移行中の特定のタスク
IPDATA/相互運用のSambaソフトウェア/構成
移行が必要なソースpdserverが別のサーバーと相互運用している場合は、新しいサーバーで相互運用処理環境をセットアップしてください。
この手順については、 相互運用のために InfoPrint システムを構成するの説明を参照してください。
ジョブチケットが使用されている場合は、IPDATAフォルダーを構成してください。このタスクの説明は、“InfoPrint Managerスタートガイド:Submit Expressクライアントセクション”を参照してください。
関連するインストール済み製品およびInfoPrint Manager機能
- PPFA
- この機能がインストールされている場合、新しいサーバーでInfoPrint PPFA機能DVDからこの機能をインストールする必要があります。PPFA ソースファイルをカスタマイズした場合は、後で処理するために、これらのファイルを新しいサーバーにコピーする必要があります。
- AFP Resource Installer
- これは独立したWindowsアプリケーションです。InfoPrint Managerオブジェクトにより使用されるリソースが、新しいシステムで使用できることを確認する必要があります。
カスタム補助シート
InfoPrint Managerに付属のデフォルトシート(64xx、アカウンティングログ、ブランク、簡略、詳細、ジョブチケット、なし)以外のシートが出力に示された場合は、カスタマイズされたシートはISMUによって新しいサーバーに自動的にコピーされます。カスタマイズされたユーザー出口も<install_path>\usr\lpp\psf\exits\psf
からコピーされます。
IPPGW 構成
次のステップにしたがって、サービスが開始されていることを確認します。
- を選択します。
- InfoPrint Manager IPP ゲートウェイサービスが開始されている場合、新しいサーバーでもこのサービスを開始します。
この設定を行うには、次のステップを実行します。
- マネージメントコンソールから、 を選択します。
- [IPP ゲートウェイを自動的に開始する]ボックスを選択します。
- ゲートウェイが稼働していることを確認するには、インターネットブラウザーを開き、以下のWebアドレスを入力し、IPPゲートウェイデーモンが実行中のシステムのDNSホスト名でserverhostnameを置き換えます。http://serverhostname:631/printers
- 注意:
- IPPGWは、デフォルトポートの631だけ実行できます。
- このコマンドを実行できるのは、
root
ユーザー権限またはInfoPrint Managerユーザーだけです。
ACIFおよびDownload for OS/390(MVS)のカスタム出口
ACIF出口がある場合は、ターゲットサーバー上の正しい場所に¥bin¥mvsdsubm.exe
にあるすべてのDownload for OS/390(MVS)出口と¥exits¥mvsd
(ソースファイル/オブジェクト)をコピーまたは復元してください。また、¥bin¥
(apk*.dll、asciinp*.dll、dbblank.dll)にあるすべてのACIF出口と¥exits¥aci
f¥ディレクトリーにあるソースファイルをコピーしてください。
Windows ポートモニター
Windowsポートモニターの有無を確認するには、次のコマンドを入力します。
# pdls -c destination -r attachment-type -U <server_name>
attachment-type=other-driverの宛先がある場合は、ポートモニターについて次の移行手順を実行してください。
- 次のpdlsコマンドを入力します。
# pdls -c destination -r device-name -U <server_name>:<ADname>
- 出力には、このDSSがデータを送信するポートの名前が表示されます。
- WindowsのプリンターとFAXから、いずれかのプリンターを右クリックし、プロパティーを選択し、ポートタブを選択します。
- ポートのリストから、上記のpdlsコマンドで返されたポートを見つけてください。このポートを選択し、ポートの構成ボタンを押します。これで、使用されるポートモニターのすべての詳細(ポートモニタータイプ、IPアドレスなど)が示されます。
- ターゲットマシンに同じポートモニターをインストールし、ステップ4で示されたものと同じプロパティーを使用してポートを作成します。
psfin に関するレジストリーデータ
最初に、psfinデータにデフォルト値が含まれているかどうかを確認する必要があります。実行するには、以下の操作を行います。
- マネージメントコンソールを開きます。
- を選択します。
- 次の値がデフォルト値であるかどうかを確認します。
- セグメントリストのディレクトリー:
%APPDATA%¥RICOH¥InfoPrint Manager¥var¥psf¥seglist
- セグメントのディレクトリーと使用率しきい値:
%APPDATA%¥RICOH¥InfoPrint Manager¥var¥psf¥segments
- ワークスペース管理:自動
- デフォルトセグメントサイズ: 5000
- 保持セグメント用ワークスペースの割合(%): 5
- トレースを使用可能にする: チェックマークを付けない
- セグメントリストのディレクトリー:
- 値がデフォルト値と同じである場合は、実行する必要がある操作はありません。そうでない場合は、ソースサーバーのデフォルトと一致するように、新しいサーバーのデフォルトを変更する必要があります。
カスタムフォントパス
製品に付属のフォント以外のフォントを使用している場合は、それらを移行する必要があります。
フォントを移行するには、次のステップを実行します。
- マネージメントコンソールを開きます。
- を選択します。
