向を指定できます。
    シートを開くまたはめくる方向を選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、ひらき方向に移動します。
    3. 右から左にシートを開くには、左ひらきを選択します。選択すると、 とじ位置に自動的に設定されます。
    4. 下から上にシートを開くには、上ひらきを選択します。選択すると、 とじ位置に自動的に設定されます。
    5. 左から右にシートを開くには、右ひらきを選択します。選択すると、 とじ位置に自動的に設定されます。
      注意: この値はプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.2.7 ページで画像を回転させる

    ページの画像を回転させる角度を選択できます。
    値を指定してジョブの各ページの画像を反時計回り方向に回転させるには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、 回転角度に移動します。
    3. ボタンをクリックし、ページの画像を回転させる角度を選択します。
    注意: 自動的に実行される回転に加えてこの設定を使用できます。自動回転は、画像の長編をシートまたはページの長辺と揃えます。この回転角度オプションはプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.2.8 画像を調整する

    印刷サイズ、アップサイズ、用紙サイズに合わせて画像を拡大縮小することができます。
    縮小または拡大して画像を合わせるかどうかを指定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、画像の下の 縮小/拡大に移動します。
    3. 用紙サイズに合わせて画像を縮小するには、印刷サイズに合わせるを選択します。
      注意: この値はプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。
    4. 複数のページがあるとき、用紙サイズまたはページに合わせて画像を縮小するには、縮小して合わせるを選択します。
    5. 画像の元のサイズを保持するには、しないを選択します。

    1.2.6.5.6.2.9 画像を位置揃えする

    シートの原点に対して、ページ上の画像を位置揃えする方法を指定できます。
    画像の位置を揃える方法を指定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、画像の下の 画像位置揃えに移動します。
    3. シートの中央に画像を配置するには、中央を選択します。
    4. 画像とシートの特定の角を合わせるには、左下左上右上右下から1つ選択します。
      注意: これらの値は、プリンターの設定で対応している場合にのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.2.10 画像の位置を変更する

    シートの原点に対して、ページ上の画像を位置を変更できます。
    画像をオフセットする量を指定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. レイアウト種類を選択し、画像の下の 印刷位置調整に移動します。
    3. 必要に応じて、印刷位置調整をクリックして有効にします。
    4. 両面設定では、おもて面とうら面に同じ印刷位置調整を適用にチェックを付けてうら面とおもて面に同じ値を設定できます。
    5. おもて面うら面フィールドで最大3桁の正または負の数を入力します。
    6. 単位リストから測定単位を選択します。
      注意:
    • 表示用にシートが回転したときは、印刷位置調整も回転します。
    • XとY矢印は印刷位置調整方向を示します。

    1.2.6.5.6.2.11 新しいユーザー設定レイアウトを追加する

    ジョブのカスタムレイアウトを作成することができます。
    注意: このセクションは、プリンターの設定で対応している場合にのみ使用できます。
    新しいカスタムレイアウトを追加するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. 通常に移動し、 1リストから シート当たりのページ数より大きい値を選択します。
    3. ユーザー設定レイアウトを追加をクリックし、新しいユーザー設定レイアウトを作成します。
    4. 両面で同じ設定を維持するには、両面に同じレイアウトを使用にチェックを付けます。
    5. カスタマイズするレイアウトの位置を選択するには、選択するページをクリックし、場所リストで矢印を使用するか、別のページにドラッグアンドドロップします。
    6. 回転角度オプションを1つクリックし、選択した位置に配置された画像の回転角度を指定します。
    7. 位置に合わせて画像を縮小または拡大するには、縮小/拡大リストから値を選択します。
    8. 選択した位置に配置する画像のオフセット量を指定するには、印刷位置調整をクリックして有効にし、XフィールドとYフィールドに値を入力します。
    注意: ユーザー設定順序を維持のチェックを外した場合、ページの配列は レイアウトで指定した順序と同じです。 ユーザー設定順序を維持のチェックボックスはページの配列の変更時に自動的に選択されます。

    1.2.6.5.6.3 用紙設定を変更する

    このセクションでは、ジョブに選択した用紙に関する情報を確認できます。
    用紙設定オプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、用紙設定をカスタマイズします。

    1.2.6.5.6.3.1 手動用紙を追加する

    ジョブに手動用紙を選択することができます。
    1. ジョブプロパティーエディターを開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. 用紙リストを展開し、 手動用紙をクリックして、 手動用紙を追加ダイアログを開きます。
    4. 給紙トレイサイズ坪量種類など用紙のプロパティーを設定します。
    重要: デフォルト値としてまたは仮想プリンターセクションから印刷ジョブのプロパティーを編集する場合に使用できないプロパティー値があります。

    1.2.6.5.6.3.2 手動用紙を更新する

    新しい手動用紙のプロパティーを更新できます。
    1. ジョブプロパティーエディターを開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. 用紙フィールドに移動してリストを展開します。
    4. 手動用紙セクションで、編集する用紙にカーソルを置き、更新アイコンをクリックして 手動用紙を更新ダイアログを表示します。

    1.2.6.5.6.3.3 用紙の不定形サイズを設定する

    用紙の幅と高さを設定できます。
    1. ジョブプロパティーエディターを開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. サイズに移動し、リストから 不定形を選択します。
    4. および 高さフィールドに不定形値を入力します。

    1.2.6.5.6.3.4 用紙リストで用紙を選択する

    用紙リストモードでは、リストに定義されている用紙を選択し、給紙トレイを変更できます。
    1. ジョブプロパティーエディターを開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. 用紙を展開し、 用紙リストをクリックします。
    4. 用紙リストウインドウで、 リスト用紙セクションの用紙をクリックします。

    1.2.6.5.6.3.5 用紙をソートする

    用紙リストで用紙をソートできます。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の用紙をクリックします。
    3. 用紙リストを展開します。
    4. 用紙リストをクリックします。
    5. 列見出しをクリックし、用紙の属性に基づいて用紙をソートします。
      注意: 昇順または降順でソートするには、再度列見出しをクリックします。

    1.2.6.5.6.3.6 用紙リストを検索する

    検索機能を使用すると、検索する属性と一致するリストの用紙を見つけることができます。プロパティーの表示に基づいて単一キーワードまたはキーワードを含む文字列で用紙を検索できます。用紙のすべてのプロパティーと一致すると、検索は絞り込まれます。

    1.2.6.5.6.4 マークとブリード設定を変更する

    このセクションでは、余白、マーク、ブリード、ノドを編集できます。
    注意: 余白/トンボ設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    断裁サイズのオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の余白/トンボをクリックします。
    3. 表示されたオプションを使用して設定を編集します。

    1.2.6.5.6.4.1 ブリード領域を設定する

    ブリード設定を指定できます。
    ブリード領域を設定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の余白/トンボをクリックします。
    2. 用紙種類を設定し、縮小または拡大して画像を合わせるかどうかを指定するには、縮小/拡大リストからオプションを選択します。
    3. 余白/間隔設定をクリックして有効にします。
    4. ブリードに移動します。
    5. 垂直方向または水平方向へのブリードの幅を指定します。

    1.2.6.5.6.4.2 シートの複数のページ間の距離を設定する

    ノド設定を指定できます。
    シートのページ間の距離を設定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の余白/トンボをクリックします。
    2. 用紙種類を設定し、縮小または拡大して画像を合わせるかどうかを指定するには、縮小/拡大リストからオプションを選択します。
    3. 余白/間隔設定をクリックして有効にします。
    4. ノドに移動します。
    5. 垂直方向と水平方向へのノドの幅を指定します。

    1.2.6.5.6.4.3 余白を設定する

    仕上がりサイズと用紙端の間の余白を設定できます。
    注意: 余白/トンボ設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    シートの余白を指定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の余白/トンボをクリックします。
    2. 余白/間隔設定をクリックして有効にします。
    3. 余白に移動します。
    4. 仕上がりサイズとシートの外端間の領域を示す上下左右の余白を設定するには、対応するフィールドに値を設定します。
      注意: すべての余白を同じ値にするには、同じ余白を使用にチェックを付けます。

    1.2.6.5.6.4.4 コーナートンボを印刷する

    センターとコーナートンボマークを印刷するシートの面を選択できます。
    注意: 余白/トンボ設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    トンボマークの印刷方法を指定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の余白/トンボをクリックします。
    2. 角にトンボを印刷するには、以下の操作を行います。
      1. コーナートンボリストから、トンボを印刷する面を選択します。
      2. コーナートンボの形状を選択します。シングルスタイルは仕上げサイズの断裁位置を示し、 日本式スタイルはブリードの端と仕上げサイズの断裁位置を示します。
      3. 線の太さをポイント単位で指定するには、太さフィールドに値を入力します。
      4. シートの角にコーナートンボを印刷するには、端まで印刷を選択します。
      5. 特定の長さを使用する場合は、ユーザー設定を選択します。
      6. 水平方向と垂直方向の長さの値を入力し、測定単位を選択します。
      重要: トンボを印刷するには、充分な余白を設定してください。
    3. 中央にトンボを印刷するには、以下の操作を行います。
      1. センタートンボリストから、トンボを印刷する面を選択します。
      2. センタートンボの形状を選択します。
      3. オフセットフィールドに値を入力し、トンボのセンターから仕上げサイズの端までの移動量を指定します。
      4. オフセット単位を指定するには、単位リストを使用します。

    1.2.6.5.6.5 仕上げオプションを変更する

    このセクションでは、ジョブの仕上げ設定を表示して編集できます。
    仕上げオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の仕上げをクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、仕上げ設定をカスタマイズします。

    1.2.6.5.6.5.1 ステープル/製本方法を設定する

    ジョブ内のページをどのようにステープルするか、または製本するかを選択できます。
    ステープルを挿入するか製本方法を選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. ステープル/製本に移動します。
    3. リストから、ジョブのページをステープルまたは製本するかどうかを選択します。

    1.2.6.5.6.5.2 パンチ方法を選択する

    ジョブのパンチ方法を選択できます。
    ジョブのページをパンチする方法を選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. パンチに移動します。
    3. パンチリストからパンチ方法を選択します。

    1.2.6.5.6.5.3 折りの方法を選択する

    ジョブまたはジョブの大きいシートを折る方法を指定できます。
    折りの方法を選択するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. 折りの種類に移動します。
    3. リストから折りの方法を1つ選択します。

    1.2.6.5.6.5.4 排紙トレイを変更する

    排紙に使用するトレイを選択できます。
    出力トレイを変更するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. 排紙トレイに移動します。
    3. プリンターで使用可能な排紙トレイを1つ選択します。
    重要: 折られていない用紙は、多機能紙折りユニットの排紙トレイに送ることができません。混合用紙を含むジョブを印刷する場合、用紙仕上げにZ折りがあるときは、フィニッシャートレイを排紙トレイに指定します。

    1.2.6.5.6.5.5 未使用タブのトレイを選択する

    使用されなかったタブの排紙トレイを選択できます。
    未使用のタブのトレイを選択するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. 未使用タブを排紙に移動します。
    3. プリンターで使用可能なトレイを1つ選択します。

    1.2.6.5.6.5.6 ジョブ部数をソートする

    ジョブの部数をソートする方法を指定します。
    部数のソート方法を指定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. ソートフィールドに移動し、プリンターで利用可能なオプションのいずれかを選択します。

    1.2.6.5.6.5.7 ジョブ部数を出力する

    排紙トレイに[おもて面を上]または[おもて面を下]のどちらで出力するかを指定します。
    排紙方法を指定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. おもて面が下で先頭ページを一番下にして印刷するには、リストからおもて面を下を選択します。
    3. おもて面が下で先頭ページを一番上にして印刷するには、リストからおもて面を下、最終ページから印刷を選択します。
    4. おもて面が上で先頭ページを一番下にして印刷するには、リストからおもて面を上を選択します。
    5. おもて面が上で先頭ページを一番上にして印刷するには、リストからおもて面を上、最終ページから印刷を選択します。

    1.2.6.5.6.5.8 ミシン目を入れる方法を選択する

    シートにミシン目の線を作成できます。
    ジョブにミシン目を入れる方法を指定するには、以下の手順に従います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. ミシン目に移動します。
    3. リストからミシン目を入れる方法を1つ選択します。

    1.2.6.5.6.5.9 折り目を入れる方法を選択する

    シートに折り目をつけることができます。
    ジョブにクリースを入れる方法を指定するには、以下の手順に従います。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. クリースに移動します。
    3. リストからクリースを入れる方法を1つ選択します。

    1.2.6.5.6.5.10 最大印刷可能領域に印刷する

    印刷で最大領域を使用できます。
    最大印刷可能領域を使用するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. 最大印刷可能領域に印刷にチェックを付けます。

    1.2.6.5.6.6 例外ページを使用する

    このセクションでは、空白ページを挿入し、既存のページの設定を変更または置換します。

    例外ページは、以下のとおりです。

    • 挿入
    • 置換
    • サブセット

    注意: 面付け用紙仕上げオプションの設定を構成してから、 例外ページセクションの他の設定を行います。例外ページは最初に追加されるときにこれらの設定を継続します。

    1.2.6.5.6.6.1 印刷済み紙または白紙を追加する

    予備印刷済みページや白紙ページをジョブに挿入することができます。
    印刷済み紙または白紙のページをページの前後に挿入するには、以下の操作を行います。
    1. 例外ページに移動します。
    2. 挿入をクリックします。
    3. または をクリックしてから、 ページフィールドにページ番号を入力します。
    4. 用紙リストから用紙を選択します。ジョブと同じ用紙を維持するには、 デフォルトを使用を選択します。
    5. 挿入枚数フィールドに印刷部数を入力します。
    6. 追加をクリックします。

    1.2.6.5.6.6.2 ジョブのページを変更する

    置換セクションでは、ページの用紙、カラー、印刷面、画像設定またはページ範囲を修正できます。置換した最初のページから新しい章を開始することもできます。
    1. 置換をクリックします。
    2. ページで番号または範囲を入力します。
      注意: 値を指定するには、単数ページ(1など)やハイフン区切りのページ範囲(1-10など)を入力します。ページ範囲を入力するとき、範囲の各ページが置換されます。
    3. 用紙、カラー、印刷面、または画像設定を選択します。
      注意: ジョブと同じ用紙、カラー、印刷面、画像の設定を使用するには、 デフォルトを使用を選択します。
    4. 置換で新しい章を開始するには新しい章を開始にチェックを付けます。
    5. 追加をクリックします。

    1.2.6.5.6.6.3 ページのサブセットを仕上げる

    特定のページのサブセットを仕上げる方法を指定できます。
    ページのサブセットの仕上げオプションを選択するには、次の手順を実行します。
    1. 例外ページに移動します。
    2. サブセットをクリックします。
    3. ページ でサブセットの番号または範囲を入力します。
    4. サブセットをステープルする方法を指定するには、ステープルリストから値を1つ選択します。
    5. 挿入紙をサブセットページと一緒に留めるには、挿入に移動します。すべての挿入紙、サブセットページの前の挿入紙、またはサブセットページの後の挿入紙を選択できます。
    6. サブセットをパンチする方法を指定するには、パンチリストから値を1つ選択します。
      注意: このフィールドは、プリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    7. サブセットを折る方法を指定するには、折りの種類リストから値を1つ選択します。
      注意: このフィールドは、プリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    8. 追加をクリックします。

    1.2.6.5.6.6.4 タブを削除する

    タブセクションで、タブを削除できます。
    ジョブからタブを削除するには、次の手順を実行します。
    1. 例外ページに移動します。
    2. タブをクリックします。
    3. タブ位置に移動します。
    4. 例外ページに移動し、リストからタブを選択します。
    5. 1つのタブを削除するには、削除アイコン、すべてのタブを削除するには、 全て削除アイコンをクリックします。

    1.2.6.5.6.7 表紙を追加する

    このセクションでは、さまざまな種類の表紙を追加できます。
    追加できる表紙の種類はレイアウト仕上げセクションの設定によります。

    1.2.6.5.6.7.1 表紙とうら表紙をジョブに追加する

    空白、予備印刷済み、印刷済みの表紙をジョブに追加できます。
    1. 表紙に移動します。
    2. 印刷済み紙または白紙のおもて表紙を追加するには、表紙印刷済み紙を選択します。
    3. 印刷済みのおもて表紙を追加するには、表紙 で印刷面オプションを選択します。
    4. 両方の表紙で同じ設定を使用にチェックを付け、 うら表紙を追加します。
    5. 両方の表紙で同じ設定を使用のチェックを外すと、別の うら表紙を追加します。

    1.2.6.5.6.7.2 印刷済みまたは空白の表紙を冊子に追加する

    また、ジョブ全体を包み込むくるみ製本表紙を付けることもできます。
    表紙をブックレットに追加するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のレイアウトをクリックします。
    2. 中とじセクションに移動します。
    3. 面付けの値を 中とじに設定します。
    4. 冊子表紙に移動し、 表紙印刷済み紙に設定します。
    注意: 表紙仕上げセクションは 冊子表紙の設定を表示するために更新されます。

    1.2.6.5.6.7.3 くるみ製本ジョブに表紙を追加する

    また、ジョブ全体を包み込むくるみ製本表紙を付けることもできます。
    くるみ製本表紙を追加するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の仕上げをクリックします。
    2. ステープル/製本に移動し、 くるみ製本 を選択し、 くるみ製本表紙を有効にします。
    3. 表紙用給紙トレイリストからくるみ製本に表紙の用紙がセットされている給紙トレイを示します。
    4. TotalFlowプリントサーバーの設定から、次の手順でくるみ製本表紙を設定することもできます。
    5. 表紙にする用紙リストから用紙を選択します。
      注意: くるみ製本用のインサータートレイの1つにセットされた用紙を使用するには、デフォルトを使用を選択します。
    6. 表紙の印刷面に移動し、くるみ製本ジョブの表紙の印刷面を選択できます。 表紙の印刷位置調整を設定し、印刷画像をシフトします。
      重要: 表紙の印刷面フィールドを有効にするには、 表紙にする用紙の選択または シート当たりのページ数を変更します。印刷ファイルの最後のページは背表紙を含めページ全体があらかじめ適切な形式である必要があります。

    1.2.6.5.6.8 用紙を挿入する

    このセクションでは、区切り紙や合紙の挿入を有効または無効にできます。
    シートオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側のシートをクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、シートの挿入を有効または無効にします。

    1.2.6.5.6.8.1 ジョブ区切り紙を挿入する

    前のジョブとの間にジョブ区切り紙を挿入するかどうかを指定します。
    注意: このフィールドは、プリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    ジョブ区切り紙を挿入するには、以下の操作を行います。
    1. シートをクリックします。
    2. ジョブ区切り紙 セクションで するボタンを選択します。
    3. 用紙リストから用紙を選択します。
    4. 位置リストから、区切り紙を挿入する位置を指定するオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.8.2 ソート区切り紙を挿入する

    ソートしたジョブの部数にソート区切り紙を挿入するかどうかを指定します。
    注意: このフィールドは、プリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    ソート区切り紙を挿入するには、以下の操作を行います。
    1. シートをクリックします。
    2. ソート区切り紙 セクションで する ボタンを選択します。
    3. 用紙リストから用紙を選択します。
    4. 間隔 -- 部数フィールドに、区切り紙間の部数を入力します。

    1.2.6.5.6.8.3 合紙を挿入する

    ジョブ内に合紙を挿入することができます。
    合紙を挿入するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のシートをクリックします。
    2. 合紙セクションで使用するオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.9 カラー設定を変更する

    このセクションでは、ジョブのカラー設定を表示して編集できます。
    カラー設定オプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側のカラーをクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、カラー設定をカスタマイズします。

    1.2.6.5.6.9.1 カラー/白黒で印刷する

    カラーで印刷するか、白黒で印刷するかを指定します。
    出力の印刷方法を指定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のカラーまたは 基本設定をクリックします。
      注意: プリンターの設定によってはカラーセクションが表示されない場合があります。
    2. カラー/白黒に移動します。
    3. フルカラーで印刷するには、カラーを選択します。
    4. モノクロ印刷するには、白黒を選択します。
    5. C、M、Y、K、追加のインクカラーを使用してフルカラーで印刷するには、CMYK+ を選択します。
      注意: また、スポットカラーをレンダリングする場合にのみCMYK+カラーモデルを使用するように指定し、出力プロファイルの名前を選択することもできます。

    1.2.6.5.6.9.2 印刷する色版を指定する

    どの色版で印刷するかを指定します。
    すべての色版を印刷するか、一部のみを印刷するかを選択できます。
    1. 画面左側のカラーをクリックします。
    2. 指定した版で印刷に移動します。
    3. スペシャルの色版を除くすべての色版を印刷するには、 CMYKを選択します。
    4. スペシャルの色版を含むすべての色版を印刷するには、 すべてを選択します。
    5. 特定の色版または特定の色版のセットのみを印刷するには、ユーザー設定を選択します。 印刷リストに色版を追加または削除できます。
      注意:
    • スペシャル版はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.9.3 コントロールバーの印刷

    各シートにコントロールバー(カラーバーや余白情報を含む)を印刷するかどうかを指定します。
    コントロールバーを印刷するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のカラーをクリックします。
    2. コントロールバーに移動します。
    3. 各シートにコントロールバーを印刷し、トナー濃度を確認し、プリンターの安定性を追跡するには、するを選択します。

    1.2.6.5.6.9.4 カラープロファイルを設定する

    ジョブの入力プロファイル、参照プーロファイル、またはプリンタープロファイルを設定できます。
      注意:
    • 画像テキストラインアートスムーズシェード オプションは、TotalFlow Print Server DFE がインストールされたプリンターにジョブを送信する場合にのみ使用できます。
    1. 画面左側のカラーをクリックします。
    2. 入力プロファイルを設定するには、以下の操作を行います。
      1. 入力プロファイルセクションに移動してセクションを開きます。
      2. CMYK入力プロファイルの場合は、CMYK入力プロファイルに移動し、 詳細を表示をクリックし、 画像テキストラインアートスムーズシェードオブジェクトごとのプロファイルを選択します。
      3. プリンターで埋め込みPDF/X出力インテントをCMYK入力プロファイルとして使用する場合は、PDF/X出力インテントを使用リストから するを選択します。
      4. RGB入力プロファイルの場合は、RGB入力プロファイル詳細を表示に移動し、 画像テキストラインアートスムーズシェードオブジェクトのプロファイルを選択します。
      5. グレー入力プロファイルの場合は、グレー入力プロファイル詳細を表示に移動し、 画像テキストラインアートスムーズシェードオブジェクトごとのプロファイルを選択します。
    3. RGB分割を使用することで、1つのデバイスで別のデバイスのシミュレーションの実行を許可するには、基準プロファイルリストからプロファイルを選択します。
    4. プリンタープロファイルを設定するには、以下の操作を行います。
      1. プリンタープロファイルセクションに移動してセクションを開きます。
      2. おもて面のプリンタープロファイルを設定するには、プリンタープロファイル、おもて詳細を表示に移動し、 画像テキストラインアートスムーズシェードオブジェクトのプロファイルを選択します。
      3. うら面のプリンタープロファイルを設定するには、プリンタープロファイル、うら詳細を表示に移動し、 画像テキストラインアート スムーズシェードオブジェクトのプロファイルを選択します。
      4. 画像、テキスト、ラインアート、スムーズシェードに個別のインテントを設定するには、レンダリングインテントリストからいずれかの値を選択します。

    1.2.6.5.6.9.5 スポットカラーを一致させる

    スポットカラーは、ページで1、2色の特定のカラーが必要な場合、またはカラーが完全に一致し、かつ一貫している必要がある場合に使用されます。
    スポットカラーのマッチングを有効にするには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のカラーをクリックします。
    2. スポットカラーマッチングに移動します。
    3. リストからするを選択します。

