InfoPrint Selectを使用する

InfoPrint Select(Linux、Mac OS X、Windowsで利用可能)を使用して、アプリケーションからジョブを送信できるようにするには、ワークステーションにInfoPrint Selectをインストールし、設定する必要があります。この設定時に、InfoPrint Managerで制御される宛先をクライアントシステムに認識させる必要があります。

Windows クライアントでは、Windowsプリンターの追加ウィザードを使用してローカルプリンターを追加し、適切なドライバーを読み込んで、各InfoPrint Managerの宛先に一意のポートを割り当てます。

LinuxおよびMac OS Xクライアントで、CUPSのプリンター追加ウィザードを使用してInfoPrint Selectプリンターを追加し、適切なPPDを読み込んで、各InfoPrint Manager宛先に一意の機器URIを割り当てます。機器URIの形式は、selpms://server_hostname[:port]/destinationとなります。

注意: ポートを指定しない場合は、デフォルトのポート番号は6874になります。

InfoPrint Selectクライアントは、RICOH InfoPrint Manager Common ClientsのDVD-ROM、LCD4-5642で提供されています。LDAP Selectは、InfoPrint Managerのソケット認証に対応しています。インストールと構成については、RICOH InfoPrint Manager for Windows:基本操作を参照してください。

InfoPrint Selectを設定すると、ユーザーはInfoPrint Managerが生成する関連イベント通知を受信します。通常、この通知は、ジョブが正常に完了したことをユーザーに通知するだけです。ただし、ジョブの処理中にエラーが発生した場合は、問題の診断に役立つ情報がイベント通知に含まれています。InfoPrint Selectでは、ユーザーは、pdprコマンドを含むInfoPrint Managerコマンドラインインターフェースにもアクセスできるようになります。これにより、クライアントアプリケーションは、ジョブを制御するすべてのAFP印刷属性にアクセスできます。最後に、InfoPrint Select ユーザーは、InfoPrint Manager for AIX、InfoPrint Manager for Linux、またはInfoPrint Manager for Windowsのいずれかが制御する宛先にジョブを送信することができます。

拡張版の InfoPrint Select クライアントでは、次のことを行うことができます。

  • ジョブをサーバーに実行依頼するときに InfoPrint ジョブ属性を指定する
  • キュー内のジョブの取り消し、保留、およびリリースをサポートする
これらの特定の機能強化については、ヘルプシステム参照してください。