Duplex

一部のタイプのプリンターに送信するジョブの場合、ジョブで両面印刷がアクティブになっているかどうか、およびアクティブになっている場合は両面印刷のタイプを指定します。両面ジョブは、用紙の両面に印刷します。

パススループリンターで印刷されるジョブの場合、両面プロパティーの値はジョブで自動的に送信されません。パススループリンターにジョブを送信するコマンド、またはプリンターの両面設定によって、ジョブが片面または両面のどちらで印刷されるかが決まります。ただし、ジョブのページおよびシートカウントを計算するときは、PDF ジョブの CountPagesステップが 両面プロパティーの値を使用します。

値:

設定なし (デフォルト)
両面印刷モードは割り当てられていません。
いいえ
両面印刷はアクティブではありません。ジョブは、用紙の 1 つのサイドにのみ印刷されます。これは、片面印刷とも呼ばれます。
はい
通常両面印刷がアクティブです。ジョブは用紙の両方のサイドに印刷され、用紙の長い辺で端がつながります。これは、多くのブックで使用されている用紙の向きです。
反転
反転両面印刷がアクティブです。ジョブは用紙の両方のサイドに印刷され、用紙の短い辺で端がつながります。シートの表面の下部が、シートの裏面の上部になります。

データベース名
Job.Duplex

使用上の注意:

  • AFP ジョブの場合、両面プロパティーの値がジョブの書式定義に指定されている両面モードと異なっている場合、 両面プロパティーの値が使用されます。例えば、書式定義に反転両面印刷が指定されていて、 両面プロパティーの値が いいえの場合、 では いいえ値が使用され、ジョブは用紙の片面に印刷 (片面印刷) されます。 両面プロパティーが 設定なしの場合、ジョブの書式定義の値が使用されます。
  • JDFジョブチケットで送信されたPDFジョブでは、[両面]プロパティーの値がJDF設定と異なる場合に、JDF設定が使用されます。たとえば、JDFが両面印刷を指定し、[両面]プロパティーが「いいえ」の場合、JDF値が使用され、ジョブは用紙の両面に印刷されます。
  • OptimizeJDFステップでは、JDF内の面ページ例外の数に基づいて、[両面]プロパティーを変更できます。たとえば、一部のJDFジョブチケットには、ジョブ全体で1枚の用紙だけが片面であっても、全てのページに面設定があります。ステップでこれらのJDFファイルが処理されると、同じ面値を持つ一連のページのグループが作成されます。次に、最も多くのグループを持つ面設定がカウントされ、ジョブレベルで面値が設定されて、異なる面値を持つページのページ例外のみが挿入されます。ページ例外が少ないJDFジョブチケットほど、RICOH ProcessDirectorのステップで高速に処理されます。
  • PCLOut プリンターで印刷する場合、このプロパティーは無視されます。