    1.2.6.5.6.9.6 詳細なカラーを設定する

    カラーとトナー 量に関する詳細な設定を行うことができます。
    詳細なカラーを設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のカラーをクリックします。
    2. 詳細設定セクションに移動してセクションを開きます。
    3. カラーを置換するには、カラー置換するに設定します。
    4. テキストとラインアートにブラックの出力方法を設定するには、ブラック(テキスト/ラインアート)からいずれかのオプションを選択します。
    5. トナー 量を制限するには、以下の操作を行います。
      1. トナー/インク量規制に移動します。
      2. 制限する量に応じて、または を選択します。
    6. カラーで印刷するときにブラックとグレーの再現方法を指定するには、ブラック/グレー印刷方式からいずれかのオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.9.6.1 PDF特有の設定を行う

    PDFファイルに適用される特定の設定を構成することができます。
    これらの設定はプリンターに送信されたPDFファイルにのみ適用されます。一部のオプションは、使用可能な設定によって適用されない場合があります。
    PDF特有の設定を行うには、以下の操作を行います。
    1. カラーセクションから 詳細設定エリアを拡大します。
    2. 不正な色ずれを補正するため、カラートラッピングを使用するかどうかを指定するには、トラッピングリストから値を選択します。
    3. PDFジョブのシャドウの詳細を維持するには、黒点補正オプションを使用します。画像、グラフィック、カラースペースにそれぞれ別の補正を設定するか、 する画像の選択肢を展開せずに グラフィックを選択できます。 詳細を表示に移動し、クリックしてセクションを展開します。

    1.2.6.5.6.10 印刷品質設定を変更する

    このセクションでは、ジョブの印刷品質設定を表示して編集できます。
    印刷品質設定オプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、印刷品質設定をカスタマイズします。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.10.1 ハーフトーンスクリーニングを使用して入力を変換する

    様々なハーフトーンスクリーニング方法を使用して入力を変換することができます。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    入力に特定のハーフトーンスクリーニングを適用するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. ハーフトーンスクリーニングに移動し、ドロップダウンリストを使用して値を表示します。
    3. 入力の変換方法を1つ選択します。
      200 dot
      テキスト: 200 dot
      ラインアート: 200 dot
      スムーズシェード: 200 dot
      画像: 200 dot
      テキストと写真の間の境界を曖昧にするために適切なハーフトーンスクリーニングを実行します。
      テキスト: 200 line + fine text
      テキスト: 300 line
      ラインアート: 200 line
      スムーズシェード: 200 line
      画像: 200 line
      グラフィックと写真に適切なハーフトーンスクリーニングを実行します。
      200 dot + fine text
      テキスト: 300 line
      ラインアート: 200 dot
      スムーズシェード: 200 dot
      画像: 200 dot
      すべての種類の文書に適切な標準ハーフトーンスクリーニングを実行します。
      200 dot + fine text, line art, smooth shades
      テキスト: 300 line
      ラインアート: 300 line
      スムーズシェード: 300 line
      画像: 200 dot
      ラインアートとCADデータに適切なハーフトーンスクリーニングを実行します。
      Interference reduction
      テキスト: Interference reduction
      ラインアート: Interference reduction
      スムーズシェード: Interference reduction
      画像: Interference reduction
      ハッチングパターンと細い線に適切なハーフトーンスクリーニングを実行します。この設定で特定の角度の細い線のモアレと破損が低減されます。
      175 dot
      テキスト: 175 dot
      ラインアート: 175 dot
      スムーズシェード: 175 dot
      画像: 175 dot
      200 dotよりもスムーズなハーフトーンスクリーニングを実行します。この設定によってハローが改善されることがあります。
      175 line + fine text
      テキスト: 300 line
      ラインアート: 175 line
      スムーズシェード: 175 line
      画像: 175 line
      200 line + fine text よりもスムーズなハーフトーンスクリーニングを実行します。この設定によってハローが改善されることがあります。
      300 line
      テキスト: 300 line
      ラインアート: 300 line
      スムーズシェード: 300 line
      画像: 300 line
      画像の細いラインとテキスト用に適切なハーフトーンスクリーニングを実行します。

    1.2.6.5.6.10.2 最大印刷濃度を適用する

    プリンターのキャリブレーション処理中に、1つまたは複数のカラーで最大濃度がより低い値に変更される場合があります。最大濃度を適用すると、キャリブレーションにかかわらず、強制的に出力が最大濃度レベルになります。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    最大印刷濃度を適用するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. プリンターのタイプに応じて、最大濃度を使用 または 最大プリンター濃度を使用 に進み、リストからオプションを1つ選択します。

    1.2.6.5.6.10.3 色付き背景に黒色の文字を印刷する

    文字の周囲に白い線が表示されたときは、ブラックオーバープリントオプションを使用して色付きの背景に黒文字を印刷します。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    色付き背景に黒色の文字を印刷するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. ブラックオーバープリントに移動し、リストからするを選択します。

    1.2.6.5.6.10.4 テキストとラインアートの品質を高める

    、線画のエッジからギザギザの線を取り除くことができます。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    エッジまたは細線の品質を強調するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. エッジエンハンスメントに移動し、リストから するを選択します。
      ぎざぎざの線を取り除き、テキストやラインアートのエッジを強調します。
    3. 細線化/白抜き強調に移動し、リストから するを選択します。
      テキストやラインアートの細線を強調します。
      注意: TotalFlow Print Server DFEを使用してプリンターにジョブを送信する場合に、細線化/白抜き強調を使用します。

    1.2.6.5.6.10.5 テキストとグラフィックスの品質を強調する

    線の太さを指定するか、ジョブのテキストやグラフィックのエッジからギザギザの線を取り除くことができます。
    エッジまたは細線の品質を強調するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. エッジエンハンスメントグラフィックエッジエンハンスメントテキストライン幅/アウトライン強調グラフィックライン幅/アウトライン強調テキストフィールドリストからオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.10.6 本体生産性設定を調整する

    印刷中に光沢残像がある場合は、除去するために品質を調整できます。
    本体生産性設定を調整するには、以下の操作を行います
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. 本体生産性設定に移動します。
    3. 光沢残像を除去するには、品質重視を選択します。

    1.2.6.5.6.10.7 画像解像度を設定する

    TIFFとJPEGジョブを印刷する場合、インチあたりのドット数で出力解像度を指定できます。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    出力の画像解像度を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. 必要に応じて、画像出力解像度にチェックを付けます。
    3. 解像度を入力するか、上下矢印を使用して指定します。解像度は dpi で表示されます。

    1.2.6.5.6.10.8 印刷解像度を設定する

    ジョブを印刷する際に使用する解像度を1インチあたりのドット数で指定できます。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    印刷解像度を設定するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. 印刷解像度リストで値を選択します。解像度は dpi で表示されます。

    1.2.6.5.6.10.9 ラスター画像解像度を設定する

    ジョブの画像をラスタライズする解像度をdpi (ドット/インチ)で指定できます。
    注意: 印刷品質設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。
    ラスター画像解像度を設定するには、次の手順を実行します。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. ラスター画像解像度に移動して、リストからオプションを選択します。

    1.2.6.5.6.10.10 カラーコレクションカーブを選択する

    カラーコレクションカーブを保持または変更することができます。
    このオプションは、プリンターがこれに対応しているときにのみ表示されます。
    プリセットカラーコレクションカーブを選択するには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側の印刷品質をクリックします。
    2. カラーコレクションカーブに移動し、 補正なしを選択してカラーコレクションカーブの設定を維持します。
    3. プリンター設定が複数のプリセット値に対応している場合、ユーザープリセット値の1つを選択してカラーコレクションカーブを変更します。

    1.2.6.5.6.11 スペシャルカラー設定を変更する

    このセクションでは、ジョブのスペシャルカラー設定を編集できます。
    スペシャルカラーは異なるトナーを選択して使用できる特別なマーキングステーションです。このオプションで、スペシャルカラー印刷に対応します。

    スペシャルカラーオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。

    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側のスペシャルカラーをクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、スペシャルカラーの設定をカスタマイズします。
    注意: スペシャルカラー設定は、 スペシャルカラー拡張キットが対応する設定に取り付けられているときにのみ使用可能です。

    1.2.6.5.6.11.1 スペシャルトナープロパティーを設定する

    使用するトナーの種類を選択し、そのプロパティーを設定することができます。
    注意: スペシャルカラー設定は、 スペシャルカラー拡張キットが対応する設定に取り付けられているときにのみ使用可能です。
    1. 画面左側のスペシャルカラーをクリックします。
    2. スペシャルトナーに移動し、トナー種類を選択します。
    3. 適用対象に移動し、以下のオプションから1つ選択します。
      • 名前付き特色
        注意: 名前付き特色オプションはプリンター設定で対応しているときにのみ使用できます。
      • 全面
      • 指定したオブジェクト
      • なし

      リストから名前付き特色を選択した場合、リストから特定のスポットカラーを選択するか、カスタムスポットカラー名を入力してください。入力したスポットカラー名はPDF印刷ファイルで使用する対応スポットカラー名と正確に一致させてください。PDFのスポットカラー名はASCII文字のみです。

      特定のオブジェクトにだけスペシャルトナーを適用するには、指定したオブジェクトを選択します。

      なしを選択した場合は、代替CMYK値を使用し、スポットカラーが処理されます。

    4. 優先する色版に移動し、スポットカラーの優先度を設定します。このフィールドは、 適用対象リストから 名前付き特色を選択した場合にのみ表示されます。
    5. トーン調整に進み、0100%の値を入力します。
    6. 画質と速度のバランスに移動し、 画質優先または 速度優先に設定します。 速度優先に印刷モードを設定するときは、高速印刷を可能にするため、スペシャルトナーの量は減少します。
    7. ページ範囲に移動し、スペシャルトナーを使用して印刷するページの範囲を入力します。
    8. ミラーに移動し、ジョブのすべてのシートをミラー印刷するかどうかを選択します。ミラー印刷機能は スペシャルカラーオプションでページ範囲を設定している場合でも、印刷ジョブ全体に適用されます。

    1.2.6.5.6.12 スタンプ印字設定を変更する

    このセクションでは、ジョブのスタンプ印字を作成、編集できます。
    スタンプ印字設定のオプションにアクセスするには、以下の操作を行います。
    1. ジョブプロパティーエディター を開きます。
    2. 画面左側のスタンプ印字をクリックします。
    3. 表示されるオプションを使用し、スタンプ印字設定をカスタマイズします。
    注意: スタンプ印字設定はプリンター設定で対応するときにのみ使用できます。

    1.2.6.5.6.12.1 ジョブにスタンプ印字を設定する

    ジョブのスタンプ印字プロパティーを指定できます。
    スタンプ印字設定をカスタマイズするには、以下の操作を行います。
    1. 画面左側のスタンプ印字をクリックします。
    2. 印字するテキストを指定するには、テキスト領域に内容を入力するか、リストから以前指定したテキストを選択します。
    3. フォントのプロパティーを設定するには、表示するフォントの名前、カラー、サイズを選択します。
    4. テキストを90度回転させるには、 角度フィールドで90を入力します。
    5. スタンプ印字を不透明にするには、透明度フィールドで透明度の割合を0のままにします。
    6. ページの中央に相対的にテキストの位置をカスタマイズするには、位置に移動し、 XYフィールドにスタンプ印字のシフト量を入力します。
    7. 先頭ページのみにスタンプ印字を印刷するには、先頭ページのみにチェックを付けます。チェックを付けない場合は、ジョブのすべてのページにスタンプ印字が印刷されます。

    1.2.6.5.7 RICOH TotalFlow Prepでジョブを編集する

    TotalFlow Prepダイアログの代わりに ジョブのプロパティーでジョブを編集できます。ジョブを TotalFlow Prep待機中エラー状態、または 保存済み状態にしてください。
    TotalFlow Prepと同じサーバーにTotalFlow Production Managerをインストールします。
    編集のためにTotalFlow Production ManagerからTotalFlow Prepにジョブを戻すには、以下の操作を行います。
    1. ワークフローのTotalFlow Prepアクティビティーのジョブを停止するには、以下の操作を行います。
      1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
      2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
      3. ワークフロータブで、TotalFlow Prepで編集するジョブを送信するワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。または、ワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。

        エディターポッドにワークフローが表示されます。

      4. アクティビティーポッドから エディターポッドにワークフローに TotalFlow Prepアクティビティーをドラッグします。
      5. ワークフローを保存します。

      TotalFlow Prepアクティビティーにジョブが到達したときは、停止します。

    2. ジョブを編集するには、以下の操作を行います。
      1. ジョブを選択し、さらに表示TotalFlow Prep...の順にクリックして、TotalFlow Prepを起動します。
        ブラウザーのタブまたはウインドウでTotalFlow Prepが開きます。選択したジョブが読み込まれます。
      2. ユーザープロパティーを編集します。
      3. TotalFlow Prepファイルをクリックし、ジョブを保存します。
        変更が保存され、TotalFlow Prepのブラウザータブまたはウインドウが閉じます。ジョブが エラー状態ではない場合は、ワークフローの次のステップに移動します。保存オプションについて詳しくは、TotalFlow Prepの使用説明書を参照してください。
      TotalFlow Prepプリセットをジョブプロファイルとして使用し、ジョブが TotalFlow Prepアクティビティーに到達したときに停止および編集しないで、ジョブを自動的に処理することもできます。プリセットとは、TotalFlow Prepで定義されているジョブテンプレートで、そのまま使用できます。
    3. TotalFlow Prepアクティビティーでジョブを自動的に処理するには、TotalFlow Prepで定義されたプリセットがあることを確認してください。次に、次の手順を実行します。
      1. TotalFlow Prepアクティビティープロパティーダイアログを開き、 ジョブのデフォルト値をクリックします。
      2. TotalFlow Prepモード自動を選択します。
      3. プロファイルリストで、TotalFlow Prepプリセットをクリックします。
      4. OKをクリックします。
      TotalFlow Prepアクティビティーに到達すると、ジョブは選択したプロファイルで定義したプロパティーを使用し処理を続行します。

    1.2.6.5.8 特殊な指示を作成する

    特殊な作業をするには、オペレーターへの指示が必要です。ジョブの送信者は特殊な指示ジョブプロパティーの値に指示を入力するか、プリンターのキューにジョブを移動すると特殊な指示を作成できます。オプションでジョブの印刷前に区切りページに指示を印刷できます。
    特殊な指示を印刷するには、以下の操作を行います。
    • パススループリンターにジョブを割り当てるには、プリンターの特殊な指示のコマンドプロパティーに値が必要です。
    • 特殊指示を特定の用紙に印刷するには、ジョブを割り当てたプリンターの区切り紙用給紙トレイプロパティーに値が必要です。
    特殊な指示を作成するには、以下の操作を行います。
    1. キューポッドで、ジョブを右クリックし、 特殊な指示...を選択します。

      特殊な指示...ダイアログが表示されます。

      特殊な指示ダイアログ

    2. 特殊な指示フィールドに指示を入力します。
    3. オプション: 特殊指示をPDFファイルで保存して区切りページに印刷するには、特殊な指示を印刷を選択します。
    4. OKをクリックします。
    ジョブのすぐ前でキューポッドに[オペレーター]フラグ(オペレーターフラグ)が付きます。フラグにカーソルを置くと、特殊な交換指示が表示されます。オペレーターフラグをダブルクリックし、指示を編集します。オプションを選択すると、特殊な指示がダイアログに表示され、区切りページに印刷されます。ジョブはオペレーターがダイアログの 特殊な指示を印刷ボタンをクリックするまで印刷されません。

    1.2.6.5.9 ジョブをPDFに変換する

    PDF変換に対応するプリンター機器でPostScriptとPCLジョブを印刷できます。

    ジョブをPDFに変換するには、TotalFlow Production Manager PDFに変換ワークフローアクティビティーまたは外部変換アプリケーションを使用できます。

    印刷前にPostScript/PCLファイルの内容の変更が必要な場合は、PS/PCLデータ置換機能を使用します。 PS/PCLデータ置換の設定については、パススループリンターを作成するを参照してください。

    1.2.6.5.9.1 PCLジョブをPDFに変換する

    PDF変換に対応するプリンター機器でPCLジョブを印刷できます。
    PCLジョブをPDFに変換するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ワークフロータブでワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローを編集)をクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    4. PDFに変換アクティビティーを アクティビティーポッドからワークフロー エディターポッドにドラッグ&ドロップします。
    5. PDFに変換プロパティーダイアログウインドウを開きます。
    6. オプション: PDFに変換プロパティーダイアログで、 ジョブのデフォルト値ページを開き、 読み取りジョブチケット属性を選択します。
      このオプションでは、RICOH PCLユニバーサルドライバーで作成し、編集されたPCLジョブをTotalFlow Production Managerに送信できます。

      RICOH PCLユニバーサルドライバーで変更可能な設定は次のとおりです。

      • カラー
      • 部数
      • 両面
      • 方向
      • パンチ
      • ステープル
      • ユーザーコード

      注意: この手順で変更するPCLジョブチケット属性は、以前に送信されたジョブチケットから、またはワークフローのデフォルト値と上書き値からのジョブチケット属性を上書きします。
    7. 必要に応じて出力PDF文書のパラメーターを設定します。
      サーバーに保存されているプロファイルを選択
      PCLファイルの場合は、PDF出力ファイルのパラメーターはサイズ単位とX/ Y軸で、これらの値が出力文書の水平と垂直の余白になります。
      1. PCL変換オプション単位リストから測定単位を選択します。
      2. X軸/ Y軸フィールドで正または負の値を入力するか、矢印を使用して表示される値を増減します。

        X/ Yパラメーターの値が負の場合は、実際のページの内容は左と上にそれぞれ移動し、値が正の場合は実際のページの内容が右と下にそれぞれ移動します。

    8. エラー時、フォルダーにコピーを有効にするを選択し、ファイルのコピー先のフォルダーを選択します。
    9. OKをクリックし、設定を保存します。
    10. ワークフローを保存します。

      PDFに変換アクティビティーにジョブが到達したときは、TotalFlow Production ManagerはジョブをPCLからPDFに変換します。

    1.2.6.5.9.2 PostScriptジョブをPDFに変換する

    PDF変換に対応するプリンター機器でPostScriptジョブを印刷できます。
    PostScriptジョブをPDFに変換するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、設定をクリックします。
    3. サーバーポッドで、 Systemを選択し、 プロパティーをクリックします。
    4. 変換をクリックします。

      サーバーのプロパティーダイアログの 変換ページが表示されます。

      サーバーのプロパティーダイアログ:変換

    5. PostScript変換オプションで出力PDFファイルのパラメーターにデフォルト値を設定します。

      PostScriptファイルの場合は、PDF出力ファイルのパラメーターはとじ位置回転埋め込みフォント解像度ページサイズです。

    6. OKをクリックし、設定を保存します。

      この段階で設定した値は、TotalFlow Production Managerによって処理されるすべてのPost Scriptジョブに使用されます。

    7. オプション: PDFに変換ワークフローアクティビティーの プロパティーダイアログで、 ジョブのデフォルト値ページを開き、 ジョブチケットの属性を読むを選択します。
      このオプションでは、RICOH PS ユニバーサルドライバーで作成し、編集されたPostScriptジョブをTotalFlow Production Managerに送信することが可能です。

      RICOH PSユニバーサルドライバーで変更可能な設定は次のとおりです。

      • カラー
      • 部数
      • 両面
      • 方向
      • パンチ
      • ステープル
      • ユーザーコード

      注意: この手順で変更するPostScriptジョブチケット属性は、以前に送信されたジョブチケットから、またはワークフローのデフォルト値と上書き値からのジョブチケット属性を上書きします。
    8. PostScriptジョブを印刷するためのワークフローにPDFに変換アクティビティーを追加します。追加しない場合は、TotalFlow Production ManagerがジョブのPDFファイルを作成できなくなります。アクティビティーをワークフローに追加する方法は、ワークフローを編集するを参照してください。
      PDFに変換アクティビティーにジョブが到達すると、TotalFlow Production ManagerはPostScriptからPDFにジョブを変換します。

    1.2.6.5.9.3 外部変換アプリケーションを使用してPostScriptおよびPCLジョブを変換する

    TotalFlow Production Managerサーバーにインストールされている外部変換アプリケーションを使用して、PostScriptおよびPCLをPDFに変換できます。
    外部アプリケーションの設定については、外部アプリケーションをセットアップするを参照してください。
    PostScriptおよびPCLジョブをPDFに変換するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ワークフロータブでワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローを編集)をクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    4. ホットフォルダーアプリケーション実行アクティビティーを アクティビティーポッドからワークフロー エディターポッドにドラッグ&ドロップします。
    5. ホットフォルダーアプリケーション実行プロパティーダイアログウインドウを開きます。
    6. ジョブのデフォルト値ページで、以下のパラメーターを変更します。
      1. 送信するファイルで、次のコマンドを入力します。
        ${getAbsoluteFileName(print,(pcl,pdf,ps),read)}
      2. 取得されたファイルで、次のコマンドを入力します。
        ${getFileName(print,(pdf),write)}
    7. 外部アプリケーション実行アクティビティーを アクティビティーポッドからワークフロー エディターポッドにドラッグ&ドロップします。
      注意: ワークフローのホットフォルダーアプリケーション実行の後に 外部アプリケーション実行を置きます。
    8. 外部アプリケーション実行プロパティーダイアログウインドウを開きます。
    9. ジョブのデフォルト値ページで、 外部コマンドフィールドに以下のコマンドのいずれかを入力します。
      • PCLファイルを変換する場合:
        copy ${getFileName(print,pdf,read)} ${getFileName(print,pcl,write)}
      • PostScriptファイルを変換する場合:
        copy ${getFileName(print,pdf,read)} ${getFileName(print,ps,write)}
      サーバーに保存されているプロファイルを選択
    10. OKをクリックし、設定を保存します。
    11. ワークフローを保存します。

      外部アプリケーション実行アクティビティーにジョブが到達すると、TotalFlow Production ManagerがそのジョブをPDFに変換します。

    1.2.6.5.10 プリフライトジョブ

    プリフライトは印刷前のPDFジョブファイルが完全で正常かどうかを確認します。管理者は、ワークフローの一部としてプリフライトを指定できます。オペレーターと管理者は、プリフライトレポートを表示できます。

    ジョブをプリフライトするには、プリフライトまたは 外部プリフライトアクティビティーをワークフローに追加します。

    1.2.6.5.10.1 プリフライトアクティビティーを使用したプリフライトジョブ

    プリフライトアクティビティーには、TotalFlow Production Managerから直接設定可能な複数の設定オプションがあります。PitStop Serverのインストールは不要です。
    ワークフローにプリフライトアクティビティーを追加するには、次の手順に従います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ワークフロータブでワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。
    4. エディターページを開きます。
    5. アクティビティーポッドで プリフライトアクティビティーを選択し、 コピーをクリックします。
    6. 表示された[アクティビティープロパティー]ダイアログでプロファイルページを選択し、 プロファイルプロパティーのデフォルト値を使用するプリフライトプロファイルの名前に設定します。この名前はプロファイルのフルパス名、または プリフライトデータベースのプロファイル名です。
      データベースから名前を追加するには、ダイアログパネルの左下のプリフライトデータベースボタンをクリックします。
      プリフライトプロファイルには、プロダクション印刷ファイルの処理と各プリフライト済みジョブに生成されたレポートの表示に使用する多くのプリフライトチェックとアクションがあります。

