親ワークフローパターン

ファイル名のどの部分が親ジョブのワークフローに使用されるかを示すパターンマッチングストリングを指定します。このストリングは正規表現で構成されますが、(JOB_TYPE) が含まれることもあります。パターンマッチングストリングは、 ワークフロー初期化ステッププロパティーが SetJobTypeFromFileName に設定されている場合のみ使用されます。

形式:

長さ
最大 255 文字 (バイト)
制限:
大/小文字の区別
デフォルト
設定なし
データベース名
InputDevice.JobTypeFilenamePattern

使用上の注意:

  • RICOH ProcessDirector では、パターンマッチングストリングとワークフローが一致するかどうかを 2 回調べます。最初はパターンマッチングストリングの末尾にドル記号 ($) を付けて、次は記号を付けずに行います。このため、ファイル名の末尾での一致のほうが、先頭での一致よりも先に見つかります。
  • これは、ワークフローを判別するためにファイル拡張子を使用する、パターンマッチングストリングの例です。

    *.(JOB_TYPE)

    アスタリスク * は、ゼロ個または任意の数の文字を表します。ピリオド . はリテラルピリオドです。(JOB_TYPE) トークンは、RICOH ProcessDirector がリテラルピリオドに続く文字をワークフローとして使用することを意味します。そのため、myfile.pdf という名前の入力ファイルを実行依頼すると、入力装置ではワークフローとして pdf が割り当てられます。ユーザーはピリオド、アスタリスク、および (JOB_TYPE) を使用して、ジョブ名のどの部分がワークフロー名として使用されるかを選択できます。たとえば、(JOB_TYPE).*パターンを指定すると、RICOH ProcessDirectorにファイル名を使用してワークフローを設定させます。

  • 次は、ファイル名の先頭から 4 文字の英数字を使用する正規表現の例です。

    [A-Za-z0-9]{4}

    パターン全体がワークフローであるため、このストリングには (JOB_TYPE) トークンがありません。そのため、pdf3file.pdf という名前の入力ファイルを実行依頼すると、入力装置ではワークフローとして pdf3 が割り当てられます。