よくある問題
トレースを収集する
問題を解決するために、Data Collectorからトレースを収集できます。RICOH Supervisor Data Collectorは、コードアクティビティーを記録するトレーシングメカニズムを使用しています。
次のいずれかの方法を使用して、インストールの詳細やディスク領域などの追加システム情報とともにData Collectorトレースを収集します。
-
診断データをアップロードします。詳細については、診断データをアップロードするを参照してください。
-
Webブラウザーのアドレスバーに次のURLを入力して、トレースをダウンロードします。
http://server_address:port_number/DataCollector/traces
ここで、server_addressは、RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターのホスト名またはIPアドレスです。port_numberはWeb サーバーポートです。
RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターで、デフォルトのポートを使用している場合は、
http://localhost:19280/DataCollector/traces
に進みます。結果として得られるパッケージは、
dc_traces_yyyymmdd_hhmmss_code.zip
という名前になります。ここで、yyyymmdd と hhmmssはトレースが収集された日時を表し、code はランダムに生成された識別コードです。 -
以下の手順に従って、収集したトレースを含むzipファイルを手動で生成します。
- RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターにリモートでログインします。
- Windowsの場合は
getTraces.bat
スクリプト、Linuxの場合はgetTraces.sh
スクリプトを起動してトレースをダウンロードします。RICOH Supervisor Data Collectorがデフォルトの場所にインストールされている場合、.batの場所はC:\Program Files\RICOH\Supervisor\bin
(Windows)です。.sh の場所は/opt/RICOH/DataCollector/bin
(Linux)です。 - 結果として得られるパッケージは、
DataCollector-Traces-timestamp.zip
という名前になります。ここで、timestamp は、トレースが収集されたときのタイムスタンプのミリ秒を表します。
注意: WebブラウザーからRICOH Supervisor Data Collectorにアクセスできない場合にトレースを収集できます。
インストール中に地域に接続できない
地域の選択ダイアログボックスで、データを保存する領域が選択できない場合は、プロキシまたはファイアウォールの設定によって地域URLへのアクセスがブロックされていないことを確認してください。
- 米国:
https://datacollector.app-ricohsoftware.com/account-details.json
- ヨーロッパ:
https://datacollector.app-ricohsoftware.eu/account-details.json
ブロックされたURLの問題
RICOH Supervisor Data Collectorをインストールする場合、以下のURLへのアクセスを許可してください。
- 米国向け:
ricohsoftware.com
help.ricohsoftware.com
supervisor.app-ricohsoftware.com
services.app-ricohsoftware.com
datacollector.app-ricohsoftware.com
fileupload.app-ricohsoftware.com
cognito-idp.us-west-2.amazonaws.com
- ヨーロッパ向け:
ricohsoftware.eu
help.ricohsoftware.com
supervisor.app-ricohsoftware.eu
services.app-ricohsoftware.eu
datacollector.app-ricohsoftware.eu
fileupload.app-ricohsoftware.eu
cognito-idp.eu-west-1.amazonaws.com
RICOH Supervisor Data Collectorサービスを再開する
この手順は、問題が発生してRICOH Supervisor Data Collectorサービスを手動で再開する必要がある場合に使用します。
RICOH Supervisor Data Collectorサービスを再起動するには、RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターで、次の手順に従います。
- Windowsの場合、サービスをダブルクリックします。サービスのリストで、 RICOH Supervisor Data Collectorを右クリックし、 再開を選択します。 に移動し、
- Linuxの場合、次のコマンドを使用します。
