サーバーを準備する

Linuxサーバーに初めてInfoPrint Manager for Linuxをインストールする場合は、以下の手順に従います。

  1. Linuxシステムにrootとしてログインします。
  2. スワップ領域のサイズが適切かどうかを確認します。少なくとも2 GBのスワップ領域を割り振ることを推奨します。システムメモリーの約2倍のスワップ領域を使用します。Linuxの使用説明書でスワップ領域のサイズを最適化する方法を参照してください。スワップ領域が少ない場合でもInfoPrint Managerは機能しますが、性能に影響します。
  3. 最新のサービスDVDをDVD-ROMドライブに挿入します。
    重要: InfoPrint Managerソフトウェアは、最新バージョンのInfoPrintインストーラーを使用してインストールしてください。更新されたInfoPrintインストーラーを使用すると、最新のInfoPrint Manager機能をインストールして構成できます。更新されたInfoPrintインストーラーは、最新のサービスDVD-ROMに含まれています。
  4. InfoPrint Manager for LinuxをインストールするシステムでCUPS (Common Unix Printing システム)がインストールされ実行していることを確認します。

      注意:
    • InfoPrint Manager CUPS DSSは、Linux CUPS印刷システムを使用します。/varファイルシステムに充分なスペースがあり、一時ジョブ情報が保存される/var/spool/cups領域にワークロード用の充分な容量があることを確認してください。

    • CUPS印刷システムの構成については、http://www.cups.orgのCUPSドキュメントと、RICOH InfoPrint Manager for AIX and Linux:構成および調整ガイドにあるCUPS DSSとPSFその他の調整のセクションを参照してください。

  5. InfoPrint Manager for Linuxは、LVM(論理ボリュームマネージメント)ディスク区分化のみをサポートします。この区分化には標準区分化方式と比較して複数のメリットがあります。詳しくは、以下のLinux論理ボリュームマネージャーセクションを参照してください。

  6. インストール開始前に、すべての前提パッケージがインストールされていることを確認します。必要なrpmパッケージの完全な一覧は、RICOH InfoPrint Manager for Linux:プランニングガイド (G550-20262)のVerifying Prerequistesを参照してください。

  7. ターゲットオペレーティングシステムがSUSE Enterprise Serverであり、rootユーザーを使用してInfoPrint Managerを実行する場合は、InfoPrint Managerのインストール前にLocale Settings for User rootYesに設定してください。

  8. ターミナルウインドウを開きます。

    GNOMEを使用している場合は、タスクバー(画面の下部に表示されます)にあるターミナルアイコンをクリックし、ターミナルウィンドウを開くことができます。デフォルトでは、ターミナルアイコンはタスクバーに表示されるテキストエディターアイコンの上のポップアップメニューにあります。

    DVDのマウントポイント名を判別するには、以下のコマンドを入力します。

    ls /media/*

  9. 必要に応じてDVDをマウントします。以下を入力します。
    mount /dev/cdrom /media/<mount_point>

    さまざまなインストールオプションを示すヘルプを表示する場合は、以下のコマンドを入力します。

    /media/<mount_point>/setup -h 

  10. ご使用のウイルス対策ソフトウェアを無効にします。ウイルス対策ソフトウェアを実行しているシステムにInfoPrint Managerをインストールすることは推奨しません。

    IT部門からウイルス対策ソフトウェアを無効にする許可が出ない場合は、ウイルス対策ソフトウェア内に次のパスに対する例外をセットアップします。

    • /usr/lpp/pd
    • /var/pd
    • /var/psf

      注意:
    • SUSE Linux Enterprise ServerにInfoPrint Managerをインストールする予定の場合は、CIS SUSE Linux Enterprise Benchmarkアプリケーションを無効にします。

Linux論理ボリュームマネージャー

Linuxは、論理ボリュームマネージャー (Logical Volume Manager - LVM)を使用し、Linuxシステム内で作成されたすべてのファイルシステムとディレクトリーを論理レベルで管理します。LVMは、従来のUNIX区分化方式とは大きく異なるディスク管理メカニズムです。データはLVMによって論理ストレージと物理ストレージの間でマッピングされるので、不連続にしたり、複数ディスクに分散させたり、フレキシブルかつ動的に拡張させることが可能になります。特長の1つとしては、ディスクを再ビルドすることなく、ファイルシステムに追加の領域を割り振る機能があります。LVMでは、使用可能ストレージ領域の簡易化された論理ビューを提供することで、物理的なディスクリソースを制御します。

最も一般的な論理的ストレージ構造は、ボリュームグループ(VG)と呼ばれています。Linuxでは、ストレージの割り振りはボリュームグループレベルで行われます。データをボリュームグループ間に分散させることはできません。Linuxオペレーティングシステムが最初にインストールされるときに、 vg_<hostname>というボリュームグループが作成されます。vg_<hostname>には、Linuxの基本オペレーティングシステムファイルが含まれています。

論理ボリュームマネージャー編成

論理ボリュームマネージャー編成
各ディスクドライブは、物理ボリューム(PV)ごとに論理的に表されます。各物理ボリュームは、物理パーティション(PP)と呼ばれる複数のパーティションで構成されます。物理パーティションは、論理パーティションを含む論理ボリュームと呼ばれるものにグループ化されます。論理ボリュームは、次にボリュームグループに属します。論理ボリュームにはファイルシステムが含まれます。

ボリュームグループ論理構造の詳細

ボリュームグループ論理構造の詳細
上の図に示されているように、ボリュームグループには、複数の物理ボリュームにわたるデータが含まれていることがあります。

論理ボリュームは、リニア、ストライプ、またはミラーボリュームを使用してデータを格納できます。このファイルシステムでは、その構造的一貫性を維持するために、データベースジャーナリング技法を使用しています。この技法を使用することで、システム異常停止時のファイルシステムの損傷を防いでいます。Linuxにはこの他に、xfs、NFS(Network File System)、AFS(Andrew File System)などのファイルシステムがあります。また、ファイルシステムという用語は、ファイルとディレクトリーの階層構造 (ファイルツリー) を表すのにも使用されます。

新しいボリュームグループを作成できます。詳しくは、Linux Commands Referenceを参照してください。また、allocatefs コマンドを使用して、InfoPrint ディレクトリー構造をボリュームグループ内に手動で作成することもできます。allocatefsコマンドについては、RICOH InfoPrint Manager:Referenceを参照してください。