MarcomCentralのジョブチケットを処理するワークフローを定義する
MarcomCentralジョブチケットを処理するワークフローは、MarcomCentralの注文を処理するワークフローのCreateOrdersFromFileステップから子ジョブを受け取ります。
ワークフローを定義する前に、以下が必要です。
- 注文プロパティーマッピングオブジェクトを使用して、注文内のXMLエレメントをRICOH ProcessDirectorの注文およびジョブプロパティーにマッピングする方法など、注文の処理方法を計画します。
- MarcomCentral Webサービスを呼び出す準備をします。
- SOAP Webサービスの入力装置を定義します。
- MarcomCentralの注文を処理するワークフローを定義します。
詳しくは、関連タスクを参照してください。
- ワークフロータブをクリックします。
- MarcomProcessJobTicketワークフローを右クリックして、 コピーを選択します。
- ワークフローのコピーに名前を付け、必要なその他の値を入力または編集して、続行をクリックします。
- (1)ウェアハウスコネクターに指定された条件を確認し、MarcomCentralストアの要件に応じて調整します。
サンプルのMarcomProcessJobTicketワークフローにあるコネクターの3つの条件で、MarcomCentral製品タイプ JobDirect、 Variableおよび Versionedが指定されています。これらの製品タイプを持つジョブは、 1ウェアハウスコネクターを通りません。代わりに、 (2)印刷所コネクターに進みます。
- MarcomDownloadPrintFileステップチェーンを開きます。
- ステップチェーンエディターでは、Waitステップについて、 待機期間プロパティーに、MarcomCentralストアがファイルのダウンロードリンクを提供するまでジョブを待機させる時間を設定します。
MarcomCentralストアがファイルへのリンクを提供するまでの待機期間の指定には、(2)ファイルの確認コネクターと 待機期間プロパティーの両方の設定が必要です。指定された時間内にリンクが提供されなかった場合、ジョブは FailWithMessageステップに進みます。 待機期間プロパティーは30秒の待機を、 (2)ファイルの確認コネクターはジョブが分岐を9回通過することを表しています。このジョブが FailWithMessageステップに進むまでの時間は5分になります。 待機期間プロパティーを1分に設定した場合、時間は10分になります。その後、コネクターの規則を Custom count 1 < 20に設定すると、時間は20分になります。
- CallSOAPServiceステップでの操作:
- プロキシを使用プロパティーに、Webサービスとの通信で使用しているプロキシサーバー(存在する場合)を設定します。
- パスワードプロパティーに、MarcomCentral注文トークンを設定します。
- SOAP要求プロパティーに、インポートした GetJobTicketByLineItemSOAP要求を設定します。
- SOAP要求をインポートしたときに、名前の前にMyStoreを付けた場合は、このプロパティーを MyStore-GetJobTicketByLineItemに設定します。
- 必要に応じて、ApplyXSLTransform2ステップを更新します。
ApplyXSLTransform2ステップでは、 XSLTファイルプロパティーは、機能とともに提供される
downloadOverrides.xslt
ファイルを使用するように設定されます。このファイルは印刷ファイルのURLを取得し、そのURLを カスタム3ジョブプロパティーにコピーします。 DownloadFileステップは、その値を使って印刷ファイルを取得します。downloadOverrides.xslt
ファイルはそのまま使用できます。MarcomCentralから追加情報を取得したい場合は、新しいXSLTファイルを作成し、このプロパティーを更新します。 - DownloadFileステップでは、 プロキシを使用プロパティーに、Webサービスとの通信で使用しているプロキシサーバー(存在する場合)を設定します。
- ステップチェーンエディターを閉じます。
- RetainCompletedJobsステップでは、サイトに適した値を 保存期間プロパティーに設定します。
- 印刷可能分岐で、 印刷フェーズの4つのステップを変更するか、またはこれらをPDFジョブの処理と印刷のステップで置き換えます。
- ウェアハウス分岐を次のように変更します。
- ワークフローで印刷物だけを処理する場合は、この分岐を削除します。
- ワークフローで印刷物と非印刷物の両方を処理する場合は、ManualStepWithAutoStartステップをそのままにしておくことも、別のステップで置き換えることもできます。
- ウェアハウススタッフが RICOH ProcessDirectorにアクセスできる場合は、スタッフが注文に非印刷物を追加したときに、 ManualStepWithAutoStartを完了できます。
- ウェアハウススタッフが RICOH ProcessDirectorにアクセスできない場合は、他の方法を使用して、スタッフと連絡を取ることができます。
例えば、SendEmailステップを追加すれば、非印刷物が ウェアハウス分岐に入ったときに、ウェアハウススタッフにメールメッセージを送信できます。Webサービスインターフェースを持つアプリケーションを使用して、ピッキングと梱包の運用を処理している場合は、 ウェアハウス分岐に CallSOAPServiceステップを追加できます。このステップは、ジョブのデータをアプリケーションに送信します。
- ワークフローを保存します。
- このワークフローを、MarcomCentralの注文の処理で定義したワークフローに接続します。
- ワークフローエディターで、MarcomCentralの注文処理で定義したワークフローを開きます。
- CreateOrdersFromFileステップで、 新しいジョブのワークフロープロパティーに、ジョブチケットワークフローの名前を設定します。