      プリフライトプロファイルを設定するには、以下のいずれかを行います。

      • プロファイル名を手動で入力します。
        プリフライトプロファイル名の選択ダイアログ
      • 追加をクリックし、矢印を使用してデータベース内を移動し、データベースから デフォルトプロファイルのいずれかを選択するか、サーバーで以前保存した ローカルプロファイルのいずれかを選択します。
        データベースからプロファイルを選択ダイアログ
      • 以前にサーバーに保存済みで、データベースにはないプロファイルを参照します。以下の操作を行います。
        1. ファイルからプロファイルラジオボタンを選択します。
        2. プロファイル名を手動で入力するか、[参照]アイコン(参照アイコン)をクリックして、TotalFlow Production Managerサーバーで以前に保存されたプロファイルを選択します。
        サーバーに保存されているプロファイルを選択
        注意:
      1. この段階で選択するプリフライトプロファイルは、プリフライトアクティビティーを含むすべてのワークフローに使用されます。
      2. 管理者権限を持つWindowsユーザーは、カスタムのローカルプロファイルのみを表示して編集できます。 ローカルプロファイルを作成して管理する方法は、 プリフライトデータベース を使用してプリフライトプロファイルとアクションリストを管理するを参照してください。
    7. 実行するアクションリストアクティビティーの プリフライトを選択します。 アクションリストとは、ジョブがワークフローの プリフライトアクティビティーに到達したときに自動的に実施される、カラーまたはオブジェクトの変更などの連続したタスクがあるファイルです。 アクションリストを作成および管理する方法については、 プリフライトデータベース を使用してプリフライトプロファイルとアクションリストを管理するを参照してください。
      アクションリストの選択
      1. アクションリストフィールドの 追加をクリックします。
      2. 表示されたアクションリストを選択ダイアログで、以下のいずれかを行います。
      • デフォルトアクションリストまたは ローカルアクションリストを選択する
      • 以前にTotalFlow Production Managerサーバーに保存済みのファイルを参照する
    8. OKをクリックします。
    9. カラーマネージメントページで、最初に システムプロパティーで定義した一般カラー設定を使用するかどうかを選択するか、特定のカラー設定を適用します。このアクティビティーに特定カラー設定の定義が必要な場合は、 一般カラー設定を上書きにチェックを付けます。
    10. カラーマネージメントプロパティーの新しい設定を選択または入力します。
      カラーマネージメント設定については、カラーマネジメントシステムを設定するを参照してください。
    11. フォントダイアログウィンドウで 追加をクリックし、サーバーで以前に保存したフォントフォルダーを選択します。
      注意: サーバーの一般設定でフォントフォルダーを設定済みの場合は、そのフォルダーもこの段階で設定したフォントフォルダーと一緒に使用されます。フォントフォルダーの設定方法は、プリフライトアクティビティー用フォントを設定するを参照してください。
    12. 新しいフォントフォルダーを作成するには、 新しいフォルダーをクリックし、名前を入力して 作成をクリックします。
      サーバーのフォルダーを参照
      注意: 以前にサーバーに保存したファイルまたはフォルダーを参照すると、読み取りと書き込み権限がある場合にのみ選択できます。ロック済みファイルフラグとロック済みフォルダーフラグは、ファイルまたはフォルダーがロックされていることを示します。
    13. これで、プリフライトアクティビティー設定を ジョブのデフォルト値ダイアログウィンドウで編集できるようになりました。 プリフライト設定ダイアログ
      1. レポート種類を選択します。プリフライトからのレポートは、以下のオプションから選択可能なレポートレイアウトスタイルを使用し、PDFファイルとして作成されます。
        レポート種類 概要
        標準 一般ファイル情報と、修正、不具合、警告、エラー(該当する場合)の概要が記載されたレポートです。処理済みのPDFは含まれません。これは、デフォルトのレポート種類’です。
        最小 最小限の情報が記載された標準レポートです。
        グレースケール グレーレベルの画像のみを含むレポートです。各画素に提供される情報量が少ないため、レポートのファイルサイズは小さくなります。処理済みのPDFは含まれません。
        注釈済みレポート コメント付きのレポートです。このレポートは処理済みのPDFのコピーで、変更や修正に関する注釈が含まれます。
        低解像度注釈済みレポート コメントと低解像度の画像を含むレポートです。低解像度なので、レポートのファイルサイズは小さくなります。
        スケールされた低解像度注釈済みレポート コメント付きのレポートです。文書全体のサイズが調整され、低解像度になります。レポート内のページはA4サイズを超えず、画像は小サイズに圧縮されます。これは、大容量の形式文書のレポートをメールに添付して送信するときに使用できます。
      2. プリフライトレポートエラーしきい値フィールドで、ジョブがエラー状態になる前にレポートに含めることができるエラー数を設定します。
      3. プリフライトレポート警告しきい値フィールドで、ジョブがエラー状態になる前にレポートに含めることができる警告の数を設定します。
      4. エラー時、フォルダーにコピーを有効にするを選択して 参照アイコンを使用し、ジョブがエラー状態になった場合にファイルをコピーするフォルダーの名前と場所を指定します。フォルダーが作成されていない場合は、 新しいフォルダーボタンを使用して新しいフォルダーを作成します。
    14. OKをクリックして設定を保存します。
      注意: ジョブのワークフロープロパティーページでアクティビティープロパティーも編集できます。
      アクティビティープロパティーの編集
    15. OKをクリックします。

      アクティビティーポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    16. ワークフローに新しいアクティビティーをドラッグ&ドロップします。
    17. ワークフローを保存します。

      プリフライトアクティビティーにジョブが到達したときは、TotalFlow Production Managerはプリフライトプログラムにジョブを送信し、プリフライトレポートを保存します。ジョブプロパティーの プロファイルレポートエラーしきい値プロファイルレポート警告しきい値のデフォルト値で指定された以上のプリフライトエラーまたは警告が発生した場合は、ジョブは エラー進行状況カテゴリーに入ります。発生しない場合は、ワークフローの次のアクティビティーに移動します。

      プリフライトレポートを表示するには、ジョブを選択し、さらに表示プリフライトレポートの順にクリックします。

      注意: このアクティビティーはPDFファイルにのみ使用できます。ほかのデータストリームを含むジョブを送信した場合は、プリフライトアクティビティーでエラーになります。

    1.2.6.5.10.1.1 プリフライトデータベースを使用してプリフライトプロファイルとアクションリストを管理する

    プリフライトデータベースを使用すると、TotalFlow Production Managerがインストールされたコンピューターのみでワークフローを通して処理されるすべてのジョブのプリフライト条件を定義と管理できます。

    プリフライトデータベースを使用し、プリフライトプロファイル、プリフライトチェック、アクションリストの作成、整理、変更ができます。

    プリフライトプロファイルには、プロダクション印刷ファイルの処理と各プリフライト済みジョブに生成されたレポートの表示に使用する多くのプリフライトチェックとアクションがあります。

    プリフライトチェックとは、テキストサイズや画像圧縮率などのPDFプロパティーの検査であり、プリフライト中に実施され、文書が一定の標準を満たすことを確認します。

    アクションリストとは、ワークフローの プリフライトアクティビティーに到達したすべてのジョブで自動的に実施される、カラーまたはオブジェクトの変更などの連続したタスクがあるファイルです。

    プリフライトデータベースを管理するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ワークフロータブでワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。
    4. エディターページを開きます。
    5. プリフライトアクティビティーを作成し、ワークフローの編集エリアにドラッグ&ドロップします。
    6. アクティビティーを右クリックし、プロパティーをクリックします。
    7. 表示されたアクティビティープロパティーダイアログで、プロファイルページを選択します。
    8. ダイアログパネルの左下のプリフライトデータベースボタンをクリックします。
    9. ブラウザーがウェブサイトでプリフライトデータベースプログラムを開くか、起動の確認画面を開いた場合は、許可します。

      プリフライトプロファイルパネルが表示され、以下の操作が可能です。

      • 以前に保存したプロファイルを表示する
      • プリフライトプロファイルを作成、整理、使用する
      • プリフライトプロファイルをインポート、エクスポート、コピー、グループ化する
      アクションリストの選択
      定義済みフォルダー(またはデータベース)は3つあります。
      お気に入り
      お気に入りとしてマークされたプリフライトプロファイルです。
      PDFプロファイル
      サブフォルダーでグループ化されたデフォルトプリフライトプロファイルです。
      ローカル
      作成してローカルに保存したプリフライトプロファイルです。
    10. 選択アイコン()を使用してプロファイルフォルダーを選択し、矢印を使用して展開するか折りたたみます。
    11. 新しいフォルダーを作成するには、パネル内の何もない場所を右クリックし、新規データベースを選択します。

      プリフライトプロファイルで定義可能なチェックについては、Pitstop Server 13– 参照ガイドを参照してください。

    12. アクションリストをクリックします。

      アクションリストコントロールパネルが表示され、以下の操作が可能です。

      • 以前に保存したアクションリストを表示と選択する
      • アクションリストをソート、削除、コピー、インポート/エクスポートする
      アクションリストの選択
      定義済みフォルダー(またはデータベース)は3つあります。
      お気に入り
      お気に入りとしてマークを付けたアクションリストです。
      アクションリスト
      サブフォルダーでグループ化されたデフォルトアクションリストです。
      ローカル
      作成してローカルに保存したアクションリストです。
      必要に応じて新しいフォルダーを作成することもできます。
    13. 選択アイコン()を使用してアクションリストフォルダーを選択し、矢印を使用して展開するか折りたたみます。
    14. アクションリストを変更するには、アクションリストコントロールパネルから選択して 管理をクリックし、表示されたコンテキストメニューからオプションを選択します。

      アクションリストを編集して使用する方法は、Pitstop Server 13– 参照ガイドを参照してください。

      プリフライトプロファイルの使用方法は、Pitstop Server 13– 参照ガイドを参照してください。

    1.2.6.5.10.2 外部プリフライトを使用したプリフライトジョブ

      重要:
    • PitStop ServerまたはAdobe Acrobat用PitStopプラグインを使用してプリフライトプロファイルを作成します。
    • 手順については、PitStopの説明書を参照してください。
    • PitStopサーバーが別のコンピューターにある場合は、 TotalFlow Production Manager にPitStop Serverを設定するを参照してください。
    PitStop Serverでジョブをプリフライトするには、次の手順に従います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ワークフロータブで、プリフライトするジョブを送信するワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。または、ワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。
    4. アクティビティーポッドで 外部プリフライトアクティビティーを選択し、 コピーをクリックします。
    5. 表示されたアクティビティープロパティーダイアログで、ジョブのデフォルト値ページを選択します。
    6. プリフライトプロファイルパスのジョブプロパティーのデフォルト値をプリフライトプロファイルの名前に設定します。
    7. OKをクリックします。

      アクティビティーポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    8. ワークフローに新しいアクティビティーをドラッグ&ドロップします。
    9. ワークフローを保存します。

      外部プリフライトアクティビティーにジョブが到達したときは、TotalFlow Production Managerはプリフライトプログラムにジョブを送信し、プリフライトレポートを保存します。ジョブプロパティーの プロファイルレポートエラーしきい値プロファイルレポート警告しきい値のデフォルト値で指定された以上のプリフライトエラーまたは警告が発生した場合は、ジョブは エラー進行状況カテゴリーに入ります。発生しない場合は、ワークフローの次のアクティビティーに移動します。

      注意: このアクティビティーはPDFファイルにのみ使用できます。その他のデータストリームを含むジョブを送信する場合は、外部プリフライトステップでエラーになります。

    10. プリフライトレポートを表示するには、ジョブを選択し、さらに表示プリフライトレポートの順にクリックします。

    1.2.6.5.10.2.1 TotalFlow Production ManagerにPitStop Serverを設定する

    プリフライトアクティビティーにPitStop Serverの使用を選択する場合は、PitStopServerと連携できるようにTotalFlow Production Managerを設定してください。

    TotalFlow Production Managerがインストールされている同じコンピューターでPitStopサーバーを設定するには、PitStopサーバーに同梱されているインストールガイドを参照してください。

    別のコンピューターにPitStopサーバーをインストールする場合は、以下の操作を行います。

    1. PitStopサーバーに同梱されているインストールガイドの指示に従って、PitStopをインストールします。
    2. PitStopサーバーがインストールされているコンピューターに送信フォルダーと取得フォルダーを作成し、読み取り/書き込み権限で共有する設定にします。
    3. 管理者として TotalFlow Production Manager にログインします。
    4. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    5. ワークフロータブで新しいワークフローを追加します。
    6. 新しいワークフローで、外部プリフライトアクティビティーを追加します。
    7. ジョブのデフォルト値ページで次の設定を使用し、 外部プリフライトアクティビティーを編集します。
      1. リモート/外部ラジオボタンを選択します。
      2. TCP/IPアドレスまたはホスト名フィールドにPitStopサーバーがインストールされているコンピューターのIPアドレスまたは名前を入力します。
      3. PitStopサーバーがインストールされてるシステムのユーザー名とパスワードを入力します。
      4. 送信フォルダーフィールドにジョブのコピー先フォルダーのファイルパスを入力します。
      5. 取得フォルダーフィールドにTotalFlow Production Managerが処理されたジョブを取得するフォルダーのファイルパスを入力します。
    8. タイムアウト間隔に1 と60 時間の間の値を設定します。
      結果は次のようになります。
      [設定]ダイアログ
    9. OKをクリックします。
    10. PitStopサーバーがインストールされているコンピューターで、PitStop Serverを開き、ホットフォルダーに移動して新しいホットフォルダーを追加します。
    11. 次の設定で新しいホットフォルダーを編集します。
      1. フォルダーウィンドウで、次の操作を行います。
        • 入力フォルダーで、TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターの送信フォルダーのファイルパスを入力します。上記のサブ手順4.を参照してください。
        • ほかのすべてのフォルダーで、TotalFlow Production Managerプリフライトアクティビティーから取得フォルダーのファイルパスを入力します。上記のサブ手順5.を参照してください。
      2. 処理ウィンドウで、以下の操作を行います。
        • XMLレポートを選択します。
        • PDFレポートチェックを付けます。
      3. アクションリストとプリフライトプロファイルで、以下の操作を行います。
        • アクションまたはプリフライトプロファイル、またはその両方をリストに追加するか、デフォルト値のリストから選択します。
      4. ホットフォルダーを有効にします。
    12. これで、このワークフローのTotalFlow Production Managerからジョブを送信できるようになりました。

    1.2.6.5.11 ジョブを試し印刷する

    試し印刷はすべてのジョブの印刷前にジョブの1部または選択ページを印刷し、正しく印刷されることを確認する作業です。
    ジョブを試し印刷するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ワークフロータブで、試し印刷用のジョブを送信するワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。または、ワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。
    4. アクティビティーポッドで 試し印刷アクティビティーを選択し、 コピーをクリックします。
    5. プレビュー印刷のページ範囲要求済みプリンタープロパティーに値を指定します。
    6. OKをクリックします。

      オブジェクトポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    7. ワークフローに新しいアクティビティーをドラッグ&ドロップします。
    8. ワークフローを保存します。

    1.2.6.5.12 ワークフロープロパティーを使用してジョブを修正する

    ジョブワークフロープロパティーオプションは、ジョブチケットプロパティー以外に、カスタムワークフローから直接設定できる複数のジョブ設定オプションを提供します。これらのワークフローオプションではジョブPDF出力を修正しますが、ジョブチケットは変更しません。
    ジョブワークフロープロパティーオプションを使用するには、最初にカスタムワークフローを作成します。以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 新規をクリックします。

      ワークフローを作成ダイアログが表示されます。

    5. 必要に応じてワークフローのジョブプロパティーを編集します。
    6. ワークフローを保存するには、OKをクリックします。
    7. 作成したワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。
      エディターポッドが表示されます。
    8. エディターポッドの上に追加するアクティビティーをドラッグします。デフォルトアクティビティーまたはカスタムアクティビティーに変更できます。
      以下のアクティビティーを追加できます。
      • PDFに変換
      • 外部アプリケーション実行
      • フォルダーにコピー
      • 注文を完了
      • ホットフォルダーアプリケーション実行
      • プリフライト
      • 外部プリフライト
      • 面付け
    9. 必要に応じて各アクティビティーを設定します。
    10. ワークフローを保存します。
    11. ジョブをワークフローに送信します。

      ジョブのワークフロープロパティーページからこれらの構成オプションのいずれかを表示したり編集できます。 ジョブのワークフロープロパティーダイアログを開くには、次の手順に従います。

      1. 全てのジョブポッドで、 さらに表示を選択します。
      2. ジョブワークフロープロパティー...を選択します。
      ジョブのワークフロープロパティー ダイアログが表示されます。
      ジョブのワークフロープロパティー
      ページにはすべてのアクティビティーと、追加するフェーズが表示されます。また、各アクティビティータブでは、ジョブのすべてのアクティビティー固有のプロパティーが一目で確認できます。
      ジョブが各カスタムアクティビティーに達すると、設定した構成オプションに応じて修正されます。
    12. OKをクリックし、行った変更を保存します。

    1.2.6.6 ジョブを開始/移動/一時停止/再開する

    通常、ジョブはTotalFlow Production Managerワークフローに到達すると、すぐに処理を開始します。ただし、システム内でジョブを移動したり、後で移動するためのアクションを実行するときに時間がかかる場合があります。また、ジョブの再印刷や再処理が必要な場合もあります。

    1.2.6.6.1 プリンターまたはプリンタープールにジョブを送信する

    プリンターまたはプリンタープールにワークフローを関連付けている場合は、ジョブは自動でプリンターまたはプリンタープールに送信されます。プリンターにワークフローを関連付けていない場合は、ジョブは未割り当てになります。ジョブは手動でプリンターまたはプリンタープールに割り当ててください。

    ジョブをプリンターに送信するときは、ジョブのすべての割り当てプロパティーの値とプリンターの割り当てプロパティーの値を一致させてください。(プリンタープロパティーに値がない場合は、ジョブプロパティーの値と一致します。)

    割り当てプロパティーは、以下のとおりです。

    ジョブプロパティー プリンタープロパティー
    お客様 お客様名
    用紙設定名前エディターの 用紙ページの ジョブのプロパティー 用紙設定(プリンターの給紙トレイまたは用紙交換をスケジュールした用紙の 名前
    ステープル/製本 ステープル
    パンチ パンチ
    折りの種類 折り
    カラー/白黒 カラーモード
    合計シート数 対応するジョブの合計シート数
    要求済みプリンター 要求済みプリンター

    未割り当てジョブをプリンターまたはプリンタープールに送信するには、以下の操作を行います。

    1. 全てのジョブポッドで、ジョブを選択し、 さらに表示移動...の順にクリックします。

      ジョブを移動ダイアログが表示されます。

      ジョブの移動ダイアログ:先頭ページ

    2. 要求済みプリンターリストで、プリンターまたはプリンタープールを選択し、ジョブを移動します。
      プリンターを選択する場合は、表の一番上の行に選択したプリンターに割り当てプロパティーの値が表示されます。その他の行にはジョブに対応するプロパティー値が表示されます。プリンタープールを選択する場合は、割り当てプロパティーは比較されず、表示されません。手順6に移動します。
    3. ジョブとプリンターのプロパティーが一致しない場合は、不一致の値は赤でハイライトされます。別のプリンターまたはプリンタープールを選択します。
    4. 位置でジョブを印刷する時間を指定します。
      • 最後に割り当てたジョブの後に印刷するには、最終ジョブの後をクリックします。
      • 別の割り当てられたジョブの前に印刷するには、リストで別のジョブのいずれかを選択します。
    5. OKをクリックします。

      プリンタープールを選択する場合は、TotalFlow Production Managerはジョブの割り当てプロパティーとプールのプリンターの割り当てプロパティーを比較します。一致するプリンターがない場合は、エラーメッセージが表示され、ジョブは割り当てられません。

    6. プリンターがEFI Fieryコントローラーオプションとポート9103を使用する場合は、保留キューにジョブが移動します。プリンターの操作画面で、以下の操作を行います。
      1. ジョブリストの 保留中タブで、ジョブを選択します。
      2. 印刷を押します。

    1.2.6.6.2 別のプリンターまたはプリンタープールにジョブを移動する

    プリンターにジョブを割り当てた後に、別のプリンターまたはプリンタープールにジョブを移動します。1度に複数のジョブを移動させることができます。

    新しいプリンターにジョブを移動するには、ジョブのすべての割り当てプロパティーとプリンターの割り当てプロパティーの値を一致させてください。プリンタープロパティーに値がない場合は、ジョブプロパティーの値と一致します。

    割り当てプロパティーは、以下のとおりです。

    ジョブプロパティー プリンタープロパティー
    お客様 お客様名
    用紙設定名前エディターの 用紙ページの ジョブのプロパティー 用紙設定(プリンターの給紙トレイまたは用紙交換をスケジュールした用紙の 名前
    ステープル/製本 ステープル
    パンチ パンチ
    折りの種類 折り
    カラー/白黒 カラーモード
    合計シート数 対応するジョブの合計シート数
    要求済みプリンター 要求済みプリンター

    別のプリンターまたはプリンターツールにジョブを移動するには、以下の操作を行います。

    1. 以下のいずれかを行います。
      • キュービューで複数のジョブを選択します。
        1. キューページを開きます。
        2. キューポッドで、プリンターの横にあるジョブをクリックします。
        キューページを開き、 キューポッドでプリンターの横にあるジョブをクリックし、 移動...を選択します。
        ジョブダイアログ
      • 操作ページで1つまたは複数のジョブを選択します。
        1. 全てのジョブポッドで1つまたは複数のジョブを選択します。
        2. さらに表示移動...の順にクリックします。

      ジョブを移動ダイアログが表示されます。

      ジョブの移動ダイアログ:先頭ページ

    2. 表の左上で、プリンターまたはプリンタープールを選択し、ジョブを移動します。
      プリンターを選択する場合は、表の一番上の行に選択したプリンターに割り当てプロパティーの値が表示されます。その他の行にはジョブに対応するプロパティー値が表示されます。プリンタープールを選択する場合は、割り当てプロパティーは比較されず、表示されません。手順6に移動します。
    3. ジョブとプリンターのプロパティーが一致しない場合は、不一致の値に赤のフラグ()が表示されます。別のプリンターまたはプリンタープールを選択します。プリンタープールを選択する場合は、TotalFlow Production Managerはジョブの割り当てプロパティーとプールのプリンターの割り当てプロパティーを比較します。一致するプリンターがない場合は、エラーメッセージが表示され、ジョブを移動しません。
    4. 位置でジョブを印刷する時間を指定します。
      • 最終割り当てジョブの後に印刷するには、最終ジョブの後をクリックします。
      • 別の割り当てジョブの前に印刷するには、をクリックし、別のジョブを選択します。
    5. OKをクリックします。
      • ジョブのプロパティがプリンターのプロパティと一致することがわかっている場合は、操作ページでプリンターまたはワークフローの上にドラッグし、ジョブを移動できます。
    6. 新しいプリンターでEFI Fieryコントローラーオプションとポート9103を使用する場合は、保留キューにジョブが移動します。プリンターの操作画面で、以下の操作を行います。
      1. ジョブリストの 保留タブで、ジョブを選択します。
      2. 印刷を押します。

    1.2.6.6.3 別のワークフローにジョブを移動する

    ジョブをより効率的に管理するために、定義された条件に基づいて、1つのワークフローから複数の既存のワークフローにジョブを移動できます。ターゲットワークフローをプリンターまたはプリンタープールに割り当てる必要があります。また、リモートTotalFlow Production Managerサーバーのワークフローへジョブを移動することもできます。

