1次AIX サーバーと2次Windowsサーバーを構成する

重要: InfoPrint Manager for AIX に InfoPrint Manager for Windows と相互協調処理させるには:
  • AIX システムに Samba for AIX がインストールされていなければなりませんAIX用Sambaバイナリーは、IBM AIX Expansion pack DVDで入手できます。
    注意: SambaはFast Connectと互換性がありません。従って、Fast Connectの既存のバージョンをアンインストールしてください。

Samba for AIX により、AIX サーバーおよびワークステーションは、Windows オペレーティングシステムを実行しているパーソナルコンピュータークライアントとファイルやプリンターを共有できます。Samba for AIX は業界標準のMicrosoftネットワークプロトコルを使用するため、PCクライアントはMicrosoftネットワーククライアントソフトウェアを使用してAIX ファイルにアクセスできます。PCユーザーは、ローカルファイルシステムのように、PCからリモートのAIX ファイルシステムを直接使用できます。ネームスペースは、他の Windows 共用フォルダーと同様にネットワーク上に表示されます。Samba for AIX では、SMBネットワークプロトコルを実装してetBIOS over TCP/host nameで実行することで、このサービスが提供されています。

InfoPrint AIX サーバーと InfoPrint Windows ワークステーションの両方で、以下の一連の手順を実行することによって、InfoPrint AIX サーバーと InfoPrint Windows サーバーの相互運用をサポートするよう、InfoPrint Manager を構成できます。

相互運用をサポートする InfoPrint Manager for AIX サーバーおよび InfoPrint Manager for Windows サーバーを構成する場合、必ず以下の規則を守ってください。

  1. 各InfoPrint Managerサーバーが、同じIPアドレスを使用するその他のInfoPrint Managerサーバーからアクセスできること。

    たとえば、Server1がホスト名server.localのInfoPrint Managerサーバーである場合、他のすべてのInfoPrint Managerサーバーはserver.localを使用して、Server1にアクセスしてください。

  2. InfoPrint Managerサーバーのホスト名アドレスは、そのサーバーに定義されている1番目の(または1次)ネットワークカードで識別されているホスト名を使用してください。
  3. すべてのプリンターオブジェクト (論理宛先、実宛先、またはキューのいずれでも同じ) は、InfoPrint サーバーの相互運用によって使用される場合は固有の名前を持っている必要があります。

    プリンターオブジェクトに固有の名前がない場合は、非ネームスペースサーバーからInfoPrint Manager インターフェース経由で表示されないことがあります。

  4. InfoPrint Manager通知は1次サーバーだけで実行し、2次サーバーでは停止してください。

ただし、lprコマンドを使用してジョブを Linuxサーバー上の実宛先に実行依頼すると、AIX のLPDサービスは使用できます。lpr コマンドは、以前と同様、Windowsプリンター宛先(InfoPrint Managerプリンターではなく)でも使用できます。