標準サーバー環境
InfoPrint Manager Serverをインストールすると、標準の印刷環境が作成されます。この環境は一般的に、データセンターでの印刷や、多くの異なる種類のデータ(ASCII、行データ、GIF、JPEG、PCL、PDF、PostScript、XML、TIFFデータを含む)の分散印刷に適しています。多くの場合、標準環境での印刷ジョブは、請求書、給与明細、申請書などです。ユーザーは、コマンドライン、ワークステーションアプリケーション(ワープロなど)、またはInfoPrintクライアント(InfoPrint Selectなど)からこれらのジョブを送信します。
標準印刷環境では、InfoPrint Managerは遅延バインディングによってジョブをプリンターに割り当てます。遅延バインディングは、混雑したレストランで次の空席を待つようなもので、空席ができるまで特定のテーブルに「拘束」されるわけではありません。たとえば、禁煙席を6卓(文書の仕上げ機能や特定の用紙サイズ要求される印刷ジョブ)という特別な条件がある場合、接客係(Infoprintサーバー上のスケジューラー)がこれらの条件を処理してくれます。