    別のワークフローにジョブを移動するには、以下の操作を行います。

    1. ジョブを処理するワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。
    2. エディターページで、ワークフローに ワークフローを変更アクティビティーを追加します。ワークフローへのアクティビティーの追加については、ワークフローを編集するを参照してください。
    3. ワークフローを変更アクティビティーが アクティビティーポッドにある場合は、アクティビティー名を右クリックし、 プロパティーを選択します。
    4. アクティビティーのプロパティーダイアログで ジョブのデフォルト値をクリックします。
      ジョブのデフォルト値ダイアログが表示されます。
      ワークフローを変更する
    5. 条件リストで、移動するジョブのプロパティーに一致する条件を選択します。さらに条件を追加するには、列を追加アイコン()をクリックします。
      注意: 条件は最大3つまで選択できます。複数のワークフローを変更アクティビティーを追加し、 連続したワークフローを作成できます。
    6. ワークフローに移動リストで、ターゲットワークフローが同じサーバーにある場合は ローカルを、別の TotalFlow Production Managerサーバーにある場合は リモートを選択します。リモートサーバーが実行中で、ターゲットワークフローがプリンターまたはプリンタープールに割り当てられていることを確認します。
    7. リモートを選択した場合は、 TotalFlow Production Manager Serverでターゲットワークフローを設定したリモートサーバーアドレスを入力します。
    8. リモートサーバーから利用できるワークフローを取得するには、ワークフローを取得をクリックします。
    9. ターゲットワークフローをワークフローを選択リストから選択します。
    10. OKをクリックし、アクティビティー、ワークフローの順に保存します。
      ジョブがこのアクティビティーに到達し、前の手順で定義したすべての条件が満たされていると、ターゲットワークフローに移動します。

    1.2.6.6.4 ジョブを優先して処理/印刷する

    ジョブ処理が遅いときは、ジョブの優先度を上げてより早くジョブ処理を行います。

    ジョブを優先して処理し、印刷するには、以下の操作を行います。

    • 優先度プロパティーを使用する:
      1. 印刷方法/認証ダイアログの ジョブのプロパティーページで、次の操作を行います。
      2. 詳細設定セクションで、 優先度プロパティーの横にチェックを付けます。
      3. 優先度プロパティーの値を指定します。

        最低レベルの優先度は1で、最高レベルの優先度は100です。すべての数値は未設定より高い優先度になります。

    • 部数分割オプションを使用する:
      1. プリンタープールを作成します。
      2. プリンタープールを作成ダイアログで、 部数分割オプションを はいに設定します。
      3. コピー分割しきい値を、部数分割機能が開始される前にジョブが持つことが可能な最大部数に設定します。
      4. ジョブを作成したプリンタープールに割り当てます。
      注意:
    1. この機能でジョブが分割されたときは、部数の合計がある親ジョブと部数がある子ジョブがジョブログに表示されます。
    2. 親ジョブはプリンターに割り当てられません。
    3. 印刷処理中、親ジョブは変更されませんが、ログには各子ジョブの進行状況が表示されます。子ジョブは完了した時点でログから削除されます。

    1.2.6.6.5 ジョブを承認/却下する

    管理者は、ワークフローの特定地点でジョブの続行に承認を要求できます。オペレーターと管理者は、ジョブを承認または却下できます。
    承認待機中のジョブを簡単に特定するには、現在のアクティビティーポッドの 全てのジョブプロパティーを表示します。
    ジョブを承認または却下するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。 です。
    3. ワークフロータブで、承認用のジョブを送信するワークフローを選択してクリックします。
    4. 承認用のジョブを送信するワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。または、ワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    5. アクティビティーポッドで 承認アクティビティーを選択し、 エディターポッドにドラッグします。
    6. ワークフローを保存します。

      承認アクティビティーにジョブが到達したときは、ジョブは一時停止します。

    7. ジョブを選択し、さらに表示をクリックします。
      • 承認を選択します。ワークフローの次のアクティビティーにジョブが移動します。
      • 却下を選択します。ジョブが エラー 進行状況カテゴリーに移動します。

    1.2.6.6.6 強制的にエラーのジョブを続行する

    エラー 進行状況カテゴリーにジョブがあるために処理を中止したときは、エラーを無視して強制的にTotalFlow Production Manager処理を続行できます。
    強制的にジョブを続行するには、以下の操作を行います。
    1. 全てのジョブポッドで、ジョブを選択します。
    2. さらに表示エラーを無視して続行の順にクリックします。
      確認メッセージが表示されます。
    3. はいをクリックします。

    1.2.6.6.7 ジョブを一時停止する

    印刷を開始するまでジョブを一時停止できます。
    ジョブを一時停止するには、全てのジョブポッドで、ジョブを選択し、メニューバーで 一時停止をクリックします。
    再開するまでジョブは印刷されません。

    1.2.6.6.8 一時停止したジョブを再開する

    一時停止したジョブの印刷準備ができると、ジョブを再開できます。
    一時停止されたジョブを再開するには、全てのジョブポッドで、ジョブを選択し、メニューバーで 再開をクリックします。
    問題がなければジョブは印刷されます。

    1.2.6.6.9 印刷する前にジョブを保留する

    指定した時間まで印刷しない場合は、ジョブを保留できます。この操作は通常ジョブを送信するときに印刷方法プロパティーを設定すると、ジョブを送信した後にも実行できます。ジョブを送信した後に、一時停止が容易になります。
    印刷前にジョブを保留するには、以下の操作を行います。
    1. 印刷方法/認証ダイアログの ジョブのプロパティーページを開きます。
    2. ジョブ情報セクションを拡大します。
    3. 期限日リストから 納期を選択することでジョブの印刷日時を設定します。

      日付と時間のフィールドが表示されます。

      ジョブのプロパティー:ジョブ設定ページ

    4. 日付と時間のフィールドを編集します。
    5. 保存をクリックします。

    指定日時まで保留オプションを使用すると、ジョブを送信後に、指定の曜日までジョブを保留できます。

    1. 全てのジョブポッドで、ジョブを右クリックし、 さらに表示を選択します。

    2. 表示されたオプションのリストで指定日時まで保留を選択ます。
      ダイアログまで保留
      ジョブのプロパティーダイアログで新しい日付が自動的に変更されます。

    ジョブ状況アイコンはカラーを変更しません。ジョブは、指定された日時まで、または 印刷モードプロパティーを 通常印刷または 印刷して保留に変更するまで印刷されません

    1.2.6.6.10 ジョブを保存する

    印刷後にTotalFlow Production Managerにジョブを保存できます。

    保存済みジョブと印刷して保留済みのジョブは印刷後にTotalFlow Production Managerに保存され、ほかのジョブは削除されます。保存したジョブには自動的に削除される時間を指定できますが、印刷して保留したジョブはユーザーが削除するまでシステムに残ります。

    ジョブを保存するには、以下の操作を行います。

    • ジョブを保存するには、以下の操作を行います。
      1. ジョブのプロパティーダイアログの 印刷方法/認証ページで、 詳細設定セクションを拡大し、 保存プロパティーを 無期限に保存に設定します。
        ジョブのプロパティー:ジョブ設定ページ
      2. OKをクリックします。
      印刷するまでジョブは通常の処理をします。印刷した後に、ジョブはユーザーが削除または再処理するまでTotalFlow Production Managerに保存されます。
    • 指定した時間でジョブを保存するには、以下の操作を行います。
      1. 印刷方法/認証ダイアログの ジョブのプロパティーページで、 保存プロパティーを 指定期間まで保存に設定します。

        日数時間フィールドが表示されます。

        ジョブのプロパティー:ジョブ設定ページ
      2. 日数および 時間フィールドに値を入力または選択します。
      3. OKをクリックします。
      印刷するまでジョブは通常の処理をします。印刷した後に、指定時間を経過またはユーザーが削除するまでジョブはTotalFlow Production Managerに保存されます。

    1.2.6.6.11 ジョブを再印刷する

    ジョブや印刷されているジョブのページを再印刷します。

    1.2.6.6.11.1 単一のジョブを再印刷する

    1つのジョブを再印刷するには、以下の操作を行います。

    1. 全てのジョブポッドで、ジョブを選択します。
    2. さらに表示再印刷...の順にクリックします。

      再印刷ダイアログが表示されます。

      ジョブを再印刷ダイアログ

    3. 部数を入力します。プラス/マイナス記号を使用し、部数を増減します。
    4. オプション: PDFジョブの選択したページのみを再印刷するには、ページをクリックしてから有効なページ範囲を入力します。
      注意: PDFジョブのみにページを選択できます。その他のデータ形式ではジョブ全体を再印刷してください。
    5. ジョブを送信するプリンターを選択します。
      ジョブを最後に印刷したプリンターがデフォルト値になります。
    6. オプション: 複数部のジョブを印刷するには、印刷する部数を変更します。
      注意: ここで指定した数字はパススループリンターで認識されません。印刷部数が複数の場合は、プリンターコマンドでパスプリンターに部数を渡してください。
    7. OKをクリックします。

    1.2.6.6.11.2 複数のジョブを再印刷する

    複数のジョブを再印刷するには、以下の操作を行います。

    1. 全てのジョブポッドで再印刷する複数のジョブを選択します。
    2. さらに表示再印刷...の順にクリックします。

      再印刷ダイアログが表示されます。

      再印刷ダイアログ

    3. ジョブを送信するプリンターを選択します。
    4. OKをクリックします。

    1.2.6.6.11.3 ワークフローにジョブを割り当てる

    関連付けたワークフローなしで、別のアプリケーションからTotalFlow Production Managerにジョブが届いた場合、ジョブをワークフローに割り当てることができます。プリンターにワークフローを関連付けていない場合は、ジョブは未割り当てになります。その場合、ワークフローをプリンターまたはプリンタープールに割り当てることが必要です。また、すでにワークフローがあるジョブを再度割り当て、別のワークフローで再び処理することもできます。

    ジョブを既存のワークフローに割り当てるには、以下の操作を行います。

    1. ジョブを選択します。
    2. さらに表示ワークフローに割り当て...の順にクリックします。

      ワークフローに割り当てダイアログが表示されます。

      ジョブをワークフローダイアログに割り当てる

    3. ワークフローを選択...リストで、ジョブを割り当てるワークフローを選択します。
    4. ファイルオプションを選択で、以下のいずれかを行います。
      • ジョブプロパティーの変更など多くの場合は、ジョブ処理時に元のファイルを使用をクリックします。
      • TotalFlow Prepを使用してジョブの入力ファイルを変更した場合は、 ジョブ処理時に最新の修正済みファイルを使用を選択します。
    5. OKをクリックします。

    1.2.6.6.12 ジョブをマージする

    複数のPDFジョブを1つのジョブにマージできます。

    ジョブをマージするには、以下の操作を行います。

    1. 全てのジョブポッドで、マージするジョブを選択します。
    2. 選択範囲を右クリックしてからマージ...をクリックします。

      ジョブをマージダイアログが表示されます。

      マージジョブダイアログ

    3. ジョブの順序を変更するには、必要に応じてリストにジョブをドラッグアンドドロップします。リストからマージ済みジョブを削除するには、ジョブを選択してから[削除]アイコン()をクリックします。
    4. OKをクリックします。

      TotalFlow Production Managerは、マージ順序リストの最初のジョブに変更をかけて保持します。これがマスタージョブになります。マージされた他のジョブは削除されます。

      結果として得られたマージ済みジョブは、マスタージョブの名前とほとんどのプロパティーを継承します。ジョブ名は次のようになります。最初のジョブ名-マージ済み

    キューポッドでも、ジョブをマージできます。

      重要:
    • PDFジョブのみマージできます。
    • パスワードで保護されたPDFジョブをマージする場合は、最初にPDFファイルをロック解除します。
    • マージ済みジョブのパーツはそれぞれシートのおもて面から始まります。
    • 面付け中とじ無線とじ、または スピードに設定したジョブはマージできません。
    • マージ済みジョブでは、シートの挿入、用紙や色の置換、サブセットステープルなどのほとんどのページ例外設定が保持されます。

    1.2.6.6.13 ジョブを再処理する

    場合によっては、ジョブの再処理が必要です。たとえば、ジョブを試し印刷してからジョブプロパティーを変更し、再度試し印刷することがあります。オペレーターと管理者がジョブを再処理できます。

    ジョブを再処理するには、以下の操作を行います。

    1. ジョブを選択します。
    2. さらに表示再処理...の順にクリックします。

      ジョブを再処理ダイアログが表示されます。

      ジョブを再処理ダイアログ

    3. 再処理を開始するアクティビティーを選択します。
    4. 以下のいずれかを行います。
      • ジョブプロパティーの変更など多くの場合は、ジョブ処理時に元のファイルを使用をクリックします。
      • TotalFlow Prepを使用してジョブの入力ファイルを変更した場合は、 ジョブ処理時に最新の修正済みファイルを使用を選択します。
    5. OKをクリックします。

    1.2.6.6.14 パスワードで保護されたPDFのロックを解除する

    一部のジョブには、パスワードで保護されたPDFファイルが含まれる場合があります。オペレーターと管理者は複数のパスワードを使用してロックを解除できます。

    パスワードで保護されたPDFファイルを送信すると、パスワードを待機中処理状態に移行します。

    パスワードで保護されたジョブのロックを解除するには、以下の操作を行います。

    1. ジョブを選択します。
    2. 選択したジョブを右クリックするか、さらに表示ロック解除...の順にクリックします。

      パスワードで保護されたジョブを解除ダイアログが表示されます。

      パスワードで保護されたジョブを解除する

    3. パスワードフィールドで、PDFの 文書を開くパスワードを入力します。
      注意: PDFファイルが認証パスワードでロックされた場合は、パスワードフィールドで 認証パスワードのみを入力してください。
      入力したパスワードでロックされていたファイルは処理できるようになりますが、パスワードが違う場合はパスワードを待機中処理状態のままです。
    4. パスワードで保護された複数のファイルのパスワードが異なる場合は、すべてのファイルのロックが解除されるまでロック解除手順を繰り返します。
    5. ロック解除をクリックします。

    1.2.7 ワークフローを操作する

    アクティビティーを追加または削除することで、ワークフローの作成やカスタマイズができます。ワークフローとアクティビティーのプロパティーも編集できます。

    ワークフローの定義ではジョブが処理中に通過するアクティビティーを指定します。アクティビティーはワークフローフェーズで整理されます。フェーズにアクティビティーがなくてもジョブはすべてのワークフローフェーズを通ります。

    注意: 一部のアクティビティーは、TotalFlow Production Managerがそれらを許可する追加のオプションと一緒にインストールされている場合にのみ使用可能です。詳しくは、標準アクティビティーとカスタムアクティビティーを参照してください。

    ワークフローには、以下の種類があります。

    受信フェーズ
    受信フェーズでは、TotalFlow Production Managerは処理用入力ファイルを受信します。各ジョブがワークフローに割り当てられ、フェーズとアクティビティーを定義します。

    入力ファイルは受信フェーズでキューに入った後に、TotalFlow Production Managerでジョブになります。すべての入力ファイルは 受信フェーズを通過することが必要です。

    準備フェーズ
    準備フェーズでは、ジョブを構成して変換します。フェーズ中にTotalFlow Production Managerに外部プログラム実行を指示すると、さらに条件の追加やジョブの解釈を実行できます。 準備フェーズはオプションです。
    印刷フェーズ
    印刷フェーズでは、使用可能なプリンターにジョブの送信、印刷状態の監視、印刷の完了を通知します。この中にはジョブを再印刷する前に手動でプリンターに調整をする品質確認も含まれます。また、外部プログラムにジョブを送信して特別な処理をする場合もあります。 印刷フェーズはオプションです。
    完了フェーズ
    ほかのすべての処理を完了後、完了フェーズにジョブを移動します。 完了フェーズではジョブの保持期間を管理し、保持期間がないジョブや終了したジョブを削除します。このフェーズでは、完了したジョブに外部プログラムを呼び出すこともできます。たとえば、外部プログラムはアーカイブシステムにジョブをコピーできます。すべてのジョブは必ず 完了フェーズを通過します。

    1.2.7.1 ワークフローページ

    TotalFlow Production Managerの操作画面の ワークフローページを使用すると、管理者は、ワークフローとアクティビティーを表示できます。

    ワークフローページには、 エディタータブと プロパティータブの2つがあります。 エディタータブには、 アクティビティーポッドと エディターポッドの2つがあります。

    重要: ブラウザーの[進む]と[戻る]ボタンを使用すると、予期しない結果が生じることがあるため、必ず操作画面のページボタンを使用してタブを切り替えてください。
    ワークフローページ

    アクティビティーポッドには、TotalFlow Production Managerのワークフローとアクティビティーが表示されます。2つのセクションがあります。

    • デフォルトセクション。指定されたアクティビティがある場所です。
    • カスタムセクション。作成するアクティビティが一覧表示されます。

    エディターポッドを使用し、ワークフローのアクティビティーを表示および編集します。

    エディターポッドはワークフローフェーズを表す領域に分割されています。各領域は色分けされています。

    受信フェーズ(ブルー)
    受信フェーズでは、TotalFlow Production Managerは処理用入力ファイルを受信します。各ジョブがワークフローに割り当てられ、フェーズとアクティビティーを定義します。

    入力ファイルは受信フェーズでキューに入った後に、TotalFlow Production Managerでジョブになります。すべての入力ファイルは 受信フェーズを通過することが必要です。

    準備フェーズ(パープル)
    準備フェーズでは、ジョブを構成して変換します。フェーズ中にTotalFlow Production Managerに外部プログラム実行を指示すると、さらに条件の追加やジョブの解釈を実行できます。 準備フェーズはオプションです。
    印刷フェーズ(イエロー)
    印刷フェーズでは、使用可能なプリンターにジョブの送信、印刷状態の監視、印刷の完了を通知します。この中にはジョブを再印刷する前に手動でプリンターに調整をする品質確認も含まれます。また、外部プログラムにジョブを送信して特別な処理をする場合もあります。 印刷フェーズはオプションです。
    完了フェーズ(グリーン)
    ほかのすべての処理を完了後、完了フェーズにジョブを移動します。 完了フェーズではジョブの保持期間を管理し、保持期間がないジョブや終了したジョブを削除します。このフェーズでは、完了したジョブに外部プログラムを呼び出すこともできます。たとえば、外部プログラムはアーカイブシステムにジョブをコピーできます。すべてのジョブは必ず 完了フェーズを通過します。

    アイコンはワークフローの各アクティビティーを表します。

    コネクターはアクティビティー間の経路を表します。

    1.2.7.2 標準ワークフロー

    TotalFlow Production Managerは他のワークフローを作成や編集するための例として、使用できるデフォルトのワークフローを提供します。

    デフォルトのワークフローは、以下のとおりです。

    任意のプリンター
    ワークフローを構築および前の状態に戻すための例として使用されるデフォルトワークフロー。
    試し印刷
    試し印刷承認アクティビティーを含むサンプルワークフロー。以下のアクティビティーを追加する地点を表示するにはこのワークフローを使用します。

    1.2.7.3 標準アクティビティーとカスタムアクティビティー

    TotalFlow Production Managerでは、ジョブの印刷に必要な基本のアクティビティーを提供します。これらのアクティビティーを変更せずにワークフローに追加したり、コピーを変更してカスタムアクティビティーを作成したりできます。

    保護された標準アクティビティーは、以下のとおりです。これらのアクティビティーはコピー、修正、または削除できませんが、設定されているジョブのデフォルト値は変更できます。ほかは保護されていません。これらのアクティビティーを変更する場合は、カスタムアクティビティーにコピーしてから変更してください。

    保護された標準アクティビティーは、以下のとおりです。

    ジョブを作成
    入力データストリームを判断し、ワークフローのデフォルト値と上書き値に応じてジョブプロパティーに値を設定します。
    試し印刷
    ジョブの特定ページ範囲をプレビューします。
    印刷
    ジョブの各ページの先頭に移動し、部分的にジョブを再印刷するときに正確な位置に戻すために必要なページ情報を再構築し、プリンターにジョブを送信します。
    保持
    印刷した後にシステムにジョブを保存します。
    削除
    監査情報をエクスポートしてシステムからジョブを削除します。

    保護されていない標準アクティビティーは、以下のとおりです。

    TotalFlow Prep
    ジョブがワークフローの次のアクティビティーに移動する前に、オペレーターにTotalFlow Prepの操作が完了したことを示すよう要求します。
    PDFに変換
    PCLファイルとPostScriptファイルをPDFに変換します。
    外部アプリケーション実行
    処理にコマンドラインインターフェースを使用する外部アプリケーションにジョブを渡します。成功を示すリターンコードを指定すると、外部のTotalFlow Production Managerが完了したときに 外部アプリケーション実行がワークフローの次のアクティビティーにジョブを移動できます。
    フォルダーにコピー
    指定したフォルダーにジョブを保存します。
    注文を完了
    外部のWeb to Printアプリケーションポータルから送信された注文ジョブを完了します。
    ホットフォルダーアプリケーション実行
    処理にホットフォルダーインターフェースを使用する外部アプリケーションにファイルを渡します。外部アプリケーションが完了済みファイルを返すと、TotalFlow Production Managerはジョブをワークフロー内の次のアクティビティーに自動的に移動させます。
    プリフライト
    内部TotalFlow Production Manager PitStopライブラリーを用いてPDFファイルをプリフライトします。
    外部プリフライト
    PitStop Serverプログラムを用いてPDFファイルをプリフライトします。
    ワークフローを変更
    このアクティビティーを使用し、定義された条件に基づきジョブを特定のワークフローに移動します。
    このアクティビティーを使用するには、ワークフローのジョブのデフォルト値ダイアログで条件を定義していることを確認します。
    承認
    ワークフローの次のアクティビティーに移動する前に承認または却下できるようにジョブを停止します。

    1.2.7.4 ワークフローを作成する

    ワークフローを作成し、必要に応じてカスタマイズできます。
    ワークフローを作成するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 新規をクリックします。

      ワークフローを作成ダイアログが表示されます。

      ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ

    5. 必要に応じてワークフローのジョブプロパティーを編集します。
    6. ワークフローを保存するには、OKをクリックします。
    7. ワークフローにアクティビティーを追加するには、以下の操作を行います。
      1. オブジェクトポッドでワークフローを選択し、エディターとプロパティー...エディターの順にクリックします。
        エディターポッドが表示されます。
      2. デフォルトポッドの アクティビティーセクションで、追加するアクティビティーを選択します。
      3. ワークフローデフォルトポッドから エディターポッドの適切な位置にアクティビティーアイコンをドラッグ&ドロップします。

        アクティビティーアイコンの色はアクティビティーを追加できるワークフローのフェーズを示しています。グレーのアイコンは複数のフェーズにアクティビティーを追加できることを意味します。

        ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
        アクティビティーを追加できないフェーズにドラッグ&ドロップすると、赤色の斜線付き円アイコンが表示されます。
    8. ワークフローを保存するには、保存をクリックします。

    1.2.7.5 ワークフローを編集する

    アクティビティーを追加または削除することで、ワークフローを修正できます。
    重要: ワークフローを編集する前に、ジョブが割り当てられていないか、または割り当てられてたすべてのジョブが完了フェーズにあることを確認してください。ワークフローに割り当てられたジョブが 受信準備または 印刷フェーズにある場合は変更を保存できません。
    ワークフローを編集するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 編集するワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。
    5. エディターページを開きます。
    6. ワークフローにアクティビティーを追加するには、以下の操作を行います。
      1. アクティビティーポッドで、追加するアクティビティーを選択します。
      2. エディターポッドの適切な位置に[アクティビティー]アイコンをドラッグ&ドロップします。

