デリバリーメソッドとデリバリーアドレス

送達方式コンポーネントは、ご希望の通知メッセージを送達する方法を示します。デリバリーメソッドデリバリーアドレスコンポーネントは、密接に関連しています。 選択したデリバリーメソッドで、デリバリーアドレスに使用する値のタイプが決定されます。

また、デリバリーメソッドとデリバリーアドレスは、通知プロファイルエントリーのキー付きコンポーネントで、通知プロファイルを変更したときにInfoPrint Managerが2つの値を検査します。指定したデリバリーメソッドやデリバリーアドレスが既存のエントリーと一致した場合は、InfoPrint Managerはエントリーを更新します。両方の値が既存項目と一致しない場合は、InfoPrint Managerは、プロファイルに新しい項目を追加します。

InfoPrintオブジェクトには、さまざまなデリバリーメソッドが定義されています。すべての方式は、job-log除くオブジェクトに有効です。 job-logは、ジョブだけに有効です。 InfoPrint 通知デリバリーメソッドの特性には、説明と各種デリバリーアドレスの設定方法に属するデリバリーメソッドが記載されています。

注意: 別の2つのデリバリーメソッドであるsapcbsapconnectが存在しますが、InfoPrint Manager SAP印刷機能とともに内部だけで使用されます。通知プロファイル項目では、いずれの値も使用しないでください。

InfoPrint通知デリバリーメソッドの特性

デリバリーメソッド 説明 デリバリーアドレス
message

messageは、すべてのオブジェクトのデフォルトのデリバリーメソッドです。

InfoPrint Manager通知サーバーにメッセージを送信します。 ここで、InfoPrint Manager通知クライアントに選択されるまで待機します。メッセージを取得すると、通知サーバーから削除され、以降の記録は残りません。 通知プロファイルにリストされる送達方式は、固有でありさえすれば、ユーザー ID、会社の電話番号、IP アドレス、運転免許番号など、任意のものを使用できます。そのアドレスに送信されるメッセージを受信するには、InfoPrint Manager通知クライアントの設定ダイアログにリストされるデリバリーアドレスを同じ値に設定してください。InfoPrint Manager通知クライアントは、同じデリバリーアドレスを指定するメッセージだけ選択します。
electronic-mail(同義語: e-mailemail デリバリーアドレスにリストされているアドレスに、Eメールを送信します。

e-mailデリバリーメソッドを使用するには、SMTPメールサーバーが稼働しているシステムのIPアドレスまたはDNSホスト名にInfoPrint Managerサーバーのsmtp-server-host属性も設定してください。

通知メッセージの送信先にしたい E メールアドレス。たとえば、kjones@printerco.comなどです。
exit 実際には、メッセージを送信しません。代わりに、イベントIDに指定されたイベントが発生したときに、InfoPrint Managerで出口プログラムまたはスクリプトが実行されます。詳しくは、「exitデリバリーメソッドを使用する」を参照してください。 通知出口プログラムまたはスクリプトへの絶対パス(存在する場合は、ハードコーディング引数付き)。
wireless ポケットベル、携帯電話、パーム、ラップトップコンピューターなどのワイヤレス装置に通知を送信します。 ワイヤレス通知はEメールとして送信されるため、このInfoPrintサーバー上でサーバー属性smtp-server-host smtp-server-portの両方を指定してください。

ご使用の InfoPrint サーバーがファイアウォールの後ろにある場合は、ご使用の SMTP サーバーを構成しなければならないことがあります。

file デリバリーアドレスに指定されたファイルにメッセージを書き込みます。このファイルが存在しない場合は、InfoPrint Managerで作成されます。ファイルが存在する場合は、InfoPrint Managerは、メッセージを最初に書き込むときに上書きします。次に、メッセージは、ファイルの終わりに追加されます。 通知メッセージを書き込むファイルのディレクトリーパスと名前です。このファイルは、InfoPrint Managerサーバーと同一システム上に置いてください。
file-add-to デリバリーアドレスに指定されたファイルの終わりにメッセージを追加します。このファイルが存在しない場合は、InfoPrint Managerで作成されます。 通知メッセージを書き込むファイルのディレクトリーパスと名前です。このファイルは、InfoPrint Managerサーバーと同一システム上に置いてください。
job-log

ジョブにだけ有効。

ジョブのjob-log属性にメッセージを書き込みます。ジョブが削除されると、ジョブログも削除されます。メッセージを表示するには、知りたいジョブのjob-log属性にpdlsコマンドを入力するか、 InfoPrint Managerアドミニストレーションインターフェースでジョブ→ログの表示にアクセスします。 値は必要ありません。
なし 通知を送信しません。 通知をオフにします。 値は必要ありません。