指定変更プロパティーファイルへのパス
ジョブプロパティーのリストを保存するテキストファイルのためにパスと名前を指定します。 このテキストファイルには、ジョブまたは文書をワークフローに実行依頼するときに使用する値が保存されます。パスとファイル名を指定する代わりに、プロパティーの値としてステップリソースオブジェクトを選択することもできます。ステップリソースを使用すると、ファイルを使用するステップを含むすべてのワークフローを編集せずに、特定のファイルを変更できます。
指定変更プロパティーファイルを指定すると、リポジトリーに保存される各ジョブに対して、arch.overrides.txt
ファイルが作成されます。arch.overrides.txt
ファイルには、指定変更プロパティーファイル内の各ジョブプロパティーのための値が含まれます。ジョブまたは文書をもう一度実行依頼する場合、arch.overrides.txt
ファイルがこれらの値で再び実行依頼されます。
形式:
- デフォルト
- なし
- データベース名
- Job.Repository.Overrides
使用上の注意:
- テキストファイルの内容を定義するには、各ジョブプロパティーのデータベース名を別々の行に指定します。例えば、このファイルは次の 3 つのジョブプロパティー (カスタマー名、 メディアが必要、および 両面) を指定しています。
Job.CustomerNameJob.MediaRequiredJob.Duplex
- ファイルにはコメントを追加できます。各コメントは、以下のようにポンド記号 (#) を先頭に指定して、それぞれ別の行に入力します。例:
Job.CustomerName# This is a comment.
- 指定変更プロパティーファイルに指定されたプロパティーは、保存するジョブプロパティープロパティー値として設定されたプロパティーとは異なる機能を実行します。プロパティー値を使用してリポジトリーからジョブを取得する場合、または[結果]テーブルの 詳細を表示をクリックしてそのプロパティー値を表示する場合は、そのプロパティーを 保存するジョブプロパティープロパティーの値として設定します。ワークフローにジョブまたはその文書をもう一度実行依頼するときにプロパティー値を適用するには、指定変更プロパティーファイルにそのプロパティーを指定します。すべての機能にプロパティーを使用するには、両方の場所にプロパティーを指定します。
- パスとファイル名を指定するためにシンボル式を使用できます。例えば、1 つのワークフローで実行する全ジョブに同じ指定変更を使用する場合です。例えば、1 つのワークフローで実行する全ジョブに同じ指定変更を使用する場合です。
/aiw/aiw1/control_files/${Job.JobType}.txt
(Linux)C:\aiw\aiw1\control_files\${Job.JobType}.txt
(Windows)
シンボル表記とその使用法については、ヘルプシステムを参照してください。
- 同じジョブプロパティーの値を異なるリポジトリーに保存されたジョブで保存する場合は、複数のStoreInRepositoryステップに同じ指定変更プロパティーファイルを指定できます。異なるジョブプロパティーの値を異なるリポジトリーに保存されたジョブで保存する場合は、指定変更プロパティーファイルに異なる名前を指定します。
- ジョブまたは文書をもう一度実行依頼するワークフローでは、最初のステップをSetJobPropsFromTextFileにする必要があります。別のステップが最初のステップになっている場合、RICOH ProcessDirector は指定変更プロパティーファイルで取得するプロパティーを設定しません。
- 指定変更プロパティーファイルへのパスは定位置ジョブプロパティーです。定位置ジョブプロパティーの使用については、インフォメーションセンターを参照してください。