書式定義

ジョブで使用する書式定義を指定します。書式定義とは、用紙の特性を記述する AFP リソースです。それには、(存在すれば) 必要なオーバーレイ、給紙機構 (カットシートプリンターの場合)、両面印刷、テキスト抑止、および用紙上の合成テキストデータの位置が含まれます。RICOH ProcessDirector line2afpデータストリーム変換コンポーネントがジョブをAFPフォーマットに変換するときに使用する拡張オプションを指定します。 PrintJobs ステップテンプレートを使用している処理ステップも、ジョブをプリンター用にフォーマット設定するときにこの書式定義を使用します。書式定義プロパティーは、Download for z/OS または AFP Download Plus によって送信される入力ファイルの FORMDEF JCL パラメーターに対応しています。許可ユーザーは、このプロパティーを指定できます。

形式:

長さ
最大8文字(バイト)
制限:
大/小文字の区別。次の特殊文字を使用することができます。# $ @
デフォルト
F1A10111

用意されているステップテンプレート

  • BuildAFPFromZip
  • ConvertLineDataJobIntoAFP
  • CreatePageRanges
  • CountPages
  • PrintJobs

データベース名
Job.Line2AFP.FORMDEF

使用上の注意:

  • メディア両面、または 出力ビンジョブプロパティーに値が指定されている場合、RICOH ProcessDirector は書式定義の値を無視します。例えば、書式定義に反転両面印刷が指定されていて、 両面プロパティーの値が いいえの場合、RICOH ProcessDirector では いいえ値が使用され、ジョブは用紙の片面に印刷 (片面印刷) されます。
  • ジョブにインライン書式定義が含まれていない場合、許可ユーザーは、このプロパティーに値があることを確認する必要があります。UseInlineFormDefinition ステップテンプレートを基にしたステップが組み込まれているワークフローはインライン書式定義を検出し、それを使用するよう RICOH ProcessDirector に指示できます。
  • RICOH ProcessDirector には、ステップテンプレート CountPages が用意されています。これは、すべてのデフォルトワークフローにステップとして組み込まれています。このステップは、どのページがどのシートに印刷されるかを計算するため、書式定義にある両面印刷モードの設定によって影響を受けます。 CountPages ステップが実行された後で、ジョブの 書式定義プロパティーが、異なる両面印刷の値を指定するよう変更されると、RICOH ProcessDirector で計算される 合計シートプロパティーの値が、実際にプリンターでスタックされているジョブシートの総数に一致しないことがあります。 再印刷および ジャンプ機能に提供されるページ情報の正確性も、影響を受ける可能性があります。ページおよびシートカウント情報が新しい書式定義と同期するようにするため、 再処理アクションを使用して CountPages ステップを再実行できます。
  • このプロパティーが指定するフォーム定義がRICOH ProcessDirectorにアクセス可能であることを確認してください。RICOH ProcessDirectorは次のリソースを探します。
    1. データストリーム中のインライン
    2. AFP リソースパスジョブプロパティーに指定されているディレクトリー
    3. 印刷ステップがリソースを要求する場合は、AFP リソースパスプリンタープロパティーに指定されているディレクトリー
    4. Linux:
      • /aiw/aiw1/resources ディレクトリー
      • /usr/lpp/psf/reslib ディレクトリー
    5. Windows:
      • c:\aiw\aiw1\resources ディレクトリー
      • PSF インストールパスの \reslib ディレクトリー。デフォルトインストールパスは c:\Program Files (x86)\InfoPrint\PSFです。
  • RICOH ProcessDirector には、使用可能できるさまざまな書式定義が用意されています。詳しくは、インフォメーションセンターを参照してください。
  • 詳しくは、AFP Conversion and Indexing Facility: ユーザーガイドFORMDEFパラメーターを参照してください。
  • 拡張Transform Featureによって処理されるジョブに関連付けられている場合、このプロパティーは、変換入力ストリームが AFP である場合のみ使用されます。