ジョブを手動で調整できるように設定する

ジョブ内の文書は手動で調整でき、問題なく処理されたすべての文書を考慮に入れて、損傷しているすべての文書を再印刷することができます。また、ジョブからプル(除去)されたすべての文書を考慮に入れることもできます。
    注意:
  • Automated Verification およびインサーター機能は、挿入や封入などの機械的な手段でバーコードをスキャンして文書を追跡できる装置をサポートしています。そのような機能では、自動と手動の両方の調整がサポートされています。Automated Verification がある場合は、ヘルプシステムの指示に従って、ジョブ内の文書が自動で検証されるようにセットアップします。インサーターがある場合は、ヘルプシステムの指示に従って、システムがインサーターを使用するように構成します。

調整する文書を検索するには、次の3つの方法のいずれかに従います。

  • ジョブ内の各文書を識別する1つまたは複数の文書プロパティーの値を入力します。文書プロパティーは、RICOH ProcessDirector によって提供されているか( 文書番号オリジナルシーケンス挿入シーケンスなど)、またはカスタム文書プロパティーとして定義されています( カスタマーアカウント番号など)。

    使用する文書プロパティーは、制限プロパティーではなくデータベースプロパティーでなければなりません。

  • 挿入シーケンスの文書プロパティーの場合、値の範囲を入力します。
  • お使いのコンピューターに付属のハンディースキャナーを使って、文書のバーコードをスキャンします。この方法では、ジョブ内の各文書を識別する文書プロパティーを含むバーコード形式を定義する必要があります。

文書プロパティーの値またはバーコードを使用して文書を調整するには、ジョブ内の文書を使用するようにセットアップしておく必要があります。詳しくは、ヘルプシステムを参照してください。

ジョブを手動で調整するようにセットアップするには、次の手順に従います。
  1. オプション: 文書の調整にバーコードを使用する場合は、バーコード形式を作成します。

    バーコード形式では、バーコードに含まれるジョブプロパティーと文書プロパティーが識別されています。詳しくは、バーコード形式を作成する関連タスクを参照してください。

  2. ワークフロータブをクリックします。
  3. 変更するワークフローの名前をクリックします。
    この手順の最後に、サンプルのEnhancePDFDocumentsワークフローを変更した結果を示します。
  4. オプション: ワークフロー名の左にあるスイッチをクリックして、ワークフローを使用不可にします。
    編集中にワークフローを無効にしないと、このワークフローを使用するジョブは引き続きステップ内を進みます。保存するときに、ワークフローが一時的に無効になり、その後再度有効になります。ワークフローで処理されているジョブでエラーが発生する可能性があります。
  5. CreateReprintsステップテンプレートに基づくステップを Reconcileステップの後に追加します。 再印刷ワークフロープロパティーで、次のいずれかの操作を実行します。
    • 再印刷用に作成した子ジョブを同じワークフロー内で開始する場合は、設定なしを選択します。
    • 再印刷用に作成した子ジョブを異なるワークフローの最初のステップに移動する場合は、そのワークフローの名前を選択します。
  6. すべての再印刷ジョブが完了するまでオリジナルジョブがシステム内に留まることを確認するには、WaitForRelatedJobsステップテンプレートに基づくステップを追加します。そのステップを RetainCompletedJobsステップの前に配置します。
    オリジナルジョブのすべての文書が調整プロセスで認識されるまでジョブの保存期間は開始されません。
  7. ワークフローにWriteDocumentsToDatabaseステップテンプレートに基づくステップが含まれていない場合、次の手順に従います。
    • PDFファイルを処理するワークフローで、IdentifyPDFDocumentsステップの後ろと BuildPDFFromDocumentsステップの前にそのステップを追加します。
    • AFPファイルを処理するワークフローで、IdentifyDocumentsステップの後ろと BuildAFPFromDocumentsステップの前にそのステップを追加します。
  8. WriteDocumentsToDatabaseステップの後ろと、ジョブ内の文書の位置を変更するステップの後ろに、 SetPropertiesForReconcileステップテンプレートに基づくステップを追加します。そのステップを BuildPDFFromDocumentsステップまたは BuildAFPFromDocumentsステップの前に追加します。

    SetPropertiesForReconcileステップは、ジョブ内の各文書の 挿入シーケンスプロパティーを設定します。この値が設定されると、オペレーターは[ジョブの調整]ダイアログでその値を使用して、ジョブが Reconcileステップに達した時点で調整する文書を検索できます。

