BSD DSSを使用してauxiliary-sheet-selectionジョブ属性を許可する

BSD実宛先は、補助シートを生成しません。プリンターを接続するシステムでは補助シートを作成できますが、補助シートはInfoPrint Managerの属性を使用して制御できません。たとえば、実際に補助シートを印刷しているリモートキューにジョブが送信された場合は、ヘッダーシートなどの補助シートが印刷できます。

BSD実宛先は、auxiliary-sheet-selection属性に対応していません。多くの印刷コマンドオプションはauxiliary-sheet-selection属性を生成します。BSD実宛先はジョブをリジェクトします。 AIXクライアント例を一部以下に示します。

コマンド アクション
qprt -Pbsdld -Bnn file ジョブにauxiliary-sheet-selection=noneを設定します。
lpr -Pbsdld file ジョブにauxiliary-sheet-selection=startを設定します。
lpr -Pbsdld -h file ジョブにauxiliary-sheet-selection=noneを設定します。

次の手順を使用すると、auxiliary-sheet-selection属性を持つジョブをBSD DSS実宛先を受け取ることができます。この手順を使用すると、auxiliary-sheet-selectionが指定されたジョブをBSD DSS宛先が受け取ることができますが、BSD DSSでは補助シートが処理または印刷されません。

  1. pddisableコマンドを使用してBSD実宛先を使用不可にします。
  2. 次のpdsetコマンドを発行します。
    pdset -cp -x "auxiliary-sheet-selections-supported=none 
                 job-attribute-supported+=auxiliary-sheet-selection" bsdad
    bsdad は、使用中のBSD実宛先です。
  3. 宛先に関連付けられているキューを判別し、次のpdsetコマンドを発行して実宛先をキューから登録抹消します。
    psdet -cp -x "associated-queue==" bsdad
  4. 次のpdsetコマンドを発行し、実宛先をキューに再登録します。
    psdet -cp -x "associated-queue=bsdq" bsdad
    bsdqは、前の手順で識別されたキューです。このコマンドは、ジョブを正しくスケジュールできるように、新規の実宛先属性設定についてキューに情報を伝えます。
  5. pdenableコマンドを使用してBSD実宛先を使用可能にします。
注意: BSD DSSは値も無視するため、この手順を変更してauxiliary-sheet-selectionに他の値を指定できます。