構成する MVS Download
mvsdmap.txt
というデフォルトの DCF が InfoPrint Manager と一緒に提供され、<install path>\var\pd\mvsd
ディレクトリーにインストールされています。ここで、<install path>
は、ユーザーが InfoPrint Manager をインストールしたディレクトリーです。MVS Downloadはホストシステムから JCL パラメーターを受け取り、JCL パラメーターに DCF を適用して、対応する InfoPrint パラメーターのリストを生成します。InfoPrintパラメーターのリストがMVS Downloadの出口プログラム(またはExit)に渡され、InfoPrint Managerはジョブを処理できます。また、InfoPrint ManagerのMVS Download機能は、ファイルを受け取るたびに出口を呼び出します。この出口は、受け取ったファイルのアクションを実行します。1つの出口がInfoPrint Manager: Microsoft Visual Studio 2017に用意されています。この出口は、pdpr
を使用してファイルを InfoPrint Manager に実行依頼し、エラーを記録します。また、pdpr
が失敗した場合は、この出口は MVS Download レシーバーを停止します。Microsoft Visual Studio 2017は、AFP Download Plusと複数データセット機能に対応しています。
InfoPrint ManagerのMVS Download機能を使用して印刷可能にするには、以下のタスクを行ってください。
- 印刷ジョブを実行依頼するInfoPrint宛先を作成します。
- InfoPrint Managerで印刷ジョブに使用するAFPリソースを使用可能にします。
- オプション DCFを変更します。
- オプション出口プログラムを変更します。
- ホストから印刷ジョブを受け取るMVS Downloadレシーバーを作成してから、その他のエレメントを結び付けます。
どの印刷構成でも、手順1、2、5は完了してください。宛先の作成については、RICOHInfoPrint Manager for Windows : スタートガイドを参照してください。手順2の完了については、AFPリソースをInfoPrint Manager で使用可能にするを参照してください。InfoPrint Managerで提供されているサンプルDCFと出口(デフォルト構成)を使用できる場合は、手順3と手順4は不要です。デフォルト構成の手順5の完了については、 MVS Download のデフォルト構成をセットアップするを参照してください。デフォルトの構成は、以下の条件がすべて適用される場合に使用できます。
- このMVS Downloadレシーバーに送信されたジョブで、ホストから受信したときにジョブにリストされたDEST(小文字に変換されます)が、ジョブの実行依頼先のInfoPrint実宛先または論理宛先を指定している場合。または
DESTが指定されていないジョブが、このレシーバーのデフォルトとしてユーザーが設定したInfoPrintの実宛先または論理宛先に実行依頼される場合。
- ユーザーが、メディアタイプに基づくInfoPrintのジョブスケジューリング機能を使用しない場合。
- 印刷ジョブの実行依頼が失敗した(サーバーが停止する、または、要求されたDESTが存在しないなどの理由のためになど)ときに、レシーバーが自動的に停止するというデフォルトのアクションをユーザーが受け取る場合。
- MVS Downloadの複数データセット機能を使用しない場合。
- mvs_keywordに代替属性を使用するか、属性の使用が不要な場合。
- DCFで受け取るDEST値をDCFで小文字に変更する必要がない場合。
- メディアタイプに基づくInfoPrintのジョブスケジューリングを使用する場合。
- サンプルDCFのMVSからInfoPrintへのマッピングの一部が期待値と異なる場合。
- MVSから通信されなかったMVSジョブデフォルト(たとえばPAGEDEF)を特定する場合。
- すべてのジョブで使用するInfoPrint実行依頼パラメーターを指定する場合( システムWindowsのフォントリソースディレクトリーなど)。
- MVS Downloadの複数データセット機能を使用する場合。