InfoPrint Managerのアカウンティングログを管理する方法

InfoPrint Managerサーバーまたは実宛先でlog-accounting-data=trueを指定すると、アカウンティングログは無制限に増加します。定期的なシステム保守の一部としてアカウンティングログを注意して管理し、潜在的なパフォーマンスの問題を回避してください。ログファイルは定期的に削除するか、別のフォルダーに移動してください。削除や移動しない場合は、サーバーでディスクドライブが容量不足になり、ジョブの印刷ができなくなります。

Windows アカウンティングログは、サーバーのフォルダーのサブフォルダーにあります。これは、ファイルがあるサブディレクトリーを表します。

 $ProgramData$\Ricoh\InfoPrintManager\var\pd\accounting.logs
InfoPrint Manager for Windowsには、各宛先に次の2つのアカウンティングログがあります。
  • actual_destination_name.accounting.log.v1 で、正常に完了したジョブのアカウンティング情報を保存します。
  • actual_destination_name.accounting.log.errorで、エラーが発生したジョブのアカウンティング情報を保存します。
場合actual_destination_name ジョブを処理する実宛先を示します。

InfoPrint Managerサーバーのアカウンティングデータのレコードを保管するには、新しいドライブに既存のログファイルを移動してください。これらのログの上に書き込まれないようにするために、以下の手順を実行してください。

  1. システム上のアーカイブ先に移動(コマンド行プロンプトからE:cd ¥ntserverを指定)することで、既存の(prt1.accounting.log.*)ログファイルの新しいディレクトリーを作成します。

    新しいディレクトリーを作成するには、mkdir 3qrt2001logsと入力します。

  2. Cドライブの、ログファイルがあるフォルダーに戻ります。次に、以下を指定してこの場所にアクセスします。

    cd$ProgramData$\Ricoh\InfoPrintManager\var\pd\accounting.logs

  3. prt1.accounting.log.* ファイルを、別のドライブ(たとえば E )上の 3qrt2001 という新しいディレクトリーにコピーします。 次を入力します。
    copy prt1.accounting.log.* E:\ntserver\3qrt2001logs\
    このコマンドで既存ファイルが新しいディレクトリーにコピーされます。
  4. $ProgramData$¥Ricoh¥InfoPrintManager¥var¥pd¥accounting.logs フォルダーから元の prt1.accounting.log.* ファイルを削除します。
    del prt1.accounting.log.*

    prt1で次のジョブが処理されたときは、InfoPrintは新しいアカウンティングログファイルを作成します。

システムからデータを削除せずに、別のディスクドライブに移動することを推奨します。こうしておけば、アカウンティングデータをいったん格納しておいて、それを参照する必要がなくなったときにシステムから削除できます。prt1.accounting.log.*ファイルを削除する場合は、以下の操作を行います。

  1. cd$ProgramData$\Ricoh\InfoPrintManager\var\pd\accounting.logs と指定します。

    このコマンドで目的のパスに移ります。

  2. del prt1.accounting.log.*
    と入力します。

    MS-DOS コマンド行プロンプトが戻ったら、prt1.accounting.log.* ファイルがシステムから削除されたことが分かります。

  3. dir

    このコマンドでディレクトリーの内容が表示されるので、該当するファイルが削除されていることが確認できます。印刷用に実宛先に次のジョブを実行依頼したときは、InfoPrintは、新しいアカウンティングログファイルを作成し、データをそのファイルに書き込みます。

pdaccountコマンドは、元のロケーションのログファイルの情報を見つけて処理だけ行います。ファイルを移動したり名前変更すると、pdaccountコマンドを使用してデータは要約できません。pdaccountコマンドを使用し、元のファイルの情報を見つけて処理する場合は、別の場所に要約データを保管してからログを削除します。

重要: すべてのまたはエラーのアカウンティングレコードに情報を要求すると、すべてのデータが送信されるためにメモリーに読み込まれるので、サーバーのメモリーを多く使用します。多くのデータを検索する場合、データを短い時間枠で要求し、その戻りデータを結合するように考慮しなければなりません。

たとえば、1月間の全アカウンティングレコードを検索するには、次のような4つのpdaccountコマンドを発行します。

pdaccount -t all -s '00:00:00 AM 03/01/00' -e '00:00:00 AM 03/08/00' 
Server A >March1.accting.data
pdaccount -t all -s '00:00:00 AM 03/08/00' -e '00:00:00 AM 03/15/00' 
Server A >March2.accting.data
pdaccount -t all -s '00:00:00 AM 03/15/00' -e '00:00:00 AM 03/22/00' 
Server A >March3.accting.data
pdaccount -t all -s '00:00:00 AM 03/22/00' -e '00:00:00 AM 03/31/00' 
Server A >March4.accting.data