1次サーバーから2次サーバーに移行する

独立した1次InfoPrint Managerサーバーを別の1次InfoPrint Managerサーバーと相互運用するための移行は簡単です。移行を行うには、独立サーバーを2次サーバーにしてください。

重要: 1次サーバーがLinuxマシンで、2次サーバーがAIXの場合は、各AIXサーバーで以下のコマンドを実行してください。

nfso -p -o nfs_use_reserved_ports=1

  1. 次のコマンドを使用して、移行する各InfoPrint Managerサーバープロセスを停止します。
    stop_server -F ServerName
    ここで、ServerNameは2次サーバーにするサーバープロセスの名前です。
  2. 次のコマンドを使用して、2次システムにする/var/pddir/default_cellディレクトリーを削除します。
    rm -fr /var/pddir/default_cell
  3. 次のコマンドを使用して、/ipdataディレクトリーが2次システムにするシステムに割り振られている(かつ、1次システムが異なる /ipdataを使用している)場合は、2次システムにするシステムから/ipdataを削除します。
    umount /ipdata; rmfs -r /ipdata

    /ipdataディレクトリーに独自のファイルシステムがない場合は、次のように入力します。

    rm -rf /ipdata

    1次システム上で、以下のステップを実行します。

    サーバープロセスを停止します。 smit iprufst_secondaryまたはsmitty iprufst_secondaryを指定してAIXコマンド行から直接SMITパネルを起動するか、またはInfoPrint Utilitiesメインメニューにアクセスします。

    • InfoPrint Managerアイコンがフロントパネルにある場合は、InfoPrint Managerのメニューを開き、InfoPrint SMITをクリックします。次に、InfoPrint Utilitiesをクリックします。[Configure Secondary Servers (NFS)]をクリックします。
    • InfoPrint ManagerInfoPrintフロントパネル上に Managerアイコンがない場合は、アプリケーションマネージャーでフォルダーを開き、 SMITをダブルクリックします。次に、InfoPrint Utilitiesをクリックします。[Configure Secondary Servers (NFS)]をクリックします。

      Link from Primary Server to Secondary Serverを選択します。プロンプトに従い、2 次システムの情報を指定します。

      重要: 新しい1次サーバーにジョブチケットが必要な場合は、必須フィールドのIs /ipdata used for job ticketing?yesに設定してください。必要ない場合は、noに設定してください。

    または、コマンド行スクリプトを使用します。

    1. 端末ウインドウを開きます。
    2. コマンドcd /usr/lpp/Infoprint/install/binを実行します。
    3. NFSを使用して2次サーバーを構成するには、以下のコマンドを使用して1次サーバーを2次サーバーにリンクさせてください。

      ./link2srvr.ksh [-h secondary_hostname] -p -[r|t]

      コマンドの内容は、以下のとおりです。

      • h secondary_hostnameは2次サーバーのホスト名を指定します。
      • p/ipdata のマウントを抑制します。
      • r|tr は以前に定義した 2 次サーバーを保持することを指定し、t は 2 次サーバーの以前のデータを保持しません。

  4. 2次サーバーにするシステムについては、2次InfoPrint サーバーをインストールするを参照してください。
    注意: すべての1次サーバーと2次サーバーでInfoPrint Managerを実行するユーザーは同じにしてください。デフォルトのシステムユーザーは、インストーラーによって自動的に作成されるipm1です。正常に相互運用するには、ユーザー UID の値がすべての AIX サーバーまたは Linux サーバー、あるいは両方で同じである必要があります。