便利なPostgreSQLコマンド

PostgreSQLのコマンドを使って、レポートデータベースの状態や内容を確認できます。多くのコマンドが存在していて、このトピックでは、一部を示します。
    注意:
  • 以下のコマンド例では、データベース設定ページのプロパティーのデフォルト値を使用した場合を想定しています。ポート番号などの値を変更した場合、PostgreSQLコマンドで追加の引数を使用する必要があるかもしれません。

    詳しくは、psqlコマンドプロンプトでヘルプと入力してください。

  • これらのコマンドはレポートデータベースでのみ使用してください。リコーのサポート担当者の指示がない限り、メインRICOH ProcessDirectorデータベースでコマンドを実行しないでください。
レポートデータベースがインストールされているサーバー上のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

PostgreSQLが稼働しているかどうかの確認

Linux:

ps -ef | grep postgres

PostgresSQLが実行されている場合、複数行の出力が表示されます。実行されていなければ何も見えません。

Windows:

Windowsのタスクマネージャーを開きます。サーバー上で実行されているPostgreSQLプロセスを探します。

1次サーバーのレポートデータベースへのアクセス

Linux:

  • /aiw/aiw1/bin/postgresql/Linux/pgsql/bin/psql databasePostgreSQL_user_name

    または

  • /usr/pgsql-14/bin/psql database PostgreSQL_user_name

たとえば、データベース設定ページの データベースユーザー名のデフォルト値を使用する場合は、次のように入力します。

  • /aiw/aiw1/bin/postgresql/Linux/pgsql/bin/psql history rpdreports

    または

  • /usr/pgsql-14/bin/psql history rpdreports

Windows:

  • C:\aiw\aiw1\bin\postgresql\Windows\pgsql\bin\psql databasePostgreSQL_user_name

    または

  • <RPDインストールディレクトリ>\PostgreSQL\bin\pg_psql database PostgreSQL_user_name

たとえば、データベース設定ページの データベースユーザー名のデフォルト値を使用する場合は、次のように入力します。

  • C:\aiw\aiw1\bin\postgresql\Windows\pgsql\bin\psql history rpdreports

    または

  • <RPDインストールディレクトリ>\PostgreSQL\bin\pg_psql history rpdreports

期待される出力:

psql.bin (9.6.4) ヘルプは"help"と入力してください。

レポートデータベースにアクセスした後

これらのコマンドを使用して、データベース、データベーステーブル、およびコンテンツに関する情報を取得します。

\d
システム上に存在するデータベーステーブルを一覧表示します。
\dt rpt.*
rptスキーマにあるシステム上のデータベースをリストアップします。古いバージョンのレポート機能のデータ保存用DB2データベースから移行したデータベースは、すべてこのスキーマに含まれています。
\d+database_table_name
指定したテーブルのフォーマットを表示します。たとえば、\d+ job_historyは、job_historyデータベーステーブルのそのフォーマットを示しています。
select * from database_table_name;
指定したテーブルの全データを一覧表示します。
selectcolumn_name[,column_name2,column_name3,...]from job_history.
要求されたテーブルの指定された列のデータを一覧表示します。
COPY database_table_name TO 'directory_path_and_filename' DELIMITER ',' CSV HEADER;
データベースに保存されたデータを CSV ファイルに書き込みます。

database_table_name には、データコレクターで データベーステーブル名プロパティーの値として定義したPostgreSQLデータベーステーブルの名前を入力します。

directory_path_and_filenameには、データのキャプチャー先とするCSVのフルディレクトリーパスおよび名前を入力します。

次の例では、job_historyテーブル内のデータがキャプチャーされ、/aiw/aiw1ディレクトリーのtest.csvファイルにCSV形式でエクスポートされます。

COPY job_history TO '/aiw/aiw1/test.csv' DELIMITER ',' CSV HEADER;

\q
PostgreSQLを終了します。

レポートデータベースの停止

コマンド行を開き、次のコマンドを入力します。

Windowsサーバー
  • \aiw\aiw1\bin\postgresql\Windows\pgsql\bin\pg_ctl stop -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D \aiw\aiw1\data -l \aiw\aiw1\trace\postgres.trace

    または

  • <RPDインストールディレクトリー>\PostgreSQL\bin\pg_ctl stop -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D \aiw\aiw1\data -l \aiw\aiw1\trace\postgres.trace
Linuxサーバー
  • /aiw/aiw1/bin/postgresql/Linux/pgsql/bin/pg_ctl stop -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D /aiw/aiw1/data/ -l /aiw/aiw1/trace/postrgres.trace

    または

  • /usr/pgsql-14/bin/pg_ctl stop -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D /aiw/aiw1/data/ -l /aiw/aiw1/trace/postrgres.trace

レポートデータベースの起動

Windowsサーバー
  • \aiw\aiw1\bin\postgresql\Windows\pgsql\bin\pg_ctl start -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D \aiw\aiw1\data -l \aiw\aiw1\trace\postgres.trace

    または

  • <RPDインストールディレクトリー>\PostgreSQL\bin\pg_ctl start -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D \aiw\aiw1\data -l \aiw\aiw1\trace\postgres.trace
Linuxサーバー
  • /aiw/aiw1/bin/postgresql/Linux/pgsql/bin/pg_ctl start -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D /aiw/aiw1/data/ -l /aiw/aiw1/trace/postrgres.trace

    または

  • /usr/pgsql-14/bin/pg_ctl start -o "-p 5432" -U rpdreports -P testpassword -D /aiw/aiw1/data/ -l /aiw/aiw1/trace/postrgres.trace