パススループリンターを作成する
パススループリンターに割り当てられたジョブにはジョブチケットがありません。パススループリンターに関連付けられたTotalFlow Production Managerワークフローは、ホットフォルダーやLPDプロトコルを使用する印刷コマンドからジョブを受信できます。パススループリンターはジョブ状況をレポートできません。
パススループリンターを作成するには、以下の操作を行います。
- 管理者権限を持つユーザーとしてTotalFlow Production Managerにログインします。
- メニューバーで、操作をクリックします。
- 左側のオブジェクトポッドで、プリンターをクリックします。
- 以下のいずれかを行います。
- 新しいパススループリンターを作成するには、
- 新規をクリックし、 パススルー...を選択します。
パススループリンターを作成ダイアログが表示されます。
- 既存のプリンターをコピーするには、以下の操作を行います。
- プリンタータブでプリンターを右クリックします。
- コピー...を選択します。
プリンターをコピーダイアログが表示されます。
名前以外のプロパティー値は新しいプリンターでは選択したプリンターのプロパティーと同じ値になります。
- ダイアログの各ページで、必須およびオプションのプロパティー値を入力または選択します。ページを変更するには、ナビゲーションバーのページ名をクリックします。
- 全般ページで、 コマンドプロパティー値はシステムで使用可能な印刷コマンドによって異なります。
- Windows
lpr
コマンドには、 コマンドプロンプトウィンドウを開き、lpr ?を入力します。 - コマンドのサーバーオプションの値としてプリンターのホスト名またはIPアドレスを使用します。
たとえば、Windows
lpr
コマンドは-S
printerオプションを使用し、LPDサービスを提供するサーバーを指定します。パススループリンターの場合は、これがプリンターになります。 - コマンドのプリンターオプション値として印刷キューの名前を使用します。
たとえば、Windows
lpr
コマンドは-P
printerオプションを使用し、印刷ファイルを送信するプリンターまたは印刷キューを指定します。パススループリンターの一般的な印刷キュー名はPASS
です。 - コマンドの部門オプション値として会社の部門名を使用します。
たとえば、Windows
lpr
コマンドは-J
departmentを使用し、印刷ジョブの責任を持つ管理会社を指定します。 getFileName
またはgetAbsoluteFileName
コマンドを使用し、印刷ファイル名を指定します。-
- 注意:
- 外部コマンドプロパティーでファイル名を指定するには、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。
- 外部コマンドプロパティーでジョブ属性を指定するには、コマンドでジョブ属性シンボルを使用するを参照してください。
- パススループリンターは自動的にジョブプロパティー値を判別できないため、プリンターコマンドのオプションとしてプリンターに渡してください。
- Windows
- プリンターが再起動前に設定された状態を維持できるようにするには、再起動後プリンターの状態を維持を選択します。
- スケジューリングページで、プリンター割り当てプロパティーを設定します。
- バックアップページで、作成中のプリンターが何らかの理由で停止した場合に代わりに使用する バックアッププリンターを選択します。
- リカバリーモードに移行する条件としてリカバリートリガーと、プリンターがリカバリーモードに移行するまでの待機時間を選択します。
- デフォルトでは、TotalFlow Production Managerサーバーをインストールしたときに選択した言語で区切り紙(バナーページ)が印刷されます。別の言語で区切り紙を印刷するには、 拡張ページの メッセージ言語プロパティーを設定します。
- 特殊な指示のコマンドプロパティーの値を設定してパススループリンターを有効にし、ジョブの前に特殊指示と区切り紙を印刷します。
getOperInst
コマンドを使用し、特殊指示名を指定します。詳しくは、記号表記でファイル名を指定するを参照してください。 - SNMPで、プリンターコントローラーのプロパティーと同じ値を設定します。
プリンタープロパティー EFI Fieryプリンターコントローラー リコープリンターコントローラー TotalFlow Print Serverプリンターコントローラー コミュニティー名 コミュニティー名読み取み コミュニティー名プリンタープロパティーには読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。 コミュニティー名には読み取り専用または読み取り/書き込み アクセス種類が必要です。 ユーザー名 非セキュアユーザー名(低セキュリティー) アカウント名(ユーザー) ユーザー 複数の値を指定できます。リストの値にユーザー名プリンタープロパティーを設定します。
セキュアユーザー名(中または高セキュリティー) 中セキュリティーパスワード パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。
ユーザー認証パスワード 認証パスワード(ユーザー) パスワード TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。中レベルのセキュリティーには、 中セキュリティーパスワードプロパティーでユーザーが指定した値を ユーザー名プロパティーに設定し、 パスワードの最大文字数プロパティーは設定しないでください。
パスワードの最大文字数 パスワードの最大文字数を設定した場合は、 中セキュリティーパスワードも設定してください。一部のプリンターを使用すると、 パスワードの最大文字数のみ設定できますが、実行する場合はSNMPでプリンターに接続できません。
ユーザープライバシーパスワード 暗号化パスワード パスワード TotalFlow Print Serverプリンターコントローラーには、各SNMPユーザーに1つのパスワード設定があります。最高レベルのセキュリティーには、 ユーザー名プロパティーでユーザーが指定した値を 中セキュリティーパスワードおよび パスワードの最大文字数プロパティーに設定します。
セキュリティーレベル セキュリティーレベル 認証種類 ユーザー認証種類 認証アルゴリズム セキュリティー プライバシー種類 です。このフィールドは必須です。 なし以外の値を指定します。 プライバシー種類が なしの場合は、SNMPはプリンターに接続できません。 ユーザープライバシータイプ 暗号化( SNMPダイアログ) コンテキスト名 コンテキスト名 - 同じプリンター機器を表すプリンターを作成する場合は、各プリンターのTCP/IPアドレスまたはホスト名プロパティーに同じ値を指定します。
- PS/PCLデータ置換ページで、必要に応じて置換ルールを設定します。
この機能を使用すると、印刷ジョブを処理する前にPostScriptまたはPCLファイルからテキストを置換または削除できます。
入力テキストには、プレーンテキスト、16進拡張表記、またはその組み合わせを入力できます。たとえば、データ置換値には\x1Bのような16進拡張表記を含めることができます。これは、16進コード1B(エスケープ)のある文字です。
置換メソッドは文字列に指定値や正規表現がないか検索し、指定値が置換される新しい文字列を返します。このメソッドは元の文字列を変更しません。
- 前に添付フィールドで、[参照]アイコン()をクリックし、処理したファイルにヘッダーとして追加するテキストを含む、ファイルのフルパス名を入力します。
- 後に添付フィールドで、[参照]アイコン()をクリックし、処理したファイルにフッターとして追加するテキストを含む、ファイルのフルパス名を入力します。
- 左のデータを置換(複数行)フィールドで、置換または削除する文字列を入力します。
- 右のデータを置換(複数行)フィールドで、前の手順で入力した文字列を置換するテキストを入力します。
注意: 添付するファイルがサーバーにない場合は、 アップロードボタン()を使用してTotalFlow Production Managerサーバーにファイルをアップロードします。
- 全般ページで、 コマンドプロパティー値はシステムで使用可能な印刷コマンドによって異なります。
- OKをクリックします。
- 新しいパススループリンターを使用するには、[有効]ボタン()をクリックします。注意: パススループリンターに関連付けられたワークフローにPDFに変換アクティビティーが含まれる場合は、データ置換を実行する前にPostScriptまたはPCLファイルがPDFに変換されます。 印刷アクティビティー中にデータ置換が実行されます。