        アクティビティーアイコンの色はアクティビティーを追加できるワークフローのフェーズを示しています。グレーのアイコンは複数のフェーズにアクティビティーを追加できることを意味します。

        ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
        アクティビティーを追加できないフェーズにドラッグ&ドロップすると、赤色の斜線付き円アイコンが表示されます。
    7. ワークフローからアクティビティーを削除するには、以下の操作を行います。
      1. エディターポッドでアクティビティーを右クリックし、 削除をクリックします。

        確認ダイアログが表示されます。

      2. はいをクリックします。
    8. ワークフローを保存するには、保存をクリックします。

    1.2.7.6 カスタムアクティビティーを作成する

    アクティビティーのプロパティーまたは保護されていないアクティビティーが設定するジョブデフォルトを変更するときに、カスタムアクティビティーを作成してください。
    カスタムアクティビティーを作成するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. ワークフローを選択し、エディターとプロパティー...をクリックしてワークフローエディターパネルを開きます。 エディターをクリックします。
    3. アクティビティーポッドで、アクティビティーを選択して コピー...をクリックするか、アクティビティーを右クリックして コピー...を選択します。

      アクティビティーをコピーダイアログが表示されます。

    4. 変更するジョブデフォルト値のプロパティーに新しい値を入力または選択します。
    5. OKをクリックします。
    アクティビティーポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    1.2.7.7 アクティビティープロパティーとジョブデフォルト値を表示/変更する

    アクティビティーはその他のオブジェクトと同様に、表示や変更ができるプロパティーを持ちます。一部のアクティビティーはジョブプロパティーと密接に関連しています。これらのアクティビティーを変更し、アクティビティーがジョブを処理するときにジョブプロパティーのデフォルト値を設定できます。

    TotalFlow Production Managerが提供する一部のアクティビティーのプロパティーは変更できませんが、ジョブデフォルトは変更できます。保護されていないアクティビティーのプロパティーは変更できますが、推奨しません。カスタムアクティビティーにアクティビティーをコピーし、カスタムアクティビティーのプロパティーを変更します。

    アクティビティーのプロパティーとジョブデフォルト値を表示または変更するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。ワークフローの順にクリックします。
    3. 今後ワークフローに追加されるすべてのアクティビティーのプロパティーとジョブデフォルト値を変更するには、以下の操作を行います。
      1. ワークフロータブで、以下のいずれかを行います。
        • ワークフローを選択し、さらに表示プロパティー...の順にクリックします。
        • ワークフローを右クリックし、プロパティー...を選択します。
        重要: この方法で変更すると、デフォルトワークフローのアクティビティーを含む既存のアクティビティーに影響しません。新しいワークフローを作成する場合は、元のアクティビティーを含むデフォルトワークフローからワークフローがコピーされます。
      2. ワークフローのプロパティーダイアログで、 ジョブのデフォルト値をクリックします。または、ワークフローを右クリックし、 ジョブデフォルトと上書き...を選択します。
    4. ワークフローのアクティビティーのプロパティーとジョブデフォルト値を変更するには、以下の操作を行います。
      1. 画面の左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
      2. 編集するアクティビティーのインスタンスを含むワークフローを選択し、さらに表示ワークフローを編集の順にクリックします。

        エディターポッドにワークフローが表示されます。

      3. デフォルトセクションでアクティビティーを選択し、 プロパティーをクリックします。

      アクティビティーのプロパティーダイアログが表示されます。

    5. 変更するジョブデフォルト値のプロパティーに新しい値を入力または選択します。
    6. OKをクリックします。

    1.2.7.8 Streamlineからジョブを受け取るためにワークフローを設定する

    ワークフローを設定し、Streamlineから受け取ったジョブを管理できます。

    Streamline NXは、ドキュメント印刷プロセスの管理に役立つ一連のドキュメント管理アプリケーションです。TotalFlow Production ManagerでStreamline NXを設定する方法は、Streamline NX管理者ガイドを参照してください。

    Streamlineからジョブを受け取るワークフローを設定するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで操作ワークフローの順にクリックします。
    3. ワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。
      ワークフローダイアログが表示されます。
    4. 全般ページで カラーページを数えるを有効にします。
    5. OKをクリックします。
    6. 同じワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。
    7. ワークフローにPDFに変換アクティビティーを追加します。ワークフローへのアクティビティーの追加については、ワークフローを編集するを参照してください。
    8. 追加したPDFに変換アクティビティーのプロパティーダイアログを開きます。
    9. ジョブのデフォルトタブで 読み取りジョブチケット属性を選択します。
    10. OKをクリックします。

    1.2.7.9 ホットフォルダーのジョブをマージするためワークフローを設定する

    定義したルールに従って、ホットフォルダーのポーリングアクティビティーを使用して、ホットフォルダーのPDFファイルをマージするワークフローを構成できます。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで操作ワークフローの順にクリックします。
    3. ワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。
      ワークフローダイアログが表示されます。
    4. プロパティーをクリックします。
    5. 全般ページで ホットフォルダーを有効にします。
    6. 詳細ページの ホットフォルダーセクションで、ポーリング間隔を設定します。ポーリング間隔値を決めるときは、マージするPDFファイルのサイズを考慮する必要があります。
    7. ファイル種類で、 文書を選択します。
    8. マージ方法を選択し、必要な場合は、 マージ番号を選択します。
    9. OKをクリックします。
        注意:
      • ポーリング時にコピー中のファイルは、次のポーリングにパスされます。
      • ファイルが破損しているか、またはパスワードで保護されているため、マージツールがすべてのファイルを処理できない場合は、マージされなかったファイルはHotfolder/Merging/FailedMergesフォルダーに保存され、マージのタイムスタンプにより分類されます。エラーについては、ワークフローログを参照します。

    1.2.7.10 外部アクティビティー

    TotalFlow Production Managerの外部からアプリケーションを実行するアクティビティーを追加できます。外部アプリケーションは特殊なジョブ処理タスクを実行できます。TotalFlow Production Managerがインストールされているコンピューターで実行してください。

    TotalFlow Production Managerアクティビティーの外部で処理されるため、外部アクティビティーと呼びます。

    TotalFlow Production Managerには、以下の外部アクティビティーが含まれています。

    外部アプリケーション実行
    コマンドラインインターフェースで外部アプリケーションを呼び出します。ジョブに作成した固有のスプールディレクトリーインストールドライブ:\aiw\aiw1\spool\default\JobIDから外部アプリケーションでジョブを読み込み、処理後に出力結果をスプールディレクトリに書き込む設定ができます。
    ホットフォルダーアプリケーション実行
    別のアプリケーションで監視されているホットフォルダーにジョブを入れます。そのアプリケーションは印刷ジョブを取り出して処理し、出力フォルダーに入れます。TotalFlow Production Managerはその出力フォルダーを監視し、準備ができたらジョブを取り出します。

    使用するアクティビティーは主に外部アプリケーションのジョブ受信方法によって異なります。外部アプリケーションにコマンドラインインターフェースがある場合は、ワークフローに外部アプリケーション実行が含まれます。外部アプリケーションがホットフォルダーの入力を監視する場合は、ワークフローに ホットフォルダーアプリケーション実行が含まれます。外部アプリケーションに両方のインターフェースがある場合は、どのアクティビティーを使用するかを選択できます。

    使用するアクティビティーを判断するときに、以下の点に注意してください。

    外部アプリケーション実行 ホットフォルダーアプリケーション実行
    コマンドの書き込みとすべての必要なオプションの指定が必要です。コマンドの書き込みに精通していない、または外部アプリケーションの実行に必要なコマンド構文が不明だとアクティビティーの設定が難しくなります。 送信フォルダーと取得フォルダーの正しい設定が必要です。送信するファイル名が取得パターンと一致しない場合は、送信フォルダーと取得フォルダーが同じになります。取得パターンは、リターンジョブを識別するパターン一致文字列です。

    たとえば、外部アプリケーションがPCLからPDFにファイルに変換する場合は、取得パターンは.PDF拡張子があるファイルを検索します。printfile.PDFを検索するため、アクティビティーはホットフォルダーにprintfile.pclをコピーし、 変換したファイルを間違えずに取得できます。

    別のPDFファイルを返すアプリケーションにPDFファイルを送信するには、送信フォルダーと取得フォルダーは同じフォルダーにできません。

    外部アプリケーションに送信するコードページと言語を指定できます。 外部アプリケーションに送信するコードページと言語は指定できません。
    外部アプリケーションからエラー状態を避けてジョブを送信できるリターンコードを指定できます。 有効なリターンコードを指定するオプションはありません。

    外部アプリケーションが指定ファイルを返す場合は、ファイルを取り出し、エラーを確認せずに次のステップに処理を移動します。そのため、出力ディレクトリーにエラーファイルをコピーしないように外部アプリケーションを設定することが必要になります。 ホットフォルダーがタイムアウトに設定されている場合は、ジョブは問題が解決するまでエラー状態になります。ホットフォルダーがタイムアウトに設定されている場合は、ジョブは問題が解決するまでエラー状態になります。 ホットフォルダーが無期限で待機に設定されている場合は、オペレーターが操作するまでジョブは待機し続けます。

    1.2.7.10.1 外部アプリケーションをセットアップする

    外部アクティビティーを作成する前に、外部アクティビティーを呼び出す外部アプリケーションをセットアップしてください。
    外部アプリケーションをセットアップには、以下の操作を行います。
    1. TotalFlow Production Managerと同じシステムに外部アプリケーションをインストールします。
      インストールについては、外部アプリケーションの使用説明書を参照してください。
    2. TotalFlow Production Managerで外部アプリケーションを実行できることを確認してください。以下のいずれかを行います。
      • 作成するコマンドの外部アプリケーションにフルパスを入れます。
      • PATHシステム環境変数に外部アプリケーションをインストールしたフォルダーを追加します。
    3. 外部アプリケーションが正常に起動することを確認します。
    4. 外部アプリケーションがコマンドラインインターフェースを使用する場合は、外部アプリケーションの実行に使用するコマンドを記録します。
      外部アプリケーション実行アクティビティーを作成するときに、このコマンドで 外部コマンドプロパティーの値を決定します。

    1.2.7.10.2 外部アプリケーション実行アクティビティーを作成する

    コマンドラインインターフェースを使用する外部アプリケーションでジョブを処理するには、外部アプリケーション実行アクティビティーを作成し、ワークフローに追加します。

    外部アプリケーション実行アクティビティーを作成するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 編集するワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    5. デフォルトポッドの アクティビティーセクションで、 外部アプリケーション実行アクティビティーを選択して コピー...をクリックします。
    6. アクティビティーをコピーダイアログで、すべての必要なプロパティーに値を設定します。
        注意:
      1. 外部アプリケーション実行アクティビティーを使用してPostScriptまたはPCLジョブをPDFに変換する場合、 外部コマンドフィールドの以下のコマンドのいずれかを使用します。
        • PCLファイルを変換する場合:
          copy ${getFileName(print,pdf,read)} ${getFileName(print,pcl,write)}
        • PostScriptファイルを変換する場合:
          copy ${getFileName(print,pdf,read)} ${getFileName(print,ps,write)}
        詳しくは、外部変換アプリケーションを使用してPostScriptおよびPCLジョブを変換するを参照してください。
      2. 外部コマンドプロパティーでファイル名を指定するには、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。
      3. 外部コマンドプロパティーでジョブ属性を指定するには、コマンドでジョブ属性シンボルを使用するを参照してください。
    7. OKをクリックします。

      アクティビティーポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    8. 新しいアクティビティーをワークフローに追加します。このワークフローにジョブを送信し、外部アプリケーションで処理します。

    1.2.7.10.3 ホットフォルダーアプリケーション実行アクティビティーを作成する

    ホットフォルダーインターフェースを使用する外部アプリケーションでジョブを処理するには、ホットフォルダーアプリケーション実行アクティビティーを作成し、ワークフローに追加してください。

    ホットフォルダーアプリケーション実行アクティビティーを作成するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 編集するワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。または、ワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    5. デフォルトポッドの アクティビティーセクションで、 ホットフォルダーアプリケーション実行アクティビティーを選択して コピー...をクリックします。
    6. アクティビティーをコピーダイアログで、すべての必要なプロパティーに値を設定します。

      取得されたファイルおよび 送信するファイルプロパティーのファイル名の指定については、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。

      取得パターンプロパティーに値を指定するには、正規表現を使用してください。正規表現の${Job.Id}を使用し、ジョブIDを示すことができます。ジョブIDはスプールフォルダーのジョブファイル名で始まるため、getFileNameまたはgetAbsoluteFileName方式で 送信するファイルプロパティーの値を指定する場合は、ファイル名の先頭はジョブIDになります。また、ホットフォルダーアプリケーションが入力ファイル名と同じファイルを返すと、返されたファイル名の先頭はジョブIDになります。 取得パターンのデフォルト値${Job.Id}.*は、ジョブIDで始まるすべてのファイル名と一致します。${Job.Id}.*[Pp][Dd][Ff]の値はファイルの拡張子がPDFのときは、どの場合でも、ジョブIDで始まる任意のファイル名と一致します。

      正規表現については、正規表現を参照してください。

    7. OKをクリックします。

      アクティビティーポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    8. 新しいアクティビティーをワークフローに追加します。このワークフローにジョブをを送信し、ホットフォルダーアプリケーションで処理します。

    1.2.7.10.4 フォルダーにコピーアクティビティーを作成する

    ジョブファイルを指定したフォルダーにコピーするには、フォルダーにコピーアクティビティーを作成し、ワークフローに追加します。

    フォルダーにコピーアクティビティーを作成するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ページの左側のオブジェクトポッドで、ワークフローをクリックします。
    4. 編集するワークフローを選択し、さらに表示エディターとプロパティー...の順にクリックします。または、ワークフローを選択し、[ワークフローを編集]アイコン(ワークフローの編集)をクリックします。

      エディターポッドにワークフローが表示されます。

    5. デフォルトポッドの アクティビティーセクションで、 フォルダーにコピーアクティビティーを選択して コピー...をクリックします。
    6. アクティビティーをコピーダイアログで、すべての必要なプロパティーに値を設定します。
      1. 指定したフォルダーにファイル名が存在していて置換する場合は、ファイルを上書きオプションを使用します。
      2. エラー発生時にフォルダーへのコピーを有効化を選択し、 参照ボタンを使用してファイルのコピー先フォルダーの名前と場所を指定します。ファイルがサーバーにコピーされます。コピー先フォルダーに書き込み権限があることを確認します。フォルダーが作成されていない場合は、[追加]アイコン()を使用して新しいフォルダーを作成します。
        サーバーのフォルダーを参照
    7. OKをクリックします。

      オブジェクトポッドの カスタムセクションに新しいアクティビティーが表示されます。

    1.2.7.11 アクティビティーを削除する

    管理者は、カスタムアクティビティーを削除できます。
    アクティビティーを削除するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、操作をクリックします。
    3. ワークフロータブでワークフローを右クリックし、 エディターとプロパティー...を選択します。
    4. エディターページを開きます。
    5. カスタムセクションを拡大します。
    6. 削除するアクティビティーを右クリックし、削除をクリックします。

    1.2.8 レポートを操作する

    TotalFlow Production Managerには、処理能力の計画、生産効率の測定や最適化、問題の判別に使用できるレポートがあります。

    TotalFlow Production Managerはジョブのイベントとプリンターの使用状況のデータを収集し、そのデータに基づいてレポートを生成します。TotalFlow Production Managerのレポートを使用するか、カスタマイズしたレポートを作成できます。

    TotalFlow Production Managerを使用すると、以下を実行できます。

    • レポートを表示します。
    • 標準レポートを修正して独自のレポートを作成します。
    • レポートを保存や削除します。
    • レポートを印刷したり、スプレッドシートやほかのアプリケーションでデータを操作したりできるように、PDFまたはCSV形式ファイルでエクスポートできます。
    • カスタムレポートを作成します。

    重要: プリンターとコントローラーから受信したデータに基づいてすべてのレポートで情報が提供されます。従って、TotalFlow Production Managerでレポートされた値が正確であることは保証されません。 面付け、ページ例外、印刷中のジョブ削除、その他などのユーザーアクションが実際の数字に影響する場合があります。また、紙詰まりリカバリーなどのプリンター操作も正確性に影響する場合があります。

    1.2.8.1 標準レポート

    TotalFlow Production Managerで提供する標準レポートを変更してカスタマイズしたレポートを作成できます。

    TotalFlow Production Managerの標準レポートには、以下の種類があります。

    ジョブ性能レポート
    ジョブのアクティビティーと各アクティビティーの時間が表示されます。このレポートで、以下の質問に回答します。
    • 最も効率良くジョブを処理するワークフローはどれですか?
    • ジョブがキューで待機する時間が最も長いアクティビティーはどれですか?
    • 最もジョブがエラーになりやすいアクティビティーはどれですか?
    • 長時間かかるアクティビティー、リソースが集中するアクティビティー、手動のアクティビティーでジョブの処理時間はどのくらいかかりますか?
    印刷されたジョブレポート
    印刷したジョブが表示されます。このレポートで、以下の質問に回答します。
    • 印刷されているジョブはいくつありますか?
    • 各ジョブで何部数が印刷されていますか?
    • これらのジョブは何ページありますか?
    • 特定の種類の用紙は何枚印刷されていますか?
    • ジョブを何回再印刷しましたか?
    • カラーページまたは白黒ページは何部印刷されていますか?
    プリンター使用状況レポート
    プリンターの作業量が表示されます。このレポートで、以下の質問に回答します。
    • 使用頻度が最も高いプリンター
    • 一番問題が多いプリンター

    1.2.8.1.1 ジョブ性能レポート

    ジョブ性能レポートにはジョブが通ったアクティビティーと各アクティビティーに使った時間が表示されます。

    レポートの項目は、以下のとおりです。

    列項目 概要
    アクティビティー名 アクティビティーの名前
    フェーズ名 アクティビティーが発生するワークフローフェーズ
    ワークフロー アクティビティーが発生するワークフローの名前
    処理数 アクティビティーで処理したジョブの数
    成功数 正常にアクティビティーを完了したジョブの数
    エラー数 エラーでアクティビティーを完了したジョブの数
    失敗割合 エラーでアクティビティーを完了したジョブの割合
    平均サイズ アクティビティーを通過したすべてのジョブの平均サイズ(バイトで表示)
    ジョブ再実行数 アクティビティーを完了後に印刷フェーズで再開したジョブの数

    1.2.8.1.2 印刷されたジョブレポート

    印刷されたジョブレポートには印刷したジョブの情報が表示されます。

    レポートの項目は、以下のとおりです。

    列項目 概要
    ID ジョブのIDです。
    名前 ジョブの名前です。
    ユーザーコード 特定のプリンターでのみ印刷を許可するジョブのコードセットです。
    ユーザー名 ジョブを作成したユーザー名です。表示名は、ジョブ送信方法またはプラットフォームに基づき、異なる場合があります。
    お客様 ジョブを印刷したお客様です。
    印刷終了時間 ジョブの印刷が終了したときの日時です。
    プリンター ジョブを印刷したプリンターです。
    印刷済みページ 印刷された合計ページ数(ジョブページ数×印刷部数)です。
    印刷済み部数 印刷された部数です。
    Statementシート 印刷されたStatementのシート数です。
    A5シート 印刷されたA5のシート数です。
    Legalシート 印刷されたLegalのシート数です。
    Letterシート 印刷されたLetterのシート数です。
    A4シート 印刷されたA4のシート数です。
    Tabloidシート 印刷されたTabloidのシート数です。
    A3シート 印刷されたA3のシート数です。
    12x18inシート 印刷された12 x 18 inchのシート数です。
    SRA3シート 印刷されたSRA3のシート数です。
    カラーページ ジョブのカラーページ数です。
    白黒ページ ジョブの白黒ページ数です。
    その他のシート デフォルトシート以外の種類の印刷されたシート数です。

    1.2.8.1.3 プリンター使用状況レポート

    プリンター使用状況レポートにはプリンターの作業量が表示されます。

    レポートの項目は、以下のとおりです。

    列項目 概要 補足
    プリンター ジョブを印刷したプリンターの名前  
    種類 プリンターの種類:ジョブチケットまたはパススルー  
    モデル ProC901などのプリンターモデル。レポートをモデルでまとめるには、、各プリンターのモデルプロパティーで指定した値と一致させてください。  
    %無効時間 レポート期間におけるプリンターが無効だった時間の割合  
    %印刷時間 レポート期間におけるプリンターが印刷中状態だった時間の割合 パススループリンターの印刷中状態の時間は、lprコマンドを完了して戻る時間を反映します。実際に印刷した時間ではありません。
    %要注意時間 レポート期間中にプリンターが処理中のジョブに操作を要求したレポート期間の割合 SNMPが切断または無効になると、この値は正確でない場合があります。SNMPのポーリング頻度によって正確度は異なります。

    パススループリンターのTCP/IPアドレスまたはホスト名プロパティーに値がない場合は、この値は正確ではありません。

    累積印刷済みページ レポート期間中に印刷した合計ページ数  
    印刷済み累積シート レポート期間中に印刷した用紙の合計数  
    再印刷 レポート期間中に再実行した印刷ステップの合計数  

    1.2.8.2 レポートを表示する

    管理者は、レポートポッドのリストにあるレポートのデータを表示できます。

    レポートを表示するには、以下の操作を行います。

    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、レポートをクリックします。
    3. レポートポッドで、表示させるレポートを選択します。
      レポート名ポッドに選択したレポートが表示されます。
    4. 最新の変更を表示するには[更新]アイコン(更新)をクリックします。

    1.2.8.3 レポートの時間範囲を設定する

    デフォルトでは、午前0時から現在までのデータがレポートに表示されます。この時間範囲は変更できます。
    注意: レポートは10,000レコードに切り捨てられます。切り捨てないようにするには、時間範囲を短くし、レポートのレコード数が9,999件以下になるように設定します。

    レポートの時間範囲を設定するには、以下の操作を行います。

    1. レポート名ポッドのタイルバーで[検索]アイコン(検索)をクリックします。
      タイトルバーの下に、次の領域が表示されます。
      時間範囲選択フィールド、開始時間フィールド、終了時間フィールド、適用ボタン
    2. 時間範囲を選択フィールドで、以下の操作を行います。
      • 事前設定の時間範囲を1つ選択します。
      • 独自の時間範囲を設定するには、以下の操作を行います。
        1. カスタムを選択します。
        2. 開始時刻終了時刻フィールドに、次の形式で値を入力します。mm/dd/yyyy hh:mm
    3. 適用をクリックします。

    1.2.8.4 レポートを保存する

    標準レポートの変更や別の名前でコピーを保存してカスタマイズしたレポートを作成できます。作成したレポートは変更または保存できます。標準レポートを修正したり、修正したレポートを標準レポート名で保存したりすることはできません。
    レポートを保存するには、以下の操作を行います。
    • カスタマイズしたレポートを同じ名前で保存するには、[保存]アイコン(保存)をクリックします。
    • 別の名前でレポートのコピーを保存するには、以下の操作を行います。
      1. [名前を付けて保存]アイコン(名前を付けて保存)をクリックします。
      2. レポートオプションを保存ダイアログで新しい名前と概要を入力し、 OKをクリックします。
      TotalFlow Production Managerのレポートが選択されている場合は、保存アイコン(保存)は無効です。

