ビンマッピングを使用して変換を作成する

InfoPrint Manager変換を使用すると、使用する用紙ビンを含む、各種オプションが指定された印刷ジョブを処理できます。まず、InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIを使用し、入力データストリームと出力データストリームを指定した変換を作成します。次に、作成した変換をプリンターに関連付けます。ユーザーが印刷ジョブをそのプリンターに送ると、変換は、データストリームの中のファイルが変換が必要かチェックします。変換が必要な場合、変換はユーザーが指定したようにファイルを変換します。必要でない場合は、変換はファイルを論理宛先に渡します。従って、すべてのプリンターで同じビンマッピングを使用しない場合は、異なるマッピングでさまざまな変換を作成できます。次に、必要なプリンターに各変換を関連付けます。
注意: PCLジョブとPostScriptジョブの両方を同じプリンターに送信する場合は、2つの変換オブジェクト(PCLを受け入れる側とPostScriptを受け取る側)を作成し、そのプリンターに両方とも関連付けることができます。

以下の手順に従い、PCLビンまたはPostScriptビンをAFPビンにマッピングする変換を作成します。

  1. InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIで、サーバーメニューをクリックし、変換→作成を選択します。
  2. 変換の作成ダイアログで、以下のフィールドに入力します。
    • 名前:変換の名前を入力します。
    • サーバー:正しいInfoPrint Managerサーバーを選択します。
    • 出力ファイルの形式:MODCA-Pを選択します。
    • 説明:この変換を使用するプリンターを確認するために役立つ説明を入力します。
    • 変換オプション:変換プログラムが実行されるときに実行されるコマンド行。

      変換がPCLを受け取る場合は、以下を入力します。

      pcl2afp  -o "%o" "%i" –device 'plex,inputX=(pcl_bin=Z),
         inputX=(pcl_bin=Z)'

      XをAFPビン(プリンター)の番号、ZをPCLビンの番号に置き換えます。最大20マッピングまで指定できます。

      変換がPostScriptを受け取る場合は、以下を入力します。

      ps2afp  -o "%o" "%i" –device 'plex,inputX=(size,type=xxx,color=xxx,
         weight=nnn), inputX=(size,type=xxx,color=xxx,weight=nnn)'

      コマンドの inputX=... 部分を「用紙トレイをInfoPrint Manager に知らせる」からの識別ステートメントで置き換えます。size を用紙サイズ、すなわち、レターサイズ、リーガルサイズ、A4、または用紙の寸法、インチ (8.5ix11i)、ミリメートル (216mx279m)、またはポイント (612px792p) で置き換え、X を、AFP ビン (プリンター上の) の番号で置き換えます。サイズだけが必要な値です。その他の値は、入力しても削除してもかまいません。

    • [変換および印刷]を選択します。
    • 許可される文書形式:変換が受け取るデータストリーム。PCLまたはPostScriptを選択し、使用できる値に追加します。
    • OKをクリックします。
  3. 変換を関連付けるプリンターを選択し、プロパティーノートブックを開きます。
  4. 構成タブをクリックします。
  5. 使用する変換フィールドに移動します。
  6. 可能な値ボックスで、作成した変換を選択し、ボックスに追加します。
  7. 適用をクリックします。
  8. [文書]タブをクリックします。
  9. 許可されるフォーマットセクションを見つけ、ボックスを確認します。modca-ppclまたはPostScriptがリストに表示されていることを確認します。
  10. OKをクリックします。
  11. 各ビンに入っている用紙の種類と、各用紙に印刷する方法をユーザーに伝えてください。