ユーザー出口プログラムをコンパイル/インストールする
注意: このディレクトリーで make コマンドを使用するには、root 権限を持っていることが必要です。
- 追加しているユーザー出口プログラムの/usr/lpp/psf/binディレクトリーに、既存の実行可能ユーザー出口プログラムがある場合は、まず以下の操作を行います。 または、手順2に進みます。
- 新しいユーザー出口プログラムを使用するジョブの受け入れを必要とするキューに関連した、すべての論理宛先を使用不可にします。
- 実行可能ユーザー出口プログラムを /usr/lpp/psf/bin ディレクトリーから削除します。
- ユーザープログラムが保管されているディレクトリーを現行ディレクトリーにするには、次を入力します。
cd /usr/lpp/psf/exits
- コマンドラインから次を入力します。
make
makeコマンドは、InfoPrint Managerとともに提供されているMakefileファイルを読み、ユーザー出口プログラムをコンパイルし、生成します。 - コマンドラインから次を入力します。
make install
make installコマンドは、実行可能ユーザー出口プログラムを/usr/lpp/psf/exitsディレクトリーから/usr/lpp/psf/binディレクトリーにコピーし、InfoPrint Managerでそのプログラムのコードが実行されるようにします。 - 使用不可にしたすべての論理宛先を使用可能にします。
- 注意:
- 実行可能ユーザー出口プログラムを/usr/lpp/psf/binディレクトリーにコピーしない場合は、別のディレクトリーにコピーできます。ただし、実行する場合は、/etc/environmentファイルのPATH文にパスを追加し、InfoPrint Managerがそのモジュールを検出できるようにしてください。
- ユーザー出口プログラムは、InfoPrint Managerがキューについて提供する関数名ごとに1つだけ指定できます。
- ユーザー出口の関数名が次のいずれかであることを確認します。 モジュールの入り口地点であるため、この名前は大文字になります。
- ACCOUNTING
- AUDIT
- JOBCOMPLETION
- HEADER
- SEPARATOR
- TRAILER
- INDATA
- OUTDATA
- ユーザー出口プログラムに上記と同じ名前を使用しない場合は、Makefileファイルを編集し、InfoPrint Manager提供のユーザー出口プログラムの名前を新しい名前に変更します。たとえば、新しいヘッダーユーザー出口プログラムを header という名前にする場合、Makefile ファイルを編集し、既存のヘッダーユーザー出口プログラムの名前を ainuxhdr から header に変更する必要があります。また、ainuxhdr.cからheader.cにソースコードファイル名を変更してください。新しい出口対象を Makefile ファイルに追加することもできます。
- リンク編集の手順で、この関数にエクスポート済み記号のマークを付けてください。詳しくは、InfoPrint Manager提供の/usr/lpp/psf/exits/Makefileを参照してください。