独自のPostgreSQLデータベースを構成する
RICOH ProcessDirectorバージョンのPostgreSQLを使用できない場合は、PostgreSQLを独自にインストールし、RICOH ProcessDirectorで動作するように設定することができます。
RICOH ProcessDirectorにはPostgreSQLバージョン15以上が必要です。RICOH ProcessDirectorをインストールする前に、PostgreSQLデータベースをインストールする必要があります。ダウンロードとインストール方法については、以下のリンクを参照してください。
- 注意:
- PostgreSQLがネットワーク上の別のコンピューターにインストールされている場合は、PostgreSQLコマンドラインツールを1 次コンピューターにインストールします。PostgreSQLインストーラーを1 次コンピュータにコピーまたはダウンロードし、実行します。インストール時にインストールするコンポーネントを選択できるようになったら、コマンドラインツール以外のオプションをすべてクリアします。
\scripts
ディレクトリーに含まれています。
スクリプトの実行にはPerlが必要です。スクリプトを実行する前に、PostgreSQLがインストールされているシステムにPerlインタープリターがインストールされていることを確認してください。
- PostgreSQLがインストールされているシステムに管理者としてログインします。
- PostgreSQLがインストールされているシステムにDVDまたはISOイメージをマウントします。
- システム環境変数にPostgreSQLのbinディレクトリーパスを追加します。 PostgreSQLの
bin
ディレクトリー(通常はC:\Program Files\PostgreSQL\postgresql_version\bin
)を探します。ここでpostgresql_versionはインストールされたPostgreSQLのバージョンです。そしてそのパスをシステム変数に追加します。 - 管理者としてコマンドプロンプトを始動します。管理者としてシステムにログオンしている場合であっても、右クリックメニューから管理者として実行を選択して、コマンドプロンプトを始動する必要があります。
- DVDまたはISOイメージの
scripts
ディレクトリーに移動し、次のコマンドを入力してスクリプトを実行します。perl setupExternalPostgresql.pl - 必要に応じて、プロンプトに応答します。
- スクリプトがユーザー名を尋ねてきたら、データベースの所有者として割り当てるPostgreSQLのユーザー名を入力します。デフォルトのPostgreSQLユーザー、別のPostgreSQLユーザー、または新たに作成するPostgreSQLユーザーを指定することができます。デフォルトのユーザーはpostgresです。
- スクリプトでパスワードを要求されたら、ユーザーのパスワードを入力します。パスワードは、次の場合にのみ必要です。
- 新しいデータベースクラスターを作成する。
- 使用するRICOH ProcessDirectorのユーザーはすでに作成されている。
- このスクリプトを使用して新しいユーザーを作成する。
- スクリプトでIPアドレスの入力を求められたら、RICOH ProcessDirector1 次サーバーのIPアドレスを入力します。
- スクリプトでポート番号の入力を求められたら、RICOH ProcessDirectorとの通信に使用するポートを入力します。デフォルト値は5432です。新しいデータベースクラスターを作成するときは、デフォルト値とは異なるポート番号を使用することを推奨します。ポート番号は、新しいデータベースクラスターを作成する場合にのみ必要です。
スクリプトはデータベースクラスターにAIWDBデータベースを作成します。新しいクラスターを作成すると、PostgreSQLデータベースが自動的に起動します。
- オプション:データベースがインストールされ、実行されていることを確認するには、ポート番号、データベース名、ユーザー名を指定してコマンドを実行します。例えば、以下のコマンドにより、特定のオプションを使用してPostgreSQLデータベースに接続できます。
- セッションを終了してコマンドプロンプトに戻るには、次のように入力します。
\q