sudo systemctl restart RicohSupervisorDataCollector
RICOH Supervisor Data Collectorアプリケーションで、Data Collectorおよび登録済みプリンターの状態を確認します。
接続やデータ収集に問題がないことを確認してください。
サブスクリプションが有効な以前に登録したRICOH Supervisor Data Collectorのインスタンスで、Data Collectorがクラウドから未登録と表示される
停電の状況下、ディスクが満杯の場合、または内部データベースが破損したときは、Data Collectorがクラウドで未登録の状態になることがあります。内部データベースは、Data Collectorがクラウドに接続されるまでデータソース情報を保存するために使用されます。停電の状況下やディスクが満杯の場合は、データソース情報が失われることがあります。
RICOH Supervisorの認証手順を繰り返し、Data Collectorをリストアします。新しいインスタンスを選択する代わりに、以前のインストールに対応するData Collectorを選択します。
データの損失を防ぐには、以下の操作を行います。
- 停電時には無停電電源装置 (UPS) を必ず使用してください。
- RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターへのアクセスを制限します。
- ディスクの整合性と空き容量を定期的に確認してください。
- Data Collectorをクラウドに接続しておくことを推奨します。
アプリケーションを起動できない
コンピューターを再起動後にRICOH Supervisor Data Collectorが起動しない場合は、 修理を実行してから、コンピューターを再起動してください。
または、RICOH Supervisor Data Collectorをアンインストールしてから、再起動してください。このアプリケーションをアンインストールする場合は、 クラウドからData Collectorを削除チェックボックスを選択しないでください。選択すると、保存されているデータが失われます。
ログインできない
メールアドレスとパスワードが正しく入力されていることを確認してください。パスワードの大文字と小文字は区別されます。
パスワードを忘れた場合は、サインインページのパスワードを忘れた場合をクリックし、必要な手順に従います。アカウントに関連するメールアドレスを入力した後、パスワードをリセットする検証コードが送信されます。
RICOH Supervisor Data CollectorサーバーのIPアドレスまたはホスト名を変更すると、アプリケーションにアクセスできない
問題を避けるためには、IPアドレスやホスト名を変更した後に、RICOH Supervisor Data Collectorサーバーを再起動してください。
ページが正しく表示されない
ページが正しく読み込まれませんでした。Webブラウザーのキャッシュを消去し、ページを再度読み込んでください。キャッシュの消去とページの再読み込みの方法については、Webブラウザーのユーザーガイドを参照してください。
適切に設定されたサポートされているWebブラウザーを使用していることを確認してください。
クラウドでイベントが受信されない
Data Collectorがオンラインであることを確認してください。
General Settingsタブの Store Data Locallyオプションを無効にします。
RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターで、省電力を無効にします。省電力を無効にしない場合は、コンピューターがスリープモードまたは省電力モードに入り、クラウドとの通信が中断されることがあります。
RICOH Supervisorのメインテナンス中にRICOH Supervisor Data Collectorによって収集されたイベントが失われる
イベントがローカルに保存されず、スケジュールされたRICOH Supervisorの保守期間後にクラウドに送信される場合は、RICOH Supervisor Data Collectorの古いバージョンを使用している可能性があります。最新バージョンに更新します。
Data Collectorがクラウドに接続されていない
インターネット接続とプロキシ設定を確認してください。
データソースを追加、編集、削除できない
クラウドに接続していることを確認してください。Data Collectorがクラウドに接続されていない場合、データソースの追加、編集、削除はできません。
利用可能なデータソースがまだあることを確認してください。データソースの使用法について詳しくは、アプリケーションのフッターを参照してください。
適切なユーザー権限があることを確認してください。アカウントによって割り当てられているユーザーロールを確認するには、リコーの担当者に連絡してください。
Scan for Printers機能からプリンターが自動的に検出されない
RICOH Supervisor Data Collectorで Scan for Printers機能を使用してプリンターを検索するには、まず物理プリンターでSNMP v1/v2プロトコルを有効にする必要があります。詳しくは、プリンターの使用説明書を参照してください。
