mvs_parameter
オプションのmvs_parameterは、大文字と小文字を区別する自由形式のフィールドです。mvs_parameterの目的は、併用する制御ステートメントのタイプによって異なります。
- Defaultステートメント
mvs_parameter値が必要です。この値は、mvs_keyword がジョブと一緒にホストシステムによって送られなかったときに、mvs_keyword のデフォルト値を指定します。たとえば、mvsdmap.txtファイルのDefaultsセクションで、
CHARS=GT13
が指定されたと仮定します。次に、GT13
がmvs_parameterのデフォルトのフォント値になり、InfoPrint Managerがホストシステムからフォント値を受け取らないときは、このシステム値が使用されます。 - Globalステートメント
mvs_parameter値は無視されます。
- Mappingステートメント
mvs_parameter値はオプションです。mvs_parameter値がMappingステートメントのmvs_keywordに指定された場合は、mvs_keywordは、指定されたinfoprint_definitionにマッピングされるとは限りません。ホストシステムから受けとったmvs_keywordとmvs_parameterの組み合わせがMappingステートメントに指定された組み合わせと一致するときだけ、mvs_keywordがinfoprint_definitionにマッピングされます。
たとえば、以下の4行が
mvsdmap.txt
ファイルのMappingセクションに表示されます。CCTYPE :: carriage-control-type=none
CCTYPE=ANSI :: carriage-control-type=ansi-ebcdic
CCTYPE=MACHINE :: carriage-control-type=machine
CCTYPE=ASCII :: carriage-control-type=ansi-ascii
InfoPrint Managerが、ホストシステムから、mvs_keyword
CCTYPE=ANSI
が指定されたジョブを受け取ると、InfoPrint Managerは、キーワードをInfoPrint属性carriage-control-type
にマッピングし、パラメーターをansi-ebcdic
に設定します。mvs_keywordにCCTYPE=MACHINE
が指定されたジョブが次に入る場合、InfoPrint Managerは、InfoPrint属性carriage-control-type
にそのキーワードをマッピングし、代わりにmachine
にパラメーターを設定します。ただし、InfoPrint Managerがmvs_keywordにCCTYPE
がANSI、MACHINE、またはASCII以外に設定されたジョブを受け取った場合は、InfoPrint属性carriage-control-type
にそのキーワードをマッピングし、none
にパラメーターを設定します。
特定のmvs_keywordsには、特殊なmvs_parametersが認識されています。キーワードは特殊mvs_parametersに記載されています。
特殊mvs_parameters
mvs_keyword | mvs_parameters |
---|---|
CC |
YES NO |
CCTYPE |
ANSI MACHINE ASCII |
DATACK |
BLOCK UNBLOCK BLKPOS BLKCHAR |
DATATYPE |
LINE AFP |
DUPLEX |
NO NORMAL TUMBLE |
FILEFORMAT |
RECORD STREAM |
RESFMT |
P240 P300 |
TRC |
YES NO |