分散環境での追加サーバーの作成を準備する
分散環境を構成し、同一コンピューター上でInfoPrintサーバープロセスのインスタンスを多数定義する場合は、fstshowコマンドを使用してサーバー上で使用可能な相互通信ポートを確認してください。
たとえば、コマンドラインでfstshow —o
を入力すると、下表のような内容が表示されます。
################################################# # IN-USE? PORT# PID DIR-ID NAME # Y 2050 23266 2 server1 # Y 2051 24272 0 notifyd # N 2052 99 # N 2053 99 # N 2054 99 # N 2055 99 # N 2056 99 # N 2057 99 # N 2058 99 # N 2059 99 #################################################
使用中または使用可能なサーバー相互通信ポート(上記の2050
~2059
)が一覧表示されると、追加のInfoPrint Managerサーバープロセスを開始するためのポートが十分にあるかを確認できます。表示されない場合は、pdinitportsユーティリティーを使用すると、広範囲のポート番号をプロセス間通信できるように初期化できます。サーバー相互通信ポートは、notifydやSAPコールバックデーモンなどのInfoPrint Managerプロセスでも使用されます。
InfoPrint はデフォルトでは 10 個のポートしか予約しないため、10 個を超えるサーバープロセスを定義するには、pdinitports ユーティリティーを使用して、10 個を超えるポートを初期設定する必要があります。たとえば、20個のサーバープロセスに2050~2069のサーバープロセス間通信ポートを使用するようにInfoPrintを初期設定するには、コマンドラインで次を入力します。
pdinitports 2050 2069pdinitportsユーティリティーについては、RICOH InfoPrint Manager:Referenceを参照してください。このプロセスを完了すると、追加サーバーを作成する/既存サーバーを開始する を開始できます。