PSFその他のドライバープリンター
PCLプリンターを表すPSFその他の実宛先を作成します。デフォルトでは、PSFその他のドライバープリンターは、ユーザーのプリンターにジョブを送信する前に、すべての着信データストリームをPCL4、PCL5、PCL5C、PCL6、またはPPDSに変換します。実宛先は、プリンターコマンド上で定義されたCUPSバックエンドプログラムを使用してプリンターにジョブを実行依頼します(CUPS DSSと同様)。PSF その他のドライバー実宛先を作成する前に、「PCL Secondary使用時の処理に関する考慮事項」で説明されているこのタイプの実宛先から実行依頼されたジョブの特別な処理の考慮事項を検討する必要があります。
document-formats-ripped-at-destination 実宛先属性を設定して、InfoPrint Manager によって変換されない特定の document-formats (PostScript および PCL など) を指定できます。この属性を使用すると、PCLやPostScriptの文書をAdvanced Function Presentationデータに変換してから、さらにPCLイメージデータに変換するときのパフォーマンスオーバーヘッドをなくすことができます(プリンターがそれらのデータストリームを受け入れることができる場合)。
特定のジョブと文書属性を使用するには、ジョブ文書フォーマットがdocument-formats-ripped-at-destination属性でリストされている場合でも、実宛先がジョブを変換する必要があります。たとえば、文書属性form-definitionとoutput-formatを含むPostScriptジョブを実行依頼する場合は、InfoPrintは、これらの属性を有効にするためにこのジョブを変換します。InfoPrintがジョブを変換する必要のある属性のすべてのリストについては、ジョブを変換させる文書属性、ジョブを変換させるジョブ属性、ジョブを変換させるPSFヘッダー用紙属性を参照してください。
定義中のプリンターがSNMPプリンターでない場合は、psf-tray-characteristics属性を構成し、プリンターがサポートする給紙トレイ値(用紙タイプ)を指定してください。用紙タイプの制限については、RICOH InfoPrint Manager:Referenceを参照してください。
PSFその他のドライバープリンターを作成する前に、以下のワークシートを完成させてください。
PSFその他のドライバープリンターのワークシート
ウィザードプロンプト | 説明 | 値 |
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名前 | 実宛先オブジェクトの名前です(64文字以内)。 | |
サーバー | この実宛先を制御するInfoPrintサーバーです。 | |
モデル | この単一値の属性は、PSFその他の実宛先が意味するプリンターのメーカーとモデルを示します。
InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIのドロップダウンリストでプリンターモデルを選択するか、値を入力します。 指定する値は、 指定するこの値は、/usr/lpd/pio/predef ディレクトリーにあるファイルの接頭部と一致する必要があります。たとえば、4029プリンター用のファイルの1つはibm4029.ascとなります。従って指定する値は 注意: predefフォーマットの指定はInfoPrint Manager アドミニストレーション GUIドロップダウンリストに表示されるInfoPrintプリンターではオプションですが、他のすべてのプリンターでは必須です。1
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predef ディレクトリーからの例:
ドロップダウンリストからの例: |
SNMP TCP/IP アドレス | このプリンターへのアクセスに使用されるIPアドレス。この値は、SNMP プリンターにのみ使用されます。 | |
装置 | AIX 装置名。 | この列はブランクのままにします。 |
プリンターコマンド |
この宛先にジョブを実行依頼するプリンターコマンドです。モデルプリンターに同梱のAIX印刷ドライバーのフルパス名を組み込みます。 このフルパス名は、プリンター用のAIXキューを作成した場合は、/etc/qconfigファイルに表示されるコマンドです。 代替として、InfoPrint提供のpioinfo AIXプリンタードライバーを使用し、正しいポート番号を渡し、正確なジョブの完了とアカウンティング情報も入手できます2。 |
例3 |
データストリーム | 作成するPSF変換用のデータストリーム(たとえば、PCL4、PCL5、PCL5C、PCL6、またはPPDS)。 | |
論理宛先 | ジョブをこの実宛先に送信する論理宛先です。
デフォルトの論理宛先を受け入れるか、別の既存の論理宛先を使用するか、このプリンター用に新しい論理宛先を作成できます。 |
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論理宛先のサーバー | 論理宛先を含むInfoPrintサーバーです。 | |
キュー | この実宛先に宛てられるジョブを保留するキュー。 | 新しい論理宛先を選択した場合、以下の3つのオプションがあります。
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このプリンターのタイプを作成するには、InfoPrint Manager アドミニストレーション GUI のプリンターの作成ウィザードを使用します。(メニューバーで、プリンター→作成→PSF→その他をクリックします。 )
PSFその他のドライバープリンターのワークシートには、ウィザードのプロンプトで要求される情報が示されています。詳しくは、InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIオンラインヘルプを参照してください。
プリンターの作成ウィザードでプリンターを使用可能にしなかった場合は、InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIでプリンターを使用可能にします。
プリンターの作成ウィザードでPSFその他のドライバー接続プリンターを作成した後、PostScriptとPCLデータストリームジョブをパススルーする場合があります。このサポート用に構成するには、プリンター用のプリンタープロパティーに進み、宛先でRIP処理するフォーマットフィールドを変更します。[宛先で RIP 処理するフォーマット]フィールドは、すべての使用可能なプロパティーが表示されているときに、[プリンタープロパティー]ノートブックの[文書]タブにあります。すべて表示をクリックし、すべてのプリンタープロパティーを表示する必要があります。
[PCL]と[PostScript]の両方 (または、実宛先がネイティブでどのデータタイプをサポートしているかに応じて 2 つのうち一方のみ) を、とりうる値の[宛先で RIP 処理するフォーマット]リストから強調表示し、[追加>>]をクリックします。
PCLとPostScript以外の値を直接受け入れられる宛先がある場合もあるため、PCLとPostScript以外の値を指定できます。たとえば、プリンターは ASCII を受け入れることがあります。