Download for z/OSとともに複数データセットサポートをインストールする手順
- MVS上に、Download for z/OSユーザーExit 15プログラム(apsux15m)をインストールします。プログラムは、アセンブルし、ご利用のDownload for z/OS始動PROCのSTEPLIBで参照されるデータセットにリンクします。
SEND_REC_LENGTH=YES
を使用してMVSでDownload for z/OSを実行します(MVS上でDownload for z/OSルーティング制御データセットに明示的に指定するか、デフォルトで使用できるようにするかのいずれかで行います)。SEND_REC_LENGTH=NO
を指定する場合は、ACIFは一部の可変長ラインモードデータを処理できない場合があります。この場合、ACIF は戻りコード 310 で、入力ファイルが読み取りできない旨のメッセージを出します。- mvsprpsm.shサンプルシェルスクリプトは更新されているので、このシェルスクリプトのカスタマイズバージョンがある場合は、すべて更新してください。「-x」オプションを使用して、mvsprsd デーモン始動時にシェルスクリプト名を次のように指定します。
mvsprsd -n 1 -qlp -p6250 -d/mvsdl -x/mvsdl/mvsprpsm.sh
- mvsprsdデーモンの開始時にPATH環境変数に/usr/lpp/psf/binディレクトリーが含まれていることを確認します。/etc/environment
ファイルを使用して、PATH のような環境変数に対するデフォルト値を設定できます。
PATH=/usr/bin:/etc:/usr/sbin:/usr/lpp/pd/bin:/usr/lpp/psf/bin:.
各ディレクトリーは、セミコロン(;)ではなく、コロン(:)を使用して区切ります。その割り当ての中にスペースは入れないでください。ピリオドは現行ディレクトリーを指定します。 - ACIFがリソースを見つけることができることを確認します。ACIFは、/usr/lpp/psf/reslibディレクトリーとPSFPATH環境変数で指定したディレクトリーの両方を見つけます。次の属性を使用してリソースディレクトリーを指定する場合は、PSFPATH環境変数にもこれと同じディレクトリーを指定してください。
- resource-context
- resource-context-font
- resource-context-overlay
- resource-context-page-segment
- resource-context-page-definition
- resource-context-form-definition
PSFPATH=/usr/xyz_corp/reslib:/usr/xyz_corp/fontlib
各ディレクトリーは、セミコロン(;)ではなく、コロン(:)を使用して区切ります。値にスペースを含めないでください。 - 次の属性は、直接指定したり、初期値ジョブ、または初期値文書オブジェクトで指定しないでください。
- transform-message-file-name
- resource-context-page-definition
- mvsprsdデーモン始動時に、-n 1オプションを指定します。
mvsprsd -n 1 -qlp -p6250 -d/mvsdl -x/mvsdl/mvsprpsm.sh
このオプションで、デーモンが正確に1つの子プロセスを作成してMVSからデータセットを受け取るように指示します。ほとんどのお客様はシェルスクリプトを使用して、mvsprsd デーモンを実行し、その引数を指定します。シェルスクリプトを使用し、同じ引数でデーモンがいつも正しく始動していることを確認します。シェルスクリプトに -n 1 オプションを追加する必要があります。