    1.2.8.5 レポートをエクスポートする

    CSVまたはPDFファイルでレポートをエクスポートできます。

    この手順では、Firefoxでレポートをエクスポートする方法を説明しています。ほかのプラウザーでは手順は多少異なります。

    レポートをエクスポートするには、以下の操作を行います。

    1. レポートポッドでレポートを選択します。
      レポート名ポッドにレポートの内容が表示されます。
    2. いずれかのポッドのツールバーで、CSVエクスポートアイコン(CSVのエクスポート)または、PDFエクスポートアイコン(PDFのエクスポート)をクリックします。
      保存ダイアログにファイルが表示されます。デフォルトファイル名はTotalFlow_Production_Manager_reportName_YYYY-MM-DD HH-MM-SS.csvまたはTotalFlow_Production_Manager_reportName_YYYY-MM-DD HH-MM-SS.pdfです。

      レポートをPDFでエクスポートする場合、列が用紙サイズを超えているときは、一部の列を消去してくださいという旨のメッセージが表示され、列のリストが開きます。

    3. レポート用PDFファイルの用紙種類と方向を選択します。
    4. 必要なだけ列を消去し、エクスポートをクリックします。

    1.2.8.6 レポートを削除する

    管理者は、レポートを削除できます。TotalFlow Production Managerの標準レポートは削除できません。
    レポートを削除するには、以下の操作を行います。
    1. 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
    2. メニューバーで、レポートをクリックします。
    3. レポートポッドで、削除するレポートを右クリックし、 削除を選択します。
      TotalFlow Production Managerのレポートが選択されている場合は、 削除オプションは無効です。

    1.2.9 バックアップ/リストア

    システムエラーによるデータ損失の防止やデータを修復するには、TotalFlow Production Managerのバックアップ/リストアプログラムを使用します。

    バックアッププログラムは、以下のデータを保存します。

    • ユーザー、ワークフロー、データベースに保存したプリンターなどのシステムデータ
    • ヘッダーページなどで使用する制御ファイル
    • スプールディレクトリーのジョブファイルなどのユーザーデータ
    TotalFlow Production Managerを再インストールする必要がある場合、リストアプログラムを実行し、データを回復できます。システムデータと制御ファイルは常にバックアップ/リストアされます。オプションでユーザーデータをバックアップまたはリストアできます。

      注意:
    1. 2台のコンピューターが同じホスト名を持たない限り、バックアップ/リストアプログラムを使用して、あるコンピューターから別のコンピューターにTotalFlow Production Managerをコピーまたは移動することはできません。1台のコンピューターから別のコンピューターに異なるホスト名でオブジェクトをコピーするには、最初のコンピューターからオブジェクトをエクスポートし、2番目のコンピューターにそのオブジェクトをインポートします。
    2. TotalFlow Production Managerのプログラムでバックアップしたデータは別のバージョンではリストアできません。

    1.2.9.1 データをバックアップする

    aiwbackupプログラムを使用し、TotalFlow Production Manager設定のコピーをアーカイブしたり、データバックアップをするためのプログラムのアンインストールを許可したりできます。
    重要: aiwbackupプログラムはTotalFlow Production Managerを自動で停止します。別のバックアッププログラムを使用する場合は、はじめにTotalFlow Production Managerを停止してください。

    アンインストール処理中にデータバックアップを実行するには、データのバックアップダイアログウィンドウの はいをクリックし、データを保管するアーカイブ先を指定します。

    コマンドラインからTotalFlow Production Managerデータをバックアップするには、以下の操作を行います。

    1. Windowsにローカルの管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. 言語表示を最適化するには、フォントをMS ゴシック に設定します。
      1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
        ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
      2. コマンドラインアイコン()を右クリックし、 プロパティーをクリックします。
      3. フォントダイアログで、MS ゴシック を選択し、デフォルトのフォントを変更してから、 OKをクリックして新しい設定を保存します。
    3. 新しいコマンドプロンプトウィンドウを開きます。
      Windows Server 2008以降のWindowsバージョンで、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
    4. 目的に応じて、次のコマンドから1つ入力します。
      • システムデータ、制御ファイル、ジョブ、入力ファイル、ジョブファイル(スプールディレクトリーのジョブ情報があるファイルと入力ファイルのコピー)を保存するには、次のコマンドを入力します。
        installation_drive:\installation_folder\bin\aiwbackup.bat

        バックアップデータのデフォルトの保存先はインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipです。

      • ジョブやジョブファイル以外のシステムデータ、制御ファイルなどを保存するには、次のコマンドを入力します。
        installation_drive:\installation_folder\bin\aiwbackup.bat -r

        重要: TotalFlow Production Managerをバックアップするときに-rオプションを使用した場合は、システムをリストアするときにも使用してください。

        • aiwbackupでは、-rオプションはジョブまたはジョブファイルを保存しません。
        • aiwrestoreでは、-rオプションはジョブをリストアしません。
      • バックアップデータを保存するアーカイブ名と保存先を指定するには、以下の操作を⾏います。
        installation_drive:\Installation_folder\bin\aiwbackup.bat -r -f archive_name.zip
      -fオプションは、リストアされたデータを含むアーカイブの名前と場所を指定します。

      確認メッセージが表示されます。

    5. バックアップを続行するには、Enterを押します。

      バックアップするファイルの数とサイズに応じて完了までに数分かかる場合があります。バックアップが進行中に、コマンドプロンプトウィンドウにステータス更新の一部が表示されます。完了した後に、指定したフォルダーのバックアップファイル、またはデフォルトのバックアップ先のインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipが表示されます。

    1.2.9.2 データをリストアする

    aiwbackupプログラムを使用してTotalFlow Production Managerをバックアップした場合は、TotalFlow Production Managerインストーラーでaiwrestoreプログラムまたはリストア手順を使用すると、バックアップのアーカイブで保存した設定に戻ります。
    重要: aiwrestoreプログラムはTotalFlow Production Managerを自動で停止します。別のリストアプログラムを使用する場合は、はじめにTotalFlow Production Managerを停止してください。

    アンインストール処理中にデータのリストアを実行するには、データリストアダイアログウィンドウの はいをクリックして、データのリストア先からアーカイブを指定します。

    コマンドラインからTotalFlow Production Managerデータをリストアするには、以下の操作を行います。

    1. Windowsに管理者権限を持つユーザーとしてログインします。
    2. TotalFlow Production Managerを再インストールします。
      手順は、TotalFlow Production Managerセットアップガイドを参照してください。
    3. 言語表示を最適化するには、フォントをMS ゴシック に設定します。
      1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
        ワークフローエディターポッドでのアクティビティーのドラッグ
      2. コマンドラインアイコン()を右クリックし、 プロパティーをクリックします。
      3. フォントダイアログで、MS ゴシック を選択し、デフォルトのフォントを変更してから、 OKをクリックして新しい設定を保存します。
    4. 新しいコマンドプロンプトウィンドウを開きます。
      Windows Server 2008以降のWindowsバージョンで、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、 管理者として実行をクリックします。
    5. 目的に応じて、次のコマンドから1つ入力します。
      • システムデータ、制御ファイル、ジョブ、入力ファイル、ジョブファイル(スプールディレクトリーのジョブ情報があるファイルと入力ファイルのコピー)をリストアするには、次のコマンドを入力します。
        installation_drive:\installation_folder\bin\aiwrestore.bat

        バックアップデータのデフォルトの保存先はインストールドライブ:\インストールフォルダー\bin\migrateData.zipです。

      • ジョブやジョブファイル以外のシステムデータ、制御ファイルなどをリストアするには、次のコマンドを入力します。
        installation_drive:\installation_folder\bin\aiwrestore.bat -r

        重要: TotalFlow Production Managerをバックアップするときに-rオプションを使用した場合は、システムをリストアするときにも使用してください。

        • aiwbackupでは、-rオプションはジョブまたはジョブファイルを保存しません。
        • aiwrestoreでは、-rオプションはジョブをリストアしません。
      • データをリストアするアーカイブ名とリストア先を指定するには、以下の操作を⾏います。
        drive_name:\folder_name\bin\aiwrestore.bat -r -f archive_name.zip
      -fオプションは、リストアされたデータを含むアーカイブの名前と場所を指定します。

      確認メッセージが表示されます。

    6. リストアを続行するには、Yと入力します。
      オペレーティングシステムを再起動してくださいというメッセージが表示されます。
    7. オペレーティングシステムを再起動します。
    8. TotalFlow Production Managerを起動します。
      手順は、TotalFlow Production Managerセットアップガイドを参照してください。

    注意: TotalFlow Production Managerの体験版または基本バージョンでデータをリストアする場合は、このバージョンで許可されている最大のプリンター台数を超過しないようにしてください。プリンター台数を超過する場合は、プリンターはリストアされても、有効にすることができません。

    1.2.10 こんなときには

    TotalFlow Production Managerで問題が発生したときの対処方法を説明します。

    1.2.10.1 RICOH TotalFlow PMサービスが開始しない

    RICOH TotalFlow Production Managerサービスが開始しない場合は、RICOH Printer ConnectorとPostgres TotalFlow PMの対応サービスが実行していることを確認してください。何も実行されない場合は、手動で開始してください。

    1.2.10.2 TotalFlow Production Managerにアクセスできない

    リモートコンピューターがTotalFlow Production Managerにアクセスできない場合は、複数の原因が考えられます。
    • TotalFlow Production Managerがインストールされたコンピューターで、TotalFlow Production Managerサーバーが実行していない。TotalFlow Production Managerの起動については、セットアップガイドを参照してください。
    • リモートコンピューターとTotalFlow Production Managerサーバー間のネットワークが接続できていません。再接続をしてブラウザーを更新してください。
    • ファイアウォールがアクセスをブロックしています。ファイアウォールがTotalFlow Production Managerのポートをブロックしないことを確認してください。デフォルトでは、これらのポートはユーザーインターフェイスで15080、HTML形式のユーザーガイドで15888です。

      TotalFlow Production Managerのインストール中にTotalFlow PM PDF Print Driverサーバーに接続を試行してTotalFlow PMサーバーに接続できませんというメッセージが表示された場合は、ブラウザーからTotalFlow Production Managerにアクセスできることを確認してください。

    • TotalFlow Production Managerにログインできても、使用できずに操作画面にアクセスできない場合は、体験版ライセンスの期限が切れていることがあります。この場合は、サービス担当者に連絡してください。
    • オペレーティングシステムをWindows 10に更新した後にTotalFlow Production Managerにアクセスできない場合は、コンピューターを再起動してから、TotalFlow Production Managerにログインしてください。

    1.2.10.3 TotalFlow Production Managerの上位バージョンをインストールできない

    TotalFlow Production Managerをインストールできない場合は、複数の原因が考えられます。
    • 必要な権限がないユーザとしてログインしています。この場合は、次のエラーメッセージを受信します。必要な権限がないユーザーでアプリケーションをインストールしようとしています。管理者権限のユーザーでログインしてから、アクションを再試行してください。Windowsをログアウトし、管理者権限のあるユーザーで再度ログインします。TotalFlow Production Managerのインストールを再試行します。
    • 3.1より前のバージョンにTotalFlow Production Managerをインストールしようとしています。3.1にアップグレードしてから、製品アップデートのインストールを試みてください。たとえば、バージョン2.1に4.2をインストールする場合は、バージョン3.1をインストールしてから4.2にアップグレードしてください。

    1.2.10.4 ファイルをアップロードできない

    送信や変換操作のためにファイルのアップロードを試行する場合は、ファイルサイズ、種類と形式要件の範囲内であることを確認してください。

    要件については、TotalFlow Production ManagerのReadmeファイルの入力ファイルについてを参照してください。

    また、対応している最大ファイルサイズは、ブラウザーによって異なります。

    1.2.10.5 ジョブプロパティーエディターのエラーでジョブ送信セッションが停止する

    TotalFlow Production Manager Job Submissionセッションが予想外に停止する場合は、複数の原因が考えられます。
    1. 閉じるボタンを使用して前のセッションを終了せず、ブラウザーを更新したか閉じました。
    2. データが意図せずセッションフォルダーから削除されました。
    3. ブラウザーが無効なセッションを使用しています。

    ジョブ送信セッションが、S00103Eジョブプロパティーエディターでエラーが発生しました:filepath (システムは指定されたパスを検出できません)というエラーメッセージが表示されて停止した場合は、以下を実行してください。

    1. OKをクリックします。
    2. 閉じるボタンを使用してTotalFlow Production Manager Job Submissionセッションを閉じます。
    3. 新しいTotalFlow Production Manager Job Submissionセッションを開きます。

    1.2.10.6 プリンター機器と通信できない

    TotalFlow Production ManagerがSNMPを使用するプリンター機器と通信できない場合は、印刷と仕上げオプションを示すプリンタープロパティーが正しくない可能性があります。その結果、正しく印刷できないプリンターにジョブを割り当てることがあります。

    1.2.10.7 TotalFlow PM PDF Print Driverがサーバーと通信できない

    TotalFlow Production Managerサーバーで HTTPS が有効になっている場合、TotalFlow PM PDF Print DriverTotalFlow Production Managerからジョブを受信することはできません。

    TotalFlow PM PDF Print DriverはHTTPS接続をサポートしていません。

    TotalFlow PM PDF Print Driverを設定してジョブを送信する前に、TotalFlow Production Managerの HTTPS を無効にしてください。

    1.2.10.8 ワークフローを有効にできない

    次のメッセージが表示された場合は、別のLPDサービスがLPDポートを使用している可能性があります。AIWI6030Eエラーリターンコード:{0}を次のコマンドから受信しました:{1}、{0}は1、{1}はVerifyLPD.pl System "system_name"です。他のLPDサービスを停止するには、以下の操作を行います。

    1. Windowsのコントロールパネルで、 管理ツールサービスの順にダブルクリックします。
    2. LPDサービスを選択します。
      • Windowsオペレーティングシステムに同梱のLPDサービスはTCP/IP印刷サーバーと呼びます。
      • 別のWindowsバージョンにオプション機能として使用できるLPDサービスは、LPDサービスと呼びます。
      • 独自のLPDサービスをインストールする印刷プログラムもあります。
    3. 停止をクリックします。

    1.2.10.9 ジョブの状態を表示できない

    ジョブチケットプリンターとパススループリンターが同じプリンター機器を表す場合は、パススループリンターが大きいジョブを処理しているときにジョブチケットのプリンターに割り当てたジョブの状況を表示できないことがあります。

    問題を解決するには、同じプリンター機器を表すのプリンターは1個のみを有効にしてください。

    1.2.10.10 正しい文字でファイル名またはジョブ名が表示/印刷されない

    TotalFlow Production Managerのサーバーにインストールされていないフォントをファイル名やジョブ名に使用すると、操作画面で判読できなくなります。

    ジョブ区切り紙(バナーページ)に印刷しても判読できなくなります。

    1.2.10.11 入力ファイルにエラーがある

    ワークフローが受信する入力ファイルにエラーがある場合は、ワークフローログにエラーメッセージが表示されます。

    ファイルが印刷されることを妨げるエラーを修正し、ファイルを再処理します。

    1.2.10.12 日本語の値が保存されない

    TotalFlow Production Managerの操作画面はUnicode補助文字(コードポイントU+10000からU+10FFFF)に対応していません。この範囲には特殊な日本語の文字が含まれています。補助文字を含む値を入力した場合は、TotalFlow Production Managerで保存できません。

    補助文字を含まない値を入力してください。

    1.2.10.13 ジョブ入力値が自動的に修正される

    TotalFlow PM 1.0.2以前から移行されているジョブのプロパティーを表示するときに、次のエラーメッセージが表示される場合があります。入力値は無効です。値が自動的に修正されています。変更を保存する前に、表示された結果を確認してください。

    これは、どちらかの値が必要でも、ジョブチケットがシートに印刷されるページ数または用紙サイズの値を指定していないことを意味します。この場合は、TotalFlow Production Managerがジョブのレイアウトプロパティーの シート当たりのページ数に、デフォルト値の 印刷方法/認証を設定します。 OKをクリックし、メッセージを閉じてから作業を続行してください。

    1.2.10.14 ジョブプロパティーが更新されない

    別々のクライアントコンピューターで2人のユーザーが同じジョブのプロパティーを同時に変更すると、変更が無効になる場合があります。

    これは、ジョブプロパティーを変更するときに、ユーザーが変更したプロパティーのみでなく、全体のジョブプロパティーが更新されるためです。たとえば、以下の問題が発生します。

    1. 2つのジョブプロパティーには以下の値があります。
      部数:1
       保存しない
    2. ユーザーAが保存ジョブプロパティーの値を変更します。この変更で、以下の値の新しいジョブプロパティーセットになります。
      部数:1
       保存無期限に保存
    3. TotalFlow Production ManagerでユーザーAのジョブプロパティーセットを処理する前に、ユーザーBが印刷部数を変更します。ユーザーBのジョブプロパティーセットは 保存プロパティーは元の値のままのため、以下の値になります。
      部数:3
       保存しない
    4. TotalFlow Production ManagerでユーザーAのジョブプロパティーセットを処理します。TotalFlow Production ManagerはユーザーBのジョブプロパティーセットを受信して処理していないため、新しいジョブプロパティーセットは以下の値になります。
      部数:1
       保存無期限に保存
    5. TotalFlow Production ManagerでユーザーBのジョブプロパティーセットを処理します。ユーザーBが 保存プロパティーの古い値でジョブプロパティーセットを送信したため、値は古い値に戻ります。これでジョブプロパティーセットは以下の値になります。
      部数:3
       保存しない 

    ユーザーBは希望通りにジョブの3部数を取得します。ユーザーAはジョブの保存を希望しましたが、保存されていません。

    1.2.10.15 合計シート数が0になる

    FTPサーバーからホットフォルダープロトコルでワークフローに送信したジョブのサイズがゼロの場合は、入力ファイルが完全に送信された時間をワークフローが判断できなかった可能性があります。

    この問題を解決するには、ワークフローの完了方法プロパティーを サイズを確認または トリガーに設定し、再度ジョブを送信してください。FTPサーバーからファイルをダウンロードすると、 ファイルオープンなしの完了方法は失敗します。

    1.2.10.16 正しい文字で表示/印刷されない

    ジョブを正しくプレビューして印刷するには、TotalFlow Production Managerでジョブが使用するフォントにアクセスしてください。

    これらのフォントはジョブに組み込まれています。指定されたフォントがない場合は、ジョブを判読できません。

    1.2.10.17 印刷がスケジュールされない

    エラー進行状況カテゴリーにないジョブの印刷がスケジュールされない場合は、 用紙設定ジョブプロパティーの値を確認してください。

    用紙名の後にアスタリスクが表示される場合は、同じ名前の異なる用紙が存在しても、その用紙が用紙リストに見つからないことを示します。印刷ジョブをスケジュールするには、 用紙ダイアログの ジョブのプロパティーページで別の用紙を選択してください。

    1.2.10.18 ジョブ/入力ファイルを削除できない

    ジョブやジョブの入力ファイルをワークフローから削除できない場合は、EFI Fieryコントローラーオプションを設定しているプリンターの保留キューにジョブがある可能性があります。

    TotalFlow Production Managerからジョブを削除するには、プリンターの操作画面で次の操作を行います。

    1. ジョブリストの 保留中タブで、ジョブを選択します。
    2. ジョブを解除して印刷するには、印刷をクリックします。印刷せずに保留キューからジョブを削除するには、 削除をクリックします。

    1.2.10.19 正しい順序で印刷されない

    同じプリンター機器を表すTotalFlow Production Managerプリンターが原因の可能性があります。

    複数のTotalFlow Production Managerプリンターが同じ機器を表すときは、ジョブが正しい順序で印刷されない場合があります。極端な場合は、TotalFlow Production Managerプリンターに割り当てたジョブが別のプリンターに割り当てたジョブのヘッダーシートと本文の間に印刷されます。

    問題を解決するには、同じプリンター機器を表すTotalFlow Production Managerプリンターは1つのみを有効にしてください。

    1.2.10.20 ジョブの印刷状態の時間が長い

    一部のジョブの印刷状態が続く場合は、複数の原因が考えられます。
    • JDFプリンター言語がデフォルト設定でアクティベートされたプリンターに複数のジョブが送信されました。

      同じプリンターに複数のジョブを送信したときは、すべてのジョブが印刷状態で表示されていても、 保留状態を保持する場合があります。

      ジョブがプリンターで保留されていることを確認してください。ジョブの解除と保留せずに直接プリンターでジョブを印刷する設定については、プリンターのマニュアルを参照してください。

    • 部数が膨大なジョブや、テキストと画像を両方含むジョブがTotalFlow PM PDF Print Driverを通して送信されました。

      この場合は、印刷プロセスが完了するまでお待ちください。

    1.2.10.21 PitStop Serverエラーによってジョブが却下される

    外部プリフライトアクティビティーがあるワークフローを通過したジョブファイルを印刷すると、次のエラーメッセージが表示され、ジョブがエラー状態になる場合があります。AIWI6073E: ジョブがエラーリターンコード{1}で終了しました。AIWI0017I 349: PitStop Serverの実行が許可されないため、ジョブxは却下されました。

    通常、このエラーはPitStop Serverの初回起動時に発生します。

    バックグラウンドジョブ処理などのPitStop Serverアプリケーションを停止してから再起動してください。

    1.2.10.22 不正なローカルプロファイルがプリフライトデータベースに表示される

    管理者権限を持つ複数のWindowsユーザーがプリフライトデータベースを使用し、各ユーザーがカスタマイズしたローカルプリフライトプロファイルを保存した場合は、TotalFlow Production Managerにはプリフライトデータベースを開いた最後のユーザーのローカルプロファイルが表示されます。

    複数のユーザーがプリフライトデータベースの設定が必要な場合は、複数のユーザーがアクセスできるようにローカルではない新規データベースを作成します。

    1.2.10.23 メッセージが画面と異なる言語で表示される

    多くのメッセージはTotalFlow Production Managerの操作画面の言語で表示されますが、特定の条件では別の言語で表示される場合があります。

    TotalFlow Production Managerサーバーで発行されたメッセージは、操作画面の言語に関係なく、サーバー言語で表示されます。これらのメッセージには、TotalFlow Production Manager Job Submissionユーティリティーで受信したジョブの状況メッセージが含まれます。

    1.2.10.24 用紙をマッピングできない

    給紙トレイ設定ダイアログ内に給紙トレイにマッピングする用紙が表示されない場合は、プリンターで対応する用紙のリストに追加してください。

    プリンターのプロパティーダイアログの スケジューリングページで、 種類フィールドを更新します。

    • プリンターに定義されたすべての用紙を使用可能にするには、すべてを選択します。
    • 特定の用紙をプリンターで使用可能にするには、以下の操作を行います。
      1. 選択済みを選択します。
      2. 対応済みリストで、用紙を選択し、 OKをクリックします。

    1.2.10.25 性能に問題がある

    TotalFlow Production Managerでは、最大2,500個までの保存したジョブと750個までの処理中のジョブを同時にテスト済みです。ただし、最大数のジョブを一度に送信すると、性能が低下する場合があります。性能を向上させるには、一度に送信するジョブの数を減らして別のジョブグループを送信する前に印刷を完了してください。

    1.2.10.26 ダイアログを閉じた後に操作画面が応答しない

    TotalFlow Production Managerの操作画面からダイアログを開くと、背景のページはグレーアウトで表示されます。

    ダイアログでのみ操作が可能です。ダイアログを閉じるとすぐに、操作画面で再度操作できるようになります。

    操作画面がグレーアウトのままでクリックしても応答しないときは、ブラウザーを更新してください。

    1.2.10.27 ブラウザーが応答しない

    ブラウザーからTotalFlow Production Managerの操作画面にアクセスしたときに応答しないときは、ブラウザーを閉じてから、再度開いてください。

