コマンド行からSend and Saveを起動する

Send and Save機能に対応するプリンターにジョブを送信する場合は(データストリームが指定されていない場合)、コマンド行から指定できます。Send and Saveは、-Sフラグを使用して起動されます。その場合、オプションを以下から選択できます。

-Sフラグのオプション

オプション ジョブタイプ 説明
0 通常印刷 [デフォルト] ジョブを即時に印刷します。
1 サンプル印刷 ジョブを1部印刷し、そのジョブを[ジョブをサンプル印刷]リストに保存します。
2 ロックされた印刷 PINを入力するまでジョブを保留します。

個人識別番号(PIN)を設定するときは必ず、-S2 -ynnnnのように指定してください。PINは、印刷用文書を解放するためにプリンターの保管済みジョブメニューで入力する番号です。PINにnnnnを含めない場合は、プリンターで強制的に0000の番号に設定されます。

3 保留印刷 [印刷ジョブを保留]リストにジョブを保存し、後で印刷できるようにします。
4 保存済み印刷 [保存済み印刷ジョブ]リストにジョブを保存します。
5 保存して印刷 ジョブを印刷して、[保存済み印刷ジョブ]リストに保存します。
6 文書サーバー プリンターの文書サーバーにジョブを保存します。
    注意:
  • -Sフラグがオプション2以外に設定されている場合は、プリンターはPIN(-y)番号を無視します。

たとえば、AIX実宛先に実行依頼し、プリンターにjob1を1部印刷させてそれを保管させたい場合、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-S5'" job1
ここで、ldnameは、InfoPrint ManagerでInfoPrint 2190、2210、または2235実宛先に関連付けられた論理宛先の名前です。

PSF その他実宛先に実行依頼する場合は、Send and Save コマンドが正しく機能するために、-S フラグの前の destination-pass-through 属性に「-BE」値を指定する必要があります。たとえば、PSF-Other実宛先プリンターでjob1を1部印刷して保管する場合は、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-BE -S5'" job1
ここで、ldnameはプリンターに関連付けられた論理宛先の名前です。

AIX実宛先に実行依頼し、PINを入力するまでInfoPrint 2190、2210、または2235プリンターにジョブを保留させたい場合は、次のコマンドを入力します。

pdpr -d ldname -x "destination-pass-through='-S2 -ynnnn'" job1
ここで、nnnnは4桁のPINです。