    たとえば、オペレーターは、ジョブの調整ダイアログで範囲でを選択して、 挿入シーケンスの値の範囲を指定できます。また、 プロパティーを使用を選択して 挿入シーケンスの値を指定することもできます。

  9. オプション: WriteDocumentsToDatabaseステップと Reconcileステップの前に、 SetDocPropsFromConditionsステップテンプレートに基づくステップを追加します。

    プロパティー条件ファイルプロパティーを、テキストエディターで作成するカンマ区切り値(CSV)ファイルのディレクトリーパスと名前に設定します。例えば、プロパティーの値をLinuxの場合は/aiw/aiw1/testfiles/ReconcileProperties.csv、Windowsの場合はC:\aiw\aiw1\testfiles\ReconcileProperties.csvに設定します。

    ジョブ内のすべての文書において、アクションの値はデフォルトで 設定なしです。手動調整プロセスを完了するには、オペレーターは各文書に 要求されたアクションの値( OK再印刷、または プル)を割り当てる必要があります。何千もの文書が含まれているジョブでは、オペレーターは問題なく印刷された各文書の 要求されたアクションOKに設定する必要があります。オペレーターにとって、ジョブを調整する最も簡単な方法は、すべての文書の 要求されたアクションOKに設定することです。その後で、特定の文書の 要求されたアクション再印刷または プルに設定し直します。 SetDocPropsFromConditionsステップを使用して アクションの値を自動的に OKに設定すると、すべての文書の 要求されたアクションOKに設定する時間を省くことができます。その後で、特定の文書の 要求されたアクション再印刷または プルにすぐに設定できます。

    ジョブ内のすべての文書のアクションプロパティーの値を OKに設定するプロパティー条件ファイルの内容の例を次に示します。

    • Doc.OriginalSequence,Doc.Insert.Disposition>=1,OK

  10. オプション: 再印刷用の子ジョブを印刷のみのワークフローに送信する場合は、そのワークフローをCreateReprintsステップの 再印刷ワークフローとして指定します。
    このワークフローで再印刷用の子ジョブを処理する場合は、分岐を追加します。
    1. BuildPDFFromDocumentsステップテンプレートまたは BuildAFPFromDocumentsステップテンプレートに基づくステップで新しい分岐を開始します。
    2. SetDocPropsFromTextFileステップから新しい BuildPDFFromDocumentsステップまたは BuildAFPFromDocumentsステップへのコネクターを追加します。
    3. コネクターに次の規則を定義します。

      • 規則名: Reprint
      • 実行順: 1
      • 次の条件のいずれかまたはすべてを適用するAND
      • 条件1文書カウント>0
      • 条件2作成された文書カウント<1
      • 概要: Job.Doc.DocumentCount > ‘0’ AND Job.Doc.CreatedDocumentCount < ‘1’

    4. BuildPDFFromDocumentsステップまたは BuildAFPFromDocumentsステップの後に、 SetDocPropsFromConditionsステップテンプレートに基づくステップを追加します。
    5. UpdateDocumentsInDatabaseステップテンプレートに基づくステップを SetDocPropsFromConditionsステップの後に追加します。
    6. SetPropertiesForReconcileステップテンプレートに基づくステップを UpdateDocumentsInDatabaseステップの後に追加します。
    7. 元の分岐のBuildPDFFromDocumentsステップまたは BuildAFPFromDocumentsステップの後に SetPropertiesForReconcileステップを接続します。

      例えば、SetPropertiesForReconcileステップを CountPagesステップに接続します。

  11. 保存して、使用可能にします。
  12. ワークフローをテストします。

ジョブは、ワークフローに入り通常どおり処理されてから、Reconcileステップに達すると 調整待ち状態になります。その後、オペレーターはジョブテーブルでジョブを右クリックし、 調整を選択します。ジョブ内のすべての文書の アクションの値は、 SetDocPropsFromConditionsステップによって アクションが別の値( OKなど)に設定されない限り、設定されません。

オペレーターは、再印刷されるすべての文書を検索し、それらの文書の要求されたアクションの値を 再印刷に設定します。すべての文書において 要求されたアクションの値を設定したら、オペレーターは OKをクリックします。

ジョブはCreateReprintsステップに進みます。このステップでは、再印刷されるすべての文書を含む子ジョブが作成され、そのジョブが再印刷用に指定されているワークフローに送信されます。

次の各図は、このサンプルワークフローを一連のフェーズとして表しています。

ジョブを手動で調整するためのワークフローの前半の図

ジョブを手動で調整するためのワークフローの後半の図