    1.2.10.28 TotalFlow PM PDF Print Driverで印刷ダイアログがジョブプロパティーと同期しない

    PDFファイルを外部アプリケーションからTotalFlow PM PDF Print Driverを通して送信してから、TotalFlow PM PDF Print Driverプリンターのジョブプロパティーダイアログで部数を変更すると、部数に設定した値を外部アプリケーションの 印刷ダイアログで変更できない場合があります。

    このエラーは一部のアプリケーションで印刷ダイアログの 部数設定の値とTotalFlow PM PDF Print Driverプリンターのジョブプロパティーダイアログで設定した部数を同期できない場合があるため、発生します。

    この場合は、TotalFlow Production Managerは外部アプリケーションの 印刷ダイアログで設定した部数が印刷されます。

    1.2.10.29 印刷ダイアログ設定がTotalFlow Production Managerで修正される

    外部プログラムの印刷ダイアログで部数が1より多いときにTotalFlow PM PDF Print Driverからジョブを送信したときは、TotalFlow Production Managerでジョブ設定が複数ページの部数に変換される場合があります。

    例えば、10ページの文書で部数に3を設定してから送信した場合は、TotalFlow Production Managerジョブに1部30ページの文書が表示されます。

    この場合は、1部のみを送信してから、TotalFlow Production Managerジョブポッドで部数を設定します。部数の変更については、ジョブの部数を変更するを参照してください。

    1.2.10.30 ブック全体を印刷オプションで複数のジョブを作成する

    プリンターのジョブプロパティーダイアログで.xlsファイルプロパティーを修正し、TotalFlow PM PDF Print Driver経由でファイルを送信すると、新しい値がすべてのファイルシートに適用されない場合があります。

    印刷ダイアログで ブック全体を印刷を選択しても、同じプロパティーを共有するシートの各グループの個別のジョブが外部アプリケーションによって作成されるためです。

    この場合、次の手順に従います。

    1. 印刷する.xlsワークシートを選択します。

    2. ブック全体を印刷する場合は、ワークシートを右クリックし、すべてのシートの選択をクリックします。

    3. 印刷ダイアログで、必要にあわせてジョブプロパティーを修正します。

    4. 設定で、 作業中のシートを印刷をクリックします。

    5. 行った変更をすべての選択したワークシートに適用するには、ページ設定OKの順にクリックします

    6. 印刷をクリックします。

    1.2.10.31 ジョブのプロパティーダイアログのトラブルシューティング

    ジョブのプロパティーダイアログで問題が発生した場合は、このトピックで原因と対処方法を参照してください。

    問題または兆候 原因と対処方法

    ステープルされない。

    パンチされない。

    リング製本されない。

    くるみ製本されない。

    中とじ折りされない。

    Z折りされない。

    • ジョブのほかのプロパティーの設定が原因で、選択した仕上げ操作(ステープル、パンチ、製本、折りなど)をプリンターで実行できない可能性があります。考えられる原因には、対応していない仕上げ設定、まとめてステープルするページ数が多すぎる、特定の用紙サイズのみリング製本できる、ジョブが異なる用紙サイズを使用するなどがあります。プリンターが単純なジョブを正しく仕上げられない場合は、その仕上げのタイプに適用される他の制限に関する情報について、プリンターのマニュアルを確認してください。
    • プリンターに仕上げ装置を設置していない可能性があります。たとえば、プリンターにくるみ製本機が設置されていない場合、くるみ製本オプションを設定したジョブ処理は実行できません。要求されたフィニッシャーが設置されたプリンターにジョブを再送信してください。
    • 全体のジョブ仕上げオプションは、セット仕上げと同時に処理できません。ジョブ内の特定のページにサブセット仕上げを選択した場合、ジョブ仕上げの選択はすべて削除されます。
    • Z折りとじ位置に設定したときは、 のオプションはサポートされません。
    • とじ位置に設定したときは、 ステープル/製本オプションはサポートされません。

    中とじ折りされない。

    中とじステープルされない。

    製本仕上げは、ページの片面印刷、複数の見開きページ印刷、2ページ以上のデータを1ページに印刷、挿入したインデックス紙には対応していません。

    印刷面プロパティーを 両面に設定します。ページ単位、またはジョブ単位で 印刷面のプロパティーを片面に変更すると、中とじ仕上げは削除されます。

    1.2.11 エラーメッセージ

    この章では、TotalFlow Production Managerで発行されるエラーメッセージと、表示されたときの対処方法を記載しています。

    エラーが発生した後のシステムの動作と問題を解決する対処方法を説明します。このセクションには、以下のメッセージエントリーがあります。

    エラー
    最初の行はエラーのエラーコードと概要が記載されています。
    説明
    TotalFlow Production Managerがメッセージを発行する原因となった状況について説明します。
    原因
    システムがその状況に応答する動作を説明します。
    対処方法
    エラー状態から回復する方法を説明します。通常、ここには複数の回復アクションまたは一連の関連する回復アクションが表示されます。これは、エラーの原因が複数の問題であることを意味します。

    注意: 説明原因フィールドはユーザーに役立つ情報がある場合にのみ表示されます。

    1.2.11.1 AIWFnnnnメッセージ

    AIWF6013E:TotalFlow Production Managerジョブ{3}の処理中にファイル{0}を{1}に移動できません。

    対処方法:ジョブが処理を完了するのを待機してから、ファイル移動を再試行してください。

    AIWF6018E:ジョブ{0}が見つかりませんでした。

    対処方法:ジョブはすでに削除されています。Webブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWF6020E:インターフェースはサーバーへの接続を失いました。

    対処方法:サーバーが実行していません。管理者がサーバーを停止したか、問題が発生したため停止した可能性があります。サーバーが実行していない理由を判断し、Windowsサービスを使用してTotalFlow Production Managerサービスを停止し、再起動してください。

    AIWF6022E:一般エラーが発生しました:{0} - {1}。

    対処方法:ソフトウェアサポートに連絡してください。

    AIWF6028E:値{0}は有効なページ番号ではありません。

    対処方法:有効なページ番号を指定し、アクションを再試行してください。

    AIWF6029E:先頭ページ{0}は、ページ範囲の最終ページ{1}の前に置いてください。

    対処方法:ページ範囲を訂正し、アクションを再試行してください。

    AIWF6030E:文字{0}はプロパティー{1}には無効です。

    対処方法:次の文字は無効です: {2}。有効な文字を使用し、アクションを再試行してください。

    AIWF6037E:ジョブ合計シート数の最初の文字は{0}ではなく、「<」または「>」にしてください。

    対処方法:有効な合計シート数値は「>」または「<」記号で始まり、数値が続きます。たとえば、<1000と>1000は有効な値になります。値を訂正し、アクションを再試行してください。

    AIWF6038E:ジョブ合計シート数値の最初の文字の後には整数が必要です。{0}は無効な整数です。

    対処方法:有効な合計シート数値は「>」または「<」記号で始まり、数値が続きます。たとえば、<1000と>1000は有効な値になります。値を訂正し、アクションを再試行してください。

    AIWF6041E:プリンター名の先頭文字は「-」にはできません。

    対処方法:有効なプリンター名はハイフンで始めることはできません。ハイフンはプリンター名の後に含めることができます。たとえば、Printer-Aは有効な値になります。プリンター名を訂正し、アクションを再試行してください。

    AIWF6043E:パスワードが要件を満たしていません。

    対処方法:新しいパスワードに前回と同じパスワードは使用できません。新しいパスワードを入力し、アクションを再試行してください。

    AIWF6044E:ログイン試行の失敗回数が多すぎます。ユーザー名{0}は5分間ロックアウトされます。

    対処方法:このユーザー名はログイン失敗回数が多すぎたため、5分間ロックアウトされています。原因は無効なパスワードだと考えられます。5分間待機し、有効なユーザー名とパスワードの組み合わせでログインアクションを再試行するか、管理者にユーザー名のパスワード変更を依頼してください。

    AIWF6045E:パスワードを変更してください。

    対処方法:パスワードの有効期限が切れているか、仮パスワードで初回ログインしています。現在のアカウントのパスワードを変更してください。

    AIWF6070E:TotalFlow Production Managerはサーバー{0}に接続できません。

    対処方法:サーバーシステムオブジェクトで、IPアドレスまたはホスト名が不正な可能性があります。管理者がサーバーを停止したか、問題が発生したため停止した可能性があります。TotalFlow Production Managerサーバーとの接続を確認し、IPアドレスが有効であることを確認してください。

    1.2.11.2 AIWInnnnメッセージ

    AIWI0007I I:TotalFlow Production Managerはワークフロー{2}が以前取得した入力ファイル{1}からジョブ{0}を作成しました。しかし、すべてのタスクが正常に完了したわけではありません。入力ファイルが再送信されたため、TotalFlow Production Managerはこのジョブを再処理しています。

    対処方法:これは応答が不要な通知メッセージです。

    AIWI0027I I:ジョブ{0}は、プリンターがシャットダウンしたため、エラー状態です。

    対処方法:ジョブを再起動してください。

    AIWI0057I I:ジョブ{0}は、有効なリターンコード{2}を使用してコマンド{1}を完了しました。

    対処方法:これは応答が不要な通知メッセージです。

    AIWI6001E:不明なエラーが発生しました: {0}

    対処方法:ソフトウェアサポートに連絡してください。

    AIWI6053E:TotalFlow Production Managerがジョブ{1}を処理中に内部エラーが発生しました。getFileName()メソッドから不正なfileModeパラメーター{2}を受信しました。

    対処方法:このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWI6073E:ジョブがエラーリターンコード{1}で終了しました。

    対処方法:エラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWI6106E:TotalFlow Production Managerは現在のワークフローのアクティビティー{0}を確認することができません。

    対処方法:アクティビティーが存在し、ワークフローがこのアクティビティーを指定していることを確認してください。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWI6109E:{0}の値にスペースを含めることはできません。TotalFlow Production Managerはプリンター {1} を作成できません。

    対処方法:値を訂正し、プリンターの作成を再試行してください。

    AIWI6111E E:外部コマンドが失敗しました。TotalFlow Production Managerはプリンター {0} を作成できません。

    原因:TotalFlow Production Managerはこのプリンターに対応していないか、プリンターが正しく停止またはエラー状態で停止している可能性があります。

    対処方法:プリンターの電源が入っていて実行していることを確認してください。または、プリンターが停止していない場合は、営業担当者に連絡してください。

    AIWI6128E:内部エラーが原因で、ジョブ{0}をプリンター{1}で印刷できませんでした。ジョブの印刷を再試行してください。

    原因:現在のジョブの印刷試行中に内部エラーが発生しました。

    対処方法:詳しくは、ログファイルを確認してください。同じプリンターまたは別のプリンターで、ジョブの印刷を再試行してください。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWI6446E:プリンターエラーが原因で、ジョブ{0}をプリンター{1}で印刷できませんでした。

    対処方法:プリンターのエラーを確認して修正し、ジョブの印刷を再試行してください。

    AIWI6453E:TotalFlow Production Managerファイル{0}が見つかりません。TotalFlow Production Managerジョブのバナーページを印刷できません。

    対処方法:ファイルが存在することを確認するか、正しいファイル名を入力してから、ジョブの印刷を再試行してください。

    AIWI6475E:ジョブまたは用紙交換{0}の特殊な指示シートを印刷できませんでした。

    対処方法:用紙交換{0}の特殊な指示シートを確認するか、変更してください。

    AIWI6484E :プリンター{1}でジョブ{0}の特殊な指示シートを印刷できませんでした。

    対処方法:ジョブ{0}の特殊な指示シートを確認するか、変更してください。

    AIWI6485E :プリンター{1}で用紙変更{0}の特殊な指示シートを印刷できませんでした。

    対処方法:ジョブ{0}の特殊な指示シートを確認するか、変更してください。

    AIWI6488E:プリンター{1}でジョブ{0}の区切り紙(ジョブ前)を印刷できませんでした。

    対処方法:ジョブ{0}の特殊な指示シートを確認するか、変更してください。

    AIWI6489E E: プリンター{1}でジョブ{0}を印刷できませんでした。

    原因:ジョブが完了していません。

    対処方法:プリンターの接続と状況を確認し、ジョブの印刷を再試行してください。問題が解決しない場合は、カスタマーサポートに連絡してください。

    AIWI6490E:プリンター{1}でジョブ{0}の区切り紙(ジョブ後)を印刷できませんでした。

    対処方法:ジョブ{0}の特殊な指示シートを確認するか、変更してください。

    AIWI6497E E:メディア処理エラー: {0}、 エラー: {1}

    対処方法:インポートファイルの内容が有効であることを確認してください。リソースを再度エクスポートしてから、もう一度インポートを試行してください。

    AIWI6498E E: プリンターのリソース取得中に最大エラーカウントに達しました。

    対処方法:プリンターのJMFインターフェースを確認し、起動中かつ実行中であることを確認し、プリンターのネットワーク接続も確認してください。

    1.2.11.3 AIWPnnnnメッセージ

    AIWP0012I I:ユーザー{0}はすでにグループ{1}内に存在します。

    対処方法:異なるグループを指定し、アクションを再試行してください。

    AIWP0017I I:プリンター{0}はすでに存在します。

    対処方法:異なるプリンター名を指定し、アクションを再試行してください。

    AIWP0057I I:{0}という名前のオブジェクトはすでに存在します。

    対処方法:別の名前を指定し、アクションを再試行してください。

    AIWP0068I I:プリンター{0}はすでに無効になっています。

    対処方法:ブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWP0069I I:プリンター{0}はすでに有効になっています。

    対処方法:ブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWP3001W W:TotalFlow Production Managerは次のジョブをキャンセルできません {0}。

    対処方法:ブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWP3003W W:TotalFlow Production Managerは次のジョブを削除できません{0}。

    対処方法:ブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWP3007W W:TotalFlow Production Managerは{0}を削除できません{1}で使用中です。

    対処方法:{1}から全てを削除したあとで{0}から削除します。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWP3010W W:同じ種類の別のオブジェクトまたは{0}という名前の関連種類のオブジェクトがすでに存在します。

    説明:同じ種類の2つのオブジェクトに同じ名前を付けることはできません。また、アクティビティーの名前をワークフローと同じ名前にできません。

    対処方法:別の名前を指定し、アクションを再試行してください。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWP3020W W:TotalFlow Production Managerは、{1}の処理中のジョブカウントにより、ワークフロー{0}を更新しませんでした。

    対処方法:TotalFlow Production Managerがこのジョブ種類を指定する全てのジョブを削除するまで待機し、再試行します。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWP3051W W:ワークフロー{0}の{1}プロパティーの値: {2}には、フォルダー{3}への読み取り/書き込みアクセス権限がありません。

    対処方法:このプロパティーに異なる値を指定し、アクションを再試行してください。

    AIWP3061W W:TotalFlow Production Managerは{0}を削除できません。保護されています。

    対処方法:{0}はTotalFlow Production Managerから削除できません。{0}に対するユーザー権限を検証してください。アクションを再試行してください。問題が解決しない場合は、このエラーをソフトウェアサポートに報告してください。

    AIWP3070W W:TotalFlow Production Managerプリンターが到達不能であるため、プリンター{0}とのSNMP接続を確立しませんでした。

    対処方法:プリンターがネットワークで表示され、実行していることを確認してください。

    AIWP3071W W:{0}:{1}。

    原因:対応が必要な警告がプリンターで発生しています。このメッセージはTotalFlow Production Managerによって生成されず、プリンター機器からSNMPを経由して受信しました。

    対処方法:プリンターの警告を確認してください。

    AIWP6070E I:ユーザー{0}はすでに存在します。

    対処方法:別のユーザー名を指定し、アクションを再試行してください。

    AIWP6126E E:TotalFlow Production Managerジョブがプリンター{0}に割り当てられている間、プロパティー値の変更はできません。

    対処方法:プリンターから全てのジョブを消去してください。プロパティー値を再度変更してください。

    AIWP6137E E:TotalFlow Production Managerはジョブが処理中の状態({1})のときは、ジョブ{0}を再起動できません。

    対処方法:ジョブを再起動する前に、ジョブが処理中ではないことを確認してください。

    AIWP6154E E:TotalFlow Production Managerプリンターでジョブが処理中のときには、プリンター{0}を削除できません。{1}ジョブ。

    対処方法:処理中のジョブをプリンターから削除し、プリンターの削除を再試行してください。

    AIWP6157E E:TotalFlow Production Managerはジョブ{0}は{1}状態になっているため停止できません。

    対処方法:上書きエラーアクションを使用し、エラー状態からジョブを移動してください。

    AIWP6210E E:{0}: {1}。

    原因:対応が必要なエラーメッセージがプリンターで発生しています。このメッセージはTotalFlow Production Managerによって生成されず、プリンター機器からSNMPを経由して受信しました。

    対処方法:プリンターのエラーを確認してください。

    AIWP6219E E:用紙{0}を削除できません。用紙はプリンター{1}によって使用されています。

    対処方法:用紙をプリンターから取り除き、削除を再試行してください。

    AIWP6220E E:用紙{0}を削除できません。用紙はプリンター{1}によって使用されています。

    対処方法:用紙をプリンターから取り除き、削除を再試行してください。

    AIWP6224E E:プリンター{0}には、{1}から選択された排紙トレイが必要です。

    対処方法:選択した排紙トレイがプリンターで使用可能であることを確認してください。

    AIWP6225E E:プリンター{0}は対応する用紙に{1}が必要です。

    対処方法:用紙{1}をプリンター{0}で対応する用紙として追加してください。

    AIWP6226E E:TotalFlow Production Manager SNMPを経由してプリンターに接続できません。

    対処方法:プリンターのIPアドレスとネットワーク接続を確認してから、再試行してください。

    AIWP6234E E:数時間試行しましたが、SNMP接続は確立できません。

    原因:プリンターまたはネットワークが停止している可能性があります。

    対処方法:IPアドレスまたはネットワーク接続を確認してください。再接続するには、プリンタープロパティーノートブックからSNMPを無効にして有効にします。

    AIWP6250E E:許可されたプリンターの最大数{0}を超えています。

    対処方法:複数のプリンターを削除してから、再試行してください。

    AIWP6258E E:用紙交換はプリンターと同じ名前を持つことはできません{0}。

    対処方法:用紙交換に別の名前を入力してから、用紙交換の作成を再試行してください。

    AIWP6260E E:パスワードが一致しません。

    対処方法:新しいパスワードと確認用パスワードを再入力し、これらが同じであることを確認してください。

    AIWP6284E E:プリンターコネクターは、要求されたIPアドレスに接続できません。

    原因:TotalFlow Production Managerはネットワーク経由でプリンターに接続できません。

    対処方法:ネットワーク状況を確認し、プリンターがネットワーク経由でアクセスできることを検証してください。問題が解決しない場合は、ネットワーク管理者に連絡してください。

    AIWP6290E E:用紙を削除できません。{0}用紙は用紙交換{1}によって使用されています。

    対処方法:用紙交換を削除してから、用紙の削除を再試行してください。

    AIWP6293I I:ワークフロー{0}が削除されました。

    対処方法:これは情報メッセージです。ユーザーの応答は不要です。

    AIWP6296E E:ジョブが処理中のため、ジョブ{0}で[再印刷]操作を実行できません。

    対処方法:ジョブが処理を完了するのを待機し、[再印刷]アクションを繰り返します。

    AIWP6297E E:ジョブ{0}が処理中のため、ジョブで削除アクションを実行できません。

    対処方法:ジョブが印刷を完了するのを待機してから、削除操作を繰り返してください。

    AIWP6299W W:ハードディスクの空き容量が必要なレベルの{0} MB未満になりました。予防措置として全てのワークフローが無効化されています。

    対処方法:TotalFlow Production Managerから不要なジョブを削除するか、オペレーティングシステムから不要なファイルを削除してディスク容量を{0} MB以上空けてください。ワークフローを再度有効にできます。

    AIWP6302E E:リカバリーモードであるため、ジョブをプリンター{0}に移動できません。

    対処方法:別のプリンターにジョブを移動するか、プリンターの問題を修正してリカバリーが終了した後に、プリンターにジョブを再移動してください。

    AIWP6303E E:次のプリンターがこのプリンターをバックアッププリンターとして使用しているため、プリンターを削除できません: {0}

    対処方法:他のすべてのプリンターのバックアップからプリンターを未設定にし、再度削除してください。

    AIWP6307E E:同じ名前のプリンターが存在するため、プリンタープール{0}を作成できません。

    対処方法:プリンタープールに別の名前を指定してください。

    AIWP6308E E:同じ名前のプリンタープールが存在するため、プリンタープール{0}を作成できません。

    対処方法:プリンターに別の名前を指定してください。

    AIWP6309E E:プリンターのSNMPパラメーターが無効です: {0}: {1}.

