コマンド行からPrint and Holdを起動する

Print and Hold機能に対応するプリンターにジョブを送信する場合は(この機能がデータストリームに指定されていない場合)、コマンド行から指定できます。Print and Hold機能は–Uフラグを使用して起動します。その場合、以下からオプションを選択できます。

-Uフラグのオプション

オプション ジョブタイプ 説明
1 オフ ジョブを即時に印刷します。
2 Print and Hold PINを入力するまでジョブを保留します。個人識別番号(PIN)を設定するときは必ず、 -U2 -Vnnnnのように指定してください。PINは、印刷用文書を解放するためにプリンターの保留ジョブメニューで入力する番号です。PINにnnnnを含めない場合は、プリンターで強制的に0000の番号に設定されます。
3 Verify Print 1部印刷し、残りの部数を保留します。
4 Repeat Print すべての部数を印刷し、ジョブを保管します。
5 Reserve Print ジョブをメモリーに保管します。
    注意:
  1. 特定のプリンターに使用できるフラグおよび値は、異なる場合があります。適切なフラグおよび値を見つけるには、プリンターコロンファイルまたはドライバーパッケージのREADMEファイルを参照してください。
  2. -Uラグがオプション2に設定されている場合、プリンターはPIN (-V)番号を無視します。

たとえば、AIX 実宛先に印刷し、プリンターに job1 を 1 部印刷させて残りの部数を保留させたい場合、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-U3'" job1
ここで、ldnameは、InfoPrint ManagerでInfoPrintワークグループ実宛先に関連付けられた論理宛先の名前です。

PSF その他実宛先に印刷する場合は、Print and Hold コマンドが正しく機能するために、-U フラグの前の destination-pass-through 属性に -BE 値を指定する必要があります。たとえば、PSF他実宛先プリンターにjob1を1部印刷させて残りの部数を保留させる場合は、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-BE -U3'" job1
ここで、ldnameはプリンターに関連付けられた論理宛先の名前です。

AIX実宛先に印刷し、PINを入力するまでInfoPrintワークグループプリンターにジョブを保留させる場合は、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-U2 -Vnnnn'" job1
ここで、nnnnは4桁のPINです。