トリガーパターン
RICOH ProcessDirector がトリガーファイルを識別するために使用する、1 つ以上のパターンマッチングストリングを指定します。トリガーファイルは、関連する入力ファイルが完全に送信されたことを示します。トリガーファイルと入力ファイルは同じ名前ですが、拡張子は異なっています。たとえば、入力装置のデフォルトトリガーパターンマッチングストリングを使用して、名前
STMT406.pdf
の入力装置は、名前 STMT406.trg
の関連するトリガーファイルを持つようになります。この値では正規表現構文が使用され、値の文字には大/小文字の区別があります。複数のパターンはコンマで区切ります。 スペースを入れてはいけません。ホットフォルダー入力装置およびDownload入力装置のデフォルトのトリガーパターンマッチング文字列は、.*\.trg$です。ホットフォルダー入力装置であればこのデフォルトを変更できますが、Download入力装置の場合は変更できません。説明:
- ピリオド(.)は任意の1文字(文字または数字)に一致します。
- アスタリスク(*)は、ゼロ個または任意の数の先行する文字(ファイル名の最大長まで)に一致します。
- バックスラッシュ(\)はエスケープ文字で、その次の文字が文字どおりに解釈されます。
- .trgは、一致させる必要のある実際の文字です。
- ドル記号($)は、表現(ファイル名)の末尾部分が.trgと一致することを示します。
LPD 入力装置のデフォルトは .*\trg$ です。このデフォルトストリングを変更することはできません。説明:
- ピリオド(.)は任意の1文字の一回の出現に一致します。
- アスタリスク(*)は、ゼロ個または任意の数の先行する表現に一致します。
- 円記号(\)は、後に続くピリオドがリテラルピリオドで、プレースホルダーではないことを示します。
- .trgは、一致させる必要のある実際の文字です。
- ドル記号($)は、表現(ファイル名)の末尾部分が.trgと一致することを示します。
- データベース名
- InputDevice.FileTriggerPatterns
使用上の注意:
- トリガーファイルを使用するには、入力装置の完了方法プロパティーを トリガーに設定してください。
- 入力装置の完了方法プロパティーが トリガーの場合、RICOH ProcessDirector では最初にトリガーファイルが検査されます。その他の完了方法におけるトリガーパターンは無視されます。指定変更パターン、リストパターン、データパターンの順で他のパターンタイプを検査します。
- 入力ファイルは拡張子を持っていなければなりません。拡張子がない場合、入力ファイルは、存在していてもトリガーファイルに一致しません。
- トリガーファイルに内容は必要ありません。たとえば、入力ファイルの送信が完了したことを示すトリガーファイルを作成するには、RICOH ProcessDirectorインターフェース範囲外の Linuxコマンドラインにアクセスします。次に、入力ファイルのあるディレクトリーに移動して、次のコマンドを実行します:touch filename.trg
- トリガーパターンと 指定変更パターンの両方のプロパティーに同じパターン値を指定することで、指定変更ファイルをトリガーファイルとして使用することもできます。この場合、このファイルは最初にジョブが受信済みであると通知するトリガーとして使用され、次にプロパティー値を更新する指定変更ファイルとして使用されます。