スキャンしたプリンターがオンラインになっていることを確認します。
プリンターステータスに関する情報が見つからない
物理プリンターでSNMPプロトコルを有効にし、SNMP通信チャネルを使用してRICOH Supervisor Data Collectorプリンターを構成するようにしてください。プリンターでSNMPを有効にする方法について詳しくは、プリンターの使用説明書を参照してください。
ジョブに関する情報が見つからない
プリンターモデルに適したプリンタータイプを選択し、物理プリンターでSNMPプロトコルを有効にします。プリンターでSNMPを有効にする方法について詳しくは、プリンターの使用説明書を参照してください。
ジョブ名が正しく表示されない
ジョブ名フィールドの文字数には制限があります。制限値は、情報を受信するプリンターによって異なります。制限値を超えて使用すると、プリンターは切り捨てられたり変更されたりしたデータを送信します。ジョブ名を正しく表示するには、フィールドの文字数を以下のように制限してください。
- 連続紙プリンター - 最大255文字
- Fieryコントローラーを介して操作されるプリンター:
- SNMP - 最大64文字、または
- Fiery API - 最大256文字
- TotalFlow プリントサーバーコントローラーを介して操作されるカットシートプリンター - 最大255文字
- SNMPを使用するその他のプリンター - 最大64文字。
RICOH Supervisor Data CollectorがSNMP経由で情報を受信する際にジョブ名などのプリンターデータを正しく表示するには、 Printer Character Setオプションの設定値がプリンターで設定されている言語設定に一致していることを確認してください。詳しくは、プリンターの使用説明書を参照してください。
Generic SNMP Printer、 RICOH GW Cut Sheet Printer、または RICOH Fieryカットシートプリンター設定を使用するプリンターを追加または編集するときに、 Printer Character Setオプションが使用可能になります。
インクまたはロール紙の使用状況に関する情報が見つからない
プリンターモデルに適したプリンタータイプを選択していることを確認し、RICOH Productivity Tracker通信チャネルを有効にします。
RICOH Supervisor Data Collectorの設定へのアクセスが、RICOH Supervisor Data Collectorホストサーバーからの認証なしで許可される
RICOH Supervisor Data Collectorホストサーバーを保護し、権限のある担当者のみにアクセスを許可する必要があります。
RICOH Supervisor Data Collectorがローカルデータの保存場所を管理しない
General Settingsタブで Store Data Locallyオプションを有効にすると、RICOH Supervisor Data Collectorは、新しいデータが収集されるたびに、プリンターから収集したデータを含む一連のファイルを指定した場所に作成します。ユーザーの責任においてファイルを処理または削除してください。
RICOH Supervisor Data Collectorオンラインヘルプシステムにアクセスできない
RICOH Supervisor Data Collectorのオンラインヘルプシステムは、インターネットにアクセスできるコンピューターからのみ表示できます。コンピューターでインターネットアクセスを有効にするか、画面上のフィールドヘルプを使用して有用な情報を入手します。
片面または両面ジョブ用に収集したデータが、SNMPを介して正確に報告されない
同じ印刷面(片面または両面)を使用してジョブを送信する場合は、すべてが完了し、RICOH Supervisor Data Collectorによって印刷したものとして報告されたことを確認してから、同じ印刷面の別の一連のジョブを送信するようにしてください。
片面または両面の異なる印刷面を使用するジョブを印刷する場合は、ジョブを1つずつ送信するようにしてください。送信された各ジョブが完了し、RICOH Supervisor Data Collectorが印刷したものとして報告した後、次のジョブを送信できます。
ランダムアクセスメモリー(RAM)の不足が原因で発生するパフォーマンスの問題
パフォーマンスの問題を回避するには、4 GBの利用可能なRAMに最大15台までのプリンターを登録することをお勧めします。
さらに多数のプリンターを監視する場合は、利用可能なRAMを増やすか、追加のData Collectorをインストールしてください。
停電後に不足データまたは不正確なデータがある
停電の場合は、RICOH Supervisor Data Collectorをアンインストールし、再インストールすることを推奨します。このアプリケーションをアンインストールする場合は、クラウドからData Collectorを削除チェックボックスを選択しないでください。選択すると、保存されているデータが失われます。
停電に関連する問題を防止するため、停電時には無停電電源装置(UPS)を必ず使用してください。
RICOH Supervisor Data Collectorを手動でアンインストールする
