Windowsオペレーティングシステムをインストールする
Windowsオペレーティングシステムへの1次サーバーのインストールでは、適切な実行モードを選択し、ファイアウォールで適切なポートを開きます。
RICOH ProcessDirectorは、次のオペレーティングシステムにインストールできます。
- Windows Server 2019 64 ビット
- Windows Server 2022 64 ビット
Windowsオペレーティングシステムをインストールするには、次の手順に従います。
- Windowsの使用説明書を参照して、適切なオペレーティングシステムをインストールします。32ビットまたは64ビットモードのどちらを選択するかを確認するプロンプトが表示されたら、Windowsオペレーティングシステムのために、64ビットモードを選択します。RICOH ProcessDirectorには、32 ビットモードとの互換性がありません。
ユーザーアカウント制御(UAC)がOFFに設定されていることを確認します。インストールが完了した後に、オンに戻すことができます。
- RICOH ProcessDirectorは、IPv4プロトコルとIPv6プロトコルの両方をサポートしています。IPv4を使用する場合、IPアドレスは小数点付き10進数アドレスまたは完全修飾ホスト名を使用して表現できます。IPv6を使用する場合は、サーバーの完全修飾ホスト名を使用する必要があります。
- 注意:
- IPv6アドレスを使用する場合は、RICOH ProcessDirectorのインストール後に追加の設定手順を完了する必要があります。IPv6アドレスを使用するように構成するを参照してください。
- RICOH ProcessDirector 専用の管理者アカウントを作成することをお勧めします。このアカウントは特定の人物と結びつけないでください。
- ファイアウォールで、RICOH ProcessDirector が使用するポートをすべて開きます。次のポートを解放してください。
- 15080。 RICOH ProcessDirectorがインストールされているコンピューター上の受信接続で、このポートが使用されます。他のコンピューターでは、このポートを使用してRICOH ProcessDirectorサービスに接続します。
- 構成に応じて、次のポートも必要です。
RICOH ProcessDirector 1次サーバーで開くポート
ポート ソースシステム 概要 15080 ユーザー用ワークステーション TLSを使用していない場合は、RICOH ProcessDirector の画面にアクセスします。 15090 管理者用ワークステーション TLSを使用していない場合は、RICOH ProcessDirector のFeature Managerの画面にアクセスします。 15443 ユーザー用ワークステーション TLSを使用している場合は、RICOH ProcessDirector の画面にアクセスします。 15453 管理者用ワークステーション TLSを使用している場合は、RICOH ProcessDirector のFeature Managerの画面にアクセスします。 515 カスタマーアプリケーション LPRを使用してRICOH ProcessDirectorにジョブを送信する場合に必要です。 5001-65535 カスタマーメインフレーム Download for z/OS または AFP Download Plus を使用してRICOH ProcessDirectorにジョブを送信する場合に必要です。RICOH ProcessDirectorで定義されているポート番号は、メインフレーム上でプリンターとして定義されているポート番号と一致していなければなりません。 55555 RICOH ProcessDirector 2 次サーバー 1次サーバーと同じシステム上で定義されていない2次サーバーを使用する場合に必要です。2次サーバーと1次サーバー間に通信を確立します。 15080 または 15443 RICOH TotalFlow Print Server 印刷状況をRICOH ProcessDirectorに送信するために使用します。 15081 管理者用ワークステーション カスタムPDFプリンター定義を、プリンターと通信するRICOH ProcessDirectorサーバーにインポートするために使用します。 カスタムPDFプリンターを使用する場合のみ必要です。ほとんどのシステムでは、カスタムPDFプリンターは使われていません。
プリンターで開くポート
ポート ソースシステム 概要 161 RICOH ProcessDirector 1 次 サーバー RICOH ProcessDirectorがSNMPを使用してプリンターのステータスと情報を取得する場合に必要です。 8010 RICOH ProcessDirector 1次サーバーおよび2次サーバー RICOH ProcessDirectorがSNMPを使用してプリンターのステータスと情報を取得する場合に必要です。 9100-9103 RICOH ProcessDirector 1次サーバーおよび2次サーバー PostScriptジョブチケットを使用してEFI Fieryコントローラー搭載のプリンターにジョブを送信する場合に必要です。 LDAPサーバーで開くポート
ポート ソースシステム 概要 389、636、または設定されたその他のポート。 RICOH ProcessDirector 1 次サーバー RICOH ProcessDirectorがLDAP を使用してユーザー認証を行う場合に必要です。 JMFインタフェースをサポートするプリンタで開くポート1
ポート ソースシステム 概要 80 RICOH ProcessDirector 1 次 サーバー RICOH ProcessDirector が HTTP プロトコルを使用して IMSS クエリーを送信する場合に必要です。 8010 RICOH ProcessDirector 1 次 サーバー JMF ファイルを EFI Fiery コントローラーに送信する場合に必要です。 9100(デフォルト)~9103 RICOH ProcessDirector 1次サーバーおよび2次サーバー PostScriptジョブチケットを使用してEFI Fieryコントローラー搭載のプリンターにジョブを送信する場合に必要です。 9100がデフォルトのポートです。EFIプリンターはポート9102を使用します。
パススループリンターで開くポート
ポート ソースシステム 概要 515 RICOH ProcessDirector 1 次サーバー LPRを使用してRICOH ProcessDirectorからジョブを受信する場合に必要です。 IPDSプリンターで開くポート
ポート ソースシステム 概要 5001-65535 RICOH ProcessDirector 1 次サーバー Download for z/OS または AFP Download Plus を使用してRICOH ProcessDirectorにファイルを送信する場合に必要です。 ポート番号はジョブを受信する入力装置を作成するときに設定されます。入力装置を定義した後、これらのポートを開きます。
変換サーバーで開くポート
ポート ソースシステム 概要 6984-6992 RICOH ProcessDirector 1 次サーバー 1次サーバーにインストールされていないRICOH Transformsのいずれかを使用する場合に必要です。この場合の変換は、RICOH ProcessDirector Advanced Transform Featureとは異なります。 16080 管理者用ワークステーション RICOH Transformのいずれかを使用している場合、Transform Feature画面へアクセスします。 レポート機能用に開くポート
ポート ソースシステム 概要 5432 RICOH ProcessDirectorレポートデータにアクセスするRICOH ProcessDirector 1次サーバーおよびシステム レポート機能によって収集されたデータを保存するために使用されるPostgreSQLデータベースへのアクセスです。このデータベースは、1次コンピューターにある場合もあれば、ネットワーク上の別のコンピューターにある場合もあります。 RICOH ProcessDirector レポート機能を使用する場合に必要です。
1次 PostgreSQL データベース用に開くポート
ポート ソースシステム 概要 5442 RICOH ProcessDirector 1 次サーバー RICOH ProcessDirector 用の PostgreSQL データベースとの通信に使用されます。 - RICOH ProcessDirector の実行環境の言語は、アクセスに使用するブラウザーによって決まります。言語を変更するには、オペレーティングシステムの言語を変更する必要があります。