PCL Secondaryプリンターのトレイを構成する
PCL Secondaryとプリンターの間での給紙トレイ番号のマッピングは、IPDSプリンターとプリンターの間での給紙トレイのマッピングとは異なります。IPDSプリンターの場合、InfoPrint Managerは使用可能なトレイをプリンターから取得します。PCL Secondaryの場合、使用するトレイを構成する必要があります。 これは、InfoPrint Managerがプリンターの照会を行うことができず、フォーマット情報を取り込むためにIPDSプリンターをまねる必要があるためです。
給紙トレイマッピングのサンプル
AFPDSトレイ#1 |
トレイ#1 |
AFPDSトレイ#2 |
トレイ#4 |
PCL6 の給紙トレイマッピングのサンプル
トレイ# |
位置 |
1 |
用紙サイズに基づく自動選択 |
2 |
手差しトレイ |
3 |
多目的トレイ |
4 |
上部カセット |
5 |
下部カセット |
6 |
封筒トレイ |
7 |
第3カセット |
PCL Secondary には、給紙トレイに適用される制限があります。これにより、特定のタスクを実行する機能が制限されることがあります。PCL Secondary では、古いバージョンの IPDS Load Copy Control (LCC) コマンドがサポートされるため、コピーに対して行うことができる処理が制限されます。プリンターが古いバージョンの LCC コマンドをサポートするときは、メディアマップが変更されるたびに、IPDS は Execute Order Homestate Select Input Media Source (XOH-SIMS) コマンドを使用します。PCL Secondary の古いバージョンの LCC コマンドでは、各 LCC コマンドごとに 1 つの給紙トレイを指定するように制限されます。各 XOH-SIMS コマンドは直前のコマンドを指定変更するため、PCL プリンター上の別のトレイから各ページの複数のコピーを指定することはできません。これがどのように機能するかについて詳しくは、RICOH InfoPrint Manager:Referenceのpsf-tray-characteristics実宛先属性の説明を参照してください。
たとえば、ページごとに複数の給紙トレイを指定する書式定義を持つジョブを印刷しようとする場合は、これらの指定をサポートするIPDSプリンターを使用すると正常に印刷できますが、これと同じジョブをPCL Secondaryを使用してもPCL プリンターに印刷できません。PCL Secondary を使用するプリンターの場合、書式定義でメディアマップが変更されるたびに、InfoPrint Manager は XOH-SIMS コマンドを使用します。