RICOH Supervisor Data Collectorサービスを手動で削除すると、新しいData Collectorをインストールでき ません。
この手順では、RICOH Supervisor Data Collectorを手動でアンインストールする手順を説明します。
適切なユーザー権限があることを確認してください。手順を完了するには、管理者ロールが必要です。アカウントによって割り当てられているユーザーロールを確認するには、リコーの担当者に連絡してください。
- Windows の場合:
- 以下のいずれかの方法で、RICOH Supervisor Data Collectorサービスを停止します。
- 以下のいずれかの方法で、RICOH Supervisor Data Collectorサービスを削除します。
- 以下の手順でregeditツールを使用します。
- regeditを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RicohSupervisorDataCollector
に移動します。- RICOH Supervisor Data Collectorを右クリックし、 削除を選択します。
- 次のコマンドを使用します。
reg delete "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RicohSupervisorDataCollector" /f
サービスアプリのRICOH Supervisor Data Collectorサービスエントリーがまだ利用可能な場合は、RICOH Supervisor Data Collectorがインストールされているコンピューターを再起動します。
- 以下の手順でregeditツールを使用します。
- 以下のいずれかの方法で、コントロールパネルからRICOH Supervisor Data Collectorアンインストールエントリーを削除します。
- 以下の手順でregeditツールを使用します。
- regeditを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\RICOH Supervisor - Data Collector
に移動します。- RICOH Supervisor - Data Collectorを右クリックし、 削除を選択します。
- 次のコマンドを使用します。
reg delete “HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\RICOH Supervisor - Data Collector” /f
- 以下の手順でregeditツールを使用します。
- Zero G Registryファイルを編集します。
- ファイルエクスプローラーを開き、表示オプションを変更して、システムファイルとフォルダーを表示します。
C:\Program Files\Zero G Registryに移動し、.com.zerog.registry.xml
ファイルを編集して、RICOH Supervisor Data CollectorとRICOH Supervisor Data Collectorがインストールされたパスに関連するすべての項目を削除します。
このファイルに他の製品が記述されている場合は、必ずRICOH Supervisor Data Collectorに関連するエントリーのみを削除してください。
RICOH Supervisor Data Collectorに関連する情報しか記述されていない場合は、ファイルを削除できます。
- インストールフォルダー(例:
C:\Program Files\RICOH\Supervisor
)を削除します。 - デスクトップからRICOH Supervisor Data Collectorショートカットを削除します。
- Linux の場合:
- 次のコマンドのいずれかを使用して、RICOH Supervisor Data Collectorサービスを定義します。
sudo service RicohSupervisorDataCollector stop
またはsudo systemctl stop RicohSupervisorDataCollector
- 次のコマンドを使用して、RICOH Supervisor Data Collectorサービスを削除します。
sudo rm -f /etc/init.d/RicohSupervisorDataCollector
- Zero G Registryファイルを編集します。
-
次のコマンドを使用して、インストールフォルダー(例:/opt/RICOH/DataCollector)を削除します。
sudo rm -rf /opt/RICOH/DataCollector
sudo rm -rf /root/.DataCollector
- 次のコマンドのいずれかを使用して、RICOH Supervisor Data Collectorサービスを定義します。
リコーのサポートへ問い合わせる
RICOH Supervisor Data Collectorの問題に関するサポートが必要な場合は、リコーのサポート担当者にお問い合わせください。
米国内のテクニカルサポートについては、1-877-318-8968にお問い合わせください。その他の地域については、リコーの営業担当者またはテクニカルサポートにお問い合わせください。