- [デフォルトフォント検索パス]フィールドを見つけます。
このフィールドの値がデフォルト値(¥fontlib)と異なる場合は、新しいサーバーに同じパスを設定し、そのパスが存在し、元のサーバーと同じフォントがあることを確認してください。
- カスタムパスを指すようにいずれかの実宛先のresource-contextまたはresource-context-font属性を設定している場合は、カスタムパスを移行する必要があります。
- デフォルト文書オブジェクトに上記の属性を設定している場合は、新しいサーバーでもパスおよびフォントを設定してください。
- 属性の値を確認するには、次のpdlsコマンドを使用します。
#pdls -c destination -r resource-context <server_name>
#pdls -c initial-value-document -r resource-context <server_name>
#pdls -c destination -r resource-context-font <server_name>
#pdls -c initial-value-document -r resource-context-font <server_name>
- 上記の属性で指定されたフォントフォルダーを新しいサーバーにコピーします。また、マネージメントコンソールで[デフォルトフォント検索パス]フィールドも、元のサーバーの値と一致するように設定します。
複数サーバー環境および信任状 (ユーザー/パスワード)
マネージメントコンソールレジストリーを表示するには、マネージメントコンソールを開き、
を選択します。ここに、8つのパスがリストされます。デフォルト値は、次のとおりです。- インストールパス:
C:\Program Files\RICOH\InfoPrint Manager
- 基本ネームスペースパス:
C:\ProgramData\RICOH\InfoPrint Manager\var\pddir
- リモートネームスペースフォルダー: なし
- Workspace path:
C:\ProgramData\RICOH\InfoPrint Manager\var\pd
- AFPサポートワークスペースパス:
C:\ProgramData\RICOH\InfoPrint Manager\var\psf
- デフォルトフォント検索パス:
C:\Program Files\RICOH\InfoPrint Manager\fontlib
- デフォルトリソース検索パス:
C:\Program Files\RICOH\InfoPrint Manager\reslib
- 共用クライアントパス: なし
パスを変更した場合は、ターゲットサーバーでも同じように変更してください。
- 新規インストールで、pdserverを停止し、[サービス設定]ダイアログを開きます。
- 元のサーバーのパスと一致するように、カスタマイズされたパスを変更します。
- 元のサーバーのフォントおよびリソースフォルダーの内容を新しいサーバーにコピーします。
- pdserverを開始します。
マネージメントコンソールの
チェックボックス
- マネージメントコンソールを開きます。
- を選択します。
- 以下のチェックボックスが、次のようにデフォルト設定されているかどうかを確認します。
- [システムの起動時にサーバーを自動的に起動する] = チェックマークを付ける
- [システムの起動時にIPPゲートウェイを自動的に開始する] = チェックマークを付けない
- [オブジェクト削除の確認] = チェックマークを付ける
- [このシステムで通知サーバーを稼働] = チェックマークを付ける
- [InfoPrint Manager LPDサービスの実行] = チェックマークを付ける
- これらのいずれかが同じでない場合は、新しいサーバーの[サービス構成]ダイアログを開き、元のサーバーと同じチェックボックスにチェックマークを付けます。
[通信ポート]マネージメントコンソールレジストリー
Windowsゲートウェイプリンター定義
DPF および Download for OS/390 (MVS) 設定
\var\pd\dpf\receivers
ディレクトリーにフォルダーがある場合は、それらのフォルダーを新しいサーバーにコピーする必要があります。各フォルダーは、1つのDPFホストレシーバーを表します。
その後、レシーバー構成がカスタマイズされているかどうかを確認します。
- マネージメントコンソールを開きます。
- を選択します。
- 次のデフォルト値を確認します。
- [Download for OS/390 (MVS)レシーバービュー間隔]フィールドのデフォルトは0。
- [DPFホストレシーバービュー間隔]フィールドは30。
- [DPFリソースビュー間隔]は0。
- [ジョブ/リソースディレクトリーのディスク使用率]にチェックマークが付いていない。
- 3つの[DPFリソース列の表示(オプション)]チェックボックスすべてにチェックマークが付いている。
- 既存の値が上記のデフォルトと異なる場合は、ターゲットサーバーでも同じ変更を行います。
- 各レシーバーをダブルクリックし、そのレシーバーの設定を書き留めます。
- 新しいサーバーで、 に表示される各レシーバーを右クリックし、新規を選択して、そのレシーバーを再作成します。
- 先ほど書き留めたものと同じ設定を使用します。
- さらに、各レシーバーについて、[宛先制御ファイル]フィールドのファイルを確認します。デフォルトファイルは
\var\pd\mvsd\mvsdmap.txt
である必要があります。これがデフォルトではないか、このファイルがカスタマイズされている場合は、このファイルを新しいサーバーの同じ場所にコピーします。 - 各レシーバーについて、高度なプロパティーウインドウで、出口プログラム名フィールドがファイルを指しているかどうかを確認します。指している場合は、新しいサーバーの同じ場所にこのファイルをコピーします。
に表示されるレシーバーごとに、次のステップに従います。