サーバーレス印刷でInfoPrint Select for Windowsを使用する

InfoPrint Selectを使用すると、追加処理を必要としないジョブをInfoPrint Managerサーバーを経由せずにプリンターに送信することができます。この機能は、サーバーレス印刷またはダイレクトIP印刷と呼ばれています。これにより、InfoPrint Manager サーバーを経由してジョブをルーティングする必要がない場合や、印刷サーバーが一時的に利用できない場合に、ユーザーが印刷できるようになります。この機能は、ダイレクト印刷接続によるネットワークトラフィックを削減させることで、効率化を実現します。

この機能の利点は、正確なアカウンティング処理ができることです。InfoPrint Select は、ジョブを直接プリンターに送信します。ジョブを正常に印刷すると、アカウンティングデータが更新されるように、InfoPrint Selectはその情報をInfoPrint Managerサーバーに送信します。InfoPrint Managerサーバーが一時的に利用できない場合、InfoPrint Selectはアカウンティング情報を保存し、サーバーが利用可能になったときに配信します。

このInfoPrint Select機能は、レジストリキーComputer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\RICOH\InfoPrint Select\Configurationを介して、ローカルのInfoPrint Manager管理者によって起動されます。

  1. ジョブをプリンターに直接送信できるようにするには、REG_DWORD型、値1UseServerlessPrintレジストリキーを使用します。
  2. InfoPrint Managerサーバーが利用できない場合にのみジョブをプリンターに直接送信できるようにするには、UseServerlessPrintレジストリーを0に設定し、REG_DWORD型、値1UseDirectPrintレジストリキーを使用します。
    注意:
  • UseDirectPrintUseServerlessPrintの両方のレジストリキーが1に設定されている場合は、UseDirectPrintは無視されます。
更新サーバーアプリケーションを使ったレジストリキーの設定については、WindowsシステムにUpdate Serverをインストール/構成するおよびレジストリー更新プログラムの自動ダウンロードを構成するを参照してください。

    重要:
  • プリンターに直接印刷するためには、InfoPrint Selectはターゲットプリンターとして定義されているInfoPrint Manager実宛先のプロパティーから、プリンターのIPアドレスを取得する必要があります。プリンターセレクションを開くアプリケーションをクリックし、ターゲットプリンター選択テーブルからInfoPrint Managerプリンターを選択します。
  • InfoPrint Select for Windowsでは、サーバーレス印刷のターゲットプリンターとして論理宛先はサポートされていません。
  • InfoPrint Select for Windowsを使用したサーバーレス印刷は、プル印刷ジョブには対応していません。
  • プリンターデバイスはPJL言語をサポートしている必要があります。