    対処方法:SNMPパラメーターを確認してください。

    AIWP6311E E: 1つまたは複数のワークフローで使用されているため、プリンタープール{0}を削除できません。

    対処方法:ワークフローを他のプリンタープールまたはプリンターに割り当ててください。

    AIWP6312E E:1つまたは複数のジョブで使用されているため、プリンタープール{0}を削除できません。

    対処方法:別のプリンタープールまたはプリンターにジョブを移動してください。

    AIWP6314E E:プリンター{1}がシステムに存在せず、プリンタープールがプリンターに依存しているため、プリンタープール{0}を作成または更新できませんでした。

    対処方法:必要なオブジェクトが全てあることを確認し、再試行してください。

    AIWP6315E E:プリンター{1}がシステムに存在しておらず、ワークフローはそのワークフローに依存しているため、ワークフロー{0}を作成または更新できませんでした。

    対処方法:必要なオブジェクトが全てあることを確認し、再試行してください。

    AIWP6316E E:{0}という名前の用紙はすでに存在します。

    対処方法:用紙に別の名前を指定してください。

    AIWP6321W W:TotalFlow Production Manager プリンターコネクターがSNMPv3で失敗し、SNMPv1に切り替わりました。

    対処方法:プリンターのSNMP設定を確認してください。

    AIWP6323W W:体験版ライセンスの有効期限はあと{0}日です。

    対処方法:ライセンスの期限が切れた場合は、システムは動作を停止します。他のものを購入せずに恒久ライセンスをインストールするには、以下の操作を行います。TotalFlow Production ManagerがインストールされているシステムでWindowsの[スタート]メニューからライセンスアプリケーションを起動し、ライセンスアプリケーションヘルプの指示に従ってください。

    AIWP6324W W:ライセンスの期限が切れています。有効なライセンスがインストールされるまでジョブは処理されません。

    対処方法:恒久ライセンスを購入し、インストールしてください。TotalFlow Production ManagerがインストールされているシステムでWindowsの[スタート]メニューからライセンスアプリケーションを起動し、ライセンスアプリケーションヘルプの指示に従ってください。

    AIWP6325E E:この操作は現在プリンター「{0}」で実行できません。プリンターの画面が起動し、実行中であることを確認してください。

    対処方法:プリンターのJMF画面で、起動して実行中であることを確認してください。また、プリンターのネットワーク接続も確認してください。

    AIWP6326E E:プリンター{1}がシステムに存在せず、通知がプリンターに依存しているため、通知{0}を作成または更新できません。

    対処方法:必要なオブジェクトが全てあることを確認し、再試行してください。

    AIWP6327E E: プリンター{1}がシステムに存在せず、通知がプリンターに依存しているため、通知{0}を作成または更新できません。

    対処方法:必要なオブジェクトが全てあることを確認し、再試行してください。

    AIWP6332E E:子ジョブ{1}がエラー状態のため、ジョブ{0}はエラー状態になっています。

    対処方法:子ジョブのエラーを修正するか、ソフトウェアサポートに連絡してください。

    AIWP6329I I:プリンタープール{0}はジョブ{2}から{1}個の子ジョブを作成しました。

    対処方法:これは情報メッセージです。ユーザーの応答は不要です。

    AIWP6330I I:プリンタープール{0}はジョブ{1}をプリンター{2}に移動しました。

    対処方法:これは情報メッセージです。ユーザーの応答は不要です。

    AIWP6331I I:プリンタープール{0}はジョブ{1}を子ジョブとして作成しました{2 }。部数は{3}に設定されました。

    対処方法:これは情報メッセージです。ユーザーの応答は不要です。

    AIWP6328E E:次のエラーが発生したため、インポートされたリソースの内容が無効です: {0}

    対処方法:インポートファイルの内容が有効であることを確認してください。リソースを再度エクスポートしてから、もう一度インポートを試行してください。

    AIWP6335W W:選択されたページ範囲は、ジョブ{0}のページ範囲にありません。

    対処方法:正しいページ範囲を選択し、アクションを再試行してください。

    1.2.11.4 AIWRnnnnメッセージ

    AIWR6006E指定された終了時刻は開始時刻の後に発生する必要があります。

    対処方法:終了時刻を開始時刻の後にくるよう変更し、再度クエリを生成してください。

    AIWR6007E:指定された終了時刻は開始時刻と同じにできません。

    対処方法:終了時刻を開始時刻の後にくるよう変更し、再度クエリを生成してください。

    AIWR6008E:名前が{0}のレポートはすでに存在します。

    対処方法:レポートを別の名前で保存してください。

    1.2.11.5 AIWSnnnnメッセージ

    AIWS6086E E:ジョブ{1}に未対応のPDF種類{0}。

    対処方法:ジョブを削除してください。

    1.2.11.6 AIWXnnnnメッセージ

    AIWX0010I I:ジョブ{0}はアクティビティー{1}のプリフライトチェックを通過しました。

    対処方法:これは情報メッセージです。ユーザーの応答は不要です。

    AIWX0010E E:ジョブ{0}にはPDFに変換できない非対応のデータ種類があります。ジョブを変換するには、PCLまたはPostScriptが必要です。

    対処方法:データ種類がPCLまたはPostScriptのジョブのみを送信してください。

    AIWX0013E E:ジョブ{0}をPDFに変換できませんでした。

    対処方法:PostScriptファイルを生成したPostScriptドライバーが許可する場合は、ファイルにはバイナリデータではなく、ASCIIデータが含まれていることを確認してください。

    AIWX6003E E: ワークフローが見つかりません: {0}

    対処方法:ワークフローはすでに削除されています。Webブラウザーウィンドウを更新してください。

    AIWX6004E E: ワークフロー{0}はすでに存在します

    対処方法:名前が{0}のワークフローはすでに存在します。このプリンターに別の名前を指定してください。

    AIWX6011E E: 最初にワークフロー{0}を無効にしてください

    対処方法:ワークフロー{0}を無効にしてから再試行してください。

    AIWX6020E E: ジョブが存在しているため、ワークフローを削除できません。

    対処方法: 削除する前にこのワークフローから全てのジョブを削除してください。

    AIWX6026E E: ジョブが存在しているため、ワークフロー{0}をインポートできません。

    対処方法:再度インポートする前にこのワークフロー{0}から全てのジョブを削除するか、インポート済みファイルでこのワークフローを選択しないでください。

    1.2.11.7 AIWXMRnnnnメッセージ

    AIWXMR0003E E:ジョブが次の概要で、TotalFlow Prepからエラー状態にされました: {0}。

    対処方法:ジョブを再処理してください。

    AIWXMR0004I I:ジョブはTotalFlow Prep待機状態に移動しました。

    対処方法:このジョブのTotalFlow Prepを起動してください。

    AIWXMR0006E E:ジョブはTotalFlow Prepからエラー状態になりました。

    対処方法:ジョブを再処理してください。

    1.2.11.8 AIWXNOTnnnnメッセージ

    AIWXNOT0001E E:同じ属性にルールが2つ以上あるため、通知を作成できません。

    対処方法:各属性に1つのルールを選択してから、通知の作成を再試行してください。

    1.2.11.9 AIWWnnnnメッセージ

    AIWW6031I I:同じプロパティーでインポートした用紙"{0}"がすでに存在します。

    対処方法:インポートしたオブジェクトから用紙{0}を未選択にしてください。

    1.2.12 参照

    TotalFlow Production Managerを設定や管理するときは、参照情報を使用してください。

    1.2.12.1 用紙プロパティー値

    TotalFlow Production Managerでプリンターの用紙リストの用紙を作成すると、プロパティーに以下の表の値を設定します。

    対応する用紙種類、トレイに用紙をセットする方法、用紙種類については、プリンター機器の使用説明書を参照してください。

    薄紙/普通紙/厚紙に印刷する

    この表ではプリンター機器が種類別に分類されています。プリンター機器種類に用紙種類の値がない場合は、プリンター機器はその用紙種類に対応していません。

    表にリストされた用紙種類を印刷する場合は、TotalFlow Production Manager 用紙のプロパティーダイアログの 坪量(g/m2)プロパティーを、使用するプリンター機器に応じて設定してください。以下のプロパティーにはデフォルト値を使用してください。

    • 用紙種類
    • カラー
    • 古紙含有率(%)
    • 印刷済み紙
    • パンチ済み紙
    • 表面質感/テクスチャー
    • コーティング(おもて面)
    • 不透明度
    デフォルト値を変更すると、 坪量(g/m2)プロパティーの値が上書きされます。

    プリンターの用紙種類 A B C D E F G H I
    薄紙   40–51 52–65 52–65 60–75 60–63 52.3–63   60–63
    普通紙 52–90 52–105 66–80 66–80 76–100 64–80 64–80 52.3–104 64–80
    普通紙2     81–99 81–100   81–105 81–105   81–105
    中厚口   106–163 100–127 101–127 101–126 106–163 106–163   106–163
    厚紙1 91–216 164–216 128–163 128–169 127–156 164–220 164–220 52.3–104 164–220
    厚紙2   217–256 164–249 170–249 157–220 221–256 221–256   221–256
    厚紙3   257–300 250–300 250–300 221–300 257–300 257–300   257–350
    ほかの用紙種類に印刷する

    前の表以外の用紙種類には、TotalFlow Production Manager 用紙のプロパティーダイアログのプロパティーを以下の表に従って設定してください。値が表に記載されていない場合は、デフォルト値を使用してください。デフォルト値を変更すると、ほかのプロパティー値(特に 坪量(g/m2))が上書きされる場合があります。

    表1
    プリンターの用紙種類 TotalFlow Production Manager 用紙種類 坪量(g/m2) カラー 古紙含有率(%) 印刷済み紙
    色紙1 普通紙   ブルーグレーグリーンアイボリーオレンジピンクパープルレッドイエロー以外の色    
    ブルー 普通紙   ブルー    
    グレー 普通紙   グレー    
    グリーン 普通紙   グリーン    
    アイボリー 普通紙   アイボリー    
    オレンジ 普通紙   オレンジ    
    ピンク 普通紙   ピンク    
    パープル 普通紙   パープル    
    レッド 普通紙   レッド    
    イエロー 普通紙   イエロー    
    再生紙 普通紙     1–100  
    印刷済み紙 普通紙       はい
    パンチ済み紙 普通紙        
    特殊紙 普通紙        
    特殊紙1 普通紙        
    特殊紙2 普通紙        
    特殊紙3 普通紙        
    特殊紙4 普通紙        
    特殊紙5 普通紙        
    特殊紙6 普通紙        
    コート紙 普通紙        
    コート紙1 普通紙        
    コート紙2 普通紙        
    コート紙3 普通紙        
    トレーシングペーパー 普通紙        
    OHPフィルム 透明シート        
    封筒 封筒        
    ラベル紙 ラベル紙        
    レターヘッド レターヘッド        
    インデックス紙 インデックス紙インデックス紙(フルカットタブ) または インデックス紙(プリカットタブ)        
    表2
    プリンターの用紙種類 パンチ済み紙 表面質感/テクスチャー コーティング(おもて面) 不透明度
    色紙1     なし  
    ブルー     なし  
    グレー     なし  
    グリーン     なし  
    アイボリー     なし  
    オレンジ     なし  
    ピンク     なし  
    パープル     なし  
    レッド     なし  
    イエロー     なし  
    再生紙     なし  
    印刷済み紙     なし  
    パンチ済み紙 はい   なし  
    特殊紙   ライトコックル なし  
    特殊紙1   ライトコックル なし  
    特殊紙2   マシン仕上げ なし  
    特殊紙3   モトル なし  
    特殊紙4   トラディショナルレイド なし  
    特殊紙5   カレンダー仕上げ なし  
    特殊紙6   イングリッシュ なし  
    コート紙     コート  
    コート紙1     コート  
    コート紙2     グロス  
    コート紙3     マット  
    トレーシングペーパー     なし 半透明
    OHPフィルム     なし 透明
    封筒     なし  
    ラベル紙     なし  
    レターヘッド     なし  
    インデックス紙     なし  

    1.2.12.2 JobDirect注文用JDF用紙プロパティー

    JobDirectメディア種類テキストリストで定義される各メディア種類の値に対して、設定可能なJDF用紙属性は数多くあります。
    JobDirect 用紙属性と値 TotalFlow Production Manager用紙プロパティー 補足
    印刷済み紙 いいえ 印刷済み紙  
    はい
    坪量   坪量  
    メディア種類   用紙 透明シートは、現在対応していません。
    カラー ブラック カラー  
    ブルー
    ブラウン
    バフ
    シアン
    ダークブラック
    ダークブルー
    ダークブラウン
    ダークバフ
    ダークシアン
    ダークゴールド
    ダークゴールデンロッド
    ダークグレー
    ダークグリーン
    ダークアイボリー
    ダークマゼンタ
    ダークマルチカラー
    ダークマスタード
    ダークオレンジ
    ダークピンク
    ダークレッド
    ダークシルバー
    ダークターコイズ
    ダークバイオレット
    ダークホワイト
    ダークイエロー
    ゴールド
    ゴールデンロッド
    グレー
    グリーン
    アイボリー
    ライトブルー
    ライトブラウン
    ライトバフ
    ライトシアン
    ライトゴールド
    ライトゴールデンロッド
    ライトグレー
    ライトグリーン
    ライトアイボリー
    ライトマゼンタ
    ライトマルチカラー
    ライトマスタード
    ライトオレンジ
    ライトピンク
    ライトレッド
    ライトシルバー
    ライトターコイズ
    ライトバイオレット
    ライトホワイト
    ライトイエロー
    マゼンタ
    マルチカラー
    マスタード
    なし
    オレンジ
    ピンク
    レッド
    シルバー
    ターコイズ
    バイオレット
    ホワイト
    イエロー
    穴の種類   なし S-汎用は、現在対応していません。
    不透明度 不透明 なし  
    透明
    半透明
    表面質感/テクスチャー アンティーク 表面質感/テクスチャー
    • 特殊な表面質感/テクスチャーのないジョブに使用するデフォルト値はスムーズです。
    • スムーズTotalFlow Production Manager操作画面で なしにマッピングされます。
    カレンダー仕上げ
    コックル
    ダル
    エッグシェル
    エンボス
    エンボスリンネル
    イングリッシュ
    フェルト
    レイド
    ライトコックル
    リネン
    光沢
    マシン仕上げ
    モトル
    パーチメント
    セミべラム
    シルク
    スムーズ
    スティップル
    スエード
    スーパーカレンダー仕上げ
    スーパースムーズ
    トラディショナルレイド
    ウルトラスムーズ
    カレンダー仕上げなし
    べラム
    ベルベット
    ウーブ
    おもて面コーティング   なし  
    メディア種類の詳細 厚紙 種類
    • 特殊な表面質感/テクスチャーのないジョブに使用するデフォルト値はステーショナリーです。
    • ステーショナリー普通紙操作画面でTotalFlow Production Managerにマッピングされます。
    長尺連続紙
    短尺連続紙
    封筒
    窓なし封筒
    窓付き封筒
    フルカットタブ
    ラベル紙
    レターヘッド
    MultiPartForm
    印画紙
    プリカットタブ
    ステーショナリー
    インデックス紙
    トラクター用紙
    infoprint:Artificial
    infoprint:PlasticFolder
    infoprint:NoCarbonRequired
    infoprint:CustomMediaType_Type

    1.2.12.3 正規表現

    TotalFlow Production Managerでファイル識別パターンを指定するには、正規表現を使用します。

    正規表現は、以下のとおりです。

    リテラル文字 検索時に特別な意味を持たない文字です。リテラル文字は大文字と小文字が区別されます。たとえば、Aaは一致しません。
    を参照してください。 ドットはすべての文字を意味します。たとえば、.atcatratbatと一致します。
    ( ) 括弧は文字グループを識別します。たとえば、(ABC)ABCと一致します。
    - ハイフンは文字の範囲を定義します。たとえば、0-9は一桁の数字と一致します。
    * アスタリスクは前の文字が0以上あることを意味します。たとえば、N* は、なし(Nがない)、NNNNNNなどに一致します。.*は、1文字または複数文字の文字列に一致します。
    + プラス記号は直前の文字があることを意味します。たとえば、N+は、NNNNNNなどに一致します。.+は、1文字または複数文字の文字列に一致します。
    { } 中括弧内の数字は前の文字が繰り返される回数を意味します。たとえば、x{3}xxxと一致します。
    ? 疑問符は前の文字がオプションであることを意味します。たとえば、jpe?gjpegまたはjpgと一致します。
    [] 大括弧は文字セットを囲みます。文字セットの文字のうち1つと一致します。たとえば、[ABC]ABCと一致します。
    [^ ] 大括弧内の先頭にあるキャレットは文字セットを排除します。たとえば、[^ABC]ABC以外の文字と一致します。
    | バーティカルバーは選択できる値を区切ります。たとえば、A|aAまたはaと一致します。
    ^ 正規表現の先頭のキャレットは文字列の先頭を意味します。たとえば、^A.*\.psABC.psと一致します。
    $ 正規表現の最後ドル記号は文字列の末尾を意味します。たとえば、.*ps$psの拡張子があるファイル名と一致します。
    円記号は次の文字がリテラル文字になることを意味します。たとえば、¥(ABC¥)(ABC)と一致します。

    これらの例のいずれも、次の拡張子を持つファイルに一致します。PDFPDfPdFPdfpDFpDfpdF、または pdf

    .*PDF$)|(.*PDf$)|(.*PdF$)|(.*Pdf$)|(.*pDF$)|(.*pDf$)|(.*pdF$)
    (.*pdf$)
    .*(PDF|PDf|PdF|Pdf|pDF|pDf|pdF|pdf)$
    .*[(PDF)(PDf)(PdF)(Pdf)(pDF)(pDf)(pdF)(pdf)]$
    .*(P|p)(D|d)(F|f)$
    .*(P|p)(D|d)(F|f)
    .*[Pp][Dd][Ff]$
    .*[Pp][Dd][Ff]

    1.2.12.4 記号表記でファイル名を指定する

    スプールディレクトリーのファイルを指定時にファイル名が不明の場合があります。ファイル名を取得するには、getFileNamegetAbsoluteFileNamegetOperInstを使用します。

    たとえば、パススループリンターを作成するときは、プリンター機器にジョブを送信するコマンドを指定します。このコマンドでは各ジョブに異なる印刷ファイル名を指定してください。印刷ファイル名を取得するには、getFileNameまたはgetAbsoluteFileNameコマンドを使用します。オプションで、ジョブを印刷する前に特殊指示をジョブ区切り紙に印刷するコマンドを指定できます。特殊指示があるファイル名を取得するには、getOperInstコマンドを使用します。

    getFileName/getAbsoluteFileNameコマンド

    特定の印刷ファイル名を取得するには、getFileNamegetAbsoluteFileNameコマンドを使用します。2つの方式の違いは、指定されたデータ型のファイルが存在しない場合にgetAbsoluteFileNameはエラーになり、getFileNameは検索を続行することです。unknownデータ型の印刷ファイルが存在する場合は、ファイル名を取得します。

    以下のコマンドを使用します。

    • データ型がわかっている場合に印刷ファイルを検索するには、以下の操作を行います。
      ${getFileName(print,Datatype,read)}
      ${getAbsoluteFileName(print,Datatype,read)}
    • データ型が複数のデータ型のいずれかである場合に印刷ファイルを検索するには、以下の操作を行います。
      ${getFileName(print,(Datatype1,Datatype2...),read)}
      ${getAbsoluteFileName(print,(Datatype1,Datatype2...),read)}

    コマンドの内容は、以下のとおりです。

    print

    印刷可能ファイルの検索中を特定するキーワードです。
    Datatypeまたは(Datatype1, Datatype2...)
    検索ファイルのデータ型を特定するキーワードです。データ型の値は、以下のとおりです。
    pcl  
    pdf  
    ps  
    tiff  
    png  
    jpeg  
    unknown RPCSなどのキーワードを持たないデータ型にはunknownを使用します。
    read
    印刷コマンドが印刷スプールからジョブファイルを読み取ることを特定するキーワードです。
    getOperInstコマンド

    印刷可能な特殊指示があるファイル名を取得するには、getOperInst方式を使用します。

    特殊指示ファイルを検索するには、次のコマンドを使用します。

    ${getOperInst(pdf)}

    以下の例では、パススループリンターのコマンドまたは 特殊な指示のコマンドプロパティーの値として指定できるコマンドを説明します。これらのコマンドは、TotalFlow Production Managerからパススループリンターにファイルを送信します。TotalFlow Production Managerワークフローにファイルを送信するときはこれらのコマンドを使用しないでください。

    Windowsのlprコマンドは印刷スプールからPCL、PostScript、PDFファイルを読み取り、officeprinter.acme.comというパススループリンターにPASS:

    lpr -S officeprinter.acme.com -P PASS -o l 
    ${getAbsoluteFileName(print,(pcl,ps,pdf),read)}
    という印刷キューとともにファイルを送信します。o lフラグはファイルがバイナリーであることを示します。

    次のコマンドは特殊指示があるPDFファイルを読み取り、officeprinterに送信します。

    lpr -S officeprinter.acme.com -P PASS -o l 
    ${getOperInst(pdf)}

    1.2.12.5 コマンドでジョブ属性シンボルを使用する

    ジョブ属性は、パススループリンターまたは外部アプリケーションを実行アクティビティーのコマンドでシンボルとして使用できます。コマンドを実行すると、シンボルは、パススループリンターで印刷されているか、 外部アプリケーションを実行アクティビティーによって処理されているジョブの指定されたプロパティーの値に置き換えられます。

    たとえば、このコマンドはジョブの印刷ファイルをc:\testフォルダーへコピーします。

    copy ${getAbsoluteFileName(print,(pcl,ps,pdf),read)} c:\test\${Job.Name}
    宛先ファイルの名前は、ジョブの 名前プロパティーの値になります。
    コマンド内のジョブ属性シンボル
    コマンド内のジョブ属性のシンボル 表示されたプロパティーの名前
    ${Job.Name} 名前
    ${Job.ID} ID
    ${Job.SumaryPhase} 現在のフェーズ
    ${Job.PhaseProgress} 進行状況
    ${Job.State} 状態
    ${Job.UserName} ユーザー名
    ${Job.PredictedPrinter} 予測プリンター
    ${Job.JobSize} 合計シート数
    ${Job.SubmitTime} データ送信日時
    ${Job.DueDate} 納期
    ${Job.DueDateCategory} 納期日カテゴリー
    ${Job.Copies} 部数
    ${Job.ColorPages} カラーページ
    ${Job.BwPages} 白黒ページ
    ${Job.UserCode} ユーザーコード
    ${Job.Duplex} 片面/両面
    ${Job.Media} 用紙設定
    ${Job.OutputBin} 排紙トレイ
    ${Job.Punch} パンチ
    ${Job.RequestedPrinter} 要求済みプリンター
    ${Job.Staple} ステープル
    ${Job.RetainUntil} 指定日時まで保存
    ${Job.CustomerName} お客様
    ${Job.OrderNumber} 注文番号
    ${Job.Connection} 接続
    ${Job.Description} 概要
    ${Job.InputDatastream} 入力データ形式
    ${Job.PDF.Format} PDF形式
    ${Job.InputFile.Size} 入力ファイルサイズ(バイト)
    ${Job.WaitReason} 待機理由
    ${Job.TotalPages} ページ
    ${Job.TotalSheets} シート
    ${Job.PagesStacked} 印刷済みページ
    ${Job.SheetsStacked} 印刷済みシート
    ${Job.CopiesStacked} 印刷済み部数
    ${Job.Print.CumulativePagesStacked} 累積印刷済みページ
    ${Job.Print.CumulativeSheetsStacked} 印刷済み累積シート
    ${Job.CurrentPrinter} 現在のプリンター
    ${Job.Print.AssignPrintTime} ジョブ送信日時
    ${Job.PageRange} ページ範囲
    ${Job.ReleaseToPrint} 指定日時まで保留
    ${Job.PrintControl} 印刷方法
    ${Job.FoldOptions} 折り
    ${Job.RetainStartTime} 保存開始時間
    ${Job.JobType} ワークフロー
    ${Job.StepAlias} 現在のアクティビティー
    ${Job.ColorMode} カラー/白黒
    ${Job.Priority} 優先度
    ${Job.ReprintCount} 再印刷の数

    1.2.12.6 コマンドで使用するプリンター属性シンボル

    プリンター属性は、パススループリンターまたは外部アプリケーションを実行アクティビティーのコマンドでシンボルとして使用できます。
    コマンド内のプリンター属性シンボル
    プリンター属性のシンボル ユーザーインターフェイスに表示されるプロパティー名
    ${Printer.ColorMode} カラーモード
    ${Printer.CommunicationProtocol} プリンター言語
    ${Printer.CommunityName} コミュニティー名
    ${Printer.CustomerName} お客様名
    ${Printer.Description} 概要
    ${Printer.Enabled} 有効
    ${Printer.EnableOnRestart} 再起動後プリンターの状態を維持
    ${Printer.FoldingCapable} 折り
    ${Printer.ID} 名前
    ${Printer.JobSize} 対応するジョブの合計シート数
    ${Printer.Language} メッセージ言語
    ${Printer.LoadedPapers} セット済み用紙
    ${Printer.MaxConcurrentJobs} 同時実行ジョブ最大数
    ${Printer.Model.Specific} モデル
    ${Printer.OperatorInstInputTrayName} 区切り紙用給紙トレイ
    ${Printer.PagesPerMin} プリンター速度(ページ/分)
    ${Printer.PunchCapable} パンチ
    ${Printer.Recovery.Delay} リカバリー遅延
    ${Printer.Recovery.Printer} バックアッププリンター
    ${Printer.SerialNumber} 機番
    ${Printer.SNMPActiveVersion} 有効なバージョン
    ${Printer.SNMPAuthPasswd} 中セキュリティーパスワード
    ${Printer.SNMPAuthType} 認証種類
    ${Printer.SNMPContextName} コンテキスト名
    ${Printer.SNMPPrivacyPasswd} パスワードの最大文字数
    ${Printer.SNMPPrivacyType} プライバシー種類
    ${Printer.SNMPSecurityLevel} セキュリティーレベル
    ${Printer.SNMPStatus} SNMP状況
    ${Printer.SNMPUsername} ユーザー名
    ${Printer.SNMPVersion} 要求済みバージョン
    ${Printer.SNMPVersionFallback} バージョンフォールバック
    ${Printer.StapleCapable} ステープル
    ${Printer.Status} 状況
    ${Printer.TCPIP.Address} TCP/IPアドレスまたはホスト名
    ${Printer.Type} 種類
    ${Printer.UseSNMP} SNMPを使用
    ${Printer.Version} バージョン