ジョブ値ファイル

プロパティー値を設定するために使用する構成ファイルのフルパスとファイル名を指定します。パスとファイル名を指定する代わりに、プロパティーの値としてステップリソースオブジェクトを選択することもできます。ステップリソースを使用すると、ファイルを使用するステップを含むすべてのワークフローを編集せずに、特定のファイルを変更できます。

構成ファイルはテキストファイルであり、ワークフローで複数回使用できるプロパティーや使用されるたびに値が異なるプロパティーなど、任意のジョブプロパティーのためにプロパティーと値のペアを含みます。このファイルの値をジョブに割り当てるステップを呼び出す規則を定義することで、同じジョブプロパティーや別のジョブプロパティーに異なる値を設定してワークフローの次のステップに渡されるようにできます。

データベース名
Job.SetJobOverrides

使用上の注意:

  • このステップで、構成ファイルとプロパティー値のリストの両方を使用して、ジョブで使用する値を変更できます。あるプロパティーが構成ファイルとリストの両方に含まれている場合は、リストの値が使用されます。
  • ファイルで、プロパティーに RICOH ProcessDirector データベース名を使用します。各プロパティーと値は、データベース.プロパティー.名前=の形式でそれぞれ別の行にリストします。等号 (=) の前後には空白を入れません。例:

    Job.RequestedPrinter=RicohProVC60000Job.Duplex=Yes

  • 定位置ジョブプロパティーの値を設定するには、プロパティー名に続けて、フェーズとステップ名を大括弧で囲んで指定します。

    この例では、ワークフローの準備フェーズで RunExternalProgram ステップの 外部コマンドジョブプロパティーの値として、Linux コピーコマンドを指定しています。

    Job.External.Command[Prepare][RunExternalProgram]=cp ${getControlFileName()} /aiw/aiw1/samples/${Job.ID}.info.csv

  • ジョブ値ファイルは定位置ジョブプロパティーです。定位置ジョブプロパティーの使用については、インフォメーションセンターを参照してください。