入力データストリーム
このジョブの入力ファイルに含まれるデータの形式を指定します。RICOH ProcessDirectorは、ジョブのワークフローに DetectInputDataStreamステップが含まれている場合、このプロパティーの値を自動的に設定を試みることができます。検出プロセスには、入力ファイルの内容の分析および開始が含まれます。この値は、
再処理アクションを使用して更新できます。
値:
- AFP
- 入力ファイルは Advanced Function Presentation 形式です。
- CSV
- 入力ファイルはカンマ区切り値形式です。
- GIF
- 入力ファイルはグラフィック交換形式です。
- JDF
- 入力ファイルはジョブ定義形式のジョブチケットです。
- JPEG
- 入力ファイルは JPEG 形式です。
- JSON
- 入力ファイルは JavaScript Object Notation 形式です。
- LCDS
- 入力ファイルには、Xerox 基幹系データが含まれています。
- 行データ (LineData)
- 入力ファイルには、行データまたは混合モードデータが含まれています。RICOH ProcessDirectorは、行データや混合モードデータを検出できませんが、この値は明示的に設定する必要があります。
- メタコード
- 入力ファイルには、Xerox メタコード形式が含まれています。
- PCL
- 入力ファイルは Hewlett-Packard Printer Control Language 形式です。
- 入力ファイルは Adobe PDF 形式です。
- PostScript
- 入力ファイルは Adobe PostScript 形式です。
- テキスト
- 入力ファイルには、プレーンテキストデータが含まれています。RICOH ProcessDirectorは、プレーンテキストを検出できませんが、この値は明示的に設定する必要があります。
- TIFF
- 入力ファイルは Tagged Image File Format です。
- 不明
- 入力ファイルのデータタイプは認識されていません。DetectInputDataStream ステップは行データおよびテキスト入力データストリームを区別することができないため、これらの入力データストリームについては、このプロパティーの値を 不明に設定します。
- XML
- 入力ファイルは Extensible Markup Language 形式です。
- データベース名
- Job.InputDatastream
使用上の注意:
- 入力データストリームを正確に設定しておくのが、好ましい方法です。これを行うため、許可ユーザーは DetectInputDataStream ステップをワークフローに組み込むことができますが、 入力データストリームプロパティーをワークフローの SetJobPropsFromTextFile ステップに明示的に設定することもできます。
- 入力データストリームプロパティーが複数回指定されている場合、RICOH ProcessDirector は、階層を使用してプロパティーの最終値を設定します。値は次の順序で設定されます。
- 入力装置が入力ファイルを実行依頼し、対応するジョブを作成するとき、RICOH ProcessDirector は初期値を 不明 に設定します。
- ジョブのワークフローに入力データストリームの値が含まれている場合、RICOH ProcessDirector はプロパティーの値を、ワークフローで指定された値に更新します。
- AFP サポート機能がインストールされている場合で、なおかつ、入力ファイルが Download for z/OS または AFP Download Plus によって実行依頼され、入力ファイルに付随していた JCL ファイルにdatatキーワードの値が含まれている場合、RICOH ProcessDirector はプロパティーをそのキーワードが指定する値に更新します。
- ワークフローに DetectInputDataStream ステップが含まれていて、このステップが入力データストリームのタイプを検出した場合、RICOH ProcessDirector は値をステップで検出されたタイプに更新します。これは、 入力データストリームプロパティーが、ワークフローまたは JCL ファイルによって変更されておらず、依然として 不明のままである場合にのみ該当します。
- 許可ユーザーがジョブに対して再処理アクションを実行し、入力データストリームに新しい値を選択する場合、RICOH ProcessDirector はそのユーザーが指定した値を使用します。この場合、ワークフローで指定された値は無視されます。また、再処理によって DetectInputDataStream ステップが再実行される場合、RICOH ProcessDirector はそのステップで決定された値をすべて無視します。
- RICOH ProcessDirector でジョブの処理が開始された後で、 入力データストリームプロパティーを変更する必要がある場合は、 再処理アクションを使用してください。この場合、新しい値を指定しているステップから、ジョブの処理を再開してください。