相互運用処理環境を理解する
InfoPrint Managerサーバーをシステムにインストールするときは、インストールプロセスで、そのサーバー用のネームスペースが作成されます。ネームスペースはディレクトリー構造で、ここで、InfoPrint Managerは、サーバー自体、キューと宛先、セInfoPrint Managerキュリティーで使用されるアクセス制御リスト(ACL)を含む、すべてのInfoPrintオブジェクトのロケーション情報を保管します。
ネットワークの別のシステムに2番目のInfoPrint Managerサーバーをインストールした場合は、専用ネームスペースが作成され、2つのサーバーが互いに独立して稼働します。しかし、2 つのサーバーが協働して作動することが必要な場合もあります。複数のInfoPrint Managerサーバーを協働して動かすには、2台以上のInfoPrint Managerサーバーが同じネームスペースを共用する相互運用処理環境をセットアップします。ネームスペースはいずれかのサーバーのディレクトリー内にあり、そのディレクトリーを使用できるように、他のサーバーには許可が付与されます。
相互協調処理が行えるように InfoPrint Manager サーバーを構成するとき、次の 2 つの規則が守られるようにしてください。
- 各InfoPrint Managerサーバーが、同じIPアドレスを使用するその他のInfoPrint Managerサーバーからアクセスできること。
たとえば、Server1がホスト名
server.local
のInfoPrint Managerサーバーである場合、他のすべてのInfoPrint Managerサーバーはserver.local
を使用して、Server1にアクセスしてください。 - 各InfoPrint Managerサーバーのホスト名アドレスには、そのサーバーに定義されている1番目の(または1次)ネットワークカードで識別されているホスト名を使用してください。