指定変更パターン

パターンマッチングストリングを指定します。RICOH ProcessDirectorは、このストリングを使って、リストファイルとそのリストファイルが指定する入力ファイルと一緒に、または別の単一の入力ファイルと一緒に処理すべきファイルを識別します。

指定変更ファイルと入力ファイルに同じ名前を指定できますが、別の拡張子をそれぞれ指定する必要があります。RICOH ProcessDirectorは、このパターンに関連付くとみなすファイルを処理しません。この値では正規表現構文が使用され、値の文字には大/小文字の区別があります。たとえば .*CMD$,.*XLS$ は、 .*cmd$,.*xls$ とは異なるパターンを表します。複数のパターンはコンマで区切ります。 スペースを入れてはいけません。

Download 入力装置のデフォルトパターンマッチングストリングは .*JCL$ です。このデフォルトストリングを変更することはできません。説明:

  • ピリオド(.)は任意の1文字の一回の出現に一致します。
  • アスタリスク(*)は、ゼロ個または任意の数の先行する表現に一致します。
  • JCLは、一致させる必要のある実際の3文字です。
  • ドル記号($)は、表現(ファイル名)の末尾部分がJCLと一致することを示します。

LPD 入力装置のデフォルトは .*other\.oth$ です。このデフォルトストリングを変更することはできません。説明:

  • ピリオド(.)は任意の1文字の一回の出現に一致します。
  • アスタリスク(*)は、ゼロ個または任意の数の先行する表現に一致します。
  • otherは、一致させる必要のある実際の文字です。
  • 円記号(\)は、後に続くピリオドがリテラルピリオドで、プレースホルダーではないことを示します。
  • .othは、一致させる必要のある実際の文字です。
  • ドル記号($)は、表現(ファイル名)の末尾部分がother.othと一致することを示します。

データベース名
InputDevice.FileOtherPatterns

使用上の注意:

  • 指定変更ファイルを単一の入力ファイルと組み合わせて処理するには、このプロパティーのデフォルト値を使用することはできません。データパターンプロパティーを、入力ファイルを具体的に特定するパターンに更新します。たとえば、入力ファイルがPDFの場合、次のパターンを使用します:.*pdf$
  • バッチ方式がリストであれば、入力装置の リストパターンプロパティーとして、リストファイルを識別するパターンが入っていることを確認してください。
  • 入力装置の完了方法プロパティーが トリガーの場合、RICOH ProcessDirector では最初にトリガーファイルが検査されます。指定変更パターン、リストパターン、データパターンの順で他のパターンタイプを検査します。
  • トリガーパターン指定変更パターンの両方のプロパティーに同じパターン値を指定することで、指定変更ファイルをトリガーファイルとして使用することもできます。この場合、このファイルは最初にジョブが受信済みであると通知するトリガーとして使用され、次にプロパティー値を更新する指定変更ファイルとして使用されます。