IPPゲートウェイから印刷する

IPPゲートウェイは、ワークステーションにIPPクライアントソフトウェアがインストールされている場合に、IPPを使用できるプリンターがなくてもIPPを使用して印刷できるようにするInfoPrint Managerのデーモンです。
  1. startippgwデーモンユーティリティーまたはSMIT(InfoPrint Printing Systems→InfoPrint Utilities→IPP Gateway Daemon)を使用し、IPPゲートウェイを開始します。
  2. ゲートウェイが作動していることを確認してください。インターネットブラウザーを開き、次のWebアドレスを入力し、IPPゲートウェイデーモンが実行されているシステムのDNSホスト名でserverhostnameを次と置き換えてください。 http://serverhostname:631/printers631はデフォルトポートです。別のポートを使用する場合は、使用しているポートの番号を指定してください。ゲートウェイが正しく作動している場合は、ゲートウェイを通して使用可能なプリンターのリストが表示されます。InfoPrint宛先がすべて表示されます。ユーザーに印刷させたい宛先のアドレス (URI) を探してください。

    ネットワーク上に実行されているDNSネームサーバーがない場合は、IPPゲートウェイデーモンが実行されているシステムのIPアドレスでserverhostnameを置き換えてください。

    同一マシンの別のネーム領域内のInfoPrint Manager環境に2つのInfoPrint Managerシステムがある場合は、InfoPrint ManagerシステムごとにIPPゲートウェイデーモンを開始する必要があります。

  3. ワークステーションまたはラップトップでインストールする IPP クライアントソフトウェアのエンドユーザーを指定するか、使用する必要があるプリンターのアドレス (ステップ 1 の URI) を指定します。エンドユーザーがIPPクライアントソフトウェアのインストールを完了すると、プリンターに印刷すると同時に、他のプリンターに印刷できます。
WindowsシステムにはIPPクライアントソフトウェアが組み込まれています。他のWindowsプラットフォームのユーザーは、IPPクライアントソフトウェアをダウンロードできます。IPPの開発を指導している組織であるPrinter Working Groupは、該当するクライアントを検索できるIPPクライアントソフトウェアのリストを提供しています。http://